ポータブル冷蔵庫があれば、キャンプでデザートやアイスが食べられる!
甘党の僕は、キャンプに行ったら必ず帰りにソフトクリームを食べて帰ります。
近くに牧場があれば立ち寄って、なければ道の駅によってソフトクリームを食べるんです。
それが子供たちと一緒でも、僕一人でも。
しかし、近くにソフトクリームを売っている場所が何もない時は、かなりがっかりしてしまうんです。
仕方なく帰り道のコンビニでアイスを買って、家についてから食べるんです。
そんな僕は、本当ならキャンプ場でのんびりしながらアイスを頬張りたいと思っています。
しかし、クーラーボックスにアイスを入れていっても溶けてしまうし、キャンプ場で作るなんてことも僕1人じゃできません。
なかなかハードルが高いことなので、どうしても諦める必要がある時もありましたが、ポータブル冷蔵庫があればそれも解決しちゃいます。
そんなことで今回は、SHINOBIの20リットルのポータブル冷蔵庫をデイキャンプで使ってきたので実際に使い心地はどうだったのかレビューしたいと思います。
目次
ポータブル冷蔵庫SHINOBIをレビュー!
ポータブル冷蔵庫SHINOBIのサイズ
出典:楽天市場
ポータブル冷蔵庫SHINOBIは、20リットルと35リットルの容量があるのですが、今回使用したのは20リットルの方。
本体の大きさは、だいたい45QTのハードクーラーボックスよりちょっと小さいぐらいで579×357×365(h)mm。
重量は11.8kgとやや重たい感じ。
クーラーボックスと違って機械が内蔵されているポータブル冷蔵庫は、どうしても重たくなっていしまうのが難点です。
出典:楽天市場
外寸はそこそこ大きいのですが、中身は20リットルなので、クーラーボックスをイメージしてしまうと決して大容量とは言えない感じです。
しかし、350mlが27本、500mlが19本を保冷できるポータブル冷蔵庫として考えれば、結構持ち運ぶことができるんではないかなと思います。
ポータブル冷蔵庫SHINOBIの温度
出典:楽天市場
ポータブル冷蔵庫SHINOBIは、庫内を-20℃から20℃まで設定することができます。
機種によっては、保温ができるポータブル冷蔵庫もありますが、SHINOBIでは保温機能はないようです。
ただ-20℃まで設定できるということは、冷蔵庫としても冷凍庫としても使うことができます。
庫内は1つなので、使用時にはどちらか1つの機能を使うことになるのですが、クーラーボックスを併用して使えば、便利だと思います。
クーラーボックスを冷蔵庫代わりにして、ポータブル冷蔵庫を冷凍庫として、またはドリンク用の冷蔵庫として使うようにしたら使い分けができてよさそうです。
電源はどうする?
出典:楽天市場
ポータブル冷蔵庫のSHINOBIの電源は、ACコンセントと車のシガーソケットから取ることができます。
ACコンセントを使うとなると、キャンプ場では電源付きサイトでの使用を考えると思います。
電源付きサイトなら、何も心配しないでキャンプ中ずっと使うことができますよね。
移動中は車のシガーソケットから給電しておけば、家からそのまま持ち運ぶことができます。
しかし、電源付きサイトが予約できなかったりした時には、一気にハードルが上がっていたのが今までだと思います。
ただ以前と違うのは、ここ数年の間にポータブル電源が普及し始めているということです。
キャンパーさんを中心に、キャンプ場で電源を簡単に使えるポータブル電源の所有率は上がっているんではないかなと思います。
ポータブル冷蔵庫の電源をポータブル電源から取ることができれは、電源付きサイトを予約しなくても使えるようになるはず。
しかし、あまり安すぎるものだとポータブル電源の容量が少なくて、使用できる時間が短くなってしまいます。
だからといって、長時間使えるような大容量のポータブル電源では、数十万円も高額なものになってしまうと思います。
3万円〜5万円ぐらいで購入できるポータブル電源で、たぶん使えるのは10時間ぐらい。
一泊二日のキャンプでは、初日だけしか持続しないんです。
経済的余裕がある方は別として、ポータブル電源1つでポータブル冷蔵庫を運用するのなら、キャンプ初日の夕方か夜に冷たいドリンクやデザート、またはアイスを楽しむために使うと割り切る必要がありそうです。
デティール正面
ポータブル冷蔵庫のSHINOBIは、ブラックとオリーブ(モスグリーン?)カラーでちょっとカッコいいデザインになっています。
キャンプ場で使っても、オシャレっぽく見えるんじゃないかなと思います。
正面から見てみると、表面は直線的なデザインをしていて、クールさを感じると思います。
中央真ん中にはSHINOBIの六角形のロゴが配置されています。
多分、iRoomという会社が販売しているSHINOBIいうポータブル冷蔵庫だと思いますが、ちょっと断定できるまでの情報を得ることができませんでした。
向かって本体右下には、コンプレッサーが配置されていて、その換気口が開けられています。
見た目は左右で違いは感じないくらい馴染んでいますが、持ち上げてみるとコンプレッサーが付いている側がすごく重たくなっています。
表面はコンプレッサーのところはツルツルな肌さわりの材質ですが、全体的にはちょっとザラザラとして加工がされています。
フタはロックされていますが、指をかけて持ち上げると解除され持ち上がるようになっています。
フタもロックもプラスティック素材なので高級感はありませんが、開けやすく使いやすいように思えました。
デティール側面
本体を持ち運ぶ時に使う取っ手は、手を引っ掛けて持ち上げるよな窪みになっています。
左右とも深さは約2.5cmなので、ちゃんと指が引っかかり持ちにくいということはありませんでした。
コンプレッサー側の下側に電源の入力端子が付いています。
ここに付属のシガーソケットケーブルかAC電源のケーブルを接続してつかうのですが、よく見ると端子の枠に出っ張りがあるので、決まった方向でしか接続することができないようです。
基本的には、背面側の方向にケーブルが伸びるように繋ぐようになっているようです。
この接続の仕方なら、正面から見た時に、ケーブルが見えて見苦しいということにはなり難いと思います。
上部の側面側には操作パネルが配置されています。
ボタンは、電源ボタンと「+」「−」の3つだけ。
電源を入れて温度を設定するというシンプルな操作だけで使えるんだと思います。
複雑な操作だと面倒なこともありますが、これなら簡単で良さそうです。
庫内
フタを開けるとすぐ目が止まるのが、フタと庫内を繋ぐコードです。
これは多分、フタが外れて落ちてしまわないようにする為に付いていると思います。
ポータブル冷蔵庫のSHINOBIは、フタの開閉の向きを変更することができます。
写真で見ているのは正面側をひらいているのですが、支点になっている部分を斜め上に引き抜いて、手前側の窪みに差し込むことで後ろ側が開くようにできます。
その時コードは逆になってしまうので、庫内にある反対側に接続しなおすようになっています。
庫内を見てみると、深さが左右で違っていました。
右側はコンプレッサーが下に配置されているので、一段高くなっています。
見ただけではあまりピンときませんが、僕的には意外に広く感じました。
350mlが27本、500mlが19本が入るという容量ですが、確認のため家にあるドリンク類を集めて入れてみました。
そもそも350mlが缶なのか500mlがペットボトルなのかという記載がなかったので、念の為確認したかったのですが、我が家にはそれほどペットボトルがなく、スカスカの状態になっちゃいました(笑)
しかしそれでも11本の500mlのペットボトルと350ml缶が3本入り、まだまだ余裕がある感じです。
1本だけあった2リットルの水を収納してみようとしたんですが、庫内の深いところに立てて置いたらフタがしまりませんでした。
庫内の高さよりも、2リットルのペットボトルの方が高さがあるので、斜めにして置くようにしないとフタに干渉していまいます。
置き方にもよるとは思いますが、2リットルのペットボトルはあまり多く収納できないと思います。
ポータブル電源でどのくらいもつ?
今使っているJackeryのポータブル電源400は、容量が112200mAh/400Whとなっています。
商品ページには、ミニ冷蔵庫(40W)が約8.5〜12時間使用できると記載されています。
ポータブル冷蔵庫のSHINOBIは消費電力が55Wなので、記載より短いかも知れません。
そして外気温や、設定温度によっても違ってくると思います。
でも確認のために、一度ポータブル電源に繋いでみました。
室温が28度の中、設定温度は−20度にして庫内には何も入れないで、Jackeryのポータブル電源400に繋げておきました。
電源側のパネルに表示されるのは20〜85Wを行き来する消費電力でした。
見ている限り最大の数値は85Wでしたが、実際はもっと上がってる時もあったかも知れません。
この状態で放置しておくと、電源が切れるまで約10時間50分。
昼間に明るいうちに計測開始したんですが、終わったのは深夜近くになってしまいました。
ただ室温は最高で28℃、庫内には何も入っていない事と、暑い時期のキャンプ場で使うシチュエーションとは違うんですが、僕の想像以上に長く使えたんです。
ミニ冷蔵庫(40W)が約8.5〜12時間使用できるといっても、「実際は7時間ぐらいなんでしょ」なんてどこかナメていたんです。
夏のキャンプで使うなら、もう少し使用時間は短くなるとは思いますが、シガーソケットと切り替えて使ったりすれば初日の夜までは使うことができると思います。
夕食後のアイスやデザートを食べるとこができちゃいます。
移動時の電源確保
ポータブル冷蔵庫のSHINOBIを冷凍庫として使う場合に考える事があります。
それは、いつポータブル冷蔵庫の電源を入れて、いつ食材やドリンクを収納するかなんです。
例えば、キャンプの出発前にポータブル冷蔵庫のSHINOBIを準備するとしたら、前もって電源を入れて庫内の温度を下げておきますよね。
特にアイスなどの冷凍食品だと、温度が下がっていない状態で使うと、庫内に入れたら少し溶けてしまうおそれがあります。
前日でも当日朝でも、冷凍食品を持っていくなら、庫内を充分冷やしておきたいところです。
しかし、室内からトランクルームへ移動する時、一時的にコンセントを抜いて持ち運ぶと思います。
その時に少し庫内の温度が上がり溶けてしまうかも知れません。
それを防ぐためにポータブル電源に繋いだとしたら、ほんの少しですがキャンプ場で使うバッテリー容量が少なくなってしまいます。
無事、家からトランクルームへ移動したとしても、車のエンジンを掛けてシガーソケットに接続し直す時に少し手間だし、そのままポータブル電源に繋いだままではバッテリーが勿体ないですよね。
前日に食材の準備をしないで、キャンプ場に行く途中のスーパーでの買い出しの時にアイスなどの冷凍食品を買ったとしても、やっぱりその前に充分に庫内を冷やして置く必要があります。
しかもシガーソケットで電源を取って冷やしていると、買い出しの時車のエンジンを止めてしまうとポータブル冷蔵庫も電源が切れてしまうので、ポータブル電源に繋ぎ替えする手間がかかってしまいます。
ポータブル電源をなるべくキャンプ場で長く使えるようにしたくても、トランクルームへ持ち運ぶ時や、キャンプ場へ行く途中の買い出しや休憩時などにポータブル電源に頼る必要ができてちゃうんです。
前日にアイスなどの食材を用意しようと当日用意しようと、庫内は冷やしておかなければならないので、ポータブル電源の接続は必要になると思います。
家からポータブル冷蔵庫にアイスを入れて持っていく時は、積載時にもポータブル電源への接続が必要になるかも知れません。
ポイント
・冷凍庫として使うなら前もって冷やしておく必要がある
・家から冷やした場合は積載時にポータブル電源やシガーソケットに切り替えが必要
・買い出しやサービスエリアでエンジンを切って車を停める時はポータブル電源に切り替えが必要
・−20℃まで冷やすのは少し時間がかかる
以上のことを踏まえて、いつポータブル冷蔵庫を冷やして、いつ食材を入れるかを考える必要があると思いました。
しかし夜までポータブル電源のバッテリーが持たなくても大丈夫という方は、いちいち切り替えないでずっとポータブル電源を使ってもいいと思います。
デイキャンプで使ってみた
今回はデイキャンプでポータブル冷蔵庫のSHINOBIを持っていきました。
庫内にはアイスをたくさん詰めて、念願だったキャンプ場でアイスを食べてみたいと思います。
車への積載時はポータブル電源に繋ぎ、そのまま移動しました。
前回の検証では約11時間バッテリーが持続したので、デイキャンプでは行って帰ってきてもそれで充分なんです。
十分に冷えたポータブル冷蔵庫は、冷凍庫の役割をしっかり果たしてくれていて、アイスは何一つ溶けることはありませんでした。
容量も充分で、20個ぐらいのアイス、ロックアイス1袋を入れてもまだまだ余裕がありました。
もちろんロックアイスも全く溶けてないので、冷たいドリンク用の氷として使うことができます。
ちなみに、庫内の段差は、ロックアイスなどを置くのにたまたま便利に使えました。
庫内もよく見てみると、霜が張っていて、しっかりと冷えているのがわかります。
これで念願のキャンプ場で冷たいアイスを食べるという事ができました。
自然の中で食べたアイスは、めちゃくちゃ美味しかったです。
ポータブル電源のデメリット
ポーターブル電源があることで、ポータブル冷蔵庫は以前よりハードルが下がったと思います。
ただバッテリーを内蔵していないポータブル冷蔵庫は、逆に言うとポータブル電源が必須です。
ポータブル電源を使い始めているキャンパーさんが増えている一方、持っていない方は依然ハードルが高いままだと思います。
手軽に使うのには、ポータブル電源がないと厳しいです。
もちろん電源付きサイトなら、キャンプ中ずっと使えるので、そちらを選ぶのもありだと思います。
デメリットでもう1つ挙げたいのが、重たいということ。
車への積載、車からサイトへの移動にポータブル冷蔵庫を持ち上げるのが大変でした。
食材やドリンクが入っていればさらに重たくなるので、これが女性1人ならちょっと大変かも知れません。
ただその分、キャンプ場へ持っていった時のメリットも大きいので悩みどころだと思います。
もう1つ上げるとしたら、庫内が冷えるので縁に水が溜まってしまうこと。
フタと本体の間のフチ部分に溜まった水が、ポータブル冷蔵庫SHINOBIを持ち上げた時などに溢れてしまうんです。
しかも、SHINOBIの庫内には水抜き栓がないので中に水が流れ込んでしまっても、下から抜くことができません。
フチや庫内に水が溜まったら、タオルや布巾で拭き取る必要があるんです。
冷蔵庫なので仕方がないことかも知れませんが、持ち運んだ時にTシャツが濡れてしまったりしたので気になりました。
ポータブル冷蔵庫 SHINOBI GY-SH20 スペック
サイズ | 579×357×365(h)mm |
重量 | 11.8kg |
容量 | 20リットル |
消費電力 | 55W |
設定温度 | −20℃〜20℃ |
まとめ
ポータブル冷蔵庫SHINOBIをキャンプで使ったら、冷たいアイスが食べれました。
ポータブル冷蔵庫の多くは、バッテリーを内蔵していないので、電源を確保する必要があります。
以前は電源付きサイトなどしか選択肢がなかったのですが、最近ではポータブル電源というどこにでも持ち運びができる便利なアイテムがあります。
ポータブル電源を使えば、フリーサイトでもポータブル冷蔵庫用の電源を確保することができます。
しかし、その時間はポータブル電源の容量によって違ってきます。
比較的安く購入できるポータブル電源では1泊2日のキャンプ中ずっとは使うことができません。
しかし、キャンプ初日ぐらいは使うことができるはずです。
それなら、夕飯後のデザートも楽しむことができちゃいます。
子供たちも、僕のような甘党の大人も絶対に喜ぶはずです。
ポータブル冷蔵庫SHINOBIは、保冷力もしっかりとしているし、思いの外収納力も多く使いやすかったです。
操作パネルもシンプルで簡単なのも好印象です。
しかも20リットルのタイプなら、比較的安価で購入できるのもいいと思います。
キャンプにポータブル冷蔵庫を持っていって、アイスやデザートを食べてみませんか?
関連記事
キャンプでのポータブル電源の使い道とJackeryのポータブル電源400のレビュー!~冬キャンプで電気毛布を使ってみた~【PR】
Anyproのポータブル電源をレビュー!キャンプで使いつつJackeryのポータブル電源400と何が違うか比較してみた!〜500Wだけど安くて使いやすい?!〜【PR】
アイスランド クーラーボックス(iceland cooler box)がリニューアルだって?!僕のOUTPUT LIFE(アウトプット ライフ)のとどこが違うか比較してみました!
ハイランダーから保冷力抜群のクーラーボックスが発売!見た目もオシャレ!しかもコスパも?!~同タイプのクーラーボックスと比較しながら紹介~
【CAMPFIRE】キャンプには保冷力抜群のTitan Deep Freeze Rotoのクーラーボックスが良い!炎天下でも氷を最長8日キープするカナダ生まれの凄いやつ
キャンプに持って行くポータブル電源で使える電化製品は何があるか考えてみる!機種によって違う消費電力の上限別にキャンプで便利そうな電化製品をピックアップ!!
HiKOKI(ハイコーキ)のコードレス冷温庫をレビュー!ソロキャンプでポータブル冷蔵庫を使ってきたらめちゃくちゃ快適で良かったので詳しく紹介します【PR】
HiKOKIのコードレス冷温庫に18リットルのコンパクトタイプUL18DCが出た!従来のタイプと何が違う?魅力を探るべく比較してみた!!
BLUETTI(ブルーティ)のポータブル電源 EB70をレビュー!キャンプには大容量716Whが便利に使える!ポータブル冷蔵庫も電気毛布もこれ1台で大丈夫?!【PR】
キャンプにポータブル電源は必要なの?数種類のポータブル電源を使ってみて改めて必要か不必要か5つのポイントで考えてみた!
Joyzisのポータブル電源BR1000をレビュー!大は小を兼ねる?!大容量で1000WのAC出力にも対応できるから焼き鳥焼き器も使えちゃう!【PR】