キャンプにランタンって必要不可欠なものですよね。
でもそのランタンを吊り下げるスタンドって、何を選んでますか?
足を引っかける事なく、安心して使えると言ったら、スノーピークのパイルドライバーですよね。
スノーピーク以外にもユージャックや他のブランドも、1本脚で独立して立つランタンスタンドを販売したいますが、どれも地面に突き刺すのが大変です。
特に、地面が固い時。
小石混ざりの固い土に刺す時って、カンカンと音は大きくなりますが、なかなか奥まで入っていかないなんて事もありますよね。
次第に手のひらが痛くなってきてしまって力が入らなくなり、さらに大変な作業になっちゃうんです。
三脚のランタンスタンドなら、手も痛くならず手間もかからないので良いんですけど、やっぱり脚が広がっているのは引っかかって転んでしまいそうで怖いんです。
そんな時におすすめなのが、DODのアンコウスタンドです。
アンコウスタンドは、1本脚のランタンスタンドと同じように使う事ができるし、設置も簡単にする事が出来るんです。
少し前にDODから発売されたチンアナゴペグも、1本脚のランタンスタンドとして販売されています。
それが比較してみたら、少し違いがあったんです。
そんな便利なDODのアンコウスタンドと、チンアナゴペグを比較しながら紹介します。
目次
スノーピークのパイルドライバー
出典:スノーピーク
キャンプのランタンスタンドと言ったら、スノーピークのパイルドライバーが有名ですよね。
今まで三脚のランタンスタンドが主流だったキャンプ業界に新たな流れを作ったと思います。
パイルドライバーは、1本脚のランタンスタンドで、地面に突き刺して使います。
パイルドライバーの先端は尖っていて、本体のスチール棒の上部をスライドして打ち込む事により、先端が地面に入っていきます。
キャンプ場が牧場などの柔らかい土でできたキャンプ場なら、難なく設置する事ができますが、河川敷や湖畔など固い地面の時には、結構苦労しちゃうんです。
打ち込んでも打ち込んでも突き刺さらないと、だんだんと手が痛くなってきます。
軍手をしても、ツルツルと滑ってやり辛いし、金具などで手を打ってしまう事もあります。
確かに見た目はスマートだし、環境さえ良ければ最高のランタンスタンドだと思います。
しかし、毎回変わるキャンプ場では地面の質を選ぶ事は出来ませんよね。
そんな時に便利なのがDODのアンコウスタンドなんです。
パイルドライバーのような、1本脚のランタンスタンドをお探しならこちらの記事がおすすめです。
DOD アンコウスタンドとチンアナゴペグの比較
アンコウスタンドってこんな感じ
出典:DOD
DODのアンコウスタンドは、ペグ状の本体とポール部分が分かれています。
パイルドライバーと同じく本体を地面に刺すのですが、刺す本体部分がペグのような形状になっているのが特徴です。
突き刺す部分は、ペグと同じくらいの細さで、先端は尖っています。
上部にはポールを固定する筒が取り付けられています。
ちょうどペグの上に筒がくっついたような形状です。
その為、ペグを打ち込むように、ハンマーで叩くだけでいいんです。
手で打ち込むより簡単に早く地面に刺す事ができます。
そして打ち込んだ本体にアルミポールを固定すれば、ランタンスタンドの完成です。
あとは付属のハンガーを使ってランタンを吊り下げるだけで、サイトを明るく照らす照明の準備が整います。
アンコウスタンドは打ち込みが簡単
出典:DOD
アンコウスタンドは、ペグのような形状になっています。
アンコウスタンドの上部には、ハンマーで叩けるようになっているので、打ち込みが簡単にする事ができます。
そして、アンコウスタンドより前に販売されたチンアナゴペグと同じような形状ですが、長さが20cm短く打ち込みに時間がかかりません。
チンアナゴペグでは全長が60cmとなっていましたが、アンコウスタンドでは40cmと20cmも短くなっているんです。
以前チンアナゴペグをレビューした時に、実際に打ち込んでみましたが、根元まで打つのが面倒になって途中でやめてしまいました。
それを考えると、チンアナゴペグより短いアンコウスタンドは、時短もできていいかもしれません。
そしてアンコウスタンドを抜く時も、長さが短い分簡単に抜く事ができます。
チンアナゴペグでは、根元まで打ち込むと安定感は抜群ですが、抜群過ぎて抜く時もちょっと力が入って大変なんです。
両方ともペグのような形状をしているので、ペグ抜きが付いたハンマーなら引っ掛ける事ができます。
しかし、地中奥深くまで突き刺さっていると安定する分、抜くのが大変になっていまうんです。
テントでもタープでも、風が強い時には40cmのペグを使った方が良いと、ネット上でも書かれているので、アンコウスタンドの40cmでも安心して使う事ができると思います。
アンコウスタンドは専用ポールが付属
出典:DOD
アンコウスタンドには、はじめから専用のポールが付属しています。
チンアナゴペグと比較すると、チンアナゴペグではポールは付属してないので別途用意する必要があります。
そして別途購入するポールは、直径15〜28mmのポールを使う事ができますが、燃料を使用するランタンや1kg以上の重さがあるランタンは、同社のビッグタープポールを勧めているんです。
ビッグタープポールは、長さが250cmあり5つに分割して収納する事ができます。
1本の長さは50cmで、収納袋は長さ58cmになっています。
そしてチンアナゴペグは長さ60cmあるので、収納袋に入れてもそれ以上の長さになってしまいます。
一方、アンコウスタンドの専用ポールも5つに分割する事ができますが、繋げた長さが170cmで1本あたり約38cmになります。
アンコウスタンドとポールを収納袋に入れても、45cm(収納袋の長さ)に収まるんです。
そしてポールの太さにも違いがあります。
アンコウスタンドの専用ポールは、直径16mmのポールです。
ビッグタープポールを使用するなら、直径は28mmとなっているので、太さも違うようです。
もちろん、ビッグタープポール以外のポールも使用する事が出来るので、一概にはどちらが優れているかは言えません。
アンコウスタンドは普通のランタンハンガーと比較して小さい
出典:DOD
アンコウスタンドは、持ち運びしやすくする為に、ランタンハンガーのサイズも小さくなっています。
例えば、スノーピークのランタンハンガーなら約25cm、ロゴスも25cmあります。
チンアナゴペグに付属しているランタンハンガーなら27cmです。
アンコウスタンドは、コンパクトに収納するためにランタンハンガーの長さが、約18cmと短くなっています。
アンコウスタンドの短所
出典:DOD
アンコウスタンドの注意書きをよく見てみると、ガスなどの燃料を使用するランタンや800g以上のものを吊り下げないでくださいと書かれています。
ということは、LEDランタンを使用するしかないんです。
キャンプのメインランタンに、ガスランタンやガソリンランタンを使っている人は多いと思います。
しかし、それらのランタンはアンコウスタンドを使用できません。
一方、チンアナゴペグは、ビッグタープポールを使用するなら、燃料を使用するランタンや1kg以上の重いランタンを吊り下げても良いようです。(2kg以上はダメ)
コンパクトに収納する事は出来ますが、使用するランタンを選ぶようです。
アンコウスタンドの値段を比較
出典:DOD
アンコウスタンドは、専用ポールとランタンハンガーがセットになっていて、4,500円弱ぐらいの値段です。
チンアナゴペグは、本体とランタンハンガーで3,000円弱で販売されています。
別途ビッグタープポールを購入するのなら、3,500円弱かかります(木目調は5,500円弱)。
値段だけ比較してみると、アンコウスタンドの方が安く購入する事ができてお得感がありますよね。
しかし、余っているポールがある方には、チンアナゴペグ単体での購入の方が安いですよね。
アンコウスタンドとチンアナゴペグを比較してみた結果
出典:DOD
アンコウスタンドは、長さ45cmにコンパクトに収まるので、ソロキャンプやバイクでの持ち運びに良さそうです。
オートキャンプをする人なら、車の荷台に積んでしまうので、長さは関係ないのかもしれません。
そしてアンコウスタンドは、付属の専用ポールの高さが170cmなので、実際にランタンハンガーを、下げる場所は少し低くなりそうです。
使い方や好みにもよりますが、この高さで満足できる方には良さそうです。
もっと高い位置にランタンハンガーを下げたい場合には、違うポールを用意する必要があるので、チンアナゴペグの方が良いかもしれません。
そして、チンアナゴペグでレビューした通り、僕は勝手にポールの代わりにパイルドライバーを使用しました。
この使い方は、怒られてしまうかもしれませんが、パイルドライバーが刺さりにくいところでも簡単に使う事ができます(自己責任で)
ポールやパイルドライバーを持っている方は、チンアナゴペグの方がコストがかかりませんよね。
そして、アンコウスタンドはガスなどの燃料系のランタンを使うことができません。
LEDランタンをメインに使う方で、ソロキャンプやツーリングキャンプにおすすめのランタンスタンドです。
アンコウスタンドとチンアナゴペグを比較表
商品名 | アンコウスタンド | チンアナゴペグ |
サイズ:ペグ(約) | W8×D2.5×H40cm | W8×D3.5×H60cm |
サイズ:ランタンハンガー(約) | 長さ18cm | 長さ27cm |
サイズ:ポール(約) | 直径1.6×長さ170cm | 別途購入要 |
収納サイズ(約) | W15×D45×H4cm | W25×D63×H6cm |
重量(約) | 880g | 960g |
材質:ペグ・ランタンハンガー | スチール | |
材質:ポール | アルミ合金 | ー |
材質:キャリーバッグ | 600Dポリエステル(PUコーティング) |
まとめ
コンパクトに1本脚のランタンスタンドを使いたい方には、DODのアンコウスタンドがおすすめです。
専用ポールとランタンハンガーも付いて、お得な値段になっています。
高さには制限と使用するランタンがLED等などの制限がありますが、ソロキャンプやツーリングキャンプに持ち運びやすいサイズになっています。
チンアナゴペグと比較しましたが、コンパクトさとお得感が優っていると思いました。
今現在使用しないポールがある方で、オートキャンプメインの方はチンアナゴペグでも良さそうです。
メインランタンに燃料系の物を使っている場合、ビッグタープポールと組み合わせてることで使うことができます。
キャンプには、コンパクトに収納することが出来、しかも簡単に設置できるDODのアンコウスタンドがおすすめです。
以前レビューした、チンアナゴペグの詳細はこちらで確認できます。