長い間悩みに悩み続けていた我が家のキャンプ用ツーバーナー問題が、やっとの事で解決しました。
我が家のキャンプ用ツーバーナー導入問題では、まず奥さんの許可がなかなか下りなかった事が、この問題を長びかせた要因の1つです。
元々イタワニのカセットフー マーベラスを使っていた我が家では、お湯を沸かすのも夕飯を作るのも、それ一台で済ませていました。
1台でもバーナーがあれば、何とかなっちゃうのがキャンプです。
だから無理してツーバーナーを購入しなくても、キャンプは楽しめていました。
その為、ツーバーナーの必要性より、購入コストの方が現実的な問題として大きく立ち塞がっていたんです。
いくらツーバーナーの便利さを説いても、稼ぎの少ない僕には説得力が何にもないんです。
そしてもう1つの要因に、どのツーバーナーが良いのか決め切れなかったというのがあります。
キャンプし始めの時は、コールマンかユニフレームのツーバーナーに目が行きますよね。
しかし僕が悩んでいる間に、友達が次々と評価が高いツーバーナーを購入していきました。
なるべくなら同じ物を購入したくないという天邪鬼的な気持ちもあり、当時人気と評価が高いツーバーナーは選択肢から外したんです。
そうなると、何を買って良いのかわからなくなり、購入許可が下りてないのに1人悩んでいました。
そんな時に発売されたのがプリムスのオンジャでした。
一目その姿を見て、欲しいと思ったのを覚えています。
しかし、やはり奥さんの許可を得る事は出来ませんでした。
このブログでも何度も何度も、ツーバーナーを比較しました。
その度に、僕の中で候補に上がってくるんです。。。プリムスのオンジャが。
ここまで長く引っ張ってきましたが、読んでくれている方はもうお分かりだと思いますが、遂にキャンプ用のツーバーナーとしてプリムスのオンジャを購入する事が出来ました!
発売からもう何年も経っていますが、今更ながらプリムスのオンジャをレビューしたいと思います。
他の人のブログでも散々レビューされているのは承知ですが、どうか見てください(笑)
目次
プリムス オンジャの魅力
プリムスのオンジャを選んだ理由
ずっとプリムスのオンジャが欲しいとブログ内で言っていましたが、その理由はまずデザインにあります。
今までツーバーナーと言えば、平べったい形の物が当たり前でしたよね。
収納した形はどうあれ、使用時には平になるんです。
それはそうですよね。
ツーバーナーは、その方が使いやすいんですから。
しかしプリムスのオンジャは、そんな既成概念とは違うデザインをしています。
縦に長いデザインで、台の上に乗せているかのような感じです。
そして、火器には相応しくない木製のボードが付属していたり、台座部分からチラッと見えるプリムスの黄色いOD缶がとてもカッコよく見えるんです。
そして、デザインの他に火力が高いと言うのも決め手の1つです。
プレミアムガスを使用したユニフレームのツインバーナーやSOTOのハイパワーツーバーナーには敵いませんが、レギュラーガスを使用したそれらと同等かそれ以上の火力があります。
コールマンのパワーハウスLPツーバーナーストーブ2ともほぼ同等の火力があります。
この火力なら、キャンプ場でイライラする事なく使えると思うんです。
以前、2,500kcal/hのバーナーを使用した時があって、その時にはお湯が沸く時間や、調理した料理の出来上がり具合にすこし不満がありました。
だから、火力だけは高い物が欲しかったんです。
新しく発売されたプリムスのキンジャやトゥピケも気になりましたが、火力が共に2,500k cal/hなんですよね。
SOTOのレギュレーター2バーナーGRIDも、カッコよくて欲しかったんですけど、これも2,500k cal/hなんです。
そうなると、やっぱりプリムスのオンジャの3,500kcal/hという火力に魅力を感じてしまうんです。
プリムスのオンジャのマイナス点
しかし、そんなプリムスのオンジャにもマイナス点もあるんです。
まず、点火装置が付いていないんです。
ユニフレームやコールマン、SOTOのツーバーナーには、圧電点火装置が付いています。
ガス栓を開いて点火装置をカチッとすれば、点火する事ができます。
中には。ツマミを回すだけで家庭のガスコンロの様に使えるタイプの物もあります。
しかし、プレミアムのオンジャやキンジャは、圧電点火装置が付いていません。
その為、チャカマンなどのライターで点火する必要があるんです。
こういうのって、女性の方の中には怖くて出来ない方もいますよね。
だから奥さんにツーバーナーの購入許可を得る時、これを説明しづらいんです。
あと気になったのが風防です。
ユニフレームやコールマン、SOTOのツーバーナーには背面と両サイドに背の高い風防が付いていますよね。
プリムスのオンジャにも風防はあると説明がありましたが、他の機種に比べて頼りないような気がします。
キャンプ場では、風が強く吹く時もあるので、この点は少し考える必要がでてくるかも知れません。
プリムスのオンジャをレビュー
オンジャの外観
箱からしてちょっとオシャレな感じがするプリムスのオンジャ。
箱は、今後使わなくなっちゃうのがもったいな気がします。
箱から出したオンジャは、収納された状態で、脚の部分が閉じています。
本体の開栓ツマミは、収納時は畳めるようになっています。
ウッドボード
フタのようにゴトクの上に乗っているウッドボードは、鍋敷きとして使えるようです。
隅の方に薄っすらと「PRIMUS」と刻印されているのが良いですよね。
できれば、もう少し濃く入っていれば良かったと思いますが、これは個体差があるような気もします。
ショルダーストラップ
プリムスのオンジャは、ショルダーストラップで肩に掛けて持ち運ぶ事ができます。
ショルダーストラップは、持ち運び用ですが、本体とウッドボードの固定にも使用するようになっています。
ストラップは本体の裏側からR状のピンで固定するようになっていて取り外しする事が可能です。
使用時には、ショルダーストラップを取り外して使用するようです。
しかし、毎回裏側を覗き込んでR状のピンを抜き、ストラップを外したり取り付けたりするのはちょっと手前がかかりそうです。
ウッドボードはショルダーストラップだけで固定するようになっています。
その為、ショルダーストラップを肩に掛けてピンと張った状態なら良いですが、ショルダーストラップにタワミがある状態では、ウッドボードが動きカタカタと音が鳴ります。
オンジャのサイズ
収納時の状態のオンジャを横からみていると、とても薄くなっています。
奥行きは14cmと、とてもコンパクトに収納する事ができます。
収納サイズは、43.0×14.0×30.0cmとなっています。
使用時は、オンジャの脚を広げると本体上部も開きます。
横から見ると、X字型に開きます。
その事により、上部で約20cm、脚部で約25cmと奥行きが出るので安定感が増します。
収納時は本体と高さが同じぐらいで覆われている状態だったゴトクも、X字型に開く事によって本体部分の高さが約2.5cm下がり、ゴトクが剥き出しになり使いやすくなります。
使用時のサイズは、約43.0×25.0×26.0cmぐらいになります。
オンジャのガスカードリッジ
プリムスのオンジャでは、別売りのガスカードリッジを2つ使用します。
ガスカードリッジは同じプリムスのIP-500Gを購入しました。
プリムスのガスカードリッジには、GタイプとTタイプがあり、Gタイプは春夏用(レギュラー、20度以上)、Tタイプはオールシーズン(ハイパワー、0度以上)となっています。
オンジャの出力3,500kcal/hは、500T使用時となっていますが、AmazonでみるとGタイプとの値段の違いは130円程度しかありません。
Gタイプの出力はどのくらいか記載されていないのが気になりますが、できればTタイプのガスカードリッジを用意した方が良いと思います。
(僕は間違ってGタイプのガスカードリッジを購入してしまいましたが、それでも火力は強いと感じました。)
それにしても、プリムスの黄色いOD缶って、なんだかカッコよく見えませんか?
CB缶に比べて値段は高いかもしれませんが、僕的にはこれを使えるのがちょっと嬉しかったりします(笑)
ガスカードリッジは、本体の火が出るところの裏側にあるバルブ受けに取り付けます。
ガスカードリッジの先端部分がネジのようになっているので、本体のバルブ受けに合わせて回してねじ込みます。
ガスカードリッジは、本体を水平な場所に置いてから、下から容器を取り付けて下さいと説明書に書かれています。
しかしこの通りに取り付けると、かなりやり辛い気がします。
こんな風に本体を横に倒したり逆さまにした方が、ガスカードリッジの取り付けは簡単ですが、説明書にはダメだと記載されています。
特に逆さまにして取り付けるのは絶対にしないでくださいと記載があるので、気を付けてください。
オンジャの風防
オンジャを広げるとゴトクの周囲の本体が約2.5cm下がります。
この部分が風防の役割をするようなのですが、色々な方のブログを見てみると、どうやら効果は薄いようです。
お鍋など大きな物を置けば、風が吹き込まなくて、風防の役割をするという意見もありましたが、実際はどうなんでしょう。
別途風防を購入している方も結構いるようですが、見た目が悪くなっちゃいますよね。
しかし、デザインだけで実用に向かないとなると困るので、今後対策は考える必要があるかもしれません。
前回のキャンプで使用した時は、風が強くなかったので、問題なく使う事ができました。
オンジャのゴトクのサイズ感
プリムスのオンジャのゴトクは、よく見るゴトクと形が違い、横に長い形をしています。
その為、オンジャのゴトクの上に乗せるお鍋やフライパンの大きさが気になりますよね。
オンジャには背の高い風防がないので、大きい物を置いても邪魔になる事はないとは思いますが、やはり気になってしまいます。
そこで、キャンプでも家庭でも使うスキレットを置いてみました。
ロッジの9インチスキレットは、内径で22.5cmある物ですが、上に置いてみると大きくはみ出しはするものの安定もするし、このサイズでも問題なく使う事が出来そうです。
ちなみにゴトクの上にスキレットを置いてみると、本体との隙間はあまり感じる事が出来ません。
このようにして使うと風防代わりになると書かれていましたが、真意はわかりません。
ロッジの9インチスキレットと同時にモカエクスプレスを置いてみます。
調理をしながらコーヒーの準備もしたい時があったとしても、大丈夫そうです。
そもそもモカエクスプレスのサイズが小さいという事もあり、大きめのスキレットと同時に使っても、両者余裕を持って使うことができます。
今度は、実際にキャンプで使用した時の様子です。
ロッジの9インチスキレットと、ニトスキの15cm(6インチ)を並べて使用しました。
ロッジのスキレットで野菜を蒸し焼きにして、ニトスキでラクレットチーズを溶かすというのが同時にできます。
ちなみに完成はこんな感じになりました。
完成と同時に、溶けたラクレットチーズをかけることができます。
「スキレットの温野菜のラクレットチーズ」簡単で美味しくておすすめです。
ペトロマックスのパーコマックスでお湯を沸かしながら、隣でスキレットを使ったデザートを同時に作るという事も、もちろんする事が出来ます。
ニトスキもパーコマックスも、横幅があるサイズではないので、余裕を持って使う事が出来ます。
ちなみにこんなデザートを作ってみました。
甘党の僕と長女で、全部食べちゃいました(笑)
キャンプでスキレットを使おう!スキレットのレビュー記事をみてみよう。
朝食にバウルーのホットサンドメーカーを使いました。
バウルーの本体サイズは食パンぐらいの大きさなので、オンジャのゴトクに乗せても、全く問題なく使えます。
ただ、これはオンジャだけではありませんが、ホットサンドメーカーの柄の部分は、大きくはみ出してしまいます。
しかし、オンジャのゴトクでも安定しているので普通に使うことができます。
キャンプンの朝食にホットサンドを!おすすめのホットサンドメーカーはこれ!
オンジャの手入れ
オンジャのゴトクは外すことが出来ませんでした。
その為、ゴトクやその下が汚れた場合は、指を伸ばしてウエットティッシュ等で拭くことになります。
指が、届かないわけではありませんが、なかなか大変です。
こびりついた汚れは、取りにくくなるので、毎回の使用後に掃除した方が良さそうです。
オンジャの使い勝手
オンジャの使い勝手って、購入する前はすごく気になりました。
でも使ってみると、圧電点火装置が付いていない事も、ゴトクの奥行きが狭い事も全く気になりませんでした。
点火装置がなくても、ライターで火を付けておきガス栓を開くというやり方で簡単に点火する事が出来るので、女性の方でも怖がらずにする事ができます。
ゴトクの奥行きが狭いという事はありますが、大きめのお鍋でも問題なく使う事が出来そうです。
オンジャだけではありませんが、水平な場所に設置すれば、安定して使う事が出来るはずです。
火力に関しても、点火後にゴーっという音がうるさいとレビューしている方もいましたが、僕的にはとても力強く安心できる音に聞こえます。
逆に、この音がしないバーナーは、頼りないように感じてしまいます。
と、聞かれたから
って、僕は答える事ができます。
元々欲しかったツーバーナーという事もあり、評価は高いです。
プリムス オンジャ スペック
収納サイズ | 43.0×14.0×30.0㎝ |
ゴトクサイズ | 410×140㎜ |
本体重量 | 3.0kg(+ウッドボード490g) |
出力 | 4.1kW/3500kcal/h×2(500Tガス使用時) |
ガス消費量 | 292g/h×2(IP-500ガス使用時) |
ウッドボード(オーク材)付属 |
オンジャ紹介動画
オンジャの紹介動画つくりました。
よろしければ、チャンネル登録お願いします。
まとめ
やっとの事で、ずっと欲しかったプリムスのオンジャを購入する事が出来ました。
購入する前は、サイズや使い勝手はもちろん、キャンプでツーバーナーを本当に使うのかなど、根本的なことまで悩みました。
そんな事で、ツーバーナーの購入まで時間がかかった事もあり、期待値はすごく高まっていました。
その期待を裏切る事なく、期待値は使い心地の良いツーバーナーという評価にそのまま変わりました。
それはブロガーさんのレビューやAmazonや楽天の口コミなどを散々見て回ったという事もあると思います。
参考になるレビューや口コミは、過度に期待する気持ちを鎮めてくれていたので、結果的に僕の中でオンジャの評価は良いものになったと思います。
マイナス点だと思っていた圧電点火装置が付いていない事も、大して気にもなりませんでした。
火力も申し不満なく、満足のいくものでした。
今更ですが、こんなレビューをしてみました。
また、気になる事があればこのブログでレビューしたいと思います。
それにしても、オンジャの収納ケースは高いですね。
しばらく買えそうにありません。。。
イワタニプリムス(IWATANI-PRIMUS) ツーバーナーケース P-CTBC
スノーピークから発売になったバーナーもいい感じ!
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