今回は、初心者キャンパーのたぬこさんに、AWAT シャカシャカウォッシュバッグをレビューしていただきました。
キャンプでも使えるかもと、ちょっと気になっていたアイテム。
これがあれば、キャンプ場でも洗濯ができちゃう?でも、本当に使えるの?って気になっちゃいますよね。
その答えは、たぬこさんが検証してくれています。
では、早速レビューを見ていきましょう。
子が靴下を履いて靴を履き、お出かけをする。
成長とは親として喜ばしいものです。
ですが同時に親を悩ませるようになるのが「洗濯」。
泥や砂など、外遊びには靴下や洋服を汚すものがたくさん!
でも遊ぶな!と禁止するのもおかしな話なので、母(あるいは父)は汚れて帰った子を風呂に入れ、脱がせた服は黙って洗濯機に放り込む前にせっせと予洗いや漬け込み洗いを行う…。
ですが親とて忙しい。
仕事もあるし家事もある、日々の子育てだけに追われているわけにもいかないのです。
この予洗いや漬け込み洗い、もっと楽にならないかな…っていうかこの少量の洗濯物だけで洗濯機を動かすのも億劫なんだけど……。
そんなことを考えてネットを見ていたある日、こんなものをみつけました。
それが、AWAT シャカシャカウォッシュバッグ。
洗濯物と水を入れて振るだけの、人動洗濯袋。
洗剤を入れておけばそのまま洗濯物を漬け込んでおくこともできます。
なんだかとっても便利そう!
新人キャンパーたぬこ、キャンプとは全く関係ないのですが、このアイテムを買って試してみることにしました。
ちなみに後半にちゃんとキャンプと関係のある話になります!
お子さんの洗濯にお悩みの方だけでなく、キャンプでの洗濯方法を欲している人にもおすすめですよ、この商品。
目次
AWAT シャカシャカウォッシュバッグを買ってみた
出典:楽天
今やさまざまなメーカーから電池不要で持ち運べる『袋状の洗濯バッグ』が登場していますが、私が今回購入したのは大きいサイズの「AWAT シャカシャカウォッシュバッグ」の6Lサイズ。
他にも小さな3Lサイズがありました。
出典:楽天
Tシャツ・タオル用として考えているなら6L、下着・靴下用なら3Lが目安です。
AWAT シャカシャカウォッシュバッグはナイロン製の薄手の袋に、洗濯ものと水(必要に応じて洗剤)を入れて、シャカシャカ振るだけで洗濯物を洗い上げることができます。
脱水は袋下のバルブを緩めて行います。
AWAT シャカシャカウォッシュバッグのスペック
使用している生地はPUコーティングされたナイロンで、触った感じ薄手ですが防水性と耐久性が高くシャカシャカしています。
表面には透明窓があり中身の様子が確認できるようになっており、ここの素材はポリウレタンが使われているとのこと。
内側は防水性に優れ、特に窓周りの水漏れを防止するため、熱圧着が幅広くとられているところも見逃せないポイント。
ベルトはポリプロピレン製のバックルでバッチリ留めることができます。
サイズは3Lが幅26.5×高さ44cm、重さは75g。
6Lは幅37×高さ62cm、重さは115g。
使用しない時はくるっとまるめておけるのもいいですね。
AWAT シャカシャカウォッシュバッグを使ってみた
出典:楽天
これを購入した目的は最初にお話しした通り、最初はキャンプ目的ではなく、子どもの薄汚れた体操服や靴下、ブラウスの漬け込み洗いや予洗い用としてでした。
ただしここで注意していただきたいポイントが。
この製品、泥や砂がついたまま洗うと下の水抜きバルブが目詰まりして壊れます。
砂や泥を払う、軽めの予洗いは必須です。
包装袋のセロファンを開けるとこのようにくるくる巻いて収納されています。
使い方などはこのように製品パッケージにもおしゃれに書かれています。
取り出してみました。
ベルト部分の拡大。ポリプロピレン製でハリがあり、バックルがついています。
下には内部の水を抜くバルブが付いていました。
クルクル回して緩めたり閉じたりします。
今回は実験なので、汚れた雑巾を準備しました。
もうすぐ年末年始なので、家中の棚や床や窓の外側、物置の上まで拭いて心ゆくまで汚してきました。
ですがバルブ詰まりを防ぐため、ついた埃などは叩いてから、軽く洗い流してあります。
これを中に入れます。(6Lサイズには雑巾1枚ではやはり大きすぎます)
そしてさらに今回は自宅でのお洗濯実験なので、何も考えずにママに大人気のウタマロ石鹸(液体)を使用しました。
袋の口を2〜3回折り曲げて、バックルで口を閉じます。
折らずにバックルを閉じるだけでは水漏れを起こすので注意しましょう。
私は失敗しました。
バックルとバルブ部分、袋の上下をしっかりと持って、シャカシャカと振ります。
私が買った6LサイズはTシャツ1枚に対し水3Lとあり、耐荷重量は6kgと記述がありました。
3Lの場合の水の量は純粋に半分くらいになるのでしょうか…?
雑巾1枚とはいえ、水入りの袋を振り回すのは腰痛持ちには結構大変かもしれない。
振り振りしたのは5分もなかったと思います。
ウタマロ石鹸の効果もあったのか、バルブを開くと汚れた水がばっちり出てきました。
が!袋の中は泡だらけ、袋を洗うのも結構大変??
多分洗剤多すぎたんでしょう…ここをみている皆さんは気をつけてください。
※ビフォー
雑巾ビフォーアフターです。
後日雑巾が乾いてから撮影したので、微妙に光の加減や雑巾の向きが変わっててすみません。
※アフター
黒ずみは消えきれませんでしたが、乾くと確実に綺麗になっているのがわかります。
AWAT シャカシャカウォッシュバッグ 感想
袋が薄手でなんだか破けそう?って心配になったけど、水漏れもなかったし綺麗になったし安心して使えました。
ふりふりするだけで使えるのはめちゃくちゃ便利。
だけど結構水と水分を吸った衣類って重いから、漬け込み洗いで使う時は吊り下げて使うのは大丈夫って言われてもなんだか怖い。
私は漬け込み洗いで毎日使う予定なので、基本的にこのまま口を閉じてバケツに入れておくか、洗面台に置いておこうかなと思いました。
あと、粉の石鹸はあらかじめ溶かして使ったほうが良さそう。
お湯の温度も高すぎるとダメみたいです。
これキャンプに使えるんじゃない?
出典:楽天
ここまで実験で使ってみて、実際使うとなると墨汁や絵の具、皮脂汚れや黒ずみ汚れの予洗いや漬け込み洗いにはとても便利だけど、スポーツをするお子さんがいるご家庭や泥や砂汚れが中心となるご家庭は結局予洗いの予洗いが必要になるかもなと感じました。
私は面倒臭いが8割くらいなくなるけど、人によっては面倒臭いが半分くらいかも、という印象。
「とても便利だけど使えるものと使えないものがあるなあ」「旅行先では便利そうだな」「人によるな」という結論に達したその瞬間、新人キャンパーたぬこ、ひらめきました。
「これ夏のキャンプに使えるんじゃない!?」
これ、実は圧縮性能もありまして。
例えばこのAWAT シャカシャカウォッシュバッグの中に嵩張りがちなタオルを詰め込めば荷物もコンパクトになりますし、現地でこのバッグを使って着替えやタオルが洗えれば、替えのシャツや靴下などを1枚減らすことができますよね。
出典:AWAT
袋だけならくるっとまるめればリュックサックへコンパクトに収まります。
これなら防災用のリュックサックへしまっておくのも気軽でいい感じ!
例えばキャンプ中お子さんと水鉄砲や海や川で遊んだとして、濡れた水着も軽く流水で砂や眼に見える汚れを流した後このシャカシャカウォッシュバッグを使って現地で洗って現地で乾かして持ち帰ることができます。
乾いて仕舞えば重さも大きさもコンパクトになります。
出典:AWAT
実際公式サイトでもキャンプや海での使用をおすすめしているくらいです。
お子さんの着替えを多めに持つのはファミリーキャンプでも同じだと思うので、そのかさばる着替えの予備がこのシャカシャカウォッシュバッグ1枚持ち歩くだけで解決するなら安い気もする。
もちろんソロキャンや大人のキャンプでも、濡れた布巾や衣類を重く生臭くなっていくことを甘んじてそのまま持ち歩くより、シャカシャカウォッシュバッグで洗って干して乾かしてから持ち歩いた方が気持ち良くないですか?
え、普通に便利なんじゃない?これ。
流石に冬キャンプで試すことはできそうにないので、夏が来るのが楽しみになってきました。
注意!キャンプ場で使用する洗剤は気をつけよう
キャンプ場では自然を大切にしましょう!
シャカシャカウォッシュバッグは水だけで洗っても十分に綺麗になりますが、もし洗剤を使用する場合は、自然環境に影響がありそうなケミカルな洗剤はできれば避けた方がよさそう。
メイドインアースの液体せっけん 1.2Lボトル
出典:楽天
こちら、普通の洗剤に比べるとどうしてもお値段が高くなりますが、キャンプ場など自然環境下で使用し排水されたとしても、微生物が水と炭酸ガスに100%生分解して自然に還ります。
なので地球にも負荷を与えないという特別な石鹸なので、安心して使用できますよ。
精製には化学薬剤を使わず水蒸気や白土、天然活性炭などの天然成分のみを使用し、丸2日かけて丁寧に不純物を取り除いています。
皮膚科医と石鹸作りのプロが2年かけて開発した製品であり、脂肪酸カリウム30%、純水70%と石鹸の純度が非常に高く、汚れ落ちが抜群にいいのに肌への負担が少ないという特徴も持ちます。
衣類、食器洗い、お掃除となんでもオールマイティに使えますので試してみるのも良いと思いますよ。
まとめ
AWAT シャカシャカウォッシュバッグはナイロン製の洗濯バッグをレビューしました。
水と洗濯物(必要に応じて洗剤)を入れて、口を折り曲げてバックルを閉じたら袋の上下を持って振るだけで中の洗濯物が洗えてしまうという優れものです。
素材は薄手ながら耐久性と耐水性に優れたPUコーティングされたナイロンで、中身が見えるように透明の窓がついています。
袋の下部にはバルブが付いていて、汚れた水を袋の中から簡単に抜くことができますよ。
土や砂が洗濯物についている場合、そのまま洗うとバルブが詰まるので事前に汚れを叩く必要がありますし、ほかにもバルブが詰まりそうな汚れがついている場合も事前の予洗いが必要です。
とはいえ袋が薄手なので袋自体がコンパクトですし、とても軽いのもよいところ。
圧縮機能があるので旅行でタオルなどをコンパクトにして持参したり、現地では洗濯に活用したりなど活用方法は幅広くあります。
使用してみた結果、特にこちら、夏キャンプにおすすめなのでは!?と考えました。
タオルや布巾、雑巾などちょっと洗いたい洗濯物、Tシャツや靴下、水着なども現地で洗って乾かすことができたら、1泊以上のキャンプなら便利ではないでしょうか?
また、お子さんがいるキャンプではそうでなくても着替えの替えの替えくらいまで準備する場合もあると思うので、あると特に重宝しそうだなと感じます。
とりあえず靴下やらガーゼやらシャツやらなにやらをよく手洗いしているな、と自覚しているご家庭なら使えるアイテムだと思いますし、キャンプをするならあって損はないのではないかと思います。
気になる人はぜひ一度チェックしてみてください!
アイキャッチ画像 出典:AWAT