キャンプにクーラーボックスって無くてはならない存在ですよね。
なかなか「クーラーボックス忘れた。。。」なんて会話をする事ってなくないですか?
ただ、クーラーボックスって沢山の種類があるし、選ぶのに迷ってしまいますよね。
しかも、近年発売されるクーラーボックスって、保冷力はもちろん強度が高いもの。
そう、最強クーラーボックスのイエティが流行ってから、頑丈で保冷力が長続きするタイプの物が多くなったと思います。
そして、今まで考えていたクーラーボックスの値段よりも、ずっと高くなっているという特徴もあります。
その為、簡単には手が出しづらいキャンプ道具になっていると思います。
高い保冷力とデザイン性があるクーラーボックスはおすすめです。
実は、この度ハイランダーからも、このタイプのクーラーボックスが発売になったんです。
保冷力抜群のハイランダーのクーラーボックスを、競合ブランドのクーラーボックスと比較を交えて紹介します。
目次
ハイランダーのクーラーボックスを比較しながら紹介
保冷力抜群!ハイランダーのハードクーラーボックス
出典:楽天
ハイランダーから発売になったハードクーラーボックスは、イエティのクーラーボックスなどのデザインに似た、見た目にも頑丈そうなものです。
サイズは、25L・35L・45Lの3種類あり、それぞれタンとホワイトの2色展開になっています。
他ブランドのクーラーボックスをみてみると、キャプテンスタッグから発売されているグランドフリーズクーラーなら、25L(クーラー25)・47L(クーラー50)・66L(クーラー70)の3種類の容量で色はタンだけになっています。
この2つのブランドを比較しただけで、ハイランダーには35Lがあるのにキャプテンスタッグには無く、逆にキャプテンスタッグには66Lの大容量があるのに、ハイランダーにはそれが無いというようになっています。
その他、アイスランドのクーラーボックスにも約70Lの容量があったりして、ブランドによって多少異なっています。
自分が欲しいと思った容量が無かった時に、どのブランドのものを選ぶのかが選択のポイントの1つになると思います。
ちなみに僕が持っている、アイスランドとアウトプットライフのクーラーボックスは、18.9L(20QT)・42.6L(45QT)・70.9L(75QT)の3種類で色はタンだけになっています。(いつの間にかVer.2になってしまってデザインは少し変わってしまっていますが容量は同じです)
クーラーボックス サイズ表
ハイランダー | 25L | 35L | 45L |
キャプテンスタッグ グランドフリーズ | 25L(クーラー25) | 47L(クーラー50) | 66L(クーラー70) |
アイスランド(アウトプットライフ) | 18.9L(20QT) | 42.6L(45QT) | 70.9L(75QT) |
アイスランド(ミカン) | 18.9L(20QT) | 33.12L(35QT) | 42.6L(45QT) |
素材と厚み
出典:ナチュラム
ハイランダーのハードクーラーボックスは、厚み約4cmでポリエチレン製の本体に断熱材としてポリウレタンが入っています。
キャプテンスタッグのグランドフリーズクーラーは、厚み約3cmで本体には高密度ポリエチレン、断熱材にウレタンフォームを使用しています。
基本的に、スペックを見る限り本体や断熱材に使う素材には、ほとんど差は無いと思います。
断熱材の厚みに差があるようですが、これが保冷力に影響する一因になると思います。
その他、OUTPUT LIFE(アウトプットライフ)やMIKAN(ミカン)がコラボしているアイスランドクーラーは厚さ約5cmで、最強クーラーボックスと言われるイエティでも、厚さが約5cmになっています。
厚みの比較
ブランド | 厚さ |
ハイランダー | 約4cm |
キャプテンスタッグ グランドフリーズ | 約3cm |
アイスランド(アウトプットライフ・ミカン) | 約5cm |
イエティ | 約5cm |
保冷力
出典:ナチュラム
保冷力抜群のハイランダーのハードクーラーボックスは、氷を満タンに入れた状態で約7日間、保冷力を維持するようです。
キャプテンスタッグのグランドフリーズクーラーでは、保冷効力が2.3度以下で8時間と記載がありました。
これが、どのような検証なのか分かりませんが、数値だけをみてしまうと少し物足りない気もします。(ハイランダーと同じように氷を満タンにした実験なら結果は違うかも知れませんよね)
アウトプットライフやミカンがコラボしているアイスランドクーラーでは、最長5日間氷をキープします。
しかし実際には、外気温やフタの開け閉めの回数によって結果は変わってくると思います。
僕が夏のキャンプ場で、アイスランドのクーラーボックスを使った時は、メインのクーラーボックスとして使ってしまったせいか、1日しか持ちませんでした。
それは、ドリンクも食材も入れてあった為に、引っ切り無しに開け閉めを繰り返してしまった為だと思います。
家での実験では、ロゴスの保冷剤とコンビニで買ったロックアイスを入れて、数時間毎にチェックをしたのですが、それで丸2日は氷が残っていました。
キャンプ場でクーラーボックスを使う時には、謳い文句の「保冷力〇日」というのを鵜呑みにしない方が良さそうです。(あくまで保冷力の目安として)
ちなみに、イエティは7日間(※2)、オルカのクーラーボックスは最長で10日間と言われているようです。
ブランド | 保冷力 |
ハイランダー | 7日間(約) |
キャプテンスタッグ グランドフリーズ | 8時間※1 |
アイスランド | 5日間(最長) |
イエティ | 7日間※2 |
オルカ | 10日間(最長) |
※1.キャプテンスタッグの検証方法は分かりませんが、容量によって保冷効力に書かれている温度が違っていました。
※2.以前はイエティ公式に7日間と記載があったと気がしますが、今回は見つけることができませんでした。
アイスランドのクーラーボックスでこんな実験をしてみました。
ロゴシール
出典:ナチュラム
ハイランダーのハードクーラーボックスは、ロゴがありません。
正確には、ロゴシールは貼って無い状態で届きます。
ロゴシールは、自分で好きな位置に貼ってもらえればいいようです。
このシールを後から貼るタイプのクーラーボックスは、他にはなくて珍しいですよね。
キャプテンスタッグのグランドフリーズクーラーは、ロゴがエンボス加工されています。
アイスランドクーラーは特に見当たらなく、前面にスペックや機能が書かれた大きなシールが貼られています。
アウトプットライフとのコラボでは、フタにアイスランドクーラーではなく、アウトプットライフのロゴプレートが貼り付けられています。
イエティもオルカも、それぞれブランドが分かるようになっています。
ハイランダーのハードクーラーボックスは、ロゴシールを貼らないと、一見どこのブランドか分かりません。
ロゴシールを貼る場所が選べるのも良いですよね。
他のステッカーも貼りたいと思った時には、自由にレイアウトする事が出来るので、オリジナリティが出て良さそうです。
T字ラチェット
出典:楽天
ハイランダーのクーラーボックスの開閉は、T字ラチェット(ブランドによって呼び名が違います)になっています。
このT字ラチェットも、このタイプのクーラーボックスによく見られます。
ゴム素材になっていて、少し力を加えて引っ張るようにしてフタを留めます。
僕の使っているアイスランドのクーラーボックスでは、女性だとかなりの力が必要になります。
男性でも、何回も開け閉めすると手が痛くなってしまうこともあります。
しかし、その分しっかりと密閉できていると思います。
少し大変ですが、このT字ラチェットで保冷力を高めていると考えれば、仕方無いと思います。
ただ、アイスランドのクーラーボックスは、2018年モデルからT字ラチェットが進化したモデルになっています。
T字ラチェットよりも、簡単に開け閉めできるようです。
排水溝のキャップ
出典:楽天
ハイランダーのハードクーラーボックスにも、もちろん排水溝が付いています。
中にたまってしまった水を排出する時や、洗うときなどにあると便利なんです。
しかし、ハイランダーのものにはチェーンが付いていません。
排水溝を閉じるキャップにチェーンが付いているブランドもあるんです。
チェーンがあれば、失くしてしまう可能性が少なくなるので良いと思うのですが。。。
たかがチェーンなので、フタを失くさないように自分で気を付けておけば大丈夫なのかもしれませんね。
他のブランドで見ると、キャプテンスタッグのグランドフリーズも、アイスランドのクーラーボックス(アウトプットライフ)には、ボールチェーンが付いているようです。
アイスランドのクーラーボックス(ミカン)は、付いていませんでした。
ボトルオープナー
出典:楽天
このタイプのクーラーボックスには、本体とフタをロックする部分にボトルオープナーが付いています。
ハイランダーのハードクーラーボックスにも、他のブランドと同じく付いています。
お酒を飲まない僕は、全く使い道がありませんが、瓶ビールとかを飲む人には役立つのかなと思います。
もちろん無いよりは、あった方が良いですよね。
ハイランダーのボトルオープナーは、よく見るとギザギザになっている部分があります。
栓をあける時に、しっかりと食い込んでくれそうです。
価格帯
出典:楽天
ハイランダーのハードクーラーボックスでは、コストを抑えて比較的安い値段設定にできたようです。
他のブランドのクーラーボックスと比較しようとしても、容量が違ったりするので一概にどっちが良いとは言い切れないですが、一応見てみたいと思います。
例えば、1番小さい25Lのクーラーボックスでは、定価が19,800円(税込)となっています。
45Lでは、33,800円(税込)となっています。
キャプテンスタッグのグランドフリーズクーラーで比較すると、クーラー25で39,000円(税別)実際の販売価格では、楽天市場で22,000円ぐらい、Amazonで19,600円となっています。
クーラー50で希望小売価格が66,000円(税別)、実勢価格では楽天市場で41,000円(税込)、Amazonで36,000円ぐらいとなっています。
アウトプットライフとアイスランドのコラボでは、1番小さい20QTで37,800円(税込)、ミカンとのコラボでは31,158円(税込)となっています。
45QTでは、アウトプットライフのコラボが46,440円(税込)、ミカンとのコラボで38,800円(税込)でした。
容量は各ブランドで違いはありますが、比較すると定価ではハイランダーが1番安く、実際に購入するとなるとハイランダーかキャプテンスタッグが安いようです。
(アウトプットライフやミカンのコラボのアイスランドクーラーは、現在楽天市場でもAmazonでも販売が無かったので、各オンラインショップでの値段を確認しています。)
ハイランダーとキャプテンスタッグが比較的安い値段で購入できますが、クーラーボックスの厚みを考えると、ハイランダーのクーラーボックスの方に軍配が上がります。
容量が少ないタイプの値段比較
ブランド・容量 | 価格 |
ハイランダー25L | 19,800円(税込) |
グランドフリーズ クーラー25 | 39,000円(税別)実勢価格は2万円前後 |
アイスランド(アウトプットライフ)20QT | 37,800円(税込) |
アイスランド(ミカン)20QT | 31,158円(税込) |
ミドルサイズの値段比較
ブランド・容量 | |
ハイランダー45L | 33,800円(税込) |
グランドフリーズ クーラー50 | 66,000円(税別)実勢価格は4万円前後~ |
アイスランド(アウトプットライフ)45QT | 46,440円(税込) |
アイスランド(ミカン)45QT | 38,800円(税込) |
ハイランダー ハードクーラーボックス スペック
容量 | サイズ | 重量 | 素材 |
25L | 約53.5×37.5×39cm | 約7.2kg | PE、PU |
35L | 約62×42×38.5cm | 約9.2kg | |
45L | 約67×44×41cm | 約10.6kg |
まとめ
ハイランダーから、新しく発売されたハードクーラーボックスが安い上に保冷力もありコストパフォーマンスに優れていると思います。
各ブランドで比較してみると、値段設定や厚みなどに差があるのが分かりました。
特に海外ブランドにこだわりがなければ、ハイランダーのクーラーボックスがおすすめだと思います。
しかし、アイスランドのクーラーボックスでは、開けるのに力が必要だったT字ラチェットが開けやすいタイプに変更されています。
その点、少し使い方に差が出てしまうかも知れません。
ハイランダーのクーラーボックスは比較的安く購入できますが、それでもやっぱりコールマンのクーラーボックスなどと比較すると高いのは確かです。
自分のキャンプのスタイルを考えてから、購入する事をおすすめします。
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アイキャッチ画像 出典:ナチュラム