キャンプの思い出を動画や写真に残すつもりで、一眼レフやビデオカメラなどをキャンプに持って行く人もいると思います。
僕は、ミラーレスカメラやGoProなど、録画用の機器をいつも持っていきます。
それらの機材を一纏めに収納する物が無かったので、今まではダンボールに入れて積んでいました。
それだとやっぱり、見た目はかなり悪いんです。
その為、カメラ機材を収納する収納ケースやバッグが欲しいと思っていました。
サイズ的にちょうど良さそうだと思っていたのが、ANOBAのマルチギアボックスMです。
このマルチギアボックスMは、ソフト素材の収納ケースで、小物などキャンプギアを収納して持ち運ぶのにちょうど良い大きさなんです。
ANOBAの収納ケースでは、一番大きいマルチギアコンテナを既に使っています。
これは、かなり大容量で色々詰め込んでしまっています。
それでも仕切りがあるので、思った以上にゴチャゴチャせず、しかも蓋を閉めたら中身が見えないのでスッキリとカッコ良く置いておく事ができるんです。
そんなANOBAの収納ケースのシリーズで、同じように使う事ができるマルチギアボックスMは、かなり使いやすいハズです。
今回は、ANOBAの収納ケース「マルチギアボックスM」をレビューしたいと思います。
目次
ANOBA マルチギアボックスMをレビュー!
ANOBAの収納ケースシリーズ
出典:ANOBA
ANOBAの収納ケースは、トートバッグ型から大きなコンテナ型まで5種類あり、それぞれ色がカモフラージュとコヨーテの2色展開されています。
どれもソフト素材の収納ケースで、ポリエステルをメインに使用しています。
マルチギアボックスでは、サイズがS・M・Lの3種類、それより大きくなるとマルチギアコンテナになります。
その中で僕が使っているのは、マルチギアボックスのSサイズとマルチギアコンテナの2つ。
マルチギアボックスSは、サイズ感と頑丈な作りからペグケースとして使っています。
ソフト素材の収納ケースなのに頑丈って何か違和感ありますよね。
しかしこのマルチギアボックスSの壁面や底面には、硬いプレートのような物が入っているので、意外に頑丈なんです。
重たい物を収納しても、フニャって潰れるような事は無いんです。
大きなマルチギアコンテナは、キッチン周りで使うバーナーやコップ、お皿など色々と詰め込んでいます。
詰め込みすぎて、膨らんで少し変形しちゃっているんです(笑)
でも、必要以上に詰め込んでも多少は大丈夫というのは、ソフト素材だからです。
それらのキャンプギアや小物を一纏めに収納でき、しかも持ち運びもしやすいのが、マルチギアコンテナを僕は凄く気に入っているんです。
マルチギアボックスM
出典:ANOBA
そんなANOBAの収納ケースに、僕が今回追加したのは、Mサイズのマルチギアボックスです。
マルチギアボックスの中では真ん中のサイズで、使用時は24×35×22(h)cmになります。
このサイズだけ見て想像すると、ちょっと小さいような気もしますよね。
しかし、CB缶を最大12缶収納できると聞くと、思った以上に大容量な気もします。
もちろんソフト素材の収納ケースなので、使わない時には折りたたんでおくこともできます。
使う時は意外と大容量、使わない時はコンパクトに収納できるのが良いですよね。
デティール
ANOBAのマルチギアボックスMは、ポリエステル素材のソフト収納ケースです。
送られてくる時には、もちろん折りたたまれた状態です。
ソフト素材なので、そこまで傷が付いたりとはしていないと思います。
中間仕切り
早速広げてみると、中には中間仕切りが2枚入っていました。
中間仕切りは、ベルクロで脱着する事ができます。
中間仕切りが取り付いてない状態だと、マルチギアボックスMは少しフニャっとなっています。
本体側には、前後の壁面内側の上と下に取り付けられています。
中間仕切りには、上と下にチョロっとベルベロが出ているので、それを本体側に合わせて取り付けます。
取り付ける位置は、収納する物に合わせて自由に調整できます。
今回は、取り敢えず中が3等分になる感じにしました。
中間仕切りを取り付けることにより、強度が増し、形崩れし難くなったようです。
収納する容量が少ない時は、中間仕切りがあった方が良さそうです。
逆に、容量一杯に詰め込むのなら、仕切りなしでも使えると思います。
底板
マルチギアボックスMの底面には、硬い底板が入っています。
これがある事で、重たい物を入れた時、底が変形することなく、安定して持ち運ぶ事ができるようになります。
底板の厚みは約5ミリくらい。
重たい鉄板が入ってるというワケではなく、比較的軽い素材が使われているようです。
内側の素材
本体内側は、ツルツルした素材が使われています。
本体表面はポリエステル素材で、繊維のザラザラした感じがあります。
内側は、比較的強度が高いポリプロピレンを使用しています。
フタの内側
フタの内側には、メッシポケットが付いています。
メッシュポケットは、フタ裏側の一面全部を使用しているので、そこそこの容量があります。
ジッパー
一旦蓋を閉めて見てみます。
ジッパーはダブルジップで、側面から前面まであります。
ジッパーに付いているジッパープルは、単なる紐だけのものではなく、指がかかる部分がチューブ状の素材で保護されています。
元々ジッパーの滑りが良いので、開ける時に指が痛くなる事は少ないと思いますが、これがあると助かりますよね。
タグ
マルチギアボックスMの前面には、ANOBAのタグが取り付けられています。
パッと見、いい感じだと思ったんですが、よく見てみるとタグの隅の方が浮いていました。
元々、タグの中心部よりに縫い合わせてあるのと、配送時に降りたたんであった折り目に重なった為、浮いてしまったと思われます。
ただ浮いただけなら良いのですが、タグの下の本体の色が少し薄くなっていました。
もし同じようになっていて気になるようなら、接着剤で貼り付けても良いかも知れません。
その時、アロンアルファなどの瞬間接着剤だと、ポリエステル繊維の目に染み込んでしまうので、粘度が高い物を使った方が良いと思います。
この事は、メーカーさんに問い合わせしましたが、今後の修正箇所として検討していただけるようです。
カラビナループ
前面の上部左右にはカラビナループが付いています。
ループの穴は2つ。
マルチギアコンテナでは片側に4つループがありましたが、サイズがコンパクトなマルチギアボックスMでは、左右で2つづつになっています。
ここに、カラビナを付けて、LEDランタンやシェラカップなどをぶら下げたら、一気にキャンプっぽい雰囲気になりますよね。
ハンドル
マルチギアボックスMには、ハンドルが前後左右にあります。
本体を横にして持つ時には、本体左右にあるハンドルを使います。
左右のハンドルは短く、持値上げた時に本体の揺れが少なく安定します。
重たい荷物を運ぶ時は、左右のハンドルを使用するのが良いと思います。
ハンドルには、厚みのあるクッションが取り付けられているので、重たい荷物でも比較的手を痛めずに運ぶ事ができそうです。
前後に付いているハンドルは、少し長めになっています。
前側のハンドルと後ろ側のハンドルを、ベルベロで一纏めにする事で片手で持てるようになります。
僕が持つとちょうど膝横あたりに本体がきます。
底面
本体の外側底面は、ターポリン素材になっています。
ターポリン素材は防水性が高いので、キャンプなどのアウトドアで使った時に、その効果を発揮します。
キャンプでは、地面に直に置いておくと、接地面が湿ってしまいます。
または、突然の雨などでも、防水性が高ければ安心して使う事ができますよね。
ターポリン素材は、ノルディスクのテントでも使われていて、全く水が染み込みません。
試しに水を吹きかけてみても、弾いたままです。
これなら、アウトドアでも活躍しそうですよね。
収納力
ANOBAのマルチギアボックスMに、何を収納しますか?
僕の場合は、カメラ機材を収納するつもりです。
カメラ機材と言っても、沢山あるのではありません。
ミラーレスカメラ、GoPro、ビデオカメラがメインになります。
今回それだけでは物足りないので、モバイルバッテリーとBluetoothスピーカーも入れてみます。
GoProは専用のケースがあるので、それごと入れます。
細かな物なので、中間仕切りを取り付けました。
機材を収納したら、こんな感じになりました。
まだまだ余裕があります。
カメラのレンズや周辺機器、アクセサリーの他にLEDランタンも入れても大丈夫そうです。
10.2インチの第7世代のiPadも横にして入れるとピッタリでした。
ソフト素材なのでクッション性があるので、このような電子機器や端末を持ち運ぶのにも良さそうです。
CB缶が最大で12缶収納できるマルチギアボックスMですが、他の燃料だとどうでしょう?
家にあったのは、ホワイトガソリンの4リットル缶。
それを入れてみると、かなりはみ出してしまいます。
コールマンの4リットルのホワイトガソリン缶は、高さが24.3cmあります。
高さ22cmのマルチギアボックスMからは、はみ出してしまうのは当然ですよね。
しかし1リットルの缶なら高さ18.8cmなので、しっかりと収納する事ができると思います。
キャンプで使う小物入れを、マルチギアボックスMに入れて持ち運べるか試します。
ヘリノックスのテーブルサイドストレージS、サイズは35×11×14(h)cmです。
これをマルチギアボックスMに入れるのには、中間仕切りを取り外さなければなりません。
中間仕切りを取り外して入れてみると、ギリギリ入るのですが、テーブルサイドストレージSの方が大きいので、マルチギアボックスMが変形してしまいます。
マルチギアボックスMの横幅は35cmとなっているので、サイズ的には同じですが、中に収納するとなると素材の分だけ厚みが出てしまいます。
同じようなコールマンのクッキングツールボックスなら、32×12×12(h)cmなので、余裕を持って収納する事ができます。
並べて置いてみると、コールマンのクッキングツールボックスだけ一回りサイズが小さいです。
マルチギアボックスMに収納するのなら、幅が35cmより小さい物の方が、スッキリと入ります。
今度は、バーナーを収納してみたいと思います。
スノーピークのHOME&CAMPバーナーを箱のまま入れてみます。
これだと幅は程よい感じでピッタリ。
奥に余裕があるので、CB缶を入れても大丈夫そうです。
もし、持っているダッチオーブンにケースがないのなら、マルチギアボックスMに入れて持ち運ぶのも良いかも知れません。
僕が持っているのは、TSBBQの8インチのライトステンレスダッチオーブンです。
幅はハンドルを含めて約29.6cm。
これなら余裕を持って入れる事ができます。
幅も高さも余裕があるので、汚れないように布巾などを巻いて収納しても、大丈夫そうです。
コーヒーを飲む為の道具を入れても良いかも知れません。
パーコマックス、6人用のモカエクスプレス、コーヒー粉を入れた缶、コップ等を入れても多少余裕があります。
パーコマックスと6人用のモカエクスプレスは高さがある為、多少出っ張ってしまいます。
真横から見ても、蓋の取っ手が出っ張っているのが分かります。
しかし何とか蓋を閉めてみると、少しこん盛りしますが、閉めれ無いという事はありませんでした(笑)
ソフト素材なので、多少は融通が効くのが良いですよね。
マルチギアボックスMのサイズ感
僕が既に使っているマルチギアコンテナとの違いは、やっぱりサイズ感です。
マルチギアボックスMは、コンパクトなので取り回しが楽そうです。
マルチギアコンテナだとサイズが大きいので、車の荷台にドカッと置く感じになると思います。
しかしマルチギアボックスMなら、車の2列目のシートの上でも、助手席にでもそのまま置くことができます。
取り出す回数が多い物を収納しておけば、すぐにアクセスする事ができそうです。
ANOBA マルチギアボックス スペック
サイズ | 24×35×h22 cm |
重量 | 約880 g |
材質 | ポリエステル、PP、ターポリン |
まとめ
ANOBAのマルチギアボックスMをレビューしました。
比較的コンパクトなサイズですが、意外にも大容量で収納力は高そうです。
ANOBAの収納ケース全体に言える事ですが、どれも使いやすいんです。
そして、底板や中間仕切りがある事で、ソフトケースながら頑丈なのも良いところです。
マルチギアボックスMは、サイズ的にはあれもこれもと何でも入れる事はできません。
しかし、散らかりがちな小物類をまとめるのに丁度良いサイズだと思います。
用途に合わせて選べる、ANOBAの収納ケースはおすすめです。
今回撮影で使っているテーブルもANOBAです。
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