キャンプで着火剤に火を点けたり、ガスコンロに点火する時って何を使っていますか?
まさか、100円ライターやマッチを使っているなんてことありませんか?
キャンプでは風の影響もあるので、普通のライターよりもターボライターのようなバーナータイプのライターが良いと思います。
そこで今回おすすめしたいのが、キャンプでの火起こしなどに大活躍するトーチバーナー。
このトーチバーナーなら、焚き火やBBQなどその用途は多種多様。もちろんガスコンロの点火に使ったって良い。
キャンプやグランピングなどアウトドアを楽しむ人が増えたこともあって、ホームセンターでも様々な種類のものが置かれるようになっています。
でもこのトーチバーナー、実はキャンプやアウトドアで使用するだけでなく、家でも大活躍できる便利なアイテムなんです。
そこで今回はキャンプでの使用だけでなく自宅での使用を想定したトーチバーナーについて詳しく紹介していきたいと思います。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2021.12.18に公開した記事を引っ越しして一部修正したものです。
目次
キャンプで便利なトーチバーナーならSOTOフィールドチャッカー ST- 450がおすすめ!
トーチバーナーとは
トーチバーナーって、元々は金属加工(溶接)や草刈りなどの作業で使用されていた業務用アイテムなんです。
ガス缶を取り付けたり、ガス充填式のパーツを取り付けてノズルから発火させて使用します。
ガスを使う分ライターより高温で強い火力の炎を噴出することができるのが最大の特徴です。
火力が強い分、初心者が手こずりがちな炭や焚き火の火起こしにもおすすめ。
チャッカマンやライターより楽にできるようになった、なんて感じる人も多いようです。
トーチバーナーの種類
トーチバーナーは大きくわけて3種類。
全て燃料はガスで本体(ノズル)を付けて使用しますが、その形状には少々違いがあります。
①燃料のガスを本体に充填して使用する「ガス充填式」
出典:楽天
ガス充填式のバーナーは、小型で軽量な物が多く、上着やズボンのポケットに入れて持ち歩くことができる程です。
ソロキャンプやツーリングキャンプ、ハイキングなど、荷物を減らして楽しみたいアウトドアに最適。
ガス充填式なので、燃料がなくなっても繰り返し使用することが出来るのがポイント。
100円ライターやチャッマンでは、それができないですもんね。
しかしガス缶に取り付けるタイプに比べると、充填できるガス量が少ないため連続使用時間が短いことや、どうしても火力や温度において劣ってしまうところが弱点といえます。
とはいえ、ライターに比べれば火力も温度も段違いなので、焚き火など用途に合わせて活用すれば問題なく使用できるでしょう。
②ガス式で、CB缶を使用するタイプ
出典:楽天
2つ目は、CB缶を取り付けて使用するタイプのバーナーです。
燃料となるCB缶とはカセットボンベのことで、アウトドア用のポータブルストーブや家庭用のカセットコンロなどにもよく使われます。
CB缶にノズルを取り付けるだけでサッと使用することができ、燃料も手に入れやすいのは大きなおすすめポイントです。
キャンプだけでなく家庭でガンガン使っても、普段行くスーパーやコンビニでも気軽に燃料が手に入るとあれば安心ですよね。
簡単に使用できる上に火力も温度も十分にあるので、少人数向けの焚き火の焚き付けだけでなく炭火への着火にも頼りがいのある存在となりそうです。
1つ注意があり、業務用はソケットの形状が違うものがあり、それだとコンビニなどで売っている普通のCB缶が取り付けられません。
購入時はソケットの形状を確認して購入しましょう。
③ガス缶式で、OD缶を使用するタイプ
出典:楽天
3つ目は、OD缶を使用するタイプのバーナーです。
OD缶はアウトドア用のバーナーなどによく使われるガス缶で、CB缶より火力が強いものが多いのが最大のポイントでありメリットでもあります。
元々アウトドアで使用するのを目的としているので、低温環境や屋外で使用していても出力が安定しやすいのもおすすめポイント。
しかし、手に入りやすく安価で様々なキャンプギアや家庭用カセットコンロなどにも燃料として使いまわしやすいCB缶に比べちゃうと、OD缶はやや高価なうえ取り扱い店も少なく、使いまわすことができるキャンプギアも限られているというデメリットがあります。
ただしどこでも手に入るCB缶でも、安全面から本体と燃料はメーカーを合わせ純正品を使うようにしましょう。
純正品を確実に手に入れるとなると、メーカーによってはCB缶でもOD缶でも条件はあまり変わらないかもしれませんね。
トーチバーナーを買うときの5つのチェックポイント
①3種類、どれを買う?
持ち歩きやすさや軽量さなどを考えると、おすすめは充填式。
火力は弱めでもライターよりは強いので用途によってはこれで十分といえます。
使い勝手やコスパの良さを重視するならCB缶。
さらに強い火力や熱、多人数での使用や寒い環境での使用が予想される場合はOD缶がおすすめです。
②逆さでの使用はできた方が便利!
トーチバーナーによっては、逆さに使用してもOKなものがあります。
火を当てる方向を自由に変えることができれば、より薪や炭に火をつけやすくなります。
ですがこの逆さ使用に対応していないものだと、ガスの不完全燃焼や異常燃焼を起こしてしまうことがあります。
特に未気化ガスが大きく燃え上がってしまう「生火」の発生は大きな事故やケガ、火災の原因にもなるので注意しましょう。
逆さ使用が可能なトーチバーナーであるかどうかは、使用前に必ずチェックしておきましょう。
③ノズルの長さをチェック
沢山の薪や炭を組んで火をつける場合、本体のノズル(火口)が長ければ組み上げた薪や炭の内側に差し込んで着火することができます。
また、ノズルが長ければ火元から手までの距離が長く取れるので、ヤケドなどの怪我を負う危険性が少なくなります。
そうは言ってもノズルが長くなるとその分かさばってしまうし、調理での使用や気軽な少人数のキャンプくらいなら一般的な長さがあれば安全に使用できます。
どうしても怖い、自信がない、着火しにくく感じるようならチェックしてみて下さい。
④点火装置付きがおすすめ
本体に点火装置がついているものがおすすめです。
ガスを出してからライターの炎を近づけて点火するものより、トーチバーナーのみで点火できた方が便利ですよね。
⑤製造メーカーをチェックしよう
高温で強い炎を出すトーチバーナーは、近くに可燃性のものを置かないようにして安全に使用してください。
使用後も炎が消えていることを必ず確認しましょう。
しかし使用前、使用中、使用後と使用法を守って正しく使っても、製造メーカーに問題があっては元も子もありません。
トーチバーナーは、現在日本ガス機器検査協会の適合性検査の対象外となっています。
このため、その他の商品について適合性検査に合格している国産メーカーが製造した製品である、ということが、トーチバーナーの安全性を確認するひとつの基準・めやすにもなりえると思います。
無名な海外製より、国産品や有名メーカーの製品を選ぶ方がより安心感を得られると思うので、選ぶ時の参考にしてみて下さい。
おすすめトーチバーナー SOTOフィールドチャッカー ST- 450とは?
ここまででわかったことを踏まえてホームセンターに行ってみたり、ショッピングサイトを見てみると、沢山の商品があると思います。
どれも似たような形なのに細かくみるとそれぞれ違うので、なんだかどれを買ったらいいのか混乱してしまいませんか?
そこでおすすめしたいのが、新富士バーナー株式会社のSOTOフィールドチャッカー ST-450です。
近所のホームセンターでも2,500円弱くらいで購入することができるCB缶式トーチバーナーで、楽天市場などのショッピングサイトなら2,000円前後で買えるお店もあるようです。
CB式のトーチバーナーは、点火直後に逆さにすると未気化ガスが大きく燃え上がる生火が出てしまうことがありました。
生火は想像以上に大きく燃え上がってしまうので、屋外は勿論屋内での使用時には特に危険です。
こちらのSOTOフィールドチャッカー ST-450は、生火が発生してしまう従来品から大きく進化を遂げています。
今までのカセットガス式トーチバーナーにはなかった「瞬間気化方式」を採用することで、点火直後すぐに炎が安定するため生火が発生しません。
また空気調整機能により、1300℃もの高熱の集中炎から900℃のソフトな炎まで調節することができるようにもなっています。
炭の火起こしは1200℃以上が目安となるので、SOTOフィールドチャッカー ST- 450の最高温度なら全然大丈夫!
着火スイッチもついているので、別途でライターやマッチなどを準備する必要もありません。
使用方法やセットも、すごく簡単になっています。
CB缶への取り付けは、ガス缶のキャップを取り外し、本体を表示に合わせてセットするだけ。
初心者でも簡単に使用することができます。
使いやすさや使用中の安定感は、使い勝手の良さにも繋がるんです。
なので、自宅での炙り料理にもキャンプにもおすすめ。
ただし、使用するCB缶は新富士バーナー製のカセットガス式ボンベを使用してください。
自宅でもSOTOフィールドチャッカー ST- 450は超おすすめ!
こんな悩み、ありませんか?
いくら高性能なオーブンレンジを買ったとしても、お店やアウトドアで食べるようなおいしそうな焦げ目のついたピザやトーストってなかなか焼けないものですよね。
そんな時には是非トーチバーナーを使ってみて下さい!
トーチバーナーはアウトドアや作業用だけでなく、調理にもかなり「使える」優秀なアイテムなんです。
時間通りに焼いたのにいまいちな見た目の冷凍ピザも・・・。
こんがり美味しそうに仕上がります!
冷凍ピザの表面に、とろけるチーズを追加してトーチバーナーで炙れば・・・
こんがりとろ~りな映えるピザに早変わり。
チーズとケチャップを乗せただけのチーズトーストだって、上記の通り美味しそうになりました。
焦げ目があると、見た目が変わりますよね。
それだけで、レストランで出てくるメニューっぽくなると思います。
また、ただの照り焼きチキンもトーチバーナーで炙れば、ほんのり焦げの風味も楽しめる居酒屋メニューに大変身。
これが自分でも思いの外プロっぽく見えてビックリです(笑)
他にもポテトやお肉はもちろん、さっと炙るだけで美味しそうになっちゃいます。
ミスタードーナツのオールドファッションも炙ってみました。
サクサクカリカリ、シュガーコーティングされたものは表面の砂糖がじゅわっと溶ける新食感を楽しめます。
何か食べる度、今度は何を炙ってみようかな?なんて楽しくなってしまうのもおすすめポイントかもしれません。
焼き魚もおすすめだし、スーパーで買ってきたお寿司もちょっと炙ってお皿に盛り付けるだけでぐっとおしゃれになります。
プリンや大福などを炙ってもおいしいかもしれません。
もちろん、キャンプ料理でも活用してみて下さい。
見た目からおいしそうな料理をキャンプでも楽しめるとあれば、モチベーションもかなりアップしますよね。
詳細
サイズ:長さ132×高さ66×幅34mm(ボンベ除く)
重量:本体のみ153g
火口径:直径22mm
発熱量:2.1kW(1,820kcal/h)(ST-760使用時)、1.8kW(1,550kcal/h)(ST-700使用時)
炎温度:最高1300℃~最低900℃
燃焼時間:約1.5時間(ST-760使用時) 約2.0時間(ST-700使用時)
使用燃料:SOTO製品専用容器(CB缶)
まとめ
トーチバーナーは、ガス充填式やCB缶やOD缶などのガス缶をセットして使用するアイテムです。
本来は溶接や草刈りなどの作業に使用するアイテムでしたが、炭や薪に火をつけたり、調理にも使用できる便利な道具としても人気があります。
軽量でガスを充填することで繰り返しの使用が可能なガス充填式、低温などの自然環境下でも安定して高い火力を保つことができるOD缶式もおすすめなのですが、家庭用やソロキャンプ、ちょっとした使用でなにかと便利なのはやはりCB缶。
専門店に行かなくてもCB缶は入手しやすく安価な燃料です。
しかも、カセットコンロやストーブなど他のキャンプギアとも燃料として共有しやすいのは大きなメリットだと思います。
特に新富士バーナー株式会社のSOTOフィールドチャッカー ST- 450はかなりおすすめ。
炭に着火するのにも十分な最高1300℃もの高火力が出せるだけでなく、瞬間気化方式で着火直後に逆さで使用しても危険な生火が発生しないようになっています。
使用法もセッティングも簡単なので、初心者からベテランまで様々な人が安全に使用しやすいアイテムだと思います。
炭や薪の着火などの作業や炙り料理の調理まで、キャンプ、アウトドア、自宅とシーンを選ばずいつでもどこでも安定して使用できるおすすめのトーチバーナーです。
トーチバーナーを購入したら、是非試してみて下さい。
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