今や、キャンプにポータブル電源は欠かせないアイテムになりつつあるんじゃないかと最近思っています。
夏はポータブル冷蔵庫、扇風機やサーキュレーター、寒くなってきたら電気毛布やヒーター用と活躍する場が増えています。
キャンプはもちろん非常用に所持しておけば、何かと助かる事もあると思います。
キャンプに行かない時には、非常用として待機しておき、キャンプの時は家電製品を動かす便利な電力として持っておくのがおすすめです。
でも、いつも気になるのが、種類がたくさんあるポータブル電源のうち、どれを買ったら良いかという事。
デザイン重視?容量重視?それとも大きさ?やっぱり値段??
と、比較する必要があるポイントはたくさんあります。
しかし僕的には、まずは容量だと思います。
外見が良くても容量が少ないポータブル電源は、キャンプ場では活躍しにくく、結局スマホの充電専用になってしまったり、値段が安いポータブル電源を買ったら、安価=容量が少ないという事に繋がる事が大いにあります。
大は小を兼ねるではありませんが、容量が大きい方が、電源がないキャンプなどのアウトドアでは活躍する場面が多いと思います。
そこで今回レビューするのはJoyzisのポータブル電源BR1000です。
容量が270000mAh/1000Whなので、僕史上1番容量が大きいものになります。
Joyzisのポータブル電源BR1000をレビュー!
Joyzis ポータブル電源BR1000の特徴
①最大電力1000Wの機器に給電できる
ポータブル電源には供給出来る電力の最大値がそれぞれ決められています。
例えば、1番初めにレビューしたJackeryのポータブル電源400は、定格出力が200Wでそれ以下の消費電力の電化製品しか使う事ができませんでした。
普段よく使う扇風機やサーキュレーター、電気毛布やポータブル冷蔵庫などは、消費電力は100W以内なので使う事ができます。
しかしホットプレートや焼き鳥焼き器、または電気ケトルなど、キャンプでたまに使ってみたい家電製品や、非常時に使えたら便利な調理機器などは消費電力が高く、使う事ができません。
前回レビューしたBLUETTIのEB70は716Whの容量があり定格出力が700Wでしたが、なぜか出力が650Wの焼き鳥焼き器が使う事ができませんでした。
パネルに表示された消費電力が800Wを超えてしまっていたので、オーバーロードを起こしてしまい電源が切れることになってしまいました。
Joyzis ポータブル電源BR1000は定格出力が1000Wなので、今回は焼き鳥焼き器が使えるんじゃないかと期待しています。
このように、ポータブル電源があれば、何でもかんでも電化製品が使えるという訳ではなく、それぞれ決められた出力内の物しか使う事ができません。
しかしJoyzisのポータブル電源BR1000の定格出力が1000Wあれば、使える家電製品の種類も増えてきます。
何が使えて何が使えないか、諦める事が少なくなるのが良いと思います。
② 270000mAh/1000Whの大容量
ポータブル電源の容量によって、何がどれだけ使えるかに差がでてきます。
例えば、スマホを何回充電する事が出来るか、ポータブル冷蔵庫や電気毛布を何時間使えるのか、容量が大きいほど回数が多く長い時間使う事ができます。
Joyzisのポータブル電源BR1000の場合は容量が1000Whあり、抵抗などを考慮して80%使えるとすると、ポータブル冷蔵庫では55Wと考えると約14時間、電気毛布も強モードで約55Wなので約14時間と同じくらい使う事ができます。
しかも弱モードだと10Wぐらいになるので、約80時間と3日以上使えるんです。
暖房器具では実際に使える温度を考え、できれば強モードで使った時の電力で考えた方が良いかも知れません。
ちなみにスマホは5Wで約90回、カメラは20Wで約150回充電できるようです。
③8時間で満充電
出典:Amazon
Joyzisのポータブル電源BR1000は、約8時間で満充電する事ができます。
でも8時間で充電するのには、AC電源からDCポートへの充電とType-Cポートへの充電の両方同時にする必要があります。
それならAC電源を使っただけで充電するのなら、どのくらいか気になりますよね。
ポータブル電源の容量が大きい事もあり、家庭のコンセントを使うと約14時間必要になります。
時間に余裕があれば、それでも大丈夫そうですよね。
急ぎなら、ダブルで充電しちゃえば、キャンプ前日の就寝前に繋いでおけば良さそうです。
AC電源とType-C以外には、ソーラーパネル、シガーソケットも使う事ができます。
ちなみにソーラーパネルだと約18時間、車内のシガーソケットからだと約48時間かかってしまいます。
Joyzisのポータブル電源BR1000を充電していて気がついたのですが、充電中の音が静か。
BLUETTIではアダプターにファンが付いていて、それが充電中に鳴って音を立てていましたが、Joyzisのポータブル電源BR1000ではアダプターにファンが付いていないので音が静かでした。
④11台同時に充電できる
Joyzisのポータブル電源BR1000は、11台のデバイスを同時に充電する事ができます。
出力ポートは、USB2.0が2つ、USB3.0が2つ、DCポートが2つ、AC出力が2つ、シガーソケット1つ、PD60Wが1つ、ワイヤレス充電が1つになっています。
実際にキャンプ場で、使いそな電化製品を同時に繋げてみましたが、とてもじゃないけど11台のデバイスは繋げませんでした。
僕が繋いだのは、MacBook、Apple Watch、iPhone、サーキュレーター、モバイルバッテリーの6つ。
この他はちょっと思い付かなかったのですが、他にあったとしたら、カメラ類やゲームなのかなと思います。
11台同時に充電出来るのは、かなり頼もしいと思いました。
BR500という533Whのタイプも
出典:Amazon
Joyzisのポータブル電源には、BR1000の他に容量が533WhのBR500という機種もあります。
BR500では、ポータブル冷蔵庫や電気毛布を55Wと考えると、約8時間弱使う事ができます。
スマホは5Wで50回、カメラは20Wで60回充電する事ができます。
バッテリーの容量が少ないので、BR1000の約6割ぐらいといった感じになっています。
その他、充電はDCポートとType-Cの充電で約4時間と、充電にかかる時間はBR1000の約半分ぐらいです。
11台のデバイスを同時に充電出来るのは同じで、DCポート2つ、AC出力が2つ、USBが2つ、USB-Cが2つ、シガーソケット、PD60Wポート、ワイヤレス充電1つと、この辺りはBR1000と同じになってきます。
見た目のデザインも、BR500とBR1000では大きな違いはなさそうに見えました。
値段はBR500の方が、BR1000の約半分なので、お手軽に買う事が出来そうです。
僕のBASEでオープンしたネットショップかインスタでBR500のプレゼント企画を計画中です。
是非チェックしてみてください。
Jayzisポータブル電源 | BR1000 | BR500 |
バッテリー容量 | 270000mAh/1000Wh | 144000mAh/533Wh |
AC定格出力/瞬間最大出力 | 1000W | 500W |
ワイヤレス充電 | ○ | ○ |
ACポート数 | 2(100V 純正弦波) | 2(100V 純正弦波) |
USB出力ポート | PD60W×1+QC3.0×2+USB-A×2 | PD60W×1+QC3.0×2+USB-A×2 |
AC充電時間 | 14時間 | 8時間 |
最短充電時間 | 8h(AC+PD60W) | 4.5h(AC+PD60W) |
充電方式 | AC、PD、シガ-ソケット、ソーラーパネル | AC、PD、シガ-ソケット、ソーラーパネル |
重量 | 9.8 Kg | 6.3 Kg |
サイズ | 34.4x19.6x20.1cm | 34.4x19.6x20.1cm |
BMS
Joyzisのポータブル電源BR1000にはBMS(バッテリーマネージメントシステム)が搭載されています。
BMSで、過充電や過放電がないかリチウムイオン電池を監視しているので、安全性は確かなようです。
Joyzisのポータブル電源で使用しているのはリチウムイオン電池の一種で、三元系リチウムイオン電池というもの。
寿命が長いとされるリン酸鉄リチウムイオン電池より、安全性を高め、発熱量が少なく低温時の放電特性にも優れているものです。
リン酸鉄系リチウムイオン電池は、正極にリン酸をしようしているのですが、三元系リチウムイオン電池では正極にNMC(ニッケル、マンガン、コバルトの頭文字を取った化合物)を使用しているようです。
医療機器や電動自動車に使用されることの多い三元系リチウムイオン電池は、安心して使用できそうですよね。
ちなみに、Joyzisのポータブル電源BR1000では約400回のサイクル使える事になっています。
BR1000のサイズ感
Joyzisのポータブル電源BR1000のサイズは、幅34.4×奥行き19.6×高さ20.1cmで、重量が9.8kgです。
これが、なかなか大きい。
なかなか大きいのですが、前回レビューしたBLUETTIのEB70とあまり大きさは変わらないような感じです。
実際に並べてみると、正面から見たらJoyzisのBR1000の方が小さいようにも見えます。
容量が大きいポータブル電源の方が小さいなんて、ちょっと想像していなかったので、高さが低い分奥行きがあると思いました。
しかし、上から見比べてみてもJoyzisのBR1000の方が小さく見えるんです。
BLUETTIのEB70のサイズは幅32×奥行き21.7×高さ22.2cmとなっています。
正面から見た時に、高さがあるBLUETTIのEB70の方が大きく見えましたが、横幅は実はJoyzisのBR1000の方が大きかったようです。
ちなみに重量は、BLUETTIのEB70は約9.7kgなので、ほんの僅かですが軽くなっています。
容量が716WhのBLUETTIのEB70とはほぼ同じぐらいの大きさでしたが、その他の容量のポータブル電源と比較したらどうでしょう。
僕の持ってあるJackeryのポータブル電源400とAnyproのポータブル電源500とも並べてみます。
するとこの2機種とは、あからさまに大きさに違いがありました。
もちろんキャンプなどに持ち運びするのには小さくて軽量の方が便利ですが、見た目や重量感ではちょっと物足りなさも感じてしまいました。
ここにJackery ポータブル電源400も並べてみると、まるで家族写真のようになっちゃいました。
一概に全てがこうだとは言えませんが、容量が500Wh以上あると急にサイズが大きくなるように思えました。
大容量で重量感はありますが、BLUETTIもJoyzisも、なんだか頼もしく見えるのは僕だけでしょうか?
一応JackeryとAnyproのポータブル電源のサイズを記載しておくと、Jackeryのポータブル電源400は23×13.5×16(h)cmで3.4kg、Anyproのポータブル電源500は29×12×20(h)cmで4.5kgとなっています。
外観
Joyzisのポータブル電源BR1000の正面には、出入力の端子類がほぼ集中しています。
そして中央上部には、LCDディスプレイが配置されていて、使用時間、バッテリーの残量、消費電力などを確認する事が出来るようになっています。
LCDディスプレイの左にはDC入力ポートがあり、ACコンセントに繋いで本体を充電する時に使います。
その下にはDC出力ポートが2つと、蓋付きのシガーソケットがあります。
LCDディスプレイの下にはAC出力ポートが2つあり、多くの電化製品はここにコンセントを接続して使うようになります。
USBのポートはその隣に配置されていて、ポート内が青色の方が急速充電出力になります。
LCDディスプレイの右にはUSB-Cの出入力のポートがあります。
後1つ、ワイヤレス充電は本体上部に配置されていて、スマホを置くだけで充電できるようになっています。
実際に使ってみましたが、分厚いケースをつけているiPhoneでも問題なく充電する事が出来ました。
本体上部には、ワイヤレス充電の他にハンドルが設置されています。
前側と背面側に折り畳まれたハンドルを立てることにより、持ち運び時に持ちやすいハンドルになります。
前側と背面側のハンドルは、個々にみると少し細くて頼りないように感じましたが、合わせて持つ事でそれなりに厚みが出て、安定して持つ事ができました。
Joyzisのポータブル電源BR1000のサイドには、それぞれライトが配置されています。
大きなパネルがある左側には読書灯が。
スイッチを長押しする事で、読書灯が点灯します。
スイッチにも「長押し」と記載されているので、分かりやすくなっています。
実際に長押ししてみます。
・・・
ただ突然ボタンを長押ししても点灯しないようです。
どうやらLCDディスプレイを起動してから、読書灯のスイッチを長押しする事で点灯するようです。
明るさは1000ルーメンなので、かなり明るいです。
反対側には懐中電灯が配置されていて、こちらはボタンを押す事でSOSの点滅に切り替わります。
キャンプでは、皆さん別にLEDライトを持っていると思うので、主に使うのは非常用になると思います。
ポータブル冷蔵庫に使ってみる
最近、バッテリーを内蔵したハイコーキのコードレス冷温庫をクーラーボックス代わりに使う事が増えているんですが、流石に本体のバッテリーだけでは1泊2日のキャンプ中ずっとは使えません。
そこでポータブル電源に接続したりして、使用出来る時間を長持ちさせるようにします。
ハイコーキのコードレス冷温庫は、消費電力の記載がありません。なのでJoyzisのBR1000に接続してもLCDディスプレイに表示される数値を見てみました。
LCDディスプレイに表示される消費電力は約30W。
これだと約26時間使える事になります。
ただそれは始めだけで、その後85Wまで上がったので、それだと約9時間。
消費電力は冷却時に上がり、庫内の温度が下がったら消費電力が低くなると思われるので、一概に何時間と決めれないと思いますが、平均で55Wぐらい消費すると考えておけば良いのかも知れません。
焼き鳥焼き器
前回、BLUETTIのEB70で使う事が出来なかった焼き鳥焼き器でリベンジをしたいと思います。
焼き鳥焼き器は消費電力が650Wなので、定格出力が1000WのJoyzisのBR1000では問題なく使えるはず。
AC出力ポートに焼き鳥焼き器のコンセントを接続し、LCDディスプレイのスイッチを1回押して画面を表示させた後にACのスイッチを長押しします。
その後、焼き鳥焼き器の上に手をかざすと熱を感じます。
以前は、この段階で何故か電源が切れて使う事ができませんでした。
しかしJoyzisのポータブル電源BR1000では、問題無さそうです。
LCDディスプレイに表示される消費電力の数値は、637W前後。
BLUETTIの時は800Wを超えていたのに、JoyzisのBR1000ではそれはなさそうです。
焼き鳥を5本並べて、裏表しっかりと焼くとそこそこの時間が経過してしまいます。
さらにはもう一回焼き鳥の皮を5本焼いたら、バッテリー残量が40%を切ってしまいました。
それもそのはず、焼き鳥焼き器が650Wだとしたら、Joyzisのポータブル電源BR1000では約1.2時間しか使う事ができません。
それでも焼き鳥を10本焼き終わって40%弱の残量があるのなら、他の家電を使う事も出来るので容量が大きい事がありがたく感じます。
これはあくまで1例なので、たこ焼き器だったりドライヤーだったり、消費電力が高い電化製品を使う時に大体の目安になると思います。
LCDディスプレイで良く出来てるなと感心したのが、真ん中に使用時間が表示されるのですが、これが今まで使った時間ではなく、あとどのくらいの時間使えるかの表示でした。
まとめ
今回は、Joyzisのポータブル電源BR1000をレビューしました。
僕が使ったポータブル電源の中で1番容量が大きかったのですが、想像していたよりコンパクトでした。
とは言え、まあまあ大きく重量もあるのですが、逆にそれが安定感があるように思えました。
そして容量の他に、定格出力が1000Wあり、消費電力が大きな電化製品も使える事ができるという点が良いと思います。
以前使えなかった焼き鳥焼き器が今回使えた事は、僕の中で最も感動したことかも知れません。
調理家電は比較的消費電力が高い物が多いので、1000Wまで使えるとなると、色々な選択肢が増えてくると思います。
また大容量なので、それら電化製品を使っても長時間バッテリーが切れない事も助かります。
キャンプで使う頻度が高い扇風機やサーキュレーター、電気毛布やポータブル冷蔵庫などは、消費電力が高くないので、それこそ1泊2日のキャンプ中ずっと使える事が出来るかも知れません。
ポータブル電源は、なるべく容量が大きい方が、何かと便利に使う事ができます。
ポータブル電源選びは、安い値段にすぐに飛び付かず、何をどのくらい使えるか考えて決めるのがおすすめです。
クーポンコードをいただいております
Joyzis様からクーポンコードをいただいております。
BR1000もBR500もAmazonの販売価格よりめちゃくちゃ安く購入できるので、このチャンスにいかがでしょうか?
Joyzis ポータブル電源 予備電源 BR1000
通常価格:109880円
割引後の価格:69880円(30000円OFF & 10000円OFFクーポン適用時)
割引コード: 3Q2GJL7E
有効期限:2021/9/20 00:01 JST〜2021/9/26 23:59 JST
店舗:Shenqjp
Joyzis ポータブル電源 大容量 BR500
通常価格:57880円
割引後の価格:35880円(15000円OFF & 7000円OFFクーポン適用時)
割引コード:5D4HSQHA
有効期限:2021/9/20 00:01 JST 〜2021/9/26 23:59 JST
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