ハイランダーから新しいテントが発売されます。
その名は「A型フレーム ディアーグ」。
名前から分かるように、A型フレームのテントです。
見た目は、ティピー型のワンポールテントのような三角形。
サイドフラップを広げると、まるでテンマクデザインのサーカスTC DXのような感じ。
ただ大きさはソロ用のテントなので、思ったよりもコンパクト。
ハイランダーと言えば、A型フレームのテントが多数ラインナップされていますが、やっぱり室内が広く使えるのが魅力的だと思います。
ソロ用のコンパクトなテントでも、室内を広く使えると荷物も色々と置けるし、レイアウトも自由に出来るので良いですよね。
今回はハイランダーの新型テント「A型フレーム ディアーグ」を他のテントとちょっと比較しながら見てみたいと思います。
目次
ハイランダーのA型フレーム ディアーグがソロキャンプ用テントにおすすめ!
ソロキャンプ用のテント
出典:ナチュラム
ソロキャンプをする人って、コンパクトなテントを使っているイメージがありますよね。
実際に、寝るだけのスペースが有ればいいというソロキャンパーさんも多いと思います。
荷物を少なくし、設営も移動も簡単にしたいと思えば、それがやっぱり1番です。
しかし、ソロキャンプと言っても、自分のプライベートスペースを大切にしたかったり、快適なキャンプをしたいと思っている人もいると思います。
そう考えている人は、テントとタープで利用できる空間を広げたり、またはキャノピーがあるテントを選んだりすると思います。
テントの大きさに拘らなければ、大きなシェルターやサーカスTCなど、複数人で使ってもいいようなテントを1人で使っちゃうなんて人もいます。
ソロキャンプで、広い空間を作って快適に過ごしたいと思うキャンパーさんは、少なからずテントやタープでパーソナルスペースを確保したいハズです。
確かに、快適なスペースを確保する事はできるのですが、ちょっと広過ぎちゃうような気もします。
僕以外にも、スカイパイロットTCや大型のシェルターをソロキャンプで使っている方は、これまで1度は広過ぎかなって感じた事があると思います。
かと言って、コンパクトで狭いテントはちょっと。。。なんて思っている人に、ハイランダーの新型テント「A型フレーム ディアーグ」はちょうど良さそうなサイズ感だと思います。
A型フレーム ディアーグのサイズ
出典:ナチュラム
A型フレーム ディアーグのサイズは、W270×D270×H210cmです。
出典:テンマクデザイン
ソロキャンプ用のテントで比べてみると、例えばテンマクデザインのパンダTC+は、270×270×170(h)cmです。
ほとんど広さは同じですが、高さがA型フレーム ディアーグよりも高さが低くなっています。
従来のソロ用テントのパンダよりも大きくなったパンダTC+と同サイズなので、ソロ用テントとしても決して小さなサイズではないと思います。
また高さがパンダTC+よりも約40cm高い事から、壁際のデッドスペースも軽減されているのではないかなと推測できます。
出典:DOD
人気のDODなら、ソロ用テントにライダーズワンポールテントと言うのがあります。
ライダースワンポールテントは、2ルーム構造で広い前室が魅力のテントです。
サイズを見てみるとW290×D290×H183cm、ハイランダーのA型フレーム ディアーグよりちょっと広いですが、こちらも高さは少し低くなっています。
サイズ感的には、広めのソロ用のワンポールテントと同じぐらいだと思います。
しかし少し高さがある分、窮屈さは軽減されていそうです。
サイズ比較
商品名 | サイズ |
A型フレーム ディアーグ | W270×D270×H210cm |
パンダTC+ | 270×270×170(h)cm |
ライダーズワンポールテント | W290×D290×H183cm |
A型フレーム
出典:ナチュラム
テンマクデザインのサーカスTC+やDODのライダースワンポールテントとは、見た目のデザインやサイズは近いものがありましたが、決定的に違うのはハイランダーのA型フレーム ディアーグはワンポールテントではなくA型フレームテントだという点です。
ワンポールテントは名前の通り、センターポール1本でテントが立ち上がっています。
その為、使用時にはテントの中心部分に必ずポールがあるんです。
設営自体は、ポールが1本なのでめっちゃ楽。
しかし、このポールが意外と邪魔に感じてしまうんです。
テーブルを配置したい時、コットなどを置いて寝床を設置する時、真ん中にポールがある事で自由に配置する事ができなくなります。
出典:ナチュラム
しかしA型フレームなら、テントの屋根部分に沿ってフレームがある構造なので、センターポールがありません。
ワンポールテントだとセンターポールの周囲がデッドスペースになってしまうのですが、A型フレームなら、そのテント中心部のデッドスペースが無いんです。
これなら、テーブルやチェアの配置も自由にできます。
好みにレイアウトが出来るというのは、何気にポイントが高いと思います。
ハイランダーのA型フレームのティピー
出典:ナチュラム
ハイランダーにはA型フレームのテントがいくつかラインナップされてきます。
その中でA型フレーム ネヴィスと言うテントは、三角形で少し似た雰囲気があると思います。
でもA型フレーム ネヴィスは、もう少し大きめ。
330×330×250(h)cmで、3人家族にピッタリなサイズ感。
とは言え、ソロキャンプで広いテントが良いという方は、A型フレーム ネヴィスでも良いかなと思います。
ただ、A型フレーム ディアーグにあるサイドフラップがネヴィスだと付いてないので、その点を考慮する必要がありめす。
サイドフラップ
出典:ナチュラム
A型フレーム ディアーグには、サイドフラップがあります。
開口部の生地を広げると、まるで陣幕のような側壁を作る事ができちゃうんです。
サイドフラップは折り畳まれていて、2重になっています。
重ねた記事をそのままサイドフラップとして使えば、ちょっとした三角形の風防になりますが、ジッパーを開けて拡張すると、大きな目隠しのような側壁になります。
これが片側だけではなく、両側広げる事ができちゃうんです。
サイドフラップを広げた分、そこがプライベート空間として使う事が出来るので、人目を気にする方にとっては凄く魅力的なポイントですよね。
もちろん、サイドフラップを広げる為のキャノピーポールは2本付属しているので、購入後すぐに使う事ができます。
テンマクデザインのサーカスTCDXには、サイドフラップがありますが、ソロキャンプ用のパンダTC+にはない機能です。
DODのライダーズワンポールテントは、キャノピー部分をサイドフラップのように使えますが、A型フレーム ディアーグのように2重ではないので広くは使えません。
スカートが装備
出典:ナチュラム
ハイランダーのA型フレーム ディアーグには、スカートが装備されています。
スカートがあれば、秋冬キャンプの寒い時期に、テントの下から冷気の侵入を防ぐ事ができます。
風がある日では、この隙間風がかなりキツく感じます。
足元にずっと冷たい風が当たり続けると、その部分が痛くなり辛くなってきます。
その為僕は、秋冬キャンプに使うテントには、スカートが必須だと考えています。
A型フレーム ディアーグは、そのスカートが装備されているので、気温が低い季節でも安心です。
ただ、素材がポリエステルと言うのが、僕的にはちょっと気になる点です。
ソロキャンプなら、テントの近くで焚き火をしたいですよね。
でも火の粉が飛んでくるかも分からないので、穴が空いてしまわないかちょっと心配事が増えてしまいそうです。
しかしポリエステル製なら軽いし、濡れても乾きやすいのが良いところ。
総重量は9.2kgなので、ポジティブに考えたらポリエステルだから10kg以内に収まったのかも知れません(笑)
インナーテントは付属
出典:ナチュラム
ハイランダーのA型フレーム ディアーグは、インナーテントが付属しています。
インナーテントはハーフインナーで、テントの半分を使う感じ。
写真を見ると、ハーフインナーの中にコットを置けているので、十分な広さはありそうです。
とは言え、ハーフサイズなので、大きな荷物を置くスペースまでは無いと思います。
しかし、フルクローズにした際に、テントの室内の残りの半分が前室のスペースとして使えます。
インナーテントを使わずにコットで寝た時に、真夜中に虫が顔を這っていた事があった僕には、インナーテントは必需品です。
夏はインナーテントは必要ないよ!って考えていたら、まさかの虫が(笑)
そう考えると、インナーテントが初めから付属している点もポイントが高いと思います。
ハイランダー A型フレーム ディアーグ スペック
サイズ・フルクローズ | 約W270×H210×D270cm |
サイズ・フルオープン | 約W485×H210×D430cm |
インナーテントサイズ | 約W340×H205×D165cm |
キャノピーポール | 約150cm |
収納サイズ | 約W66×H24×D24cm |
重量 | 約1.3kg(インナーテント) 約9.2kg(総重量) |
付属品 | インナーテント、メインポール(1本)キャノピーポール(2本)、ペグ(14本)、ガイロープ(6本)、収納袋 |
価格 | 25,800円(税込) |
まとめ
ソロキャンプ用のテントとして、ハイランダーの新型テントのA型フレーム ディアーグは、なかなか魅力的だと思いました。
サイズ感的には、広めとなっているティピー型のソロ用テントと同じくらいですが、むしろ高さはあるので広く感じるかも知れません。
そして何より、センターポールが無いA型フレームというのが魅力的です。
センターポールがある事でデッドスペース型できてしまいますが、A型フレームはそのデメリットを解消しつつ、さらに室内を広く使えるようになるというメリットに変えてしまっているんです。
さらに2重のサイドフラップを広げる事で、大きな風防と目隠しを確保する事ができ、プライベートも保つ事ができます。
この事も、かなりポイントが高いところだと思います。
元々のサイズはシェルターなどを使うよりは広くはありませんが、ソロキャンプ用のテントとしてはA型フレームやサイドフラップによって、想像以上に広く使うことが出来そうです。
ハイランダーの新型テント、A型フレーム ディアーグはソロキャンプ用のテントとして、おすすめです。
発売日は、2021年11月10日となっています。
購入はナチュラムから
アイキャッチ画像 出典:ナチュラム
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