タープは色々なサイズと形状があり、用途や人数など使い方によって選ぶことができます。
調べてみればみるほど奥深く、ソロキャンプの場合は「そもそも不要!」なんていう意見まであったりするので、迷ってしまいますよね。
それでもソロキャンプでもファミリーキャンプでも、タープはあればとっても便利なアイテム。
テントにチョイ足しするだけで、キャンプサイトの居心地が良くなっちゃうんです。
そこで今回は、タープの中でもレクタタープに焦点を当てて、ソロキャンプでも便利な小さめサイズのものについて詳しく紹介したいと思います。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2021.9.13に公開した記事を引っ越しして一部修正したものです。
目次
ソロキャンプにレクタタープもおすすめ!
レクタタープとは
出典:楽天
タープには、タープを広げた時の形によって、それぞれ名前が決まっているんです。
ひし形のウィングタープと六角形のヘキサタープは日陰のスペースがやや狭くなっちゃうんですが、設営が比較的簡単なのでソロキャンプにおすすめされていることが多いタープです。
空を飛ぶムササビの形に似たムササビタープも人気があります。
レクタタープを広げた形は長方形。
スクエアタープと呼ばれることもあるようですが、スクエアタープの形状は正確には正方形なので覚えておくと良いと思います。
レクタタープの特徴とおすすめポイント
長方形や正方形のタープはそのシンプルな形状のおかげで、張り方のアレンジの自由度が高いのが特徴の1つです。
片側を下ろせば視界を程よく遮ってプライベートスペースを作ることができるし、風を避けるのにもとても便利に使えます。
ポールを立てる位置で形状が変わり、そのアレンジによってキャンプサイトをよりかっこよく見せる演出となったりします。
その上、ポールの位置を工夫することにより、屋根にたまる雨水の流れをコントロールしてタープの倒壊を防ぐこともできちゃいます。
タープの下にテントを入れ連結して出入り口を広くする、小川張りも人気があります。
また、レクタタープはタープ下の面積が広くとれるのも特徴の1つ。
紫外線対策としても日陰スペースが広くデッドスペースが少ないのはメリットだと思います。
屋根が平面になるように張れば多人数用にも対応できる使いまわしの良さも、レクタタープの大きなセールスポイントと言えると思います。
ロッジテントと組み合わせれば出入り口の屋根になったり、キャノピーのないワンポールテントと組み合わせるのもおすすめの使い方です。
大人数のキャンプの場合はレクタタープを2つ組み合わせることで、さらに大きな屋根を作り出すこともできちゃいます。
憧れのタープ泊も!
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キャンプを楽しむ人が増え、雑誌やYouTubeやSNSでも様々なキャンプスタイルが紹介される昨今、ソロキャンプと並んで注目されているのがタープ泊です。
その名の通りテントを張らずにタープだけで宿泊するキャンプスタイルのことを言うのですが、実は詳しい定義は特にあるわけではないんです。
このタープ泊をするにも、天気や環境、季節に合わせて形を変えて対応できるレクタタープはマストアイテムだったりします。
DD Hammocks DD タープによるタープ泊、ハンモック泊は特に人気があって、ブログやキャンプの情報サイトなどでもよく見かけるアイテムです。
ソロキャンプ用のレクタタープの選び方のポイント
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①火に強い素材を選ぶ
ソロキャンプで焚き火を楽しみたい場合、熱に弱いポリエステルやナイロン素材は避けた方が良いと思います。
火の粉で溶けて穴が空いてしまったり、焦げ付いてしまうこともあります。
多少重量があっても、熱に強いポリコットンやコットン、難燃性加工が施された素材のタープがおすすめです。
ですがコットン素材や加工が施されたタープはある程度の重量があるので、軽量さを求める場合は気を付けて下さい。
②耐水圧性能が高いものを選ぶ
自然に囲まれたキャンプ場では天気も変わりやすいものです。
せっかく張ったタープから雨漏りしてしまってはテンションも下がちゃいますよね。
タープの耐水圧は1000mm以上あるものがおすすめです。
耐水性が高ければ、雨の中のキャンプでもタープの下で広々と過ごすことができます。
③サイズは300cm×300cm以下がベター
1人用、ソロキャンプ用というと、軽量で張るのが簡単なヘキサタープが主流のようですが、最近はソロでもファミリーでも扱いやすい小さなサイズ、250cm×200cmのレクタタープも登場しています。
1人で扱うことや持ち運ぶ時の重量、使いまわしを考えても、ソロキャンプ用のレクタタープは300cm×300cm以下のものが便利でおすすめです。
ヘキサタープのおすすめ商品
Soomloom スームルーム タープ シェード20Dナイロン
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Soomloomのタープは、ハトメが16か所、黒いアクリル布テープが3か所の合計19か所あることで、張りかたのバリエーションが豊富になったレクタタープです
コンパクトに収納出来る上に、畳みやすい四角形の大きなサイズはソロキャンプから大人数まで幅広く使用することができると思います。
耐久性に優れる20Dpu3000mmPUナイロンにシリコンコーティングを施すことで防風性もアップ。
撥水性能処理により耐水圧も3000mm以上あるので、強い雨にも耐えることができます。
Soomloom タープ シェード20Dナイロン スペック
- サイズ:300㎝x290cm
- 素材:PUナイロン(シリコンコーティング)
- 重量:650g
- 耐水圧:3000mm以上
- 付属品:自在付きガイロープ6本、ペグ6本、専用収納バッグ
Aqua Quest アクアクエスト Safari タープ
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高い耐水性能を持つタープでも何度も使用するうちに性能は下がってしまうし、縫い目などから雨水が漏れてしまうのは当然のことなんです。
でもそれを、仕方ないことだとあきらめていませんか?
そのようにタープの耐水性に不満を感じているなら、こちらの商品がおすすめです。
Aqua Questのタープは100%防水を掲げるだけあって、キャンプ中どんな雨でも濡らしません。
ポリウレタンを70デニールナイロンの生地表面にコーティングしてあるので、耐水圧はなんと驚異の2000mm!
このコーティングは湿気や水にさらされ続けると劣化したり、経年劣化が起こるので、使用後はきちんとお手入れして長く使えるようにしておきましょう。
サイズは4種類展開されていて、一番小さなサイズで300cm×200cm。
使いやすい正方形の300cm×300cmもあります。
レクタタープで気になりがちな重さは、540gから一番重いものでも1.2㎏までしかないのも嬉しいポイントです。
Aqua Quest アクアクエスト Safari タープ スペック
- サイズ:300cm×200cm
- 素材:70デニールナイロン
- 重量:540g
- 耐水圧:20,000mm
DD Hammocks DDハンモック社 DDタープ
出典:楽天
DDハンモックのDDタープは、19個もの取り付けポイントで様々な形に設営することができる人気のタープです。
耐水圧は3000mm、防水コーティングを施した190Tポリエステル製です。
DD Hammocksのハンモックとの相性も抜群で、併用してのハンモック泊も人気があります。
日よけや雨よけには最適ですが、火には弱いので使用時は気を付けてください。
DD ハンモック DDタープ スペック
- サイズ:300cm×300cm
- 素材:190Tポリエステル製
- 重量:790g
- 耐水圧:3000mm
- 付属品:ガイライン×4、ペグ×4、スタッフサック、ミニポーチ
tent-Mark DESIGNS テンマクデザイン 炎幕レクタタープ
出典:Yahoo!ショッピング
テンマクデザインの炎幕レクタタープは、素材は撥水加工が施されたポリエステルオックス210D製です。
燃えにくくなるように難燃加工が施されていますが、火の粉で穴の開かない加工ではないので注意して下さい。
耐水圧は1500mm。
張り縄(3m×4本・8m×2本)が付属していますが、ポールとペグはついていないので別で購入が必要です。
テンマクデザイン 炎幕レクタタープ スペック
- サイズ:290cm×290cm
- 素材:ポリエステルオックス210D(PUコーティング/撥水加工)
- 重量:約1,6kg
- 耐水圧:1,500mm
- 付属品:張り綱(3m×4本、8m×2本)、収納ケース
MyCamp レクタタープ
出典:Yahoo!ショッピング
MyCampのレクタタープは、本体の生地には高い防水性と速乾性を持つポリエステル210Dを使用しています。
生地の裏側に施してあるシルバーコーティングで、防水性をさらに高めつつ遮光性は99.16%、UVカット率は98.3%を実現しています。
真夏の日差しもしっかり遮ってくれるはずです。
グロメット付きのループは18か所設置されていて、様々な形に変化させて張ることができます。
継ぎ目部分には耐久性を高めるために当て布による補強が施されています。
購入から1年の保証があるうえに、他社製品よりかなりリーズナブルなのでレクタタープの入門としてもおすすめです。
MyCamp レクタタープ スペック
- サイズ:300cm×300cm
- 素材:ポリエステル210D
- 重量:920g
- 付属品:スチールペグ×6、ロープ×6、収納袋、付属品収納袋
まとめ
レクタタープはスクエアタープとも呼ばれている、広げた時四角形の形をしているタープのことを言います。
さらに細かく分けると、長方形をレクタタープ、四角形をスクエアタープと分けているメーカーもあるので注意して下さい。
ソロキャンプで使用するタープは、一人でも張りやすい六角形のヘキサタープやムササビタープ、ひし形のウィングタープなどが手軽だと言われていて、多くの場所でおすすめされます。
しかし最近はレクタタープにも小さなサイズ(300cm×300cm以下)が登場していて、SNSやYouTubeでも人気を集めるようになっています。
レクタタープはそのシンプルな形状から、張り方にバリエーションが多いのも特徴で、タープ泊やハンモック泊にもよく使用されます。
テントと組み合わせて出入り口に屋根を作ったり、2つのタープを連結してさらに大きなタープとして使用することもできまちゃいます。
レクタタープの最大の魅力は、このアレンジの自由度にあると言えるんではないでしょうか。
また、レクタタープは張り方により日陰を多くとりやすく、デッドスペースが少ないのも特徴です。
出来れば耐水圧が1000mm以上あるもので難燃加工や燃えにくい素材のものがお勧めですが、重量が出やすいので気になる場合は軽量でコンパクトなものを選ぶようにしましょう。