キャンプと言えばテントのイメージがありますが、実はテントで過ごす時間はあまり多くなく日中のほとんどがテントの外側。
何かの作業する時は大体テントの外側なんです。
料理作るのも外だし、食事をしたり焚き火をしながらくつろぐのも外ですよね。
もちろん、アクティビティをしようと思ったらそれもテントの外。
しかし自然の中で楽しむキャンプでは急な雨が降ってきたり、思いのほか日差しが強かったりなど、様々なトラブルにも見舞われます。
そんな時あると心強いのがタープです。
キャンプで過ごす多くの時間は、タープの下の場所が快適なんです。
もちろん、上記にあるアクティビティーはタープの下ではできないかも知れませんが、大きな日陰を作って、ゆったりとしたスペースを作るのにはタープが役立つんです。
タープの種類によっては、火に強くタープの下で焚火ができるものもあるし、荷物の置き場所や雨よけに使っても大丈夫。
個別に設営してもいいし、テントと連結してリビングスペースに作るのも便利だと思います。
何かと使用頻度が高いタープ選びは、多くのキャンパーさんにとってとても重要なポイントの1つ。
現在では様々なメーカーが開発・販売していて人気が高いタープも多々ありますが、今回は発売当初から話題と人気を集めていたYOKAのタープ2種を紹介したいと思います。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2021.4.15に公開した記事を引っ越しして一部修正したものです。
目次
YOKAのタープはシチュエーションにあわせ変幻自在
YOKAとは
出典:楽天
YOKAが始まったのは2015年のこと。
元々組み立ておもちゃやモビールなどのインテリアグッズをメインにしたメーカーでしたが、現在はパネル式の木製家具やアウトドアグッズを開発・販売しています。
アウトドアグッズには木製家具を中心とした周辺アイテム、鉄板や焚き火台、釣り竿やテントなどがあり、特に2019年に登場したYOKA TIPIというティピーテントがヒット商品となりました。
ティピーテントはインディアンテントとも呼ばれる1本のポールで簡単に設営できるテントです。
基本的にポール1本で立ち上げるので、ソロでも初心者でも使いやすいのが大きな特徴です。
YOKA TIPIは、ミリタリー感あふれるカラーリングと2人でも過ごせるくらいのゆったりめのデザイン。
軽くて丈夫なだけでなく、テント外周にライトの光を反射するリフレクターが取り付けられています。
また、上級キャンパー向けにテント内でも薪ストーブが使用できるよう煙突穴が装備されていたり、テントと一体化したスカートや2か所のエントランス、2か所のベンチレーターなどを調節することにより、4シーズン対応可能と行き届いた機能性も高い評価を受けました。
これから紹介する2種類のタープは、このYOKA TIPIと連結が可能な商品です。
しかし、単体のタープとしても魅力的なので紹介したいと思います。
YOKAから新登場したタープとは?
出典:楽天
2020年12月にリリースされたYOKAの新しいタープは2種類あります。
YOKA TARP 4427とYOKA PUP TARPです。
どちらもYOKA TIPIと連結可能で併せて使うとより機能的。
またこれらのタープにもテントと同じ特別に作られたカラー(ダークカーキ)、外周にリフレクターの帯のデザインが入っているので、機能面だけでなくデザイン面・コーディネート面でもおすすめ。
ミリタリー感あふれる軍モノのような武骨なデザインの中にきらりと光る機能性。
この2種類のタープが有能すぎる、使い勝手が良すぎると話題と人気を集めています。
YOKA TARP 4427(ヨンヨンニーナナ)とは
出典:楽天
YOKA TARP 4427の商品名の「4427」(ヨンヨンニーナナ)は、寸法を表しています。
これだけでタープとして独立して使用できるほか、YOKA TIPIと連結しても使用できるシンプルな長方形のレクタタープです。
前後両側の計4か所が巻き上げて留め具で固定が可能で、タープの形状を用途やシチュエーションに合わせて変身させることができます。
カラーはYOKA TIPIと同じミリタリーテイスト感あふれる落ち着いたダークカーキで、外周にもTIPIと同じリフレクターを配したデザインです。
真ん中あたりにフックがあり、ランタンを引っ掛けておくこともできます。
PUP TARPに比べると派手さはありませんが、形がシンプルだからこそ汎用性が高く、様々なシチュエーションで「あると心強くなにかと便利」なタープと言えると思います。
YOKA TARP 4427 スペック
- サイズ:幅442×奥行270cm
- 重さ:1.1kg
- 使用可能人数:6人まで
- 素材:40Dリップストップナイロン(表面シリコン、裏面PUコーティング)
- 耐水圧:2000mm
YOKA PUP TARP(パップタープ)とは
出典:楽天
YOKA PUP TARPは、広げて使用した姿が飛ぶムササビのような、ちょっと個性的なタープです。
タープとして独立して使用したり、YOKA TIPIと連結も可能。
景観の抜けを確保しながら、雨や風からしっかりと守ってくれます。
このPUP TARPの最大特徴とは、端についたダブルジッパーを閉めるとタープをクローズさせ、タープから簡易シェルターに変身させて使用できることです。
この簡易シェルターの形状が軍モノのテント「PUP TENT」によく似ていることからYOKA PUP TARPと名付けられたらしいです。
しかしあくまでもYOKA PUP TARPはタープなので、止水ジッパーや雨どいはなく、スカート部分もありません。
タープは前後両側、4か所を巻き上げることができる他、端をテントの入口のように巻き上げることもできるので、シチュエーションに合わせてタープを変形させることも可能。
YOKA PUP TARPにも真ん中あたりにランタンを引っ掛けられるフックがついています。
カラーはダークカーキ。外周にはリフレクターがあります。
YOKA PUP TARP スペック
- サイズ:幅501×奥行442cm
- 重さ:1.6㎏
- 使用可能人数:6人まで、クローズ使用時で1〜2人
- 素材:40Dリップストップナイロン(表面シリコン、裏面PUコーティング)
- 耐水圧:2000mm
YOKA TARP 4427とYOKA PUP TARPの注意点
YOKA TARP 4427とYOKA PUP TARPのどちらのタープにもペグやポールが付属していないため、事前に準備が必要となります。
キャンプ歴が長い人なら、ペグやポールを余分に持っているかも知れませんが、そうではない方は別途購入しなくてはなりません。
とは言っても、楽天市場やYahoo!ショッピングなどで購入できるので、金銭的余裕があれば大丈夫だと思います。
ポールには差し込み式や伸縮式などがあるので、タープのアレンジや荷物の量に、またはお財布事情と合わせて選ぶと良いと思います。
まとめ
タープはキャンプでは重量な役割をします。
シェルターを使っているキャンパーさんでもリビングスペースを広げるために使ったり、テント泊であればそれこそリビングスペースの確保の為に必要です。
タープによって大きな日陰スペースを作ることができ、キャンプ中ではそこで多くの時間を過ごすことになると思います。
また雨天時の避難場所、さらには荷物置き場としても使うことができるので、あれば非常に便利なキャンプ道具なんです。
YOKAからリリースされた新作タープ「YOKA TARP 4427」と「YOKA PUP TARP」は、独立してタープとして使用できるだけでなく、YOKA TIPIと連結することができます。
ミリタリーテイストあふれるデザインと機能性で人気のテントと、同じメーカーのテントで揃えるのが、やっぱり統一感があって良いかも知れません。
YOKA PUP TARPに比べ派手さはないものの、あえてのシンプルが魅力の「YOKA TARP 4427」は、シンプルだからこそ使いやすく組み合わせやすいという汎用性の高さが魅力です。
ムササビのような個性的な形状が特徴的な「YOKA PUP TARP」は、タープの変形のバリエーションがさらに豊富です。
両側端のジッパーを閉じることで簡易シェルター型にもなります。
ただし、YOKA PUP TARPはあくまでも簡易シェルター、あくまでもタープです。
なので雨どいや止水ジッパー、冷気の侵入を防ぐスカートはありません。
どちらの商品にもポールやペグが付属していないので注意してください。
どちらも超おすすめ商品で、YOKA TIPIを使っているならなおさらおすすめ!
セットで使用すれば特徴的なダークカーキのカラーリングもぴったり同じ.。
さらには、夜間やテントの密集時にリフレクターがより目立ち、自分のテントを見つけやすくするのが良いと思います。
YOKAの新しいタープが気になる人は、是非一度チェックしてみてください。
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アイキャッチ画像出典:楽天