ここ数年人気が出始めているポータブル冷蔵庫。
冷蔵庫と冷凍庫が使え、キャンプ場でも食材やドリンクをキンキンに冷やしておくことができます。
もちろんソロキャンプでも、この便利なアイテムを使いたいと考えている人は多いはず。
そこで昨年から絶大な人気があるHiKOKIのコードレス冷温庫の、新しくラインナップされたコンパクトサイズに注目なんです。
僕もレビューしたHiKOKIのコードレス冷温庫は25リットルの容量のもの。
新しくラインナップされたのは、容量が18リットルとコンパクトになっています。
今回は、このHiKOKIのコードレス冷温庫UL18DCと、これまた人気があるマキタの充電式保冷温庫を比較しながら紹介したいと思います。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2022.8.3に公開した記事を引っ越しして一部修正したものです。
目次
HiKOKIのコードレス冷温庫とマキタの充電式保冷温庫小型を比較!
従来のコードレス冷温庫
僕もレビューしたHiKOKIのコードレス冷温庫UL18DB(25L)は、キャンプで使うポータブル冷蔵庫として注目されています。
HiKOKIのコードレス冷温庫UL18DB(25L)をソロキャンプで使うとなると、容量よりも外寸のサイズが大きいことがちょっと懸念材料になってしまいます。
冷蔵庫の中の温度を下げる為にはコンプレッサーという機械が必要。その為、ポータブル冷蔵庫にはそれを内蔵するスペースを確保する必要があり、必然的にサイズが大きくなってしまいます。
例えば外寸はクーラーボックスと同じくらいでも、庫内はコンプレッサーのスペースを除いた残りのスペースになってしまうので、容量は少なくなってしまうんです。
実際の容量は25リットルなのに、外寸は45リットルのクーラーボックスと同じぐらいの大きさ。
ソロキャンプなら、ポータブル冷蔵庫も少し小さめの方が使いやすいはず。
その分容量が減ってしまっても、持ち運びが便利な方が良いですよね。
そこで紹介したいのが、HiKOKIのコードレス冷温庫のコンパクトサイズのUL18DC。
外寸が従来のものより約100mm程度コンパクトになっているんです。
容量は18リットルと、従来の25リットルよりも減ってしまいますが、このサイズならソロキャンプにピッタリ。
どちらもバッテリーを内蔵できるので、電源がなくてもしばらくの間使えます。
またポータブル電源などと組み合わせることで、さらに長時間使えるようになり、キャンプではとても便利なんです。
ポイント
・HiKOKIの従来品は25LのUL18DB
・コンパクトサイズの18LはUL18DC
・25LのUL18DBより18LのUL18DCの方が約10cm幅が短い
参考HiKOKI(ハイコーキ)のコードレス冷温庫をレビュー!ソロキャンプでポータブル冷蔵庫を使ってきたらめちゃくちゃ快適で良かったので詳しく紹介します【PR】
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マキタの充電式保冷温庫
出典:楽天(CW001GZ)
本体にバッテリーを内蔵できるタイプのポータブル冷蔵庫として、マキタの充電式保冷温庫も人気があります。
マキタは工具メーカーとして品質と共に人気も高いですよね。
そんなマキタの充電式保冷温庫を見てみると、容量がHikokiの18リットルにに近いもので20リットルと7リットルがあります。(50Lの大容量の物も販売されています)
マキタのバッテリーは、40Vmaxバッテリーと18Vバッテリーがあり、20リットルの充電式保冷温庫は、その両方が使えるタイプと、18Vのバッテリーだけ使えるタイプがあります。
40Vmaxバッテリーは2019年に登場し、従来の18Vのバッテリーよりパワーがあり連続使用時間もアップした物です。
20リットルのサイズはその両方が使えるCW001GZと、18Vバッテリー専用のCW180DZの2種類があります。
そして、この2種類ではサイズに微妙な違いがあるんです。
両方使えるCW001GZの方はW66.3×D34.1×H37.2cm、18VだけのCW180DZ方はW62.3×D34.1×H37.15cmと、幅に4cmほど差があります。
以下からはややこしくなってしまうので、20リットルの充電式保冷温庫は、両方使えるCW001GZとしてお話ししていきます。
ポイント
・マキタの20Lの充電式保冷温庫は2種類ある
・18Vバッテリーだけが使えるCW180DZ
・40Vmaxバッテリーと18Vバッテリーが使えるCW001GZ
サイズの違い
出典:楽天
7リットルの充電式保冷温庫のサイズは、W45.6×D24.5×H30.8cmとなっています。
HiKOKIのコードレス冷温庫の25リットルは、サイズがW65.3×D34×H45cmなので、どちらかと言えばマキタの20リットルに近いサイズ。
HiKOKIの18リットルはW55.3×D34×H45cmとなっているので、マキタの20リットルと7リットルの中間ぐらいのサイズ感です。
容量で並べると、以下のようになります。
ポイント
HiKOKIコードレス冷温庫UL18DB(25L)>マキタ 充電式保冷温庫CW001GZ(20L)>HiKOKI コードレス冷温庫 UL18DC(18L)>マキタ 充電式保冷温庫CW003GZ(7L)
サイズで並び替えるのは難しいですが、横幅だけで比較するとマキタ 充電式保冷温庫CW001GZ(20L幅66.3cm)>HiKOKI コードレス冷温庫(25L幅65.3cm)と上位が入れ替わってしまいますが、高さで比較するとHiKOKIの25リットルの方が45cm、マキタの20リットルが37.2cmと、容量順の通りになります。
以上のことから、外寸ではHiKOKIのコードレス冷温庫UL18DB(25L)とマキタの充電式保冷温庫CW001GZ(20L)は近く、元々HiKOKIの25リットルがソロキャンプではちょっと大きいかなと言う話だったので、ソロキャンプで使う物としてはHiKOKIのコードレス冷温庫 UL18DC(18L)とマキタの充電式保冷温庫CW003GZ(7L)を比較したいところです。
ただこの2種類では、容量に大きな差があります。
外寸でも幅で約10cm程度の差があるので、比較して差が出たとしても「ああ、そうだな、当たり前だよ。」という感じになってしまうと思います。
庫内の容量も違うので冷やすまでの時間や冷え方にも違いが出てしまうので、結果的にバッテリーの持続時間にも差が出てしまうと思われます。
ポータブル冷蔵庫 | サイズ(外寸) | 重量(バッテリー1つ装着時) |
マキタ 充電式保冷温庫CW003GZ(7L) | W45.6×D24.5×H30.8cm | 8.8kg |
HiKOKI コードレス冷温庫 UL18DC(18L) | W55.3×D34×H45cm | 15.2kg |
マキタ 充電式保冷温庫CW001GZ(20L) | W66.3×D34.1×H37.2cm | 16.1kg(2つ装着時) |
HiKOKI コードレス冷温庫UL18DB(25L) | W65.3×D34×H45cm | 16.6kg |
庫内の温度
※HiKOKI コードレス冷温庫UL18DC
HiKOKIのコードレス冷温庫UL18DC(18L)は、庫内を-18℃〜60℃に調整する事が出来ます。
細かな設定-15℃〜60℃の間で5℃単位で行えます。
2部屋にして使った場合は、温度差を最大で60℃にできます。例えば片側を冷蔵庫として0℃に設定して、もう片方を保温用に60℃としておけるんです。
ちなみに仕切り板を付けた場合、容量は左右とも8リットルにってしまうので、合わせて16リットルという事になります。
出典:楽天※マキタCW003GZ
マキタの充電式保冷温庫CW003GZ(7L)も-18℃〜60℃で調整可能。
仕切り板はなく、HiKOKIのように部屋を分けて使う事はできません。(20Lも1部屋)
温度調整は-18℃〜10℃の間で7段階、30℃〜60℃の間で7段階、合わせて14段階の調整が出来ます。(10〜30℃間以外の間隔は5℃単位)
この事を考えるとHiKOKIの方が、細かな設定ができる感じです。
ちなみにHiKOKIの25リットルのコードレス冷温庫では、設定温度は同じですが、温度差の最大は30℃となっています。
HiKOKIのコードレス冷温庫は2部屋に仕切り5℃単位で設定できるの対し、マキタの充電式保冷温庫では1部屋で14段回の設定になっています。
ポイント
・HiKOKIのコードレス冷温庫UL18DC(18L)は、庫内を2部屋で使え-18℃〜60℃で設定可能。-15℃〜60℃間は5℃単位で設定。
・マキタの充電式保冷温庫CW003GZ(7L)は1部屋で-18℃〜60℃で14段階に設定(10〜30℃間以外の間隔が5℃単位)
500mlのペットボトルは何本入る?
※HiKOKI コードレス冷温庫UL18DC(18L)
HiKOKIのコードレス冷温庫UL18DCは、仕切り板を外した状態で庫内は18リットルの容量です。
500mlのペットボトルは縦にして12本入ります。横に寝かせたら20本収納可能です。
出典:楽天 ※マキタ 充電式保冷温庫CW003GZ(7L)
マキタの充電式保冷温庫CW003GZ(7L)では、6本までとなっています。マキタでは横置きについて記載がないので、縦置きだけに絞ると容量が倍以上違うHiKOKIの方が当たり前のようにたくさん入る事になります。
大きなサイズで比較するとHiKOKIのコードレス冷温庫UL18DB(25L)では縦置きで15本、横置きで25本です。
マキタの充電式保冷温庫CW001GZ(20L)は、20本収納できます。
本体のサイズではマキタは横に広く、HiKOKIは高さがありました。
その為、500mlのペットボトルを立てるか横にするかで本数が違ってくるようです。
マキタは横置きで何本入るか分かりませんが、容量が大きければそれに比例してペットボトルの本数も増える事になります。
ソロキャンプで使った時、HiKOKIのコードレス冷温庫UL18DC(18L)は、多分2部屋にして使う事が多いと思います。
その時は仕切り板の分容量が減るので、ペットボトルの収納本数も少なくなります。片側だけ冷蔵庫として使ったときには、容量が8リットルになります。
バッテリーの持続時間
出典:HiKOKI
HiKOKIのコードレス冷温庫UL18DC(18L)には、バッテリーのBSL36B18が標準装備されています。
これを冷凍庫と冷蔵庫の2部屋モード(-18/5℃)で使った場合、バッテリー1つで約4時間15分連続して使えます。
1部屋モードにして-18℃では約4時間、5℃では約10時間使えます。
出典:楽天※マキタCW003GZ
マキタの充電式保冷温庫CW003GZ(7L)を40Vmaxバッテリー1本で使った場合、-18℃で約7時間、5℃では約16時間30分となります。
バッテリーの違いや庫内の容量に差はありますが、使用時間だけで考えるとマキタの充電式保冷温庫CW003GZ(7L)が勝っています。
容量の大きなHiKOKIの25リットルでも見てみると、2部屋モード(-18/5℃)で、バッテリー1つで約4時間、1部屋を-18℃で約3時間30分、5℃で約9時間15分となっています。
マキタの充電式保冷温庫CW001GZ(20L)でも、CW003GZ(7L)と同じになっています。(記載は2本使った時間しかありませんでした。)
ソロキャンプで使った場合の連続使用時間をHiKOKIの18リットルとマキタの7リットルで比較すると、マキタの方がバッテリー1つでも大分長く使えるようです。
その他の違い
HiKOKIのコードレス冷温庫UL18DC(18L)には、庫内に溜まった水を排出するドレインコックが配置されています。
ポータブル冷蔵庫を使い終わって電源を切ると、庫内に張りついていた霜などが溶けて、水が貯まることがあります。
ドレインコックは、このような水を抜く水抜きに使えて便利なんです。
この水抜き栓のドレインコックは、多分マキタの方にはないのではないかと思います。
庫内の写真を見ても、説明書きにも記載されていませんでした。
出典:楽天
しかしマキタには、栓抜きが付いています。
ビンテージのクーラーボックスに付いている瓶の栓抜きが配置されています。
これはHiKOKIにはない機能です。
出典:HiKOKI
庫内のライトは、HiKOKIのコードレス冷温庫には付いているのですが、マキタの充電式保冷温庫にはライトはなさそうです。
どちらもIPX4の防水等級です。
IPX4だと、「あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない」という感じなので、めちゃくちゃ濡れても大丈夫という事はなさそうです。
キャンプでは、なるべく雨に濡れないように使うのが良さそうです。
まとめ
ソロキャンプで使うのに良さそうなポータブル冷蔵庫を見つけました。
HiKOKIのコードレス冷温庫なんですが、従来品は25リットルで少々外寸が大きめ。
ソロキャンプでももちろん使えるのですが、ちょっと存在感あり過ぎじゃないかと思っている人に、ワンサイズ小さい18リットルのモデルがおすすめです。
新しく出たHiKOKIのコードレス冷温庫UL18DC(18L)ですが、ただサイズが小さくなっただけではなく、より使い勝手が良くなっています。
またライバル機種としてマキタの充電式保冷温庫が挙げられると思うのですが、それらとも比較してみました。
18リットルと同等のサイズがなく、比較するとしても公正な判断は難しいのですが、個人的にはHiKOKIのコードレス冷温庫の方が細かな点も含め良いのかなと感じました。
キャンプで冷たい食べ物やドリンクを飲めるように、ポータブル冷蔵庫の導入がおすすめです。
またコンパクトサイズのポータブル冷蔵庫なら、HiKOKIのコードレス冷温庫が良いと思います。
カラーは従来と同じアグレッシブグリーンとフォレストグリーン、そしてイチオシのサンドベージュが追加になっています。
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昨年辺りから、ポータブル冷蔵庫の人気がキャンパーの中で高まっています。 現在特に人気が高いのがHiKOKIのコードレス冷温庫と、マキタの充電式保冷温庫だと思います。
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