バーベキューしながら楽しく会話している時や、子供達が草原を走り回っているのを見守っている時。
または大自然に囲まれハンモックに揺られている時、はたまた焚き火の揺らめく炎を眺めながら、昔話に花を咲かせている時など・・・雰囲気を盛り上げてくれるのはスピーカーから聞こえてくる音楽です。
そのスピーカーから流れ出る曲は、もちろんその場の雰囲気を壊すような大音量ではなく心地よく耳を通り過ぎてゆくようなボリューム。
そんな優しい音楽を届けてくれるのは、いつものBluetoothスピーカーではなく、電気を使わないもの。
それが木製スピーカー。
スピーカーのデザインや色、または機械的な音で、キャンプの雰囲気が壊れてしまうことがあります。
そうならないためには、自然素材で作られた木製スピーカーがおすすめ。
キャンプ場での雰囲気づくりに一役買い、アウトドアでの使用に便利な、電源不要、充電不要の木製スピーカー。
木製スピーカーがなぜいいのか、どんな仕組なのかなど、今回は自然と調和するような素材の木製スピーカーに魅力に迫ります。
目次
キャンプには木製スピーカーがおすすめ
なぜ木製のスピーカー
キャンプ場でのスピーカーとして、あえて木製のスピーカーを選ぶのには理由があります。
木製のスピーカーは、基本的には電気を使いません。
中にはiPhoneとBluetooth接続して使う電動のタイプもありますが、ほとんどがiPhoneを差し込むだけのもの。
それらを使うことは、バッテリーや電源を充電する必要がないので、いわば環境に対する影響が少ないということ。
自然の中にあるキャンプ場では、あえて電力を使用しないことはSDGsに通ずる持続可能なキャンプ体験の一部となるでしょう。
さらに言えば、電力を必要としない木製のスピーカーなら、キャンプ中にバッテリーが切れてしまったなどの電源の問題に悩まされることがないんです。
頭にちらつくバッテリー切れやのストレスから解放されるので、キャンプを心から楽しむことが可能に。
また、自然の中において、木製のスピーカーは周囲と馴染むので落ち着きます。
プラスチック製や金属のスピーカーでは、違和感がありすぎと感じてしまうこともあるでしょう。
このようなことから、木製スピーカーを選択してもいいのではないかと考えます。
ちなみに以前、竹を使ったスピーカーを作ったことがあるのですが、その時の竹は意外に大きくて家で使う時には邪魔になってしまいました。
また表面を炙ってなかったので、色味があまり良くありませんでした。
なので、コンパクトに作られた木製スピーカーが個人的には良いと思っています。
木製スピーカーの仕組み
電気部品を使わない木製スピーカーは、至ってシンプルな作りをしているように見えますよね。
実際に、その仕組みは非常にシンプル。
木だけを使って作られているスピーカーは、木の共鳴と振動を利用して音を増幅しているんです。
まず、素材にはウォールナットやチェリーなど特定の種類の木材を使ってスピーカーが作られます。
これらの木材は密度が高く硬いため、自然に音を共鳴させる特性を持ってるんです。
スマートフォンを木製スピーカーの表面に置くようにして配置し、スマートフォンのスピーカーから流れ出た音は、木製スピーカーの空洞を通ることにより木材を振動させるとともに共鳴して増幅されます。
この木製スピーカーの形状やくり抜かれた空洞部分は、音を効率的に放射するために設計されているはず。
製造会社によって音の優劣に違いが出てしまうかも知れませんが、基本的にはこのような仕組みによってスマートフォンから出る音は外に向かって広がっていきます。
木製スピーカーは電力や機械を一切使用しなくても、木材の共鳴と振動で自然なサウンドで楽しませてくれます。
音量を上げる必要がない
バッテリー型のBluetoothスピーカーなどを使うと、どうしても音量を上げたくなってしまいますよね。
しかしキャンプ場では、基本的にスピーカーの使用は禁止・・・としているところが多いんです。
もちろん、週末や夏休みのキャンプ場では、キャンパーさん同士の距離が近いので、大音量で音楽を聞けば迷惑をかけてしまいます。
キャンプ場によっては、近くに熊が出たから、熊よけとして音を大きくして音楽をかけてというところもありました。
そんな場所ではBluetoothスピーカーが大活躍。
しかし、大音量で音楽を流せなかったり、自分1人に音が届くぐらいのボリュームで良いのなら、あえてBluetoothスピーカーは必要ありません。
それなら、木製スピーカーだって同じでは?・・・と考えてしまいますよね。
でも、スピーカーを使用せずにiPhone本体のスピーカーだけでは、ちょっと物足りない。
めちゃくちゃ大音量でなくても、少しはいい音で聴いてみたい、なんて時に木製スピーカーが役立つんです。
バッテリーなどの電源を一切使用することなく音を増幅し、ぬくもりがある優しい音を届けてくれる木製スピーカー。
きっと、心地よい音色を響かせてくれることでしょう。
木製スピーカーの魅力
木製スピーカーにはいくつかの魅力があります。キャンプで使うことで、その魅力は最大限に発揮されるでしょう。
木製スピーカーは、自然の素材で作られているので、自然由来の美しさを感じられます。
木の質感や木目が独自の魅力を持つので、テント内のラックの上に置いてインテリアとしてもみても自然な温かみを加えてくれるんです。
また手作りされているものなら、職人さんの技術や思いが込められていて、より一層感慨深いものになることでしょう。
さらに近年話題のSDGsにも通ずるものがあります。
今回紹介している木製スピーカーは、木をくり抜いたりして空洞を作り、そこから音を増幅して響かせてくれるもの。
電力を使用しないので環境にやさしいですよね。その事がエネルギー消費を削減して、持続可能な生活に貢献しているのではないでしょうか。
そんな電力を使用しない木製スピーカーは、木の共鳴と振動によって音を再生します。
これが、最近のBluetoothスピーカーなど、人工で作られた他の素材のスピーカーとは違ったナチュラルな音を聞かせてくれるんです。
ナチュラルで優しい音は、リラックスするのに適していて、ストレスを解消してくれるかも知れません。
そして、キャンプなどのアウトドアで使う時には、バッテリー切れなどのストレスからも開放されます。
Bluetoothスピーカーでは、ボリュームなどにも左右されますが、再生時間は長くて約10〜12時間。
中には24時間というものもありますが、JBLやSONYなどは12時間以内のものが多いです。
キャンプ中にスピーカーをどれだけの時間使うのかも人それぞれですが、例えばキャンプ場に到着した朝の9時から使ったとしたら、夜の21時前にはバッテリー切れになってしまいます。
夜間は使わないとしても、翌日にはスピーカーを使えなくなってしまいます。
いつバッテリー切れになってしまうかと気にしているよりも、全くそんな心配をしない方が、ストレスを溜めません。
・自然由来の美しさがある
・環境への配慮
・独特の音質
・リラックス効果
・バッテリー切れを心配しなくてもいい
キャンプにおすすめの木製スピーカー
木製iPhoneスピーカー Swooder Basic S
出典:Yahoo!ショッピング
もともとは、アメリカの木工職人が友人への贈り物として作ったのが始まりのこの商品。
今では、国内の百貨店でも人気商品なんです。
天然のウォールナットの角材から切り出したブロックに、空洞を設けただけのシンプルな構造。
その為、電源も充電も不要なんです。
でも、音量は3倍に増幅するようです。
発売当時は、ニューヨークタイムズ等の海外メディアに加え、国内のテレビでも取り上げられました。
電子部品を一切使っていないというのがキャンプ場で使う時に、どことなく優しい感じがします。
スタンド部分のサイズは横8.3cm×縦1.3cm。
主な対応機種は、 iPhone 13/13 mini/13 pro/13 pro Max/12/12 pro/11/11 Pro/11 Pro Max/XS/XS Max/XR/X等になっています。
現在は、ふるさと納税品となっていて、毎月5セット限定の受付となっています。
木製iPhoneスピーカー Swooder Basic W
出典:Yahoo!ショッピング
Swooder Basic Sとサイズ違いのこの商品。
穴の部分が左右にないと落ち着かない人は、こちらの商品はいかがでしょうか?
両方とも、木製ブロックに空洞を開けた作りで蓄音機のような懐かしさを感じる優しい音で音楽が聞けるようです。
Swooderの直販サイトでは名入れにも対応しているようですね。
こちらの商品も、スタンド部分のサイズは横8.3cm×縦1.3cm。
現在は、Sと同じくふるさと納税品となっています。
主な対応機種は、 Phone 13/13 mini/13 pro/13 pro Max/12/12 pro/11/11 Pro/11 Pro Max/XS/XS Max/XR/X等です。
Eau ACUSTICO アクースティコ iPhone スピーカー
出典:楽天
iPhoneを、上部の凹みに差し込んで置くだけで、木製の温もりが感じられるアコースティックなサウンドを楽しめる木製スピーカーです。
前面のから音がでる仕組みになっていて、ただ隙間があるだけではなく、法螺貝に習って美しい音がでるように設計されています。
それは、iPhoneからの音が木製スピーカーの内部の空洞で反響し増幅するので、しっかりとスピーカーとしての役割を果たしてくれるでしょう。
カラーは、ウォールナットSPとメープルSPの2種類。
主な対応機種は、iPhone11/11Pro/11ProMax/12/12mini/12Pro/13/13mini/13Pro/14/14Proです。
iPhone用 木製 スピーカー OWL FREE(アウル)
出典:楽天
iPhoneを横置きして使いたかったり、手帳型ケースをつけたままつかいたいのなら、OWL FREEがおすすめです。
木製スピーカーのiPhoneを設置するスペースの奥行きが2cmあるので、それ以下の厚みの手帳型ケースをつけていても置くことができます。
iPhoneは、横置きだけではなく縦置きもできるので、自由に配置できるのもいいところ。
大きなiPhoneだと木製スピーカーからはみ出すようになってしまいますが、それは問題ないみたい。
充電ケーブルを通すことができるので、充電しながら音楽を再生することも可能。
ただ、対応機種は新しいところで12・12mini・12 PRO・12 PRO MAX までしか記載がありません。
本体サイズはiPhone12Pro Maxが幅78.1 x 高さ160.8 x厚み 7.4mm、iPhone15Pro Maxが幅76.7 x 高さ159.9 x 厚み8.3mm と大きく変わらないので、最新機種でも使えるとは思いますが、そこは要確認。
iPhoneを横置きできる木製スピーカーは珍しいので、個人的には気になりました。
まとめ
キャンプ場で音楽を流すと、雰囲気が変わります。
『キャンプ場で音楽なんてっ!』と、思う人もいるかと思いますが、音楽好きな方はどうしても聞きたくなっちゃうと思います。
僕的には、自分たちが聞こえる範囲の音量で楽しむ分には良いんじゃないかなって考えています。
そして、どうせ持って行くなら、自然でできた木製のスピーカーや竹製のスピーカーがおすすめ。
竹製で自作すると大きくなってしまいますが、自然素材だと何となく優しい感じがするんです。
しかし、たまに、スピーカーを大音量で流して騒いでいるマナーが悪い人がいますよね。
特に夏休みの間が多いように感じますが、マナーは守ってもらいたいもの。
楽しい気持ちはわかりますが、周りの人に迷惑をかけてはいけません。
木製スピーカーなら、もしかしたら、大音量で聞こうなんて気持ちを抑えてくれるかも。
優しい音色と自然に溶け込む雰囲気が、荒々しく気持ちが高ぶるのを制御してくれるでしょう。
という希望的観測ですが・・・。
木製スピーカーは、魅力がいっぱい詰まっています。キャンプの雰囲気作りにもおすすめです。
アイキャッチ画像 出典:楽天

