オール電化キャンプ、ズボラキャンプなんて言葉を目にする機会も増えてきましたが、今回はそれよりもうちょっと身近なお話です。
キャンプに持って行くものはテントやタープ、バーナーや焚き火台、ランプや調理器具、はたまたマットやシュラフやクーラーボックスなど、言うのならキャンプの定番のものが中心となりますよね。
でも、現代人のキャンプはそれ以外にも必要なものがあります。
カメラやスマートフォンを持ってキャンプの楽しい思い出を写真に撮って残したり、SNSに投稿したりしたいですよね。
または、キャンプに行ってもインターネットをしたい人もいるかもしれません。
ラジオやモバイルプロジェクターを持ち込んでお気に入りの音楽や映像を楽しんだり、環境を変えて自然の中で仕事をするためPCなんかを持ち込む人もいます。
その中でも、スマホやタブレットは現代人にとって今や欠かせないガジェットとなっています。
色々な人が色々なスタイルでキャンプを楽しむようになった昨今、あえての不自由さを楽しむキャンプスタイルを楽しむ人がいるように、いつもと変わらぬ生活を自然の中で行うキャンプスタイルもまた、1つの楽しみ方。
キャンパーがいれば、その数だけキャンプスタイルがあるものなんです。
しかし、このようなカメラやパソコン、スマートフォンといった精密機器は、そのものの防水・防塵性能や耐衝撃性が上がってきているとはいえ、自然の中に持ち込むのはやはり不安が残ります。
ある程度環境が整ったキャンプ場とは言っても、急な天候変化など自然にまつわること、そして持ち運びの最中には何があるかわかりません。
そんな時に、あなたの大切なアイテム達を守ってくれるケースがあったら便利だなと思いませんか?
今回紹介するのはそんなあなたの大切なアイテム達を守ってくれるとっても頑丈なケース。
メーカーの名前は「PELICAN(ペリカン)」といいます。
PELICAN(ペリカン)のハードケースの性能と魅力をたっぷり紹介します。
目次
PELICAN(ペリカン)のハードケースとは?
出典:PELICAN
今回紹介するPELICAN(ペリカン)のハードケースの生みの親である、Pelican Products(ペリカンプロダクツ)社は、1976年にアメリカ・カリフォルニア州トーランスで誕生しました。
ペリカンのハードケースは耐久性、防水性、防塵性、機密性、耐衝撃性に優れ、高すぎるそのクオリティから、米軍や各国の警察、消防、医療機関、カメラマン、ダイバーなどなど、様々なプロフェッショナルに支持されていると言われています。
そのクオリティそのものについては、ここであえて語る必要もないレベル。
耐熱性のある特殊な樹脂で作られたモデルは、周囲に耐衝撃性に優れたプロテクターを装備することで爆破や大型車両の重量にも耐え、更に内部には中身を確実に守り切る収納する荷物に合わせて切り抜ける保護ウレタンを完備しています。
防水性の高さについても、「海上を約1ヶ月漂流しても浸水せず戻ってきた」なんていう超有名なエピソードがあるほど。
これらの性能の高さの1つ1つについては、次の項目で詳しく紹介していきたいと思います。
有名人や芸能人にもペリカンの愛好家は多いと言われていて、その筆頭として特に有名なのがロバート・ダウニー・Jr。
そう、あの「アイアンマン」や「シャーロック・ホームズ」シリーズなどで超有名なハリウッドスターです!
出典:Facebook
出演映画のスタッフに映画のロゴ入りペリカンケースを作ってプレゼントした、なんてなんだかほっこりしてしまうエピソードもペリカン社(欧州部門のペリ社)のFacebookで紹介されていました。
イギリスで最も古いタブロイド紙のウェブサイトで話題になったこともあるそうです。
今では、ペリカンのハードケースのモデルバリエーションも増え、軽量さを重視したケース、ハイコスパなシリーズ、キャッシュレスな時代に合わせたカードサイズの小物ケースやスマホケースなどもラインナップに加わっています。
高い性能と無骨な見た目から、キャンプギアとして活用するキャンパーさんも多く、最近はキャンプ雑誌やキャンプ情報サイトなどでも紹介されるようになっているんです。
PELICAN(ペリカン)は何故プロフェッショナルに選ばれる?
出典:楽天
軍、警察、消防に医療機関。はたまたカメラマンやダイバー、航空業界などでも、ペリカンのケースは様々なプロフェッショナルの世界で選ばれ続けているのは何故なのでしょうか?
その理由として挙げられるのが、前の項目でも紹介した耐久性・防水性・防塵性・機密性・耐衝撃性といった数々の機能性の高さ。
どんなに過酷な環境下でも、ペリカンのケースは耐え抜くことができるんです。
そもそもペリカンはスキューバダイビングを愛する創業者により、浸水や破損に耐える頑丈なケースやライトが欲しい!という願いから誕生したのがきっかけ。
特にペリカンの代名詞とも呼ばれるペリカンプロテクターケースは、耐衝撃性・防水性・防塵性に優れているんです。
パキスタンのイスラマバードで実際に起きた爆破や、ニュージーランド沖での1ヶ月にも及ぶ漂流にも耐えたと言われていて、驚異的な性能で世界中を驚かせました。
ペリカンの日本代理店SOLID JAPANの公式YouTubeチャンネルでは、ペリカンのカードケースを車(フォード)で轢くという実験まで行っています。
本体に多少の傷はつくものの、2回轢いても全く壊れることはありませんでした。
また、この動画では水に濡らす実験も行っていますが、浸水することもありません。
さすが「大切なものを守る」という精神を掲げて創業しただけありますよね。
その魂は現代になっても、製品のバリエーションが増えようと、しっかり受け継がれているようです。
ペリカン、おそるべし!
驚異的なPELICAN(ペリカン)ケースの性能!
出典:楽天
爆破にも耐える本体素材独自の強度、そしてペリカン独自のデフレクターリブ構造を用いた衝撃吸収性。
ペリカンの耐久性については実験動画を見るだけでも十分理解していただけると思いますが、キャンプギアやガジェット、カメラや電化製品などの扱いが繊細な壊れ物を持ち歩く際に特に気になるのは、防水と防塵性能についてですよね。
例えばペリカンのプロテクターケースには、国際電気標準会議(IEC)規格に基づくIP67等級:防塵性能6等級(=粉塵が内部に侵入しない最高レベル)と、防水性能7等級(=深さ1mまでの水中で最長30分間耐えられるレベル)の防塵・防水性能が認められています。
使用している素材は、非浸水性と耐熱性に優れたコポリマーポリプロピレン。
蓋の溝の部分にはオーリングが埋め込まれており、本体の突起部分と密着することで密閉。
粉塵や水分がケース内に侵入させることを防いでくれます。
また、万が一の水没時には、水圧により密閉性がさらに強化される仕組みになっているそうです。
蓋のロックには、ダブルスローラッチを採用し、テコの原理を利用し軽い力で開閉できて使い勝手も抜群なんです。その上、中身の密閉性に一役買っています。
さらに、173kgまでの破壊検査にも耐えているという、とっても頑丈なロックなんです。
出典:楽天
他にも、本体に装備された自動気圧調整バルブは水没時に水圧に耐えられるだけでなく、標高の高い場所でも内部のものを結露させないという効果もあります。
ペリカンのボックスの中に入れておけば、着火剤やカメラのレンズを湿気させたり結露させることもなく、季節を問わずバンバン物を詰め込むことができるんです。
また、コポリマーポリプロピレンなど使用している本体の素材は、なんと-40℃から99℃まで耐えられるというのだから更に驚き。
1年を通していろんな場所に出かけるアドベンチャーなキャンパーさん、釣りやダイビングなど楽しみたい水辺のキャンパーさんにとって、これほど頼もしい存在が他にいるでしょうか?
無骨な見た目、そしてこの高性能。
だからこそ、多くのキャンパーさんにもペリカンのケースはキャンプのコンテナボックスとして選ばれ続けるのかもしれませんね。
それぞれの製品、シリーズによって細かな違いはあるものの、ペリカンの全てのハードケースにはこのような高い機能性が搭載され、中身をしっかりと守ってくれます。
PELICAN(ペリカン)ケースをカスタムしてキャンプの快適度をアップ?!
出典:楽天
ペリカンのケースをキャンプで使っている人は、スマホやPC、タブレットなどの水濡れなどから防ぎたいガジェット類を収納するのに使っている人、カメラや壊れやすいキャンプギアをしまうコンテナボックスとして使用している人がほとんどでしょう。
ペリカンのケースの特徴の1とつとして、ケース内に仕込まれたウレタンフォームを切り抜いて、収納するグッズにシンデレラフィットさせしっかりと収納して持ち歩く、というカスタム要素も挙げられます。
もちろんウレタンフォームを全部とっぱらって中身をからっぽにして収納したとしても、ペリカンのケースが持つ防水・防塵性能は変わりません。
ウレタンフォームを取り外して中身に調理器具などを詰め込み、ペリカンのケースをアウトドア用の簡易キッチンにDIYでカスタムしてしまった強者もいるくらいなので、工夫次第でペリカンのケースはあなたのキャンプの快適度をどんどん爆上げするお手伝いをしてくれるようになるはずです。
ペリカンのケースは、性能がいいだけにそれなりの価格はしますが、その価格分の高い機能性は確実にお約束できます。
小さなケースから大きなものまで、いろいろ揃えてみたくなりますよね。
キャンプに活躍!PELICAN(ペリカン)ケースにはどんなものがおすすめ?
PELICAN マイクロケース 1050
出典:楽天
小型の部品やスマホを収納したいなら、こちらのマイクロケースがおすすめです。
耐衝撃性に優れたポリカーボネートを使用し、防水シールで水や埃から内部のガジェットをしっかり守ります。
こんなに小さなボディでも、ペリカンの自動気圧調整バルブは健在で、湿度の高い場所や標高や気温が変わっても内部と外気圧のバランスを整え、結露をしっかり防いでくれるんです。
外寸法は約19×12.8×8cm、内寸法は約16×9.5×7cm。 重量は約375gです。
最大浮力は790g、使用可能温度は-23~93℃で、保護等級はIP67。
水深1mを30分まで耐えることができます。
PELICAN スモールケース 1200
出典:楽天
一眼レフカメラやビデオカメラなど、壊れやすいキャンプギアや各種精密機器の安全な運搬にはこちらのスモールケースがおすすめ。
1.5cm毎の切れ込み入りで、任意の形状に切り取り加工が可能なウレタンフォーム付きのタフなツールケースです。
使用温度は−40~99℃。
高い機密性と耐圧性、IP67の防水・防塵性を兼ね備え、自動気圧調整バルブで気圧変化にも対応します。
外寸は27×24.6×12.4cm、内寸は23.5×18.1×10.5cm。
別売の南京錠を取り付けることができる穴(7.6mm)があります。
PELICAN ストームケース ミディアムケース IM2450 (フォームなし)
出典:楽天
ストームケース ミディアムケースの外寸は48.8×38.6×22.9cm、有効内寸は45.7×33×21.3cm。
別売りの南京錠を取り付けられる穴があります(8.0mm)。
使用温度は-29~60℃までと、別のシリーズと違いがあるので注意が必要です。
本体の素材は高強度ポリプロピレン系樹脂(HPX)で、自動気圧調整バルブがあり、防水・防塵性能の等級はIP67となっています。
なお、こちらのリンクで紹介している製品にはウレタンフォームは付いていません。
PELICAN1525 エアケース フォーム付き
出典:楽天
エアケースの外寸は55.8×35.5×19cm、内寸は52.1×28.7×17.1cm。 重量2.7kg、浮力は26.3kg。
ペリカン独自の超軽量HPX²™ポリマーを使用したケースです。
自動気圧調整バルブでケース内の気圧を一定に保持しつつ、水と粉塵の侵入も防いでくれます。
こちらのエアケースはフォーム付き。
別に、ウレタンフォームが付いていない製品も販売しています。
ウレタンフォームがないと価格が少しだけですが控えめになるようです。
価格面で「ちょっとな〜」と抵抗がある方は、フォームなしも検討してみてはいかがでしょうか?
フォームがなくともペリカンの持つ高い防水・防塵性能には変化はありません。
まとめ
PELICAN(ペリカン)のケースは、軍・警察・医療・消防、はたまたダイバーやカメラマンなど様々な分野のプロフェッショナルの現場において絶大な信頼を得て活用されています。
その性能は高く評価されていて、耐久性・防水性・防塵性、機密性・耐衝撃性に優れすぎると大評判。
ペリカンのハードケースが持つ「武勇伝」とも言える逸話が、また好奇心をそそります。
例えば爆破に耐えただとか、海上を1ヶ月漂流しても浸水しなかっただとか、本当にあったことなのかと思わず聞き返してしまいそうな逸話は、公式サイトでも実際に目にすることができるほどなんです。
ペリカンの日本代理店SOLID JAPANの公式YouTubeチャンネルでは、ペリカンのカードケースを車(フォード)で轢くという実験を行なっております。
その結果はぜひ皆さんの目で確かめてみてください。
キャンプという自然の中で過ごす趣味は、時に思わぬ事態に巻き込まれることもあるでしょう。
急な天候悪化、大切なスマホが雨に濡れてしまったり、時には水没させてしまうことも。
また、キャンプギアの中には壊れやすいものもあるかもしれない。
そんな時は、ペリカンのハードケースの出番!
丈夫で水にも強いペリカンケースなら、どんな環境でもあなたの大切なガジェットや壊れやすいあれこれをしっかり守ってくれます。
ちょっと高級な一眼レフカメラも、ペリカンのケースの中なら気圧の変化や結露からも守ってくれます。
このケースがあれば、大切なワイングラスやコーヒーセットなんかもキャンプに持っていけるかも!?
無骨な見た目もたまらないペリカンのハードケースは、サイズも様々。
カードやスマホが入る小さなものから、ちょっとしたキャンプギアが入るコンテナボックスサイズまで幅広く選ぶことができます。
高性能な分ちょっぴりお高いお買い物になってしまうかもしれませんが、その分性能はお墨付きです。
安物買いの銭失いをするよりも絶対お得!
気になる人は、是非ペリカンのハードケースをチェックしてみてください。
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アイキャッチ画像 出典:楽天