昨年辺りから、ポータブル冷蔵庫の人気がキャンパーの中で高まっています。
現在特に人気が高いのがHiKOKIのコードレス冷温庫と、マキタの充電式保冷温庫だと思います。
どちらも工具メーカーという共通点と、バッテリーをポータブル冷蔵庫に搭載して使えるという機能的にも近い物があるんです。
僕が現在HiKOKIのコードレス冷温庫を使っている事もあり、ちょっとえこ贔屓しちゃってるかも知れませんが、機能的に見たらやっぱりHiKOKIの方がおすすめしたくなっちゃうんです。
それは庫内を2部屋にでき、それぞれ冷蔵庫と冷凍庫として使えるから。
食材を冷蔵しながら、アイスクリームを冷やしておけるなんて、甘党の僕からしたら最高の機能。
そんな事もあり、今ではクーラーボックスの出番はめっきり減ってしまい、その代わりにHiKOKIのコードレス冷温庫が活躍しています。
このHiKOKIのコードレス冷温庫の従来のサイズは容量が25リットルで、外寸は45QTのハードクーラーボックスより一回り小さいサイズ感。
そして、今年新しくラインナップに加わったのが、さらにコンパクトな18リットルのサイズなんです。
今回は、HiKOKIのコードレス冷温庫のコンパクトサイズのUL18DCを従来のサイズのUL18DBと比較しながら紹介したいと思います。
目次
HiKOKIのコードレス冷温庫に18リットルのコンパクトタイプが出た!
従来のUL18DBとコンパクトなUL18DCでサイズ比較
HiKOKIのコードレス冷温庫の従来のモデルはUL18DBの型式番号で、新しくラインナップに加わったコンパクトサイズはUL18DCと、最後がBからCに変わっています。
なので新しい方をCと覚えておくと、わかりやすいかも。
でも今回は、容量も記載してなるべく分かりやすく書いていきます。
従来のコードレス冷温庫UL18DBは、庫内の容量が25リットルあります。
庫内の容量の割には外寸が大きく、クーラーボックスで例えると45QTの物より一回り小さいぐらい。
サイズ的には653×340×450(h)mmと、そこそこの存在感があるんです。
今回新しくラインナップに加わったコードレス冷温庫UL18DCは、庫内の容量が18リットル。
外寸は553×340×450(h)mmと、奥行きと高さは同じですが、幅が25リットルのUL18DBよりも10cm短くなっているんです。
この10cmの差は意外にバカに出来なくて、見た目が大きく変わるし、車載時や自宅でも収納がしやすくなります。
従来のHiKOKIのコードレス冷温庫をキャンプで使うと、見た目のサイズ的にはファミキャンに似合いそうな感じでした。
ソロキャンプでも使えない事はありませんが、ちょっと大きいかなと思うサイズ感でした。
18リットルのコンパクトなUL18DCは、逆にソロキャンプにピッタリ似合うサイズ。
1人でも違和感なく使えそうです。
形式番号 | UL18DB | UL18DC |
容量 | 25L | 18L |
サイズ・外寸 | 653×340×450(h)mm | 553×340×450(h)mm |
重量(バッテリーなし) | 15.6kg | 14.2kg |
容量の違い
従来のHiKOKIコードレス冷温庫UL18DBの庫内の容量は25リットル。
HiKOKIのコードレス冷温庫は、庫内を仕切り板で2部屋に分割して使えるのですが、その時で左側が8リットル、右側が15リットルの合わせて23リットルになります。
僕は最近このコードレス冷温庫を1人で使う事が多いのですが、一人分の食材では充分の容量です。
何を作るか、それによる食材の量にも影響されますが、今のところは大丈夫。
1〜2人分の食材は入るのではないでしょうか?
しかし、めちゃくちゃ大容量ではないので、もしがっつり料理をする人だったら、足りなくなると思います。
ちなみに公式の説明では、1部屋で使った時は500mlのペットボトルが縦にして15本、横置きにして25本収納出来るとあります。
また2部屋にした時は、左側に2リットルのペットボトル何縦に2本、右側には4本収納できます。
ソロキャンプでは、これだと少し容量が多いなと感じる方もいらっしゃるかも知れません。
その場合には、18リットルと容量が小さくなったHiKOKI コードレス冷温庫UL18DCがおすすめ。
庫内は18リットルなので、よくデイキャンプなどで活躍するソフトクーラーボックスと同じくらい。
僕もスノーピークのソフトクーラーボックス18を持っていますが、デイキャンプやソロキャンプならこれでも充分な時もあります。
18リットルのUL18DCも庫内を2部屋にする事ができ、その時は左側で8リットル、右側で8リットルと左右同じ広さで使えます。
容量的には合わせて16リットルになってしまいますが、冷凍庫と冷蔵庫の2つを同時に使えるというメリットがあります。
ペットボトルで例えると、1部屋の時には500mlが縦に12本、横置きで20本収納出来ます。
また2部屋にすると、左右とも2リットルのペットボトルが2本づつ収納する事ができます。
従来のモデルと新しいコンパクトサイズのモデルでは、容量が25リットルと18リットルと違い、また2部屋にする事でそれぞれ23リットルと16リットルになります。
それを参考にすると、従来のUL18DBよりコンパクトなUL18DCの方が、2リットルのペットボトル2本分コンパクトになっているようです。
庫内の温度
HiKOKIのコードレス冷温庫、従来のUL18DBもコンパクトサイズのUL18DCも、庫内の温度は-18℃から60℃で設定する事ができます。
冷温庫と名前に付いている通り、-18℃の冷凍庫として使えるし、5℃ぐらいの冷蔵庫としても、使えます。さらには最高温度の60℃に設定すれば、温かく保温することも出来ちゃうんです。
しかもHiKOKIのコードレス冷温庫は、仕切り板で2部屋にすることで、それぞれ異なる温度に設定し、冷蔵庫と冷凍庫のようにして使えます。
でもここに少し違いがあり、従来のモデルのUL18DBでは、この温度差を30℃までにできます。
例えば片側を5度にしたら、もう片方は35℃が限界なんです。
しかし新しいコンパクトサイズのUL18DCでは、この温度差を60℃まで広げる事が可能になっています。
例えば片側0℃にしておき、もう片方を60℃の保温にする事も出来ます。
この方が、使い道があるような気がしますよね。
従来のタイプだと、冷蔵庫をメインにして0〜5℃で設定すると、保温が30〜35℃とちょっと低めの温度にしか設定出来なかったんです。
どちらの機種も2部屋で使えるという、他のメーカーより優るメリットがありますが、細かく見てみると、使い勝手に少し影響が出そうな違いがありました。
連続使用時間
HiKOKIのコードレス冷温庫は、今回のコンパクトサイズの登場により、容量が25リットルと18リットルの2種類になりました。
バッテリーはBSL36B18という同じ物を使用しているので、連続使用時間は庫内の容量の差があるのかも知れません。
しかし、念のために比較してみようと思います。
※UL18DB(25L)
コードレス冷温庫の従来の25リットルのUL18DBでは、バッテリーを1つ搭載し1部屋モードで−18℃の冷凍庫として使ったら約3時間30分連続使用する事ができます。
コンパクトなUL18DCだと、同じ条件で約4時間。
冷凍庫だけで使えば約30分の差が出てしまいます。
※UL18DC(18L)
次は5℃に設定し冷蔵庫として使った場合、25リットルのUL18DBでは、約9時間15分。
18リットルのUL18DCだと約10時間なので、今回は約45分の差があります。
60℃の保温では、25リットルのUL18DBは約3時間30分、18リットルのUL18DCは約4時間30分と約1時間の差が出ています。
2部屋で冷蔵庫と冷凍庫で使った場合、従来のUL18DBでは約4時間、新しいコンパクトサイズのUL18DCは約4時間15分と、こちらも差があります。
やっぱりどれも庫内の広さが影響していると思われますが、ソロキャンプならそれに合わせてコンパクトサイズにすれば、従来のモデルよりも長い時間使う事が出来ます。
カラーバリエーション
コンパクトなHiKOKIのコードレス冷温庫UL18DCが僕の目に留まった時に、心惹かれた事があります。
それは今までになかったベージュのようなカラーリング。
従来のモデルでは、オリーブカラーっぽいフォレストグリーン、少し深めの緑と白い蓋のアグレッシブグリーンの2種類がありました。
新しくラインナップされたコードレス冷温庫UL18DCでは、それに落ち着いた雰囲気があるベージュのサンドベージュが加わっています。
僕が使っているテントは、ベージュやブラックなので、今まで使っていたアグレッシブグリーンのポータブル冷蔵庫の色が浮いてしまうように感じていました。
そこに、テントやキャンプギアの色合いに似合いそうなサンドベージュのコードレス冷温庫が登場したら、どうしても惹かれてしまいます。
共感を得られるか分かりませんが、このコンパクトサイズのUL18DCがっつり欲しくなってしまいました。
しかしそんな訳にはいかないので、何とか現状のコードレス冷温庫を塗装して色を変えたくなってしまう程、このサンドベージュが羨ましくもあり惹かれてしまっています。
現在では、18リットルのHiKOKIコードレス冷温庫UL18DBにしか、このサンドベージュはラインナップされていません。
今後もし25リットルのUL18DBにも、カラーバリエーションが増えたら良いですよね。
コードレス冷温庫の便利さは変わらない
HiKOKIのコードレス冷温庫は、従来のUL18DBでもコンパクトなUL18DCでも、基本的には便利な使い勝手は変わりません。
重たいポータブル冷蔵庫にキャスターが付くことで、キャンプ場での移動時、または室内でもキャスターで楽に移動させる事ができます。
ポータブル冷蔵庫にはコンプレッサーが入っているので、食材を収納しなくてもそこそこ重たいんです。
キャスターがある事で、助けられる事も多いと思います。
実際に僕も室内の移動は無理して持ち上げる事はしないで、キャスターを使っています。
また充電方法は、ACコンセント以外に車のシガーソケットからの方法があります。
車から電源が取れるので、バッテリーを使い始めるのは、キャンプ場に着いてから。
キャンプ場への移動時にはバッテリーを消費しないのが助かります。
更にサービスエリアで車のエンジンを切ってもバッテリーに切り替わります。
その後車のエンジンを掛ければまた充電されるので、ポータブル冷蔵庫の電源が切れて庫内の温度が上がってしまうような事も防げるのが、かなりのメリットです。
まとめ
大人気のポータブル冷蔵庫、HiKOKIのコードレス冷温庫に 18リットルのコンパクトサイズUL18DCがラインナップに加わりました。
もちろんコンパクトと言っているだけあって、容量やサイズ的に従来のモデルより小さくなって、ソロキャンプなどでは使いやすくなっているんです。
冷蔵する食材が少ない方にとって、大きなサイズのポータブル冷蔵庫は移動させる事も大変だと思います。
それがコンパクトサイズになった事で、移動も楽になるし、サイトの雰囲気にもバッチリ似合うハズ。
しかも特に良いのが、新しく加わったサンドベージュのカラー。
今までは、どうもサイトの雰囲気に合わなくてしっくりた来ないと思っていたポータブル冷蔵庫も、おしゃれなカラーが登場したことで、より魅力的になったのではないでしょうか?
なかなか買い替えるのは難しいと思いますが、このカラーリングに個人的には惹かれてしまいました。
まだHiKOKIのコードレス冷温庫を持っていない方、または購入を考え中の方は、コンパクトサイズのUL18DCも検討してみてはいかがでしょうか?
従来の25Lのコードレス冷温庫UL18DBはこちら。
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