ハイランダーから大型シェルターが1月20日に登場します。
その名は「グランピアン」。
グランピングとは全く関係なくて、スコットランドのハイランド地方にある山脈の名称なんです。
テントの広さと山が連なったような見た目から、その名が付けられたようです。
ハイランダーには「A型フレーム ネヴィス」というワンポールテントのデザインをしていながら、センターポールをA型フレームにする事で内部空間を広く使えるテントがあるのですが、そのテントを2つ並べてフライシートを被せたような見た目が山脈を連想させるんです。
ネヴィスではA型フレームを使用していましたが、このグランピアンでもA型フレームを採用しています。
その為、2つのA型フレームがシェルターを支え、内部が広々と使えるようになっているんです。
これだけでかなり魅力的なシェルターですよね。
今回は、ハイランダーの大型シェルター「グランピアン」の魅力をもっともっと紹介していきたいと思います。
目次
ハイランダーの大型シェルターグランピアン
A型フレームにするメリットは広い室内
出典:ナチュラム
ハイランダーの新商品「グランピアン」は、A型フレームを使用した大型のシェルターです。
見た目のデザインは、最近よく見かけるパップテント風で、テンマクデザインの炎幕やヘリノックスのTac.フィールド6.0等に似ていると思います。
そのようなデザインのシェルターは、ほとんどがポールを2本使って幕を持ち上げているのですが、グランピアンではポールの代わりにA型フレームを採用しています。
ポールで幕を持ち上げているタイプのシェルターでは、ポールの周囲がデッドスペースになり空間を広々と使う事ができません。
ポールがある事で、テーブルを置く時もカンガルースタイルで寝室用のテントを置く時も配置場所が限られてしまいます。
出典:ナチュラム
しかしA型フレームを使用する事で、従来ポールがある場所を自由に使えるので、結果的に空間が広々とし有効スペースが増えるんです。
A型フレームは、フライシート側面に沿うような形で使用するので、居住スペースの邪魔になりません。
デメリットらしいデメリットは今のところあまり考えられませんが、強いて言うなら二又になる分フレームの部品が増え重量が増す事かなと思います。
大型シェルター?
出典:ナチュラム
タイトルに大型シェルターと書いてしまいましたが、実際はどのくらいの大きさなんでしょう?
グランピアンの使用時のサイズは650×330×250(h)cmです。
横幅が650cmは、他ブランドの大型シェルターと比較すると少し小さいかも知れません。
例えば、サバディカルのスカイパイロットTCなら720×380×270(h)cm、ogawaのツインピルツフォークLでは700×400×225(h)cm、ゼインアーツのギギ2なら750×400×220(h)cmと、横幅だけではなく奥行きも少し小さくなっています。
他と比べて少しコンパクトなだけで、決して狭いという事ではありません。
出典:ナチュラム
シェルターの内部には、3人用の小型テントが2つ収納する事が出来るので、宿泊する時では6人まで使用する事ができます。
また室中にテントを置かなければ、チェアを並べたりして10人程度まで使えるぐらいの広さがあるようです。
出典:ナチュラム
個人的には、カンガルースタイルで小型のテントを隅に寄せて入れて、残りのスペースをリビングとしてチェアやテーブルを置きたいです。
優雅なソロキャンプでも良いし、子供を連れて親子キャンプでも活躍すると思います。
そもそもグランピアンには、インナーテントは付属してないんです。
キャンプで宿泊するのには、室内に小型のテントを置いたりコットを置いたりする必要がありますが、グランピアンはA型フレームで広々としているのでそのレイアウトは自由度が高いと思います。
他大型シェルターとサイズ比較
グランピアン | 650×330×250(h)cm |
スカイパイロットTC | 720×380×270(h)cm |
ツインピルツフォークL | 700×400×225(h)cm |
ギギ2 | 750×400×220(h)cm |
多彩なアレンジができる前面部分
出典:ナチュラム
前面のパネルは、多彩なアレンジをする事ができます。
このようなデザインのシェルターでは、前面パネルを跳ね上げて使っているイメージがありますよね。
それ以外にも色々とアレンジできるんです。
出典:ナチュラム
それは前面部分のパネルが1枚繋がっているものではなく、半分に切れているからです。
その為、片方を閉めた状態にし、もう片方を開けてと、半分ずつで開閉する事ができるんです。
出典:ナチュラム
両方をフルオープンにして、開放感を持たせる事もできます。
出典:ナチュラム
もちろんその反対に、寒い季節や就寝時等はフルクローズにする事もできます。
さらに内側にメッシュがあるので、両方をメッシュ、または片側だけメッシュ等、色々なバリエーションで使えるようになっています。
側面と背面
出典:ナチュラム
グランピアンの側面のパネルは、開閉する事ができ、さらにはメッシュにする事もできます。
シュチュエーションによっては、サイドを出入り口のように使っても良さそうです。
出典:ナチュラム
背面側は、背面パネルの隅の方がメッシュになります。
この部分はフルオープンする事は出来なく、開けるとメッシュの窓になります。
室内の換気等をする時に使えば、効率良く空気の入れ替えができそうですよね。
スカート付きで寒い時期にも
グランピアンには、スカートが付いています。
寒い時期にテントの下から吹き込む冷たい空気の侵入を防ぐことができ、防寒に役立つはずです。
また、寒い時期以外でも、虫の侵入を防ぐことができるのも魅力の1つだと思います。
ポリエステル素材
グランピアンは素材に75Dのポリエステルを採用しています。
見た目のカラーが、何となくTC素材を使っているような感じがしますよね。
少し前なら、75デニールは薄いような気がしましたが、最近では75Dのポリエステル素材のテントが多くあるような気がします。
例えば、ツインピルツフォークLやギギ2も75Dのポリエステル素材を採用しています。
それぞれ素材に施している加工などに違いがあるかも知れませんが、一概に75D(デニール)は生地が薄くてダメとは言い切れなくなっていると思います。
生地が薄い分、TC素材より軽量になる傾向であるというのも魅力に入っているかも知れません。
低価格でコスパが良い
出典:ナチュラム
ハイランダーの新商品グランピアンは、リーズナブルな価格設定も魅力の1つなんです。
販売価格は、税込みで39,980円。
インナーテントが付属してない為、テントとして使う場合には別途寝室用のテントを購入したりコットを用意する必要がありますが、シェルター単体だけで考えたらかなり安いんじゃないかなと思います。
上記のサイズで比較したサバディカルのスカイパイロットTCは税込みで84,480円、ogawaのツインピルツフォークLは税込み99,000円、ゼインアーツのギギ2で税込み65,780円と、グランピアンと比較したら高額です。
リーズナブルでお求めやすい価格設定のハイランダーは、お財布事情が厳しいパパさんには頼れる存在ですよね。
他大型シェルターと価格比較
グランピアン | 39,800円(税込) |
スカイパイロットTC | 84,480円(税込) |
ツインピルツフォークL | 99,000円(税込) |
ギギ2 | 65,780円(税込) |
ハイランダー グランピアン スペック
サイズ | 約W650×H250×D330cm |
収納サイズ | 約W67×H35×D35cm |
ポール | 直径約22mm |
素材 | ポリエステル75D/耐水圧:1500mm |
素材・ポール | スチール |
重量 | 約14.2kg |
使用人数 | 10人 |
付属品 | 収納袋、メインフレーム(2本)、ペグ(26本)、ガイロープ(9本) |
まとめ
ハイランダーの新商品グランピアンは、魅力たっぷりの大型シェルターです。
ポールではなくA型フレームで幕を持ち上げているので、シェルター内のスペースはかなり広々と使えます。
何しろテーブルやテントなどを配置する時に、邪魔するものがないんです。
テーブルやチェアを思うままの位置に置く事ができるというのが良いと思います。
ポールが立っていると、その周囲はデッドスペースになってしまいレイアウトは限られてしまうので、ストレス度合いが全く違うハズです。
室内を広々使えるシェルターにランキングを付けたとしたら、他のシェルターではほとんどがポールがあるタイプだと思うので、A型フレームを標準で採用しているグランピアンが意外に1番にくるかも知れません。
それでいてリーズナブルな価格設定も魅力です。
低価格なので購入する際は比較的ハードルが下がりますよね。
ハイランダーのグランピアンは、2021年1月20日発売予定になっています。
気になる方は、是非チェックしておきましょう。
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アイキャッチ画像 出典:アウトドア&スポーツ ナチュラム