キャンプを楽しみに毎日を過ごしているみなさん、ワクワクが止まりませんよね。
冬のキャンプと違って暖かい季節のキャンプでは、比較的軽装で開放的に過ごせるのが魅力です。
キャンプはただ単に、楽しくてハメを外して良いというものでもないんです。
初心者キャンパーさんもベテランキャンパーさんも、どれだけ対策していても運が悪ければ同じように襲われることがあるかも知れません。
それは事故?それもとも怪我?それらももちろん気を付けて欲しいことの1つではあるんですが、今回テーマにしたいのは「虫刺され」や「ヘビに咬まれる」といった、アクシデントです。
もし、このアクシデントに襲われてしまった時は、持っているかいないかで、その後の症状がずいぶん違うものになるというアイテムがあります。
それは「ポイズンリムーバー」という名称の、応急処置に役立つアイテムです。
今回は、虫刺されやヘビに咬まれるといったアクシデントの応急処置アイテムの「ポイズンリムーバー」に焦点を当ててみたいと思います。
正しい使い方や選び方、またはおすすめ商品について詳しく知れば、とても便利なアイテムだと納得するはず。
キャンプの必需品の1つに加えたくなると思います。
キャンプの必需品に加えたいポイズンリムーバーとは?
ポイズンリムーバーとは
僕たち人間がキャンプしやすくなる暖かい季節は、虫やヘビなどの生物にとっても過ごしやすくなる季節です。
ブヨやアブ、または蜂、さらには蛇や野生動物など、会いたくない生物がこれでもかというぐらい出てくるのも夏に近い季節ですよね。
山や川など、都会から離れた場所にあるキャンプ場へ行く時はもちろん、最近では公園などに行く時、庭仕事をする時にも、虫よけ対策をする人はとても多いのではないでしょうか。
市販されている虫よけスプレーや蚊取り線香、ハッカ油やヒバ油を使った特製虫よけスプレーなどなど、この季節になると虫除け対策についての話題にも事欠きませんよね。
出典:楽天
しかしどれだけ厳重に注意しても、蚊やアブ、ハチやブヨ、ダニといった虫やマムシなどのヘビに咬まれてしまうことはありえます。
虫除け対策を万全にしても、どこかしら1箇所は蚊などに刺されてる事があったりしませんか?
蚊と同じように、いくら気をつけても、それは完璧ではないんです。
子供連れのキャンプだった場合は、ますます心配になってしまいますよね。
そんな万が一の「刺されてしまった!」「咬まれてしまった!」という時、どうしましょう?
アタフタするだけ?それとも患部を冷やしたり、洗ったりしてみますか?
なんてドラマチックな事はできないにしても、何とかしなくてはいけません。
まずは頼りになるお医者さんに見せたいところですが、キャンプの場合はすぐ近くに病院がある事ってなかなかないですよね。
すぐに医者さんに行けないのなら、その場で出来ることがを、なるべく準備しておきたいと思いませんか?
出典:楽天
そんな時に便利なのが「ポイズンリムーバー」なんです。
ポイズンリムーバーは、エクストラクターとも呼ばれる事もあるんですが、その用途としては虫刺されやヘビに咬まれた時などの応急処置の為に使われるアイテムです。
刺されたり咬まれたりした患部に、ポイズンリムーバーの吸引カップを当てて、体内に入った毒素を吸い取るといった使い方をします。
アクシデントがあったら、すぐに処置することでその症状を抑え、緩和することができると言われています。
最近では、デング熱など蚊を介して広がる感染症が度々話題になったり、地球温暖化の影響でスズメバチを始めとする人を襲うハチ被害の話題を多く見かけますよね。
登山やキャンプ、ハイキングといった野外で行うアウトドア・アクティビティの時には何が起こるか分かりません。
そんな時に、この「ポイズンリムーバー」を携帯しとおけば何かと役立つ時思います。
・蚊やアブ、ハチやブヨ、ダニといった虫やマムシなどのヘビに咬まれてしまった時の応急処置のアイテム
・体内に入った毒素を吸い取る
ポイズンリムーバーはなぜおすすめ?
自然の中で過ごすキャンプでは、何が起こるか分かりません。
蚊やアブ、ハチ、ブヨなどの虫や、マムシなどの危険な毒を持つヘビなど、意外に身近に潜んでいたりします。
そんな危険な生物に、刺されたり咬まれたりしてしまった時に、毒の刺激や酵素毒、毒針が体内に残らないようにするのが、ポイズンリムーバーの使用目的なんです。
さっきもちょっと触れましたが、映画やアニメなどではヘビに咬まれてしまったら、主人公が口で吸いだして応急処置をしているシーンをたまに見かけますよね。
でもこれって、実は大きな間違いなんです。
もしそんな事をしてしまったら、口の粘膜から毒が入り込んでしまい、中毒を起こしてしまう可能性があるからなんです。
虫刺されやヘビに咬まれたりするのは、滅多に起こらないアクシデントかもしれません。
しかし、気を付けていても気を付けていなくても、遭わない人は遭わないし、遭っちゃう人は遭っちゃうアクシデントかもしれません。
キャンプや登山など人里離れた場所に行っている時は、病院に行きたいと思ってもすぐにいけないこともあります。
それにトラブルがあったその直後に、このポイズンリムーバーを使っているだけで、その後の症状が軽くなります。
ないよりはあった方が絶対にいいので、使う使わないに関わらず、夏キャンプに行く際は是非荷物に忍ばせておいてください。
実際に試したことはないのですが、レビューや口コミ、またはYouTubeを見ると、蚊にも効果があるようです。
いつの間にか刺されていたという場所でも、痒さがなくなったと紹介されていたので、話半分で聞いたとしても多少は効果が望めそうです。
なので、蚊の対策といっても刺された後になってしまいますが、暖かい時期のキャンプには必須かも知れません。
・ポイズンリムーバーで応急処置をすればその後の症状が軽くなる
・蚊に刺されたあとの痒みにも効果あるとの口コミも
・虫が多いキャンプ場の虫刺され対策
ポイズンリムーバーの正しい使い方
出典:楽天
虫刺されやヘビに咬まれたなどアクシデントが起こったら、まずは荷物に忍ばせてあったポイズンリムーバーを慌てずに取り出します。そして患部にポイズンリムーバーの吸引カップを当てましょう。
その後、ポイズンリムーバーのハンドルを押す、または引くことで内部に真空状態を作り出して、傷口から体内に入り込んだ毒素を吸引します。
毒などの液体がでなくなるまでしっかりと何度も毒素を抜き出すのがコツなんですが、対応する生物によっては吸引時間が長くなるので、すぐ止めたりせずに気をつけてください。
出典:楽天
基準としては蚊やアブは30秒程度、蜂に刺されたときは1~3分、ヘビなどには3分程度かかるようです。
詳しくは、各製品についている取り扱い説明書を参考にしましょう。
いざというとき慌てないように、事前に読んでおくことが大切です。
ポイズンリムーバーは、刺されたり咬まれてすぐに使用しなければ効果はなくなります。
出典:楽天
吸引後はすぐに患部を清潔な水で洗い流して、痒みを抑える抗ヒスタミン剤を含む虫刺され用の軟膏や炎症を抑えるステロイド剤の外用薬を塗りましょう。
こちらは市販薬でも大丈夫です。
ちなみに、抗ヒスタミン剤を含む市販のステロイド剤はムヒアルファEXがおすすめです。
効果はあせもやじんましん、かぶれ、しっしん、皮膚炎、虫刺されにも効果があり、抗ヒスタミン剤を含むため痒みも抑えます。
1日数回適量を患部に塗布します。
用法用量をまもって正しく使用し、小児に使用する際は保護者監督の元使用するようにしましょう。
また、可能であるなら氷などで患部を冷やすのも大切です。
ポイズンリムーバーを正しく迅速に使用しても、腫れたり痒みが出ることがあります。
ポイズンリムーバーは、あくまでも応急処置にすぎないので、過信しすぎずに、帰宅後なるべく早く病院に行くようにしてください。
なお、使用後のポイズンリムーバーに付着した血液にも毒素が含まれます。
そのまま使いまわしたりは絶対にしないで、清潔にするまでは触れるだけでも、なるべく油断しないようにしましょう。
【指定第2類医薬品】ムヒアルファEX 15G 【セルフメディケーション税制対象】
ポイズンリムーバーの選び方 3つのポイント
①使いやすいものを選ぶ
出典:楽天
これまでを読んできて、ポイズンリムーバーの必要性や便利さについては、だいたい理解していただけたと思います。
アクシデントやトラブルの発生から、すぐに取り出してさっと使うのがポイズンリムーバーの使い方です。
素早く処置する事が出来て、初めてポイズンリムーバーは、最大の効果を発揮するんです。
せっかく持っていても、使い方が複雑だったり、すぐに取り出せなかったり、またはソロキャンプの時なら1人で使用できないなんて物だったら、存在意義が薄れてしまいます。
使いやすさがあってこそ、ポイズンリムーバーは効果がでるので、キャンプ中にグローブをしたまま使えるようにレバーが大きめのもの、さらには握りやすい形状のものがより良いと思います。
②吸引カップのサイズやバリエーションの多さで選ぶ
出典:楽天
さあいざ吸引!となった時、傷口のサイズにポイズンリムーバーの吸引カップのサイズが合っていないなんて事もあるんです。
そんな時は、ポイズンリムーバーの効果が、十分に発揮されないなんてこともあり得ます。
また小さな子供の場合は、腕が細すぎてしまうので、大人用のポイズンリムーバーでは対応できなかったなんて事もあります。
ファミキャンでの使用が前提の場合はには、吸引カップが複数セットになっているポイズンリムーバーを選んでおくと良いでしょう。
傷のサイズの大小、使う人が子供なのか大人なのかによって、吸引カップのサイズが複数あると対応しやすいです。
状況に応じて、吸引カップを付け替えられるものがおすすめですす。
また万が一、現地で吸引カップが破損してしまったう事もあるかも知れないので、そんな時にも複数セットの物が安心です。
③携帯性や取り出しやすさなど+αの要素で選ぶ
出典:楽天
今回は、キャンプなどのアウトドアでの使用が前提なので、もちろん持ち運びしやすいものがおすすめです。
そして、緊急時にケースから取り出しやすいものを選ぶようにしましょう。
また、ポイズンリムーバーに合わせて、救急箱の役割を果たせるセットもあります。
毒を吸い出した後の応急処置に使う、ガーゼや絆創膏などが一緒に入っていると、ポイズンリムーバーとしてでなく救急箱としての役目も果たすことができます。
それなら何かと役に立つし、もしもの時に心強い存在になりますよね。
ポイズンリムーバーのおすすめ商品
ポイズンリムーバーは薬局やホームセンターなどでも購入することができますが、ネットで購入するのが便利でおすすめです。
ASPILABO(アスピラボ) エクストラクター ポイズンリムーバー
出典:楽天
アスピラボのエクストラクター ポイズンリムーバーは、4つの吸引カップが付属しています。
蚊、蜂、ヘビなどの傷口のサイズや、大人と子どもなど腕の太さに合わせて吸引カップを付け替えて使用することができます。
また、この製品のポンプの内部のシリンダー内に特殊な弁があり、毒を吸い出す以外にも役立つんです。
それは、この特殊な弁には吸引時の空気の流速を速める効果があるので、刺した後針を残す毒虫に非常に効果があります。
Safety Life ポイズンリムーバー
出典:楽天
毒虫に刺されたり、ヘビにかまれてしまったことを、想像しただけで怖くなって焦ってしまったりしませんか?
そんな時には手が震えて、いつもの力でポイズンリムーバーのレバーを操作できないこともあるかもしれません。
しかしSafety Lifeのポイズンリムーバーなら、小さな力で段階的に吸引できるようになっている為、誰でも1人で上手に毒素を吸い出すことができるんです。
また、内部は逆止弁付きとなっていて、それで陰圧を維持する事ができます。
これによりカップの数だけ処置が可能となり、複数箇所の処置ができるようになっています。
片手でも可能な扱いやすさや、持ち運びしやすいコンパクトさ、カップの追加も可能なので、かなり扱いやすいポイズンリムーバーだと思います。
専用ケースの中にはリムーバー本体と吸引カップ(大中小)3個、止血バンドとカラビナ、取り扱い説明書が収納されています。
ドクターヘッセル インセクトポイズンリムーバー
出典:楽天
すでに救急箱は持っているんだけど、ポイズンリムーバーを買い足したいという場合はこちらのシンプルなタイプもおすすめです。
小型で軽量、片手で簡単に操作ができる、ドクターヘッセルのポイズンリムーバーをお守り代わりにひとついかがですか?
傷口のサイズに応じた大小2つの吸引カップ付きです。
ポイズンリムーバー
出典:楽天
このポイズンリムーバーは、日本製です。
メーカー名は分からなかったのですが、日本製と聞くと、何故か安心ですよね。
吸い口は、傷のサイズに合わせて大小2つ付属しています。
大小の吸い口は、どちらも細い吸い口と太い吸い口の上下どちら向きでも装着することができるので、患部が広範囲になるときにとても便利そうです。
本体素材には、抗菌作用のある銀イオンを樹脂に練りこんであります。
ストライプ用の穴が付いているので、ネックストラップなどを取り付けていつでも使用できるように身に着けておくことも可能です。
これもまた、救急セットに買い足す用途が良いと思います。
OHKEY ファーストエイド キット ポイズンリムーバー
出典:楽天
OHKEYのファーストエイドキットは、ポイズンリムーバーを含む豪華19点の応急処置・携帯用救急箱です。
サイズが20.5×13cmの大きさのポーチの中に、ポイズンリムーバーと小さな傷用の絆創膏、止血帯、ガーゼ、包帯、三角巾、安全ピン、ハサミ、使い捨ての手袋、アルコールティッシュ、清掃用ティッシュ、綿棒、ナイフや缶切りやドライバーを兼用する多機能カード、ピンセット、テープ、アルミブランケット、蓄電式LEDライト、ホイッスルという複数の非常用アイテムが詰め込まれています。
これらの使い方についてのガイド付きなので、事前に使い方もチェックしておけます。
YouTubeやインスタなどで紹介されているようで、楽天市場での売上が1位となっている人気商品です。
1つあると、キャンプ時だけでなく災害時用としても便利なので、非常用に購入しておくのもおすすめです。
まとめ
春や夏のキャンプの季節は、キャンパーにとっては活動しやすい季節ですが、それは虫や動物たちにとっても同じことなんです。
危険な毒を持つ虫やヘビなども活発に活動を始めるので、自然の多い山やキャンプ場ではポイズンリムーバーを持参するようにしましょう。
何かあってからでは遅いんです。何かある前に用意するのがポイズンリムーバーなんです。
例えばハチやブヨなどに刺されてしまったその時に、さっと出して組み立て、吸引カップを患部の傷口に当てます。
そして体内に入ってしまった毒素を、素早く抜き出すことができるんです。
この応急処置を刺された直後に行えるかどうかで、その後の症状が軽減されるので、是非一家にひとつ準備しておきましょう。
もしこれが毒蛇だったら、病院に行く時間がもしかしたら生死に関わるかも知れません。
少しでも早く、少しでも多く毒を吸い出しておきたいですよね。
ポイズンリムーバーは、刺されたり咬まれた傷口のサイズに対応するもの、子供の場合は吸引カップは小さいものなど、サイズ違いで複数付属しているものがおすすめです。
吸引し終わったら綺麗な水で洗い流し、薬を塗り、傷口を触らないように絆創膏などで保護しましょう。
ポイズンリムーバーで処置していても、傷口が腫れてしまったり痒くなったりすることがあります。
ポイズンリムーバーは、とても便利なアイテムです。
しかしこの効果を過信しすぎないように、帰宅後は病院へ行くようにしてください。
是非、キャンプの必需品の1つに加えておきましょう!
関連記事
hinataオリジナルのアウトドアボディスプレーがおすすめ!ニオイも使い勝手も良い!!~キャンプの虫よけにこれ1本!使用感をレビュー~【PR】
ハッカ油はホントに最強?効果的な7つのアイデアと3つの注意点。パワーアップするにはあれを追加!用途別の調合の割合を紹介
キャンプの虫除け対策にタイプ別虫除けグッズを紹介!!どれが最強?効果は未知数だけど気になる虫除けアイテム
キャンプの虫対策にモスキートランタンがおすすめ!Amazonで買ったenkeeoのモスキートランタンをレビュー!~これでもう蚊取り線香要らず?~
キャンプやアウトドアを楽しんだ後のブツブツ、もしかして紫外線アレルギー!?~原因を知り対策をとりましょう!~
モスキートランタンの選び方や特徴とメリット・デメリットを紹介!蚊などの虫除け対策に欲しい!おすすめのモスキートランタン5選!!
虫除け効果がある靴下に履き替えよ!効果的な蚊の対策5つのポイントを抑えよう!これが今の蚊避け対策最前線!
キャンプではマダニ対策も忘れずに!マダニ対策のポイントや便利なアイテムも紹介!!虫除け対策をしておこう!
話題沸騰「おにやんま君」をレビュー!虫除け効果が本当にあるのか実験してみた!驚きの結果と効果を発揮するベストな使い方を紹介!
クマ撃退スプレーの選び方と使い方!キャンプ場で熊に出会ってしまう前に準備をしておこう!!
クマ鈴って効果はあるの?キャンプの熊避け対策として選び方の5つのポイントを紹介!!
ソロキャンプにもモスキートランタンがおすすめ!LEDランタンと虫よけ機能が一緒になって蚊を撃退!!おすすめの5機種はこれ!