コールマンのシングルガスストーブ120Aは2021年春に発売以来、そのどこでも使える扱いやすさと外見のキュートさを兼ね備えた存在として、コールマンのガスストーブの中でも新しいポジションを切り開きました。
今でもコールマン公式オンラインショップのお気に入りランキングにランクインしている、大ヒット商品になっています。
寒冷地でも安定した火力を出すことができるOD缶を使用することで、寒い時期の野外やキャンプ場でも安心して使えます。
その上、重量のあるダッチオーブンを上に載せて使用できるほどの安定感と耐風性を持ちながら、家庭用のガスコンロと変わらないような使い心地を提供してくれるんです。
今回は、コールマンのシングルガスストーブ120Aについて、その魅力とおすすめポイントをたっぷりお伝えしたいと思います。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2023.9.22に公開した記事を引っ越しして一部修正したものです。
目次
コールマンのシングルガスストーブ120Aの基本スペックとは
出典:楽天
コールマンのシングルガスストーブ120A、まずはサイズや火力などについて、詳しく紹介したいと思います。
火力は約2,150Kcal/h(2.5kw)。個人的には3,000Kcal/hぐらいの数値は欲しいところですが、シングルだったら十分でしょう。
使用するガス缶はOD缶、LPガスです。
このガスの消費量は170g/hで、燃焼時間は470gレギュラー缶の使用時で、約3時間と公式サイトには表記がありました。
使用サイズは本体の脚を伸ばしたり畳んだりすることで高さを調整できます。
Hightで約37×23×23(h)cm。Lowで約31×23×15(h)cmとなります。
出典:楽天
使用するOD缶が230gの時は、ガス缶を脚にする形となります。
470gを使用する時は脚を立てて、Hightモードにしましょう。
さっと立ち上がったフォルムとキリッとしたコールマンレッドはどこかレトロさも漂うかっこよさがあって、口コミやレビューでも機能性の高さや使いやすさのみならず、見た目の良さにやられているユーザーも多数いました。
出典:楽天
収納時は約31.5×12.5×25(h)cmまで小さくなり、付属品のキャリーケースの中に収納することができます。
このキャリーケースがなかなかの優れもので、火力調整のつまみまで含め、ケースの中にぴっちりと収納できます。
重量は本体約2.3kg、ケース込みになると約2.9kgになり、耐荷重量は約10kgです。
コールマンのシングルガスストーブ120Aのおすすめポイント
①ちょうどいいサイズ感とどこでも使える万能の脚
これまでも、コールマンには折りたたみ可能でコンパクトなLPガスを使用したコンパクトシングルバーナーである「ファイヤーストーム」や、ブランドを代表するロングセラー商品である「パワーハウス(R) ツーバーナーストーブ」というガソリンを使用した安定感と強い火力を持つ製品がありましたが、シングルガスストーブ120Aはその間の「ちょうどいいポジション」を取った「ちょうどいいシングルガスストーブ」として登場しました。
例えばソロキャンプにて。
ファイヤーストームもある程度の重さと安定感はあるので、ある程度の重さのものを乗せることができますが、さすがに重量の出やすい鍋などを直接載せてみようと考える人は少ないでしょう。
部品が少なく軽量なシングルバーナーを使用する人は、登山などで荷物をコンパクトにまとめたい時や、調理を簡単に済ませたい人が大半だと思います。
ですが今回紹介するシングルガスストーブ120Aは4本の脚で、または本体でしっかり地面に立って重さを支えます。
なので重量の出やすいダッチオーブンも、8インチ(直径20cm)までなら載せて調理することができるんです。
この脚があるおかげで地面から距離がとれるので、使用中にテーブルが熱くならないところもポイント。
地面でも、テーブルの上でもどこでも設置して使えるのも嬉しいポイントですよね。
軽量さではもちろんどう頑張ってもファイヤーストームにはかないません。
ですがこの安定感と10kgまでという高い耐荷重性は、ソロキャンパーさんやファミキャンさん、料理を愛するキャンパーさんを中心に重宝するのではないでしょうか?
②防風性が高い風防を兼ねたゴトク
本体の上面いっぱいに設置された20×20cmのゴトク。
この大きめでギザギザが刻まれた4本のアームのゴトクもまた、上に載せた調理器具をしっかりと支えてくれるので、小さなクッカーから大きく重いクッカーまで、抜群の安定感を生み出します。
そしてこのゴトクはなんと風防と一体になっていて、バーナー部分の火を風が直撃しないように風を防ぐ役割も果たしてくれるんです。
③寒さに強いOD缶?
このようなカセットコンロって、大体がCB缶(カセットガスボンベ)を使っているイメージがありませんか?
カセットガスボンベもいい製品ではあります。
どこでも手に入れられる燃料ですし、なにより安い!
ですが安いCB缶は使用できる温度が決まっている製品があり、ガスの成分によっては気温10℃以上(経験上では20度以上)でないと使用できないものもあるんです。
その点OD缶は、高所や寒冷地でも安定して使用できるとコールマンの公式サイトでは記載されています。
コールマンのシングルガスストーブ120Aで使用するガス缶はOD缶なので、高所だろうと気温が低い季節だろうと変わらず使用できる・・・と勘違いしがちです。
レギュラーのOD缶では、経験上寒くなるとパワーが落ちて使えなくなってしまいます。
個人的には17度ぐらい・・・約20度以上の気温がないと、なかなか厳しいのではないかと思うんです。
なので、秋から冬にかけて使いたいという方は、パワータイプのOD缶を選びましょう。
コールマンの純正品だと、「Super」と書かれているのがそれに当たります。
純正品を使用するメリットも、もちろんあります。
コールマンのランタンやファイヤーストームなどコールマンの他のLPガス製品と燃料を併用することができるのは、コールマン愛用者にとっては大きなメリットと言えるのではないでしょうか?
コールマンのOD缶には2サイズありますが、230、470gともに使用可能。
ガス缶の取り付け部分は可動式になっていて、脚を立たせたままサイドからアプローチして取り付けることができます。
コールマンのシングルガスストーブ120Aに鉄板を載せたい!
このように、コールマンのシングルガスストーブ120Aは抜群の安定感があり、ダッチオーブンを載せられるくらいどっしりとしていることがわかりました。
検索してみると、このコールマンのシングルガスストーブ120Aに鉄板を載せたい!と考える人も多いようなので、調べてみました。
するとなんと、このコールマンのシングルガスストーブ120Aにジャストサイズな鉄板が販売されていることがわかったので、ここで紹介させてください。
ZEOOR(ゼオール) 極厚バーベキュー鉄板
出典:Yahoo!ショッピング
こちらZEOOR(ゼオール)の極厚バーベキュー鉄板は、コールマン公式の製品ではないのですが、保温性・蓄熱性に優れた鉄(黒皮鉄板)でできた、サイズが235×200×25mmというシングルガスストーブ120Aのゴトクのサイズにちょうどいい鉄板となっています。
商品ページにも、シングルガスストーブ120A対応と記載されていました。
焼き面のサイズは160×160mmと正方形、重量は約1.5kg。
板厚は4.5mmです。
高温の鉄板を持ち上げるリフターが付属していて、調理や掃除にも使えるスクレイパーとしても活用できます。
板の厚みは他にも6mmと9mmと、バリエーション違いもあります。
口コミを見ても評価はかなり高くて、純正品かな思ってしまうほどのピッタリサイズ。
鉄板を買うなら是非ZEOOR(ゼオール)の極厚バーベキュー鉄板をチェックしてみてください!
ZEOOR(ゼオール) 極厚バーベキュー鉄板 板厚4.5mm 330×280mm
イワタニのカセットフー「タフまるJr.」と比べてどう?
出典:楽天
コールマンのシングルガスストーブ120Aと同じような製品で、人気が高いものといえばイワタニの「タフまるJr.」でしょうか。
タフまるJr.も専用ケースにすっぽりとハマった、アウトドア用カセットコンロです。
元々人気が高い同社のアウトドア用カセットコンロ、従来モデルの「タフまる」を約60%も小型化したものです。
サイズは28.6×19.3×12.2cm。付属のケースは32×25.2×13.5cm。
カラーはオリーブ(カーキ)とブラックの二種類。ちょっぴりミリタリー感が楽しめるカラーリングとなっています。
耐荷重はコールマンのシングルガスストーブ120Aと同じく約10kg。
二重風防、多孔式バーナーで風にも強いです。
コールマンのシングルガスストーブ120Aと違うのは、使用するガスがCB缶。
イワタニのCB缶(イワタニカセットガス・イワタニカセットガスジュニア・イワタニカセットガスパワーゴールド)が推奨されています。
ガスの消費量は約169g/h 、連続燃焼時間はカセットガスジュニアで約45分、セットガス、カセットガスパワーゴールドで約102分。
ただしこの数値は、気温20~25℃、強火連続燃焼にてカセットボンベ1本を使い切るまでの実測値となります。
連続使用時間、使用環境、消費量、そしてデザインに違いがあります。
特にCB缶かOD缶かでどちらか決めてもよいかと。
どちらもキャンプでも家庭でも使いやすいおすすめ製品ですが、安定して使用しやすいのはコールマンのシングルガスストーブ120Aに軍配があがるかもしれません。
商品名 | シングルガスストーブ120A | タフまるJr. |
サイズ | 約37×23×23/15(h)cm | 約28.6×19.3×12.2cm |
耐荷重 | 10kg | 10kg |
重量 | 約2.3kg/ケース込約2.9Kg | 約1.6kg/ケース込約2.5kg |
火力 | 2.5kw(2,150Kcal/h) | 2.3kw(2,000Kcal/h) |
ガス缶 | OD缶 | CB缶 |
コールマンのシングルガスストーブ120Aはどこで買える?
現在、コールマンの公式通販サイトでは品切れとなっています。
購入するとしたら、楽天市場やヤフーショッピング、アマゾンなどの通販サイトが便利。
コールマンのガス缶も一緒にまとめ買いしてしまうのがおすすめです。
価格もコールマン公式では税込11,800円となっていますが、楽天市場などではもともと値引きしているケースも多く、お得に買えるセールの日やポイントが倍増する日などを利用するともっともっとお得になります。
まとめ
コールマンレッドの赤いボディと2段階に高さが調整できる便利な脚。
そして重いものを載せても安定して使える風防一体型のゴトクと、標高の高い場所や寒い気温でも火力を保てるOD缶。
コールマンの定番であるシングルバーナー「ファイヤーストーム」と、高い火力と安定感でメーカーの顔となったロングセラー商品「ツーバーナーストーブ」と並ぶ形で登場したシングルガスストーブ120Aは、コールマンの2つのバーナーの間を取るとってもちょうどいい製品です。
ソロキャン用としても、セカンドバーナーが欲しいファミキャンさんにもおすすめできます。
評判も良く、口コミやキャンプのブログなどでも高評価を集めているんです。
2段階の高さ調節ができる脚のおかげで接地面が遠くなるので、テーブルや地面に熱を与えないところもいいところ。
この脚のおかげで、コールマンのシングルガスストーブ120Aはどこでも場所を選ばず使えます。
価格はコールマン公式では税込11,800円となっていますが、現在はもう少し安く販売されています。
さらに楽天市場やヤフーショッピング、Amazonなどでは、もっともっと価格が安いのでそっちの方がお買い得かも!
キャンプに持っていきたいシングルバーナーの選び方とおすすめの紹介!シングルバーナー選びにはポイントがある!
ソロキャンプでシングルバーナーを使ってコーヒーのお湯を沸かしている姿を見た時、今までなんとも思っていなかったシングルバーナーがふとかっこよく見えました。 何年もの間にキャンプに行って、その間に何度かシ ...
続きを見る
関連記事
アイキャッチ画像 出典:楽天
最新記事 by あっちゃん (全て見る)
- ソロキャンプにはコンパクトな焚き火台を!軽量&コンパクトでオシャレな焚き火台の選び方とおすすめ商品7選 - 2024年10月7日
- ソロキャンプにはグリルスタンドでキャンプ料理を楽しもう!焚き火調理台として使うメリットと選び方を紹介! - 2024年10月3日
- 人気ポータブル電源BLUETTIのAC70はコンパクトだけど高出力!優れた特徴とレビューを紹介!!【PR】 - 2024年9月25日