緑の芝に映える白いテント。
生地の風合いが優しい自然な印象のコットンテントに憧れている人って、結構多いのではないでしょうか?
ノルディスクを筆頭に、海外ブランドのおしゃれなテントはかなり惹かれるものがあります。
日本のブランドでも、OgawaやDODでも見かけるコットン製のテントは、使いやすくて人気も高いですよね。
そもそも、コットンテントを使いこなしていると、キャンプ上級者に見えてかっこいいし、何よりおしゃれですよね。
実はコットン素材のテントは遮光性や遮熱性が高く、夏の暑い季節のキャンプでは涼しく感じることもあるのでかなりおすすめなテントなんです。
でもコットン製のテントって、どんなメリットやデメリットがあって、どんなことに気をつけて選んだらいいのか、さらには雨でも使って大丈夫かとか、そもそもどんなメーカーがありどんなテントがおすすめなのか、色々と迷ってしまいますよね。
そこで今回は、コットン素材のテントについて詳しく掘り下げて解説していきたいと思います。
目次
コットンテントの特徴
コットンテントって何?
出典:楽天
コットンテントとは、コットンまたはポリエステルを混ぜたT/C素材(ポリコットン素材)を使用したテントのことを言います。
衣類にも使われているコットンは、ポリエステルやナイロンなどテントによく使用される化学繊維にはない優しく自然な風合いがあります。
ビンテージものと呼ばれるテントはほとんどがコットン製なのもあり、そのおしゃれで独特な存在感からも幅広い年齢層や性別のキャンパーさんに愛されています。
ただ、見た目が良くメリットが多い分、化学繊維よりも扱いが難しそうなイメージがあり、手を出すのはなかなか勇気がいるテントでもあるんです。
コットンテントのメリット
①風合いがナチュラルでおしゃれ
②オールシーズン仕様
③焚き火に強い
④丈夫で長持ち
⑤比較的雨に強い
①ナチュラルな風合いでおしゃれ!
コットンテントやT/C素材のテントは、ナチュラルな生地の風合いと比較的に明るい色合いがおしゃれで、垢抜けた印象を持つ人が多いと思います。
グランピングが流行ってからは、常設のテントとしても使われることもあり、高級感があるイメージもありますよね。
テントが明るい色合いだと、テントの中も明るく華やかに見えるので写真映えもします。
②夏は涼しく冬は暖かいオールシーズン仕様
コットンやT/C素材は、化学繊維のテントと違って通気性がよく吸湿性も高いため結露しにくいというのが最大の特徴。
生地に厚みもあるのでテントに空気の層ができ、夏は空気がよく通って涼しく冬は内側の温かい空気を逃しにくくします。
日差しを遮る場所がないキャンプ場にでは、遮光性と遮熱性が高いところにも注目したいポイントです。
③焚き火に強い
もちろん直接火がついたりすれば別ですが、化学繊維に比べてコットンやT/C素材のテントは比較的に火が燃え広がりにくいんです。
火の粉がついてもすぐに穴が開いたりなどはしないので、焚き火と相性が良いテントです。
コットンテントなら、化繊のテントより安心して使えるし、近くで焚き火を楽しめます。
④丈夫で長持ちする
コットン素材の良いところは、化学繊維にはないその生地の丈夫さにもあります。
こまめなメンテナンスは必要ですが、大切に使えば20年以上も使えたりするんです。
高価な品でも長く使えれば使うほど思い入れがわいてくるし、長く使えばコスパも良くなるので、購入した際はなるべく大切に扱ってください。
⑤比較的に雨にも強い
コットンテントが雨にも強い理由については後ほど詳しくご紹介しますが、多少の雨でもコットンテントは耐えることができます。
コットンと化学繊維の良いところを併せ持ったT/C素材なら、コットン100%のテントより更に耐水性がアップしています。
コットンテントのデメリット
①重い
②カビに弱い
③値段が高め
④ベージュのコットンは汚れが目立つ
⑤枯れ葉や枯芝が付く
①重い
コットンテントの最大の弱点と言っても過言ではないデメリットは、「重い」ということです。
中にはテントのポールなどを合わせたら40kg以上にも到達してしまうテントもあるようです。
雨が降ってしまうと最悪で、ただでさえ重いコットンテントは水を含むと膨張してさらに重くなってしまいます・・・。
そうなると撤収にも時間と力が必要になります。
そもそも重く嵩張ると言うのがコットンテントの特徴として考えておき、人手が多いファミキャンやグルキャンで使用するのが良いのかも知れません。
雨が降らなかったら、ソロでも大丈夫ですよ。
②耐水性はそこそこあるがカビには弱い
コットンやT/C素材のテントは、使用後にちゃんと乾かしておかないと、カビが発生してしまうことがあります。
メンテナンスはしっかり行いましょう。
とは言え、僕はメンテナンスをそこまでしっかりとしていませんが、今の所カビが発生したことはありません。
しかもコットンテントは、生地に厚みもあるので、乾きにくいというのもデメリット。
雨が降っていないからと言っても油断は禁物です。
透湿性が高く生地に空気が通る隙間があって結露をしにくいと言っても、生地に水分を含んでいる可能性は十分にあります。
また、夜露や朝露でテントの表面が湿ってしまうことは多々あります。
キャンプ期間中天気に恵まれても、メンテナンスは毎回行ってください。せめて、テントが乾いてから撤収をするように心がけることも大切です。
とはいえ、雨の後や使用後のメンテナンスは化繊のテントでも行う必要があります。
コットンだろうが化繊だろうが雨に濡れたまま放置したらカビるものはカビるので、どちらを選んでもメンテナンスやお手入れは必要不可欠なものなんです。
③値段が高い
コットン、T/C素材は、化繊のテントに比べると値段が高いところも気になるポイント。
しかし、これも先ほど説明した通りメンテナンスをきちんと行えば、化繊のテントよりも全然丈夫で長持ちします。
高くても長く使えれば総合的に見てコスパは良くなるので、高価なコットンテントは大切に使いましょう。
また最近では、中華ブランドのコットンテントが比較的安価で販売されているのを見かけます。
品質はどうか分かりませんが、ブランドに拘りがなければ、それも選択肢に入れてみるのも良いかも知れません。
④ベージュのコットンテントは汚れが目立ちやすい
コットンテントといえば、白っぽいナチュラルなカラーやベージュが主流です。
中にはカーキやブラックもありますが、それらと比較してもベージュなどは汚れが目立ちやすいです。
僕の経験では、林間キャンプでの木から垂れ落ちたと思われる茶色の樹液が付く。折りたたむ時に付いたと思われる炭や灰の黒っぽい汚れ。
同様に潰してしまった虫の体液。これらは茶色や黒っぽい色なので目立ちやすです。
あまり目立たなくても、芝の緑もなんとなく付着しているのも分かることがあります。
その都度丁寧に拭き取ったりとお手入れをすれば大丈夫ですが、いつまでもきれいに使いたいとお考えの方には気になってしまうことでしょう。
⑤枯れ葉や枯芝が付く
コットン生地の性質上、ポリエステルなどと比較すると表面が少しザラザラとして感じます。
これは繊維の目が少し粗いことに原因することなのでしょう。
そのためか、キャンプ場でテントを畳むと、枯れ葉や枯れた芝がくっつき虫のように引っかかってきちゃうんです。
しかも手で払っただけでは、取り切れない。
なので諦めてテントを収納すると、次回のキャンプではもちろん取り切れなかった枯れ葉や枯芝が付着しているし、天井からそれらがぶら下がっているなんてことも良くあります。
これらのメリット・デメリットはコットンテントだけではなく、ポリコットンのテントやポリコットンのタープにも同じことが言えます。
耐水性は大丈夫?
化繊のテントはPUコーティング、テフロン撥水加工、シリコンコーティング、デュラシールドなどの加工方法で耐水性や撥水性を高めています。
その耐水圧は平均して約1,500~2,000mmくらいをマークしています。
さらに耐水性が高い製品なら、2000mmや3000mmなんてものもザラにあるんです。
この高い耐水圧が数値として表記されしかもすぐに乾くとなると、雨模様のキャンプならやはり化学繊維のテントの方に軍配が上がってしまうかもしれません。
実際、雨が降り出すとコットンテントのキャンパーさんの中には撤収してしまう人も少なくないようです。
一方、ポリエステルとコットン素材を合わせたポリコットン製のテント(テクニカルコットン)で人気の高いノルディスクのテントの耐水圧は、数値で言うと350mm。
他のメーカーのコットンテントと比較しても、大体同じくらいの数値が表記されています。
耐水圧が350mmなんて言われるとちょっと不安になってしまいそうですが、そもそもコットンテントの耐水性って化繊のテントと同じように数値で測れるものではなかったりするんです。
その理由が、コットンの繊維の特徴にあります。
コットンは水分や湿気を含むと繊維が膨張して空気を通さなくなるんです。
コットンが含まれたテントが結露に強いのも、これが理由。
中途半端な耐水性しかもたない低品質な化繊のテントに比べても、ある程度湿って空気を通さなくなったコットンは水も通しにくくなるので、雨がテント内部に滴って雨漏りしてしまうほどの心配はあまりありません。
それでも心配であれば、ポリエステルなどの化学繊維を混ぜたT/C素材、ポリコットン製のテントを検討しましょう。
しかしながらそれでも長時間の雨や豪雨となると話は別ですし、濡れてしまったコットンテントは重くなって撤収に手間がかかったり、キャンプ後のメンテナンスが厄介になる場合もあります。
この欠点がどうしても気になるようなら、無理があるかも知れませんが、化繊のフライシートをかけて使用するなどの対策を考えなければなりません。
コットンテントのお手入れ方法
僕が言うのもなんですが、コットンテントは使用後必ずメンテナンスやお手入れを行って下さい。
朝露などで濡れてしまった時は、撤収時にテントの生地を拭き上げておきましょう。
チェックアウト時間が遅ければ、日光である程度乾くので、その後まだ濡れている場所を拭くのが比較的労力が少なくて済むかも知れません。
雨で濡れてしまった時は、現地での使用後のメンテナンスは少々難しいので、自宅に帰ってから拭きましょう。
大きめのビニール袋を用意しておき、そこに濡れたテントを押し込むようにすれば、撤収の手間も軽減できます。
そして自宅では、なるべく早く干して乾燥させて下さい。
濡れたまま、使用したまま放置すると、カビや嫌な臭いが付いてしまったり生地の表面にシワが付いてしまいます。
さらに、コットンは濡れたまま放置すると生地が縮んでしまいます。
晴れた日、風通しの良い日陰にテントを立てて、十分に乾燥させてから保管しましょうね。
テントを立てる場所がなかったら、ベランダの手すりに掛けて干しましょう。
このメンテナンスはキャンプ後2日以内に行うことが、テントの寿命を長くする秘訣となります。
面倒に感じてしまうかもしれませんが、このメンテナンスも含めてコットンテントを楽しめると良いですよね!
おすすめのコットンテント
ローベンス クロンダイク / ROBENS Klondike 6人用 ワンポール テント
出典:楽天
ローベンスのクロンダイクは、収容人数が最大6人まで。4人家族ならゆとりを持って使えるサイズ感で使えるコットンテントです。
スタイリッシュで組み立てやすいワンポールテントの素材は、ハイドロテックス ポリコットンで65%がポリエステル、35%がコットンで作られています。
フロアシートは、ジッパー脱着式の10Tオックスフォード100%ポリエステル製。
雨天時や地面の状態が悪い時はフロアの耐水圧は高い方が安心感があるものですが、その耐水圧の数値は10000mmと高めをマークしています。
フロントのドア部分とテント下部にメッシュウィンドウを備えているので、コットン素材の持つ通気性や透湿性、保温性に加えさらに快適さがアップ。
1年を通じて快適に使用することができそうです。
また、2017年のモデルよりジッパー脱着式のフロアシートの1/4を土間にすることができるようになっています。
テント内部の広い空間を活用したこの土間には汚れた靴などを置けます。
さらに、この土間と2018年モデルより搭載された室内から天井部のベンチレーションが開閉できる新機能「Internal Apex Vent Control」と、標準装備されている煙突ポートを活用することで、テントの内部に薪ストーブを置くことができるようになりました。
ポリコットンは火に強い素材でもあるので、テント内部で料理を行うこともできます。
一酸化炭素中毒などの事故や火事に十分に注意して、あくまでも自己責任で使用しましょう。
ただし、口コミによると真夏の使用はややきついという意見も。
暑い時期の使用は控えるか、何か暑さ対策が必要になるかもしれません。
ローベンス クロンダイク スペック
- サイズ・使用時:390×370×H270cm
- サイズ・収納時:89×27cm
- 重量:16.1kg
NORDISK ノルディスク Asgard 12.6 JP
出典:楽天
ノルディスクのアスガルド12.6の設営方法は、センターポールを立てるだけという簡単組み立て。
居住空間が広く、最大収容人数は6人、キャビンをつけると3人まで収容することができます。
天井高にゆとりを感じさせるベルテント式で、換気中の虫の侵入を防ぐメッシュの通気口付き。
テントの側面はロールアップが可能なので、居住性と快適性と使いやすさを高める工夫が施されています。
素材はコットン35%にポリエステルが65%のテクニカルコットン製。
耐水圧は数値にして350mmとポリコットン製のテントでは平均的となっています。
使用時のサイズは400×375×高さ250cm。
重量は16kgですが、アスガルド12.6はフロアが別売りとなっているので注意が必要です。
スチール製のポールが2本、スチール製のVペグが25本付属しています。
ノルディスク アスガルド12.6 スペック
- サイズ・使用時:400×375×高さ250cm
- 収納サイズ:縦95x直径30cm
- 重量:16kg
- 耐水圧:350mm
ティーオー 「S'more」Bello 400 ベル型コットンテント SMOrsT001a
出典:楽天
スモアのBello400は、重量は正直かなりありますが、居住性と快適性が高くて圧迫感を感じにくい250cmもの天井高がある広々としたベル型テントです。
上部には4つの通気口があり、下部の囲いには4つのスクリーンメッシュ付きのドアを装備。
フロアマットは取り外し可能なファスナーが付属していてます。
収容人数の目安は5〜6人です。
大きさがありますがセンターポール1本で自立するシンプルなデザインで、設営と撤収が楽に行えます。
同じ空間で食べて、住んで、寝ることができるベル型。
素材はポリエステルが65%、コットンが35%のポリコットン(T/C素材)です。
コットン独自の柔らかな手触りと質感を持ち、通気性と吸湿性にも優れています。
また、このBello400の生地には難燃性、抗菌効果、UVカットも備えているので、メンテナンスさえしっかりすれば長く使っていくこともできます。
なお、生地の表面には撥水加工も施されているので、雨や夜露・朝露にも安心です。
冬場に特に便利な防火布採用の煙突設置口が付いているので、冬にはテントの中にストーブを配置することもできます。
一酸化炭素中毒や火事などの事故に気をつけて、自己責任で安全に使用してくださいね。
付属品はテント本体、ポール、ペグ、ガイロープ、ペグバック、ポールバッグ、収納バッグがあります。
収納バッグにコンパクトに収めて、キャンプに持参しましょう!
ちなみにワンサイズ小さいBello300もあります。
S'more Bello400 スペック
- サイズ・展開時:約400×400×250cm
- 収納時・収納:90×90×30cm。
- 重量:約25kg
TOMOUNT インフレータブルテント
出典:楽天
TOMOUNTのインフレータブルテントは、素材はポリエステル65%、コットン35%のT/C素材(ポリコットン素材)のロッジ型テント。
UVカット、耐水性、防カビ、難燃性に優れ結露の心配もなし。
耐水圧は400mmあります。
ポリコットンの通気性を最大限に活用するため、前後に二重層の出入り口、メッシュ付きの窓口とドアパネルが配置されています。
これらはテント内の空気をスムーズに出入りさせ流れを作り、内部にこもりがちな熱気や湿気を素早く排出させる仕組みになっています。
そして、メッシュ扉を閉じるとクローズド空間にもなり、虫の侵入を防ぐこともできます。
しかし口コミによると、この2つの出入り口の下には横方向のファスナーがないため、そこから虫の侵入があるとのこと。
夏の時期は、マジックテープなどで自力での補強といった対策をしないと、虫嫌いの人は安心できませんよね(笑)
フロアシートはやや厚めで、PVC防水加工処理済。
水に濡れにくく地面からの湿度や湿気も程よく遮断してくれ、地面の凸凹感からもテントを守って快適さをアップさせてくれます。
エアテント、インフレータブル式のポリコットンテントはフレームの代わりに空気を入れて組み立てるテントです。
そのため、初心者でも組み立てと撤収が素早く行えるところが最大のメリット。
この組み立てと撤収の容易さ、ポリコットンの柔らかな質感の印象と可愛らしい小さなお家のようなデザインから、おしゃれなファミリーキャンプにおすすめのテントに仕上がっています。
天井高は200cmとかなり広々とした快適な居住性を持ち、公式では3〜4人向けとありますが、家族4人で使用となると手狭に感じるかもしれません。
ゆとりを持って使用するならテント内にチェアやテーブルを持ち込んで、ソロかデュオでの使用やカーサイドでの設営がおすすめですよ。
TOMOUNT インフレータブルテント スペック
- サイズ:L300×W210×H200cm
- 収納サイズ:76×45×46cm
- 重量:約20kg(部品と収納袋含まれる)
Hilander ハイランダー A型フレーム グランピアン HCA2033
出典:楽天
ハイランダーからは、A型フレーム2本を使用したツインポール式のポリコットンテントを紹介します。
同社のテントの人気のAフレームテント「ネヴィス」が連なるような形で作られた横長のデザインのシェルターです。
また一般的なツインポール式ではなくA型フレームを採用したこともポイント。
一般的なツインポール式ではテントの内部に立った2本のポールがレイアウトの邪魔をして居住性を下げてしまうことがありましたが、グランピアンではA型フレームといいポールが壁面に寄っているのでデッドスペースが発生しにくくなっています。
それにより、室内空間を広くし、側面付近での動きを制限されないので出入りも楽々できるようになっています。
お好みでインナーテントを入れて、カンガルースタイルにするのも良さそうです。
フロアシートがない構造なので、コット寝スタイルを楽しむこともできます。
使用されているポリコットン生地は遮光性と遮熱性に優れているので、吸湿性の高さからもオールシーズンの使用が見込めます。
前面のキャノピーはポリコットンとメッシュの2重構造になっていて、左右が独立した形になっているので片側はキャノピー張り出し、もう片側はメッシュにするなどの天候や環境に合わせたアレンジが楽しめます。
側面パネルもフライとメッシュの2重構造になっているので、全開、メッシュ、クローズすることができ、側面パネルからの出入りも可能になっています。
背面は開閉しないタイプのメッシュパネルとフライシートの2重構造で、暑い時期にはメッシュにして通気性よく過ごしましょう!
さらに、左右の天頂部にはベンチレーションが配置されているので、換気もしやすい構造になっています。
シェルターの下部には、ウィンドスカートも備えているので風の吹き込みや虫の侵入も防いでくれます。
ハイランダー A型フレーム グランピアン スペック
- サイズ:約W650×H250×D330cm
- 収納時サイズ:約W70×H35×D35cm
- 重量:約21.2kg
- 使用人数:10人
まとめ
コットンテントの特徴は、ナチュラルな生地の風合いと、コットン生地独自の通気性と透湿性の良さです。
ポリエステルなど化学繊維に比べ丈夫で長持ち、防火性も強く、近くで焚き火をしても火の粉でテントの生地を傷めてしまうことは比較的少ないと言われています。
化繊のテントのように防水コーティングがされていないことも多く、耐水圧について数値として表記されているものはほとんどありません。
この理由として、コットン生地としての防水性の高さが理由として挙げられます。
コットンは水分を含むと繊維が膨張し、空気を遮断します。
なのでコットンテントは雨を含んでも、滴って雨漏りがするほどではないんです。
デメリットとしては生地が重いこと、素材的に水に強いとはいえキャンプの後のお手入れをなるべく早く行わないとカビや嫌な匂いでテントがダメになってしまうことが挙げられます。
コットン生地は濡れたまま放置すると、縮んでしまうことも注意しなければならないポイントです。
雨漏りすることは少ないと言っても、大雨や雨が降り続く状況にはあまり向いていません。
そこで登場したのがポリコットン(T/C)テントです。
コットンにポリエステルなどの化学繊維を織り込んだ生地でできていて、軽量さや防水性といった化繊の扱いやすさと丈夫さや柔らかな質感などのコットンの長所を組み合わせた生地でできていて、今現在の流行としてはこちらの方が扱いやすく商品数も多いです。
とはいえ、化学繊維のテントもコットンもポリコットンも、使用後のメンテナンスは必須で、それを怠ればカビも発生してしまいます。
どれを選んでもお手入れが必須なら、気に入ったテントを使ってキャンプを楽しみたいものですよね!
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アイキャッチ画像 出典:楽天