ソロキャンプを始めようと考えている人、またはタープの購入で悩んでいる方は多いと思います。
そもそもソロキャンプで、タープが必要なのかなんてところから疑問に感じている方もいると思います。
タープと言ってもその種類は多く、どんな種類があるのか全部を把握するのは、キャンプに慣れている人でないとなかなか難しかったりします。
そして、そんなタープをソロキャンプで使ってみたら、どんなメリットがあるのか、またはデメリットがあるのかも分からない人もいると思います。
今回は、ソロキャンプで使うタープについて、その種類にどんなものがあるのか、また使った際のメリットとデメリットを紹介します。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2022.7.17に公開した記事を引っ越しして一部修正したものです。
目次
ソロキャンプで使うタープの種類とそのメリットデメリットとは?
タープの種類
まずはタープにはどんな種類があるのか紹介します。
しかし現在では、変形型であったり派生型のちょっと変わったタープも発売されています。
今回は、それらの亜種は含めずに、代表的なタープをピックアップしてみます。
レクタタープ
出典:楽天
レクタタープのレクタは、レクタングル(rectangle)の略で、日本語に訳すと長方形という意味です。
なので、タープを張った時には長方形の屋根ができるんです。
レクタタープは長方形なので、正方形のタープをスクエアタープとして呼び分けることがありますが、レクタタープにスクエアタープが含まれていたり、その逆の場合も多々あります。
正方形も四角も、同じスクエアと訳すことができるので、決して間違いではないんです。
レクタタープの最大の特徴は、日陰の面積を広くとれること。
タープの張り方はポールを2本使う場合もあるし、アレンジによってポールの数をより増やして6本まで使ったりします。
ただ、そのアレンジの仕方によって、タープを張つ際の難易度が変わってきます。
もちろん、ポールの本数が多くなれば手間や時間は多くかかってしまいます。
本数を少なく2本にすれば、シンプルな形なので張り方は簡単になり、設営時間の短縮に繋がります。
レクタタープが1枚あれば、人数やシチュエーションに合わせてアレンジを変えて使い分けることが、この形のタープのメリットの1つだと思います。
ファミキャンで使うレクタタープをイメージすると3m×4mだったり4m×5mと大きいものをイメージしてしまいますが、最近では3m×3m以下の小さなサイズもあるのでソロキャンプでも以前よりも使いやすくなっています。
大きいレクタタープでは持ち運びしにくいのがデメリットでしたが、ソロキャンプ用のコンパクトなものならそのデメリットもないと思います。
・アレンジが豊富
・おしゃれ
・アレンジの際にポールの追加購入が必要になる
ヘキサタープ
出典:楽天
ヘキサタープのヘキサは、ヘキサゴンの意味。日本語に訳すと、六角形。
ヘキサタープは、昔からポピュラーなタープのなので、その派生型も多いタープ。
六角形の辺が真っすぐのものや、曲線を描いているもの、または左右対称じゃないものなど色々とあるんです。
使用するポールは基本的に2本と少なく、後の4つの頂点はロープでペグダウンするような形になります。
ポールが2本なので、設営も撤収も簡単なのが最大のメリットとなります。
アレンジしようと思えば、ポールを増やしたり頂点をロープを使わずに直接ペグダウンするなどバリエーションも多くできます。
ソロキャンプから2~4人のファミキャンでは、かなり扱いやすいタープではないでしょうか?
レクタタープと比較すると、日陰ができる使用有効面積がやや小さくなりはしますが、張った時の形状がキレイだということもあり一般的に人気が高いタープです。
・設営も撤収も簡単
・人気がある形
・レクタタープより日陰ができる面積がやや小さい
ウィングタープ
出典:楽天
ウイングタープは、基本的にはひし形の幕を2本のポールで立ち上げ、左右の頂点をロープでペグダウンし固定するものを言います。
しかし、中には五角形のタープで、ウイングタープと販売されている場合があります。
五角形の場合は真ん中の頂点をポールで高く立ち上げ、反対側が低くなるように張ることが多いと思います。
テンマクデザインで言うと、ムササビウイングのような形状です。
ウイングタープは、ヘキサタープと同様にソロキャンプや4人ぐらいまでのキャンプで活躍します。
設営と撤収は簡単で、小型で軽量な上に、コンパクトに収納ができるものが多いので、車でのソロキャンパーだけでなくツーリングキャンプや徒歩キャンプにもおすすめです。
やや使用有効面積が狭いのが気になりますが、1人でも扱いやすいタープだと思います。
僕もタトンカ3TCというウイングタープを使っていますが、家族4人でも大丈夫です。
ソロキャンプなら、上の写真のようにテントを下にして張ることができます。
・コンパクトで設営も撤収をやりやすい
・張った形がきれい
・日陰ができる面積が少し小さい
・ポール4本でアレンジすると形が正方形にならずいびつ
・雨の吹込みを防ぎづらい
スクリーンタープ
出典:楽天
スクリーンタープは、まるでお家や小屋のような形で、四方のパネルがメッシュ素材にできる形状のタープです。
居住性が高く虫よけとしても最高なのですが、開放感はあまりありません。
設営に手間がかかることや、他のオープンタープに比べて使用するパーツが多く、重量がかさんだり収納サイズが大きくなりがちなのがデメリット。
ソロキャンプで使うことを考えると、大きくて面倒に感じるんでしょうね。
確かにキャンプ場でソロキャンプをしている人の中では、使っているのを見かけることは少ないです。
・居住性が高い
・虫の侵入を防げる
・大きくて重量もかさむ
・開放感がない
・ソロキャンプで使っている人をあまり見かけない
ソロキャンプでのタープを選ぶ3つのポイント
①タープの耐水性は高めがおすすめ
タープには耐水圧というものがあります。
既にキャンプをしたことある方は知識があると思いますが、テントやタープにおいてこの耐水圧が雨にどれだけ耐えられるかの目安になるんです。
タープを選ぶ際に、耐水圧の基準は1500mm以上を目安にすることをおすすめします。
耐水圧が1500mmあれば、多少の大雨でも浸水しにくく、安心して使用することができるはずです。
一昔前では耐水圧が1000mmだったり、それ以下の物もたくさんありましたが、近年では、どのタープも耐水圧の数値が高めになっています。
しかし、気になった値段が安いタープの中には、こんなに低いのかと落胆してしまう粗悪なものもあるかも知れません。
耐水圧の数値は、タープを選ぶ時にはしっかりチェックしておきましょう。
※TC素材のタープは耐水圧の数値が350mmなど低くなっていますが、生地が水を含むことで目が詰まり防水効果が出るので、これには当てはまりません。
②難燃素材や遮光性が高いものを選ぶ
ソロキャンプではテントとタープを連結させ、そのタープの下で焚き火をしたいですよね。
なるべくテントから離れずに焚き火をしたいと考えるのが当たり前。
しかし、ポリエステル素材のタープやテントでは、焚き火から火の粉が飛んできてくっついてしまうと、すぐに溶けて穴が空いてしまいます。
それを防ぐのには、コットン100%やポリコットン(コットンとポリエステルの混紡素材)、防炎加工などされている熱に強い難燃素材のものがおすすめです。
使用する場所や用途によって使いやすさにも違いが出ます。
日よけや紫外線対策として使用する場合は、遮光性や紫外線遮断率をチェックしておきましょう。
コールマンのダークテクノロジーを使ったヘキサライト+などは、光を90%以上ブロックするので遮光性がズバ抜けています。
タープの下の気温の上昇も抑えられますが、その分暗くなってしまいます。
また、耐水圧や難燃素材、遮光性などが高いと、生地の厚みがあったり、加工が施されていたりするので、何もされてないタープよりも重くなるものが多いです。
特に、ポリコットンを含むコットン素材では、ポリエステル素材のタープよりも重くなるので、荷物の重さが気になる人は注意が必要です。
③ソロキャンプで使うタープのサイズ
出典:楽天
タープの大きさは、タープ下のスペースの広さに直結します。
そして、タープの種類も日陰を作る広さに影響してきます。
いくらソロキャンプが荷物が少ないからと言っても、チェアやテーブルなどを置くと、あっという間にスペースが埋まってしまいます。
そう考えるとタープのサイズは、人数分+αくらいがちょうどいいと思います。
目安としたいのは、スクエアタープなら3m×3m以下ぐらい。
レクタタープなら3m×2mぐらいでも、テントを連結してローチェアとローテーブルを置くスペースは確保できます。
まとめ
今回は、ソロキャンプで使うタープの種類の紹介とそのメリットとデメリット、またタープの選び方のポイントを3つ挙げてみました。
ソロキャンプでもファミキャンでも、タープの種類はほとんど同じ。
ウイングタープのムササビウイングのような形状だと、ソロ用になってしまいますが、その他では基本的に同じと考えていいと思います。
以前までのソロキャンプでは、ヘキサタープやウィングタープが主流だったり人気がありましたが、近年では小さなレクタタープが登場したりしています。
キャンプ人気によって、選択肢が増えたのは嬉しいことですよね。
さらには、メーカーやブランドごとのこだわりがあったり、海外製のものだと色々なパーツがセットになっていながらも値段が安かったりと、選ぶ方が悩んでしまうほど種類が豊富になりました。
そこでタープを選ぶ際のポイントを思い出してみてください。
タープ選びに失敗しないために、少しは参考になると思います。
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