今使っているペグケースは、チャムスのマルチハードケースです。
容量が大きくて、ペグが沢山入るし、デザインも可愛いくて、長い間愛用しています。
しかし、このマルチハードケースって、ペグの収納用に作られている物ではないんです。
だから、鍛造ペグを何十本も入れちゃうと、マルチハードケースの形が歪んでしまうんです。
それでも、持ち運ぶ距離って車からテントまでの短い距離なので、あまり気にせずに使っていました。
でも、ちょっとペグケースを替えようと思うんです。
ANOBAのマルチギアボックスSを見たら、もっとカッコよく、よりオシャレに使えそうな気がしました。
前回は、ANOBAのマルチギアコンテナをレビューしましたが、今回はマルチギアボックスSをレビューします。
目次
ANOBAとは
ANOBAってブランドを知っていますか?
今年できたばかりのアウトドアブランドで、もともとは大阪を中心に家庭用品やアウトドア用品を製造する会社でした。
コンセプトは、”Another Base = もうひとつの居場所” を。
屋外での非日常的な時間に寄り添うギアをプロデュースブランドとして誕生しました。
今のところ、商品ラインナップは決して多くはありません。
ソロテーブルや収納関連のギアは既に販売されていて、これから先ロールトップテーブルやハイバックチェアなども控えています。
その中で、収納関連のギアに関しては、サイズや種類が凄く豊富なんです。
ANOBAの収納ケース
ANOBAは今年できたばかりのアウトドアブランド。
まだ、ラインナップは少ないけど、なかなか良い物を取り揃えています。
今後が期待される新進気鋭のブランドです。
そのANOBAのマルチギアボックスはS・M・Lの3サイズで展開されています。
そして、カラーはコヨーテとカモの2種類。
全部で6種類の中から好みの大きさやデザインのギアボックスを選べます。
マルチギアボックスのSサイズは、ペグやハンマーの収納に適しています。
サイズは、約42×16×h14.5cmとなっています。
僕は、マルチギアコンテナSでコヨーテを選んだんので、マルチギアボックスでは敢えてカモを選びました。
マルチギアボックスのM・Lサイズは、CB缶やOD缶などを収納することが出来ます。
Mサイズのサイズは約24×35×h22cm、Lサイズで約24×35×h29.5cmです。
LサイズだとOD缶が2段に重ねて入り、ハリケーンランタンなども収納できるサイズとなっています。
マルチギアバッグは、トートバッグ型の収納です。
サイズは約62×21×h42cm、衣類や食べ物を持ち運ぶのに良さそうです。
ANOBA マルチギアボックスSをレビュー
サイズ感
ANOBAのマルチギアボックスSは、もっと小さい物をイメージしていました。
例えば、ヘリノックスのテーブルサイドストレージSぐらいの大きさです。
しかし、ANOBAのマルチギアボックスSは、ペグやハンマーの収納に適していて、もう1周り大きなサイズになっています。
更に、イメージと違ったのが、凄く固いというかしっかりとしているんです。
説明に、ペグやハンマーを入れるのに適していると書かれていたのが、こういうことかと実感できました。
それは、ANOBAのマルチギアボックスSは、最初折りたたまれた状態で届くのですが、手に持った時点でちょっと重量感があるんです。
これは、単なる収納ボックスとは違う感じです。
でもそれを紹介する前に、一旦組み立てちゃいます。
外蓋
こうやってみると、普通のストレージボックスのように見えますよね。
コンパクトな入れ物と、それに上から被せるフタが付いているような形状です。
しかし、重量感を感じた訳の一端がここにありました。
それは、フタが2重構造になっていたんです。
外側のフタを開けると、中には更に内蓋があるんです。
外側のフタは、ペラペラの安っぽい感じではなく、少し厚みがあり、2枚重ねになっています。
しかも内側にメッシュポケットも付いていました。
メッシュ部分にあるベルクロで内蓋とくっつける事が出来るようになっていて便利なのですが、さらにフタの先端部分にマグネットが入っていて、本体とくっ付くようにもなっているんです。
このマグネットが中に入っている先端の部分は、外蓋他の部分と違い、中にはポリプロピレン素材だと思われる板状の物が入っています。
メッシュポケットは、ジッパー付きで、中身が飛び出すことを防げるようになっています。
外蓋の内側一面がメッシュポケットになっているので、厚みがない物を収納出来ます。
例えば、ペグケースとして使うなら、小さい自在金具を入れておくのによさそうですね。
ここでもう一度、フタを閉めて、外観を見てみたいと思います。
ハンドル
このANOBAのマルチギアボックスSは、フタが2重構造になっていて作りがしっかりとしたソフト収納ボックスです。
コンパクトな収納ボックスですが、重量が重くなっても持ちやすいように、ハンドルが2か所に付いています。
まずは、前後に付いたハンドルです。
長めのハンドルは、前後をまとめて片手で持つことができます。
サイド部分にも、短いハンドルがそれぞれ付いていて、中身が重たくなってしまった時など、両手で持ち運ぶことが出来るようになっています。
底
本体の底面は、ターポリン素材を使用しているので、地面に直接置いても、水が染みてしまう事はありません。
ペグケースと使う時って、設営するテントの近くに置くことが多いですよね。
そうすると、乾いている地面でも、しばらく置いておくと、何となく湿っぽくなっちゃいます。
そんな事を防いでくれる、ターポリン素材は助かります。
そして、その面の内側にはPP素材の固い板が入っています。
重いペグやハンマーを収納しても、その重さに耐えられるよに対策されています。
ロゴ
ANOBAのロゴは、シンプルで主張しすぎないのがい感じだと思います。
このマルチギアボックスSにもロゴが張り付けてあり、すごくカッコいいですよね。
内蓋
マグネットとベルクロで留められた外蓋を開けると、内蓋が現れます。
内蓋には大きな、ジッパープルが付いているので、開け閉めしやすくなっています。
ジッパーを開けると気が付くのですが、このうち蓋はクッション性があり、他の壁面や外蓋などと手触りが違います。
内蓋の中には約2~3ミリの厚さのスポンジのような物が入っているような感じがします。
そして、素材も外側はポリエステルですが、内側は撥水性があるターポリン素材になっています。
マルチギアボックスの中で、荷物が跳ねても、これなら安心ですよね。
壁面
マルチギアボックスSの内側にも、しっかりとカモ柄のカラーリングがされています。
この左右の壁面は、実はポリプロピレンの板になっているんです。
届いた時に、折りたたまれた状態でしたが、組み立てる時にこの板をサイド部分に取り付けます。
取り付けは、ベルクロで出来るので簡単です。
これをつける事により、ギアボックス自体の耐久性も増すし、型くずれもしません。
さらに頑丈なポリプロピレンなので、中に入れたペグの先端が当たっても外側の生地を傷めてしまうこともないと思います。
内ポケット
本体の内側には、ポケットも付いています。
ポリエステル生地で、あまり広がりませんが、ちょっとした小物を入れて置くのに良さそうです。
何を入れるかは、今のところ思いつきません(笑)
このポケットも、ちゃんとベルクロが付いているのに好感が持てます。
ペグを移し替えてみた
ANOBAのマルチギアボックスSをペグケースとして使いたい僕は、実際にキャンプ場に持っていき、ペグを入れてみました。
今まで使っていたのは、チャムスのマルチハードボックスです。
この中はゴチャゴチャで、鍛造ペグが20~30本(8本程度テントで使用しています)、ロープや自在、何かしらの紐などが乱雑に入っていました。
見せるのも恥ずかしいくらい散らかってましたが、それらを移動してみると、まだまだ余裕があります。
今回はロープも同じ場所に突っ込んでみましたが、かなり贅沢に空間を使うことができました。
鍛造ペグのサイズは、28~30cm。
40cmの長いペグを持っていないので、少し空間ができてしまいます。
その為、見た目は悪いですが、ロープを突っ込んでみたんです。
ロープがなければ、その隙間は約10cm程度。
40cmのペグがぴったりと入る感じだと思います。
持った時のサイズ感
手に持ってみると、サイズ感はこんな感じです。
僕の身長が183cmです。
ペグケースにサイズ感も何もないと思いますが、持ってみた感じはちょうど良いと思いました。
次は、斜め前からです。
今度は、僕じゃなくマルチギアボックスSに注目してみてください。
全体の形が歪んでいませんよね。
中には、ペグが結構な数が入っているのですが、形が崩れているようには見えません。
マルチギアボックスの底面や壁面に、高い材質の板が入っているので、歪みを防いでくれているんです。(中の重量によっては歪むこともあるかも知れません)
思っていた以上に強固な作りになっていて驚きました。
今まで使っていた、チャムスのマルチハードケースは、本来の使い方がペグケースではなかったので、ペグの重さで歪んでしまいます。
しかし、ANOBAのマルチギアボックスSは、ペグケースとは言っていませんが、その用途にほぼ耐えられる頑丈さです。
もし、ペグケースをお探しなら、胸を張っておすすめできると思います。
ANOBA マルチギアボックスS スペック
サイズ | 42×16×h14.5cm |
重量 | 約940g |
素材 | ポリエステル、PP、ターポリン |
ペグケースにこのペグも追加で収納予定!
ULソロテーブル
ANOBAには、ソロ用のコンパクトなテーブルもあります。
何とその重さは、116g。
メチャクチャ軽いですよね。
しかも、このULソロテーブルには、穴が沢山空いたようなデザインの物もあり、それは76gとなっているんです。
家に届いたULソロテーブルは、小さい!そして軽い!とい印象がパッと来ます。
箱から取り出してみると、まずは本体。
そして、それを入れる収納袋。
さらに、何やら小さいな小袋が付いていました。
この小袋の中身はというと。。。取り外してある脚部でした。
脚部の長さは約4cm。
天板に取り付けたとしても、めちゃくちゃロースタイルのテーブルです(笑)
天板のサイズ
天板のサイズは約24×13cmの長方形です。
持ってみると、本当に軽いんです。
テーブルには思えない、薄い金属製のプレートを手にしている感じです。
天板の厚み
天板をてに取って、横から厚みをみてみました。
凄く薄いんです。
ペラペラという言葉が合っているか分かりませんが、厚みをほとんど感じません。
計ってみると、厚みは約1~1.5mmぐらいでした。
しかし、天板の両端をもって少し力を入れて捻ってみても、ほとんど歪みません。
結構頑丈なんです。
だから、ペラペラという言葉で表現して良いのか躊躇しちゃうんです。
薄いのに、思った以上にしっかりとしていました。
天板には、脚部を取り付けるための台座があります。
その高さが約10~10.1mmぐらいです。
天板の厚さと合わせても凄く低いです。
脚を取り付ける
小袋に入った脚部を天板に取り付けると、ULソロテーブルの組立は完成しちゃします。
脚部のパーツの先端が、ネジになっているので、それを天板の台座に回しながら差し込みます。
これを4本分やるだけで完成です。
脚部を取り付けたULソロテーブルの高さは約63mmです。
公式のサイズでは、24×13×6(h)cmとなっています。
この違いは多分、天板の縁部分が少し高くなっているからだと思います。
僕が計測したのは縁に合わせた高さ、公式では縁より少し低くなってる天板の高さを記載していると思います。
ギアを載せてみる
ULソロテーブルは、かなりコンパクトで軽量なので、ソロキャンプに持っていきやすいと思います。
収納ケースに入れて、片手で持っても、全く苦になりません。
持ち運びに関しては、これほど軽量だと嬉しいですよね。
収納ケースから取り出すとこんな感じです。
ちょっと見た目は、iPad miniを持っている感じですよね(笑)
ソロキャンプ、テーブル周りで必要な物に、クッカーやコップがあります。
それらを置いてみると、少し余裕を持って置くことが出来ます。
直接地面に置くことを避けれるので、汚れなくていいですよね。
荷物を少なくした、ソロキャンプでは十分使えそうな気もします。
夜には、LEDライトを置くこともあるかも知れません。
ソロキャンプで軽量化しているのに、ちょっと重量感があるベアボーンズリビングのビーコンカラビナライトは使わないと思いますが、置いてみるとこんな感じです。
まだまだ余裕がありますよね。
しかし、ソロキャンプに車で行く僕には、ここまでコンパクトや軽量と言ったギアの恩恵を受けることができません。
何でも、車に積んじゃうし、まだまだ荷物も多いんです。
だから、このULソロテーブルを機能的に使えるという方は、登山される方やバイクやトレッキングでキャンプされる方だと思います。
もしも、キャンプ以外で使わないのはもったいないとお考えなら、パソコン周りの小物置きにも使えちゃいます。
これなら、家でもキャンプ場でも使えるギアとして、持ってい置いてもよさそうです(笑)
ANOBA ULソロテーブル スペック
サイズ | 24x13x6 |
材質:天板、脚 | アルミニウム合金 |
材質:接合部 | ステンレス鋼 |
材質:収納袋 | ポリエステル |
まとめ
ANOBAのマルチギアボックスSとULソロテーブルをレビューしました。
ANOBAの収納ギアは、種類も豊富で色々と使える場面が多いんじゃないかと思います。
前回レビューしたマルチギアコンテナは、大容量でとても使いやすかったです。
今回のマルチギアボックスSは、コンパクトながら凄く丈夫で機能性が高いと思います。
僕の中で、かなり高評価となっています。
ペグケースとして、これから大活躍してくれるハズ。
ULソロテーブルは、僕のキャンプスタイルでは、あまり活躍の場がないかも知れません。
しかし、場所を取らずに持ち運べるので、ソロキャンプ時のサブ用テーブルとして使おうと考えています。
登山など、荷物を減らしたい方にとっては、軽くて良いですよね。
これから、ロールトップテーブルやハイバックチェア、クーラースタンドなどの販売を控えるANOBAに注目しておきましょう。
ANOBAのマルチギアコンテナのレビューはこちら!
マルチギアボックスMのレビューもしています。
ANOBAのロールトップテーブルもレビューしました。
同じぐらいのサイズの収納ケースならこれがおすすめ!