1日の終わりにキンキンに冷えたビールを1杯。
その美味しさはどんな時も変わらず、キャンプでももちろん楽しみたいですよね。
到着してからすぐにお飲みたい気持ちを抑えて、設営作業後の1杯は特に格別のもののはずです。
ビールを美味しく飲める場所と言えば、ビアホールや居酒屋などの飲食店が思い浮かぶと思います。
これらのお店には業務用のビールサーバーが置いてあって、ビールが一番おいしい状態をキープできるように保管や注ぎ方にも工夫を凝らしていますよね。
そんなビールサーバーは、現在家庭用としても普及していて多くの方に愛用されています。
中には軽く持ち運びしやすいものもあって、ソロキャンプにも持っていって愛用している人もいるようです。
そこで今回は、ソロキャンプにも気軽に持ち出せる、軽くて小型で使いやすいビールサーバーについて詳しく掘り下げてみたいと思います。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2021.5.26に公開した記事を引っ越しして一部修正したものです。
目次
コンパクトで持ち運びOKなビールサーバーはソロキャンプにもおすすめ!
そもそもビールサーバーとは?
ビールサーバーとは、専用の密閉容器で気が抜けてしまわないよう炭酸ガスで圧力をかけて中身のビールの劣化を防ぎつつ、ビールをグラスに注ぐことができる道具です。
保冷機能があり、容器の中のビールをちょうどいい飲み頃の温度にキープすることもできます。
業務用ばかりではなく家庭用も人気で、持ち運びしやすく難しいメンテナンスもなく、炭酸ガスを使用しない為にランニングコストも安いといったモデルも沢山登場していて、選択肢が幅広くなっているんです。
キャンプで美味しいビールを楽しむ3つのコツ
出典:楽天
①よく冷やす・冷やしすぎに注意
ビールが美味しい温度は夏なら4~6℃、冬なら6~8℃がおすすめと言われています。
もちろんキャンプでは飲む直前までクーラーボックスの中で冷やしておきますよね。
冷たいビールを飲みたいのはわかりますが、ただクーラーボックスは開け閉めをすると頻繁に繰り返すと庫内の温度が上がってしまうので、そこには注意が必要です。
また、保冷材はキャンプやアウトドア専用のものを使用するのがおすすめです。
しかし、冷やしすぎにも要注意。
夏場はグラスまで冷やしている人もいるようですが、冷やしすぎてしまうとビールの濁りを引き起こしたり、風味や味が悪くなってしまうこともあるんです。
ビールサーバーの種類によっては、専用の容器に保冷機能がついていて、冷たさをキープしてくれるものもあります。
②ビールと泡の黄金比は7:3
ビールの美味しさの決め手は泡にもありますよね。
その黄金比は7:3と言われており、泡の質感にもこだわりを持ちたいものです。
ビールの美味しい泡はグラスに注ぐときちょっとしたポイントをおさえることで作り出すこともできますが、ビアホールのようなふわふわでクリーミーな泡となるとやっぱり難しいですよね。
ビールサーバーには泡を作り出したり調節する機能があって、誰でもどこでも簡単に美味しい泡を作り出すことができます。
③グラスやジョッキを使おう
キャンプでは楽だからとついつい缶のまま飲んでいる人が多いと思います。
缶ビールには長期間の保管による劣化を防ぐために、余分なガスが入れられています。
このガスは缶からグラス・ジョッキに注ぐときに自然に抜けるものなので、缶ビールを美味しく飲みたいときは是非グラスやジョッキに注いで飲んでみてください。
ビールサーバーの種類にはどんなものがある?
出典:楽天
①卓上タイプ
卓上タイプは、テーブルなどの卓上に置いて使用するビールサーバーです。
クーラーボックスが不要な保冷機能を備えたものや、泡の量を自分好みに調整出来たりなど、性能や工夫しだいでビアホールのビールを再現することもできます。
どちらかと言えば本体サイズが大きめなものが多いので、ソロキャンプの場合は本体容量やサイズを確認しておくと良いと思います。
また、おしゃれなデザインのものが多いのもこちらのタイプだと思います。
②ハンディタイプ
缶ビールや瓶ビールに直接取り付けてグラスに注ぐだけで泡たっぷりの美味しいビールを作り出すことができるのがハンディタイプ。
本体は小さく軽量なものが多いので、ソロキャンプでも持ち出しやすいはずです。
③その他
その他の似た商品としては、泡フォーマーやグロウラーなどがあります。
ビールを注いだグラスやジョッキにマドラー型の泡フォーマーを入れて泡をたてるもの、コースター型の泡フォーマーやビール瓶などの口に装着して泡を立てる泡フォーマーなどがあります。
グロウラーは、厳密にはビールサーバーというよりテイクアウト用のビール用密閉容器のことなのですが、商品によってはこのグロウラーに簡単な追加部品を取り付けることでそのままビアサーバーとして使用できるようになる製品があったりします。
これらはかなりコンパクトなものが多いので、ソロキャンプでもかさばらずに持ち運べると思います。
選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか?
泡の発生方式
①炭酸ガス方式
炭酸ガス方式は、容器内に入れられた炭酸ガスで圧力をかけ、中身のビールの炭酸抜けや劣化を防ぐ方式です。
このガスを使って、ビールサーバーからグラスへビールを移し替えて注ぐことができます。
業務用でも使われるタイプで、なめらかで口当たりの良い泡を作り出し、まるでビアホールで飲むようなビールを再現することもできます。
しかしこの炭酸ガスは消耗品で使用する度に減っていってしまうので、ガスボンベの取り換えが必要になります。
②超音波式
超音波を利用して1秒間に数万回もの細かな振動を与え泡を作り出すのが超音波式です。
ガスボンベなどを使用しないため追加コストがかからず、本体価格もお手頃なものが多いので、家庭用のビールサーバーでよく使われる方式となりました。
また、電池などの使用が可能なコードレスタイプのものもあるので、キャンプのような野外での使用におすすめです。
ソロキャンプにおすすめなビールサーバー5選
Growler Werks ukeg(ユーケグ)
出典:楽天
ユーケグのビールサーバーは、飲食店と同じ炭酸ガス方式を利用しているので小型ながらも本格的です。
クラフトビール用加圧機です。
メタリックなカラーに金属製のパーツ、中身の残量がわかるメモリ付きと、どこかSFチックでスチームパンク風の武骨なデザインがとてもスタイリッシュですよね。
耐久性が高い18/8ステンレススチール製の真空断熱構造で、中身のビールを冷たく保ってくれます。
サイズは133x207x277mmで、容量は1.9リットル。
とても軽量で、卓上タイプながら取っ手がついているボトル型なので、持ち運びしやすいのも嬉しいポイントです。
タップハンドルもついていて、好きな量を調節しながら注ぐことができます。
Growler Werks ukeg(ユーケグ) スペック
詳細
サイズ:133mm×207mm×277mm
重量:1.6kg
容量:64オンス(1,893ml)
付属品:CO2カートリッジ8g(2個入り)
グリーンハウス GREEN HOUSE カクテルビールサーバー ブラック GH-BEERLS-BK
出典:楽天
グリーンハウスのビールサーバーが対応している缶飲料のサイズは500ml、350ml、330ml。
ペットボトルなどは500ml(直径70mm、高さ235mm以内)。
自分好みの飲み物を2本入れ、レバーを倒すだけでオリジナルビアカクテルを作ることができます。
また、最大1リットルまでのビールサーバーとしても使用できます。
1秒に4万回振動を与える超音波方式でクリーミーな泡を作り出し、保冷剤とWウォール構造で中身の飲み物を冷たくキープしてくれます。
単三乾電池2本で稼働するのでキャンプへ持っていくことも可能です。
本体ユニットと中蓋は丸洗い可能なのも、清潔さを保てて良いと思います。
グリーンハウス GREEN HOUSE カクテルビールサーバー ブラック GH-BEERLS-BK スペック
詳細
サイズ:W203 × D218 × H460 (mm)
対応缶:缶飲料500ml、350ml、330ml ペットボトルなど500ml(直径70mm、高さ235mm以内)
耐熱温度:60℃
耐冷温度:-10℃
電源:単3形乾電池2本
付属品:レシピブック
グリーンハウス GREEN HOUSE ハンディビアサーバー 缶ビール用
出典:楽天
グリーンハウスのハンティタイプのビールサーバーも、軽量でキャンプで使いやすそうです。
ハンティビアサーバーが使用できる缶のサイズは、250ml 330ml 350ml 500ml。
1秒間に4万回震える超音波振動でクリーミーな泡を作り出します。
使い方は、蓋を開けた缶ビールに注ぎ口をセットして、ボタンを押さずに中身を注ぎ、その後ボタンを押しながら注ぐと泡が出るようになります。
キャンプなど野外でも使いやすいように、従来品より1回り小さくスリムになっています。
ビールから泡を絞り出すのではなく、新しいビールから泡を追加する方式を採用しているので、泡の下のビールの美味しさはそのままに泡を手軽につぎ足すことができます。
細かく分解もできるのでお手入れが簡単で、注ぎ口は丸洗いも可能です。
電源は単4電池2本で稼働し、電源も不要。
ただし長時間の使用でパワーは弱まっていくので、キャンプやバーベキューなどではスペアの電池を持参することをおすすめします。
グリーンハウス GREEN HOUSE ハンディビアサーバー 缶ビール用 スペック
詳細
サイズ:W118×D74×H135(mm)
重量:約115g
耐熱温度:60℃
耐冷温度:-5℃
電源:単4形アルカリ乾電池×2本(電池持続時間 約30分)
BEER HOUR RICH ビールアワー リッチ
出典:楽天
ビールアワーのリッチは、キリン・アサヒ・サッポロ・サントリーの350ml・500ml缶に対応しているハンディタイプのビールサーバーです。
単4電池1本で稼働し、電池寿命は350ml缶なら約100本分もの長い時間稼働することができます。
缶ビールに装着するだけで本格的な美味しい泡が作れるのは、注ぎ口に内蔵された羽根のおかげ。
この羽根はレバーを押すと回転し、ビールをきめ細かく泡立てます。
ワンタッチで切り替え可能なので使いやすく、誰でもお店のような泡の美味しいビールを再現することができます。
BEER HOUR RICH ビールアワー リッチ スペック
詳細
サイズ:幅7×奥行14×高さ16.5~21cm
重量:約150g
対応缶:キリン・アサヒ・サッポロ・サントリーの350ml / 500ml 缶
電源:単4アルカリ電池1本(電池寿命 350ml缶 約100本分)
まとめ
家庭でもふわふわの泡がたっぷりと入ったビールが飲めたら幸せですよね!
ビールサーバーはそんな夢をかなえる便利なアイテムです。
ビールを入れた卓上ビールサーバーからビールを注げば、すぐにでもビアホールのようなおいしいビールが楽しめます。
このビールサーバーは最近では小型で軽く、ランニングコストがかからない上に扱いやすいという製品も登場しているので、キャンプに持ち出す人も多くなりました。
中にはビールの缶を取り付けるだけで使えるハンディタイプのものもあります。
軽くてすぐに使えるものなら、ソロキャンプにも気軽に持ち出せますよね。
また、卓上タイプが扱いにくいかといえばそうでもなくて、保冷機能がついていれば冷たいビールを中に入れてそのまま持っていけば大丈夫。
かさばりがちなクーラーボックスに空きが生まれます。
他にもジョッキに直接入れて泡をたてるマドラータイプや、コースター状のビアフォーマーにジョッキを載せて使うタイプ、テイクアウト用のビール用容器グロウラーに装着して使うものなど、ニーズに合わせて様々な製品が出ています。
キャンプでも、ビアホールのような美味しいビールが楽しめるビールサーバーがおすすめです。
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