7月13日に発売になった、スノーピークのシングルバーナーがとても魅力的なんです。
そんな記事を書こうと、スノーピークの公式ページを読んでいたら、どんどんその魅力に吸い込まれていました。
そうなんですよね。
ただのバーナーなんですけど、されどバーナーなんです。
我が家には、バーナーやコンロと言うものがいくつもあります。
ユニフレームのバーナーだったり、プリムスのツーバーナーだったり。。。
バーナーは、そんなに数を持っていても、キャンプで使いませんよね。
僕は、キャンプでは基本的にはツーバーナーを使います。
同時に調理する時に、足りない時にはユニフレームのシングルバーナーを使います。
だから、これ以上バーナーは必要ないんです。
そんな事は、分かっていましたが、それでも買ってしまったんです。
それに対する答えを1つ挙げるとしたら、「オシャレ!」。
この一言に尽きると思います。
今回は、僕が思わず買ってしまったスノーピークのHome & CampバーナーGS-600をレビューしたいと思います。
目次
スノーピーク Home & Camp Burnr(バーナー)GS-600を欲しくなる理由
デザインがおしゃれ
出典:スノーピーク
僕が一目惚れしたと言ってもいいスノーピークのHome & Camp バーナーGS-600の特徴は、見た目のデザインが良いという事が大前提としてありますが、コンパクトに収納でき、その姿もオシャレだという事があります。
今までのキャンプ用のバーナーのイメージって、剥き出しのゴトクと剥き出しのカセットガスがホースで繋がれている、ちょっと無機質で武骨な感じですよね。
それを持ち運ぶの時は、小さな袋やケースに収納するんですけど、キャンプというか登山っぽい感じがするものでした。
それが、スノーピークのHome & Camp バーナーでは、カセットガスをセットする本体の部分にゴトクを折りたたんで収納する事ができるんです。
これって、かなり画期的だと思いませんか?
確かに持ち運ぶ時には、本体からカセットガスを取り外す必要があるのですが、シンプルかつ大胆にに収納された姿は、それだけでオシャレに見えます。
公式ページのチェストの上に置かれたその姿を見て、欲しくなってしまいました。
バーナーとして使っている姿よりも、収納時の姿が素敵だと思いませんか(笑)
使用時のデザインも良い
出典:スノーピーク
収納時の姿を見て欲しくなってしまいましたが、使っている時もオシャレなのは間違いありません。
どうしても、キャンプ用のシングルバーナーって、カセットガスがそのまま剥き出しになっていて、オシャレって感じではないですよね。
ツーバーナーになると、本体の下にカセットガスが隠れてたりして目立たなくなってお洒落なデザインも増えますが、シングルバーナーでオシャレな雰囲気の物って少ないですよね。
かと言って、家庭用のカセットコンロを持って行っても、場所を取ってしまいます。
スノーピークのHome & Camp バーナーなら、カセットガスをカバーが付いた本体にセットして使用するので、カセットガスが剥き出しになるという事がありません。
無地で統一された本体から、ゴトクが出ているだけのデザインなので、とてもシンプルでオシャレなんです。
ん〜他に言葉が思い付かないので、そんな感じという事で(笑)
大きなゴトクで料理が作れる
出典:スノーピーク
スノーピークのHome & Camp バーナーGS-600は、ゴトク部分を本体にコンパクトに収納する事ができます。
だからと言って、ゴトク部分が小さいという事はないんです。
ゴトクは大きく、しかも安定しているので、最大でφ30cmのお鍋を乗せて使用する事ができます。
φ30cmのお鍋と言ったら、キャンプで使うには、かなり大きな物ですよね。
それを、本体の脚を含めた4点で支えるので、かなり安定感があると思います。
尚且つ、ゴトクは展開時にピンで固定されるので、よりしっかりと安定するはずです。
逆に、小さなお鍋だと最小φ14cm以下の物は使う事が出来ません。
僕は、エスプレッソを飲む為に、モカエクスプレスの3cup用を持って行くのですが、それだと約φ8cmぐらいなので使えません。
チャムスのミニスキレットも、約φ7.5cmぐらいなので、乗せる事ができません。
ニトスキも約φ12cmなので、ギリギリ乗せる事が出来ません。(そもそも鋳鉄製の物の使用は禁止になっています)
それだと、土鍋などちょっと大きめの鍋やフライパンを使うのが良さそうですね。
ただ、大きいからとダッチオーブンは使用しないでください。
輻射熱の強い鋳鉄製やセラミックを使用した物などは、カセットガスを異常加熱してしまう恐れがあるからです。
爆発してしまう恐れがあるものは、使用しないように注意しておきましょう。
点火が簡単
出典:スノーピーク
点火方法は、家庭用のカセットコンロのように、ガスの器具栓ツマミを左方向に音がするまで捻るだけの簡単仕様になっています。
キャンプのシングルバーナーだと、点火装置とガスの開栓が別になっているものが多いですよね。
あれだと、慣れてない方は、ちょっと抵抗がありますよね。
ガスがシューって吹き出る音が、怖くないですか?
僕も、かなり前ですが、バーナーの点火が苦手だった時があります。
ガスが爆発したように、ボッっと火がつくのに、ビビってしまっていました(笑)
しかし、このHome & Camp バーナーでは、ツマミをひねるだけで点火する事が出来ちゃいます。
スマートに、そしてシンプルに点火して使う事が出来るのは、とても良いですよね。
気になる点
使用できるガスボンベが限られている
出典:スノーピーク
スノーピークのHome & Camp バーナーGS-600では、ブタンガスが使用できるガスになっています。
そして、Home & Camp バーナーで使用できるカセットガスは、スノーピークのGPC-250CB ギガパワーガスCBブタン(銀色)のみが指定になっています。
指定されているGPC-250CBの内容物は、もちろんHome & Camp バーナーで使用できるLGP(液化ブタン)です。
しかし、ここで気になるのは、燃料にブタンガスを使用する器具は、外気温が低い時には火力が弱まってしまったり、点火し難くなったりしてしまうということです。
公式ページを見ると、スノーピークの銀色のカセットボンベは、気温20度以上の使用を推奨しているようです。
夏のキャンプなら大丈夫ですが、少し寒い時期になると、ちゃんと使用できるか心配ですよね。
Home & Camp バーナーは、名前の通り家庭での使用する事も考えられているので、冬は家で活躍できると思います。
冬キャンプでは、余程テント内が暖かくないと、火力を十分出す事が出来ないと考えられます。
考え方を変えれば、夏はキャンプに冬は家庭で使う事で、1年を通して活躍できるアイテムなんじゃないかと(笑)
火力が弱い?
僕がツーバーナーを買った時に、目安にしたのが出力です。
色々なバーナーを使ってみて、出力が3,000kcal/h以上の物が良いと探したんです。
以前に、2,500kcal/hのバーナーでお湯を沸かした事があったのですが、その時に凄く時間がかかり不満がありました。
たまたまその時の外気温の影響もあったかも知れませんが、それから火力が高い物を求めるようになってしまいました。
そして購入したプリムスのオンジャは、出力が3,500kcal/hあります。
これだと、お湯がすぐに湧くし、文句なしに使う事ができます。
しかし、スノーピークのHome & Camp バーナーでは、出力が2,100kcal/h(気温20〜25℃)なんです。
家の中での使用では問題ないかも知れませんが、風がある屋外での使用がちょっと心配でもあります。
意外に使ってみたら、大丈夫だったという事もあるかもしれないですが、今のところちょっと気になる点の1つです。
スノーピーク Home & Camp バーナーGS-600をレビュー
開封
今回僕は、ブラック、シルバー、カーキの3色あるうちの、カーキを購入しました。
初めは、Amazonで購入しようとしていたのですが、前日の昼には在庫があったのに、夕方過ぎに確認してみると在庫が既に無くなっていました。
なんて焦って購入通販サイトで購入しましたが、実際はどうなんでしょう?
届いたHome & Camp バーナーGS-600は、いつも通りのグレーの箱に入っていました。
ゴトクが収納された形で、1本のシンプルな筒のように見えます。
スノーピークの公式ページで見たような、シンプルでおしゃれなデザインをしています。
このまま、テーブルの上に置いてみると、僕が欲しくなってしまった姿が目の前に現れました。
公式ページでは、表面側しか分からなかったのですが、裏側は少しゴツい感じがしました。
初めは分からなかったのですが、この裏側が脚部になるようです。
この脚部にスノーピークのロゴが入っていました。
他の場所に目立つようにロゴが無いのが、好感が持てますよね。
器具栓ツマミ
器具栓ツマミを左にカチッとするまで回すと、点火する事ができます。
その前に、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと目盛りが付いていますが、ツマミ自体は無段階になっていて、スムーズに回す事ができます。
特に、ツマミ自体に特徴的なことはなく、普通の家庭で使うカセットコンロと同じように使えます。
本体
本体のカバーの部分には、丸い穴が空いています。
開け方としては、ここに指を入れてカバーを開けるのかな?
他のカセットコンロでも同じように穴が空いてますが、いつも考えてしまうんですよね(笑)
カバーは、本体側に突起があり、そこにカバー側がハマるようになっています。
その為、使用回数が増えれば、突起部分の塗装が剥げてしまいそうです。
とは言え、この部分は使用中には見えない箇所なので、あまり気にしなくても大丈夫そうです。
カバーを開けると、中に収納されたゴトクが入っています。
隙間なくガッチリと収納されている感じですね。
組み立て
組み立て方は、公式ページにもありましたが、僕も写真で撮ってみました。
やっぱりプロじゃないので、写真毎に本体が移動しちゃって、上手く撮れませんね。
気を取り直して。。。組み立ては、始めに本体のカバーを開けます。
収納されているゴトクを矢印の方向へ引き出します。
本体の器具栓ツマミの底側にロックピンがあるので、指で押し込みながら、ゴトクとユニットを回転させます。
このゴトクとユニットは、270℃回転するのですが、始めは本体を置いたままだとフタに干渉して回せません。
少し本体を持ち上げて、回転させます。
270℃回転したら、自動的にロックピンが固定されます。
その後、ゴトクをゴトクホルダーに接続するまで広げて完成です。
ゴトクホルダーへの接続は、特にカチッとハマるような仕組みではなく、ゴトクを広げていけば自然とホルダーに当たるようになっています。
これ以上、ゴトクが広がらないという場所にホルダーがある感じになっています。
後はカセットガスをセットしてフタを閉じたら、使用する事ができます。
ゴトク
Home & Camp バーナーGS-600のゴトクは、大きなサイズです。
その為、あまり小さな鍋は乗せる事ができません。
サイズ的には、φ14〜30cmまでの大きさの鍋を乗せる事ができます。
例えば、僕が使いたいモカエクスプレス3cup用では、8cmしかないのでゴトクに乗せる事ができません。
もう1つ、モカエクスプレス6cup用もあるのですが、それだと10cmなのでそれも無理そうです。
大きめなお鍋を探してみたら、寸胴がありました。
趣味でラーメンを作ろうと思って購入したしたφ24cmの寸胴です。
これならサイズに適合しているので、もちろん乗せる事ができました。
でも、今の所キャンプでラーメンを作る予定はないので、出番はなさそうです。
もう1つ家にあったお鍋は、φ25cmでした。
これも、もちろん乗せる事ができます。
しかし、先走ってバーナーを買ってしまいましたが、キャンプでこのバーナーに乗せて使うお鍋の事を全く考えていませんでした。
Home & Camp バーナーGS-600に合う鍋の購入と、それで作る料理を考える必要がありますね。
カセットガス
スノーピークのHome & Camp バーナーGS-600で使用できるガスは、ブタンガスです。
使用できるカセットガスは、スノーピークのギガパワーガスCBブタン GPC-250CBのみになっています。
そんな事で、ギガパワーガスCBブタン GPC-250CBも同時に購入しました。
カセットボンベ自体の形は、市販の安いカセットボンベと形状は同じに見えます。
凹みもだいたい同じぐらいの大きさです。
SOTOのパワーガスST-760とも、ほとんど同じ形状です。
市販のカセットボンベもSOTOのパワーガスST-760も使えそうな気もしますが、公式にギガパワーガスCBブタン GPC-250CBのみと言われているので、何かあったら危険なのでやめておきましょう。
(ちなみに、両方ともセットして点火できる事は確認しました)
自己責任でと言うのも無責任なので、使用するカセットボンベは、公式で指定されているギガパワーガスCBブタン GPC-250CBだけにしましょう。
点火してみた
器具栓ツマミを左に回して、カチッと音がなると点火します。
バーナーヘッドは、円形になっていて、その周囲から火が出るようになっています。
点火して、火力を最大にしてみましたが、思った以上に強いように見えました。
流石に、ゴーっと音を立てる感じではなかったのですが、炎が竜巻のように5cmぐらい立ち上っていました。
それを見たら、僕の懸念していた火力不足の認識が間違っているような気がします。
風のない室内で、点火しただけなのでキャンプ場で使った時はどうなのか、まだ分かりませんが、家の中での使用では問題なさそうに感じました。
キャンプ場で何度か使ってみてのレビュー
スノーピークのガスバーナーHome&Camp GS-600ですが、既に何度もキャンプで活躍しています。
その理由は、思いの外火力が強いということ。
出力が2100cal/hなので火力不足を疑っていましたが、全くそんなことはなく、むしろ高火力なんじゃないかなと思うほど。
竜巻のように立上る炎という構造が良いのか、火力は数値だけで判断してはいけないのか・・・よくわからないんですが、取り敢えず火力が強いのはメリットの1つになり得ると思います。
キャンプ用のシングルバーナーより収納サイズは確かに大きいです。
しかし、それがデメリットに感じさせない火力の強さと、デザインの良さは、家だけではなくキャンプでも毎回のように使いたくなってしまうんです。
でも、1点だけデメリットが・・・。
少し複雑な構造の為、掃除が大変なんです。
ゴトクを収納して、クルッと回して本体に収納するというギミックは、構造が複雑。
以前、ホットサンドメーカーを使って肉巻きおにぎりを焼いたのですが、中身が大きすぎたこともあり、肉汁が溢れ出てしまいました。
滴り落ちる肉汁は、スノーピークのガスバーナーHome&Camp GS-600を汚します。
もちろん使い終わった後は拭き取りましたが、滴り落ちた肉汁は、様々な隙間に入り込んでしまったようです。
今では毎回使う度に、油でベトベトになっているし、緑色の錆が脂とともに張り付いているんです。
何故か毎回きれいに拭いているのですが、どこからともなく脂が溶け出しているようなんです。
これを綺麗にするのには分解するしかないと思うので、収納できるのは便利なんですが、その複雑な構造は汚れてしまった時に手入れが大変だというのがデメリットだと思います。
スノーピーク Home & Camp バーナーGS-600 スペック
サイズ・使用時 | 301×346×120mm |
サイズ・収納時 | 90×120×255mm |
重量 | 1.4kg |
使用ガス | ブタンガス |
出力 | 2.4kw(2100kcal/h 178g/h)〈気温20〜25℃〉 |
連続燃焼時間 | 約110分 |
専用ボンベ | GPC-250CB |
使用できる鍋の大きさ | 最小φ14cm~最大φ30cm |
まとめ
思わず買ってしまったスノーピークのHome & Camp バーナーGS-600ですが、買って良かったなと思います。
だって、かなりオシャレじゃないですか?
見た目が良いって、僕の中ではかなり重要なんです。
しかも、このデザインなら、キャンプ場でも家でも合いますよね。
そして、ゴトク語が本体に収納できるので、持ち運ぶ時もスマートです。
それに、重量も1.4kgと重くありません。
これなら、これからキャンプ場で活躍しそうです。
ただ、寒い季節になって、普通に使用できるかが心配です。
多分、外気温が下がった時には、火力が足りないなんて事も出てくると思います。
カセットガスは、指定されている物しか使用出来ないので、その時はキャンプ場ではなく家庭で使うようにしたいと思います。
家での使用なら、1年を通して使えると思います。
なので、公式ページの写真のように、キッチンやリビングに立てて置いておくのも良いかも知れません。
以上、スノーピークのHome & Camp バーナーのレビューでした。
オシャレ好きなキャンパーの方に、おすすめできるバーナーです。
僕が使っているツーバーナーはこれ!
他にも気になるおしゃれなバーナーがあります。
Home&Campバーナーを含めた、スノーピークの2019年の新商品はこちら。
2020年の新商品にはHome&Campバーナーで使いたくなるフライパンも登場!
FORE WINDSのカセットコンロも本体に収納できるオシャレなデザインが魅力的!
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