ステンレス製のダッチオーブンと言えば、手入れが簡単で扱いやすいということで、人気の高いキャンプ道具の1つですよね。
普通の鋳鉄製のダッチオーブンでは、ちょっと手が出しにくいと感じていた人も、ステンレス製ならと、ここ数年のキャンプ人気の前からも人気が高まっていたキャンプ道具の1つです。
そんなステンレス製のダッチオーブン、以前よりも参入するブランドが増えています。
村の鍛冶屋が手がけるTSBBQも、クラウドファンディングのMakuakeでステンレス製のダッチオーブンのプロジェクトを公開し、大成功を納めていました。
今やそれは爆発的な人気になっていると言っても過言ではなく、キャンプのステンレス製ダッチオーブンと言えば、必ず名前が挙げられるようになっています。
TSBBQのステンレス製ダッチオーブンは、ライトステンレスダッチオーブンという名前で、6インチ、8インチ、10インチのサイズが展開されています。
新しくラインナップに加わったのが10インチの浅型(ハーフ)で、ライトステンレスハーフダッチオーブン10インチとなっています。
今回は、TSBBQのライトステンレスハーフダッチオーブン10インチをレビューしつつ、それを使ってピザを焼いてきたので、その様子と熱による変色についても紹介したいと思います。
目次
TSBBQのライトステンレスハーフダッチオーブン10インチをレビュー!
ステンレス製は手入れが簡単
ステンレス製のダッチオーブンは、シーズニングや使い終わった後の手入れが必要なく、普通のフライパンのように使い終わったら食器用洗剤でじゃぶじゃぶ洗う事ができるんです。
鋳鉄製のダッチオーブンやスキレットだと、この錆の発生が悩みのタネ。
ダッチオーブンを使ってみたいけど、錆びない為に手入れをする必要がある事がネックになってしまうという人は多いと思います。
そんな悩みを一気に解消するのがステンレス製のダッチオーブン。
使い初めの油を馴染ませるシーズニング作業は必要ないし、毎回使い終わった後に熱して油を塗るという作業も必要ありません。
手入れは本当に楽。
しかしデメリットは、値段がちょっと高くなりがちという点。
鋳鉄製のダッチオーブンは、品質がピンキリだとは言え、種類も多く値段の幅も大きいです。
安いもので探せば、3,000円台とか4,000円台で買えちゃうものもあります。
それらが品質が悪いとか、素材が良くないだとかは分からないのですが、値段だけ見ればかなり魅力的です。
ただ値段だけで比較しちゃうと、ステンレス製のダッチオーブンは遥かに高めの値段ではあると思います。
手入れの楽さを取るか、値段の安さを取るかだと思います。
とは言え、TSBBQのライトステンレスダッチオーブンは、他社に比べると値段が抑えられていてコスパが良いのでおすすめです。
熱伝導率は高い
出典:楽天
TSBBQのライトステンレスダッチオーブンの説明では、素材にアルミとステンレスの三層鋼を使用していて、熱伝導率が高いと記載があります。
熱伝導率が高いアルミをステンレスで挟み込んでいるもので、これが鋳鉄製のダッチオーブンよりも遥かに高い熱伝導率があるようなんです。
その為、ムラなく全体をバランス良く熱する事ができる事に繋がっています。
鋳鉄製のダッチオーブンは、蓄熱性が高いという事がメリットの1つになっていますよね。
それと比べたらステンレス製のダッチオーブンは劣ってしまうように思えますが、色々と調べてみるとそんな事はなさそうなんです。
そもそもステンレス製のダッチオーブンって、他のブランドでも蓄熱性が高い事がメリットとして売られています。
鋳鉄製とどちらがという正確なデータを僕は持っていませんが、ステンレス製でも充分ではないかと思います。
そう考えると機能性では大きなデメリットは感じられず、逆にメリットになる点が多いと思うんです。
家のキッチンがIH電磁調理器でも、TSBBQのライトステンレスダッチオーブンを使う事が出来ます。
これも大きなメリットになると思います。
ライトステンレスハーフダッチオーブンとは
出典:楽天
今回新しく販売されたのはライトステンレスハーフダッチオーブンの10インチ。
これだけ見ると、10インチのダッチオーブンが、ただ単に浅くなっているだけに思いますよね。
もちろん浅くなっているのはなっています。
出典:楽天
ただそれだけではなく、底の形状も変わっているんです。
ライトステンレスハーフダッチオーブンは底面が広くなっていて、それに合わせて底に違い壁面も広がっているんです。
通常の10インチと比べると、形状は明らかに違います。
僕は8インチしか持ってないので、それと並べてみると、大きな違いは分かりませんでした。
ライトステンレスダッチオーブンは鏡面加工がされているので、鏡のように周囲の景色を反射してしまうので、並べて見てみても分かり難かったです。
でも確かに全く同じ形には見えず、浅型のハーフの方がストンっと垂直に違い壁面の形状に見えました。
ちなみにハーフの高さは7.5cm。通常の10インチも他社の10インチも高さは10cm以上あるので、だいぶ浅くなっています。
内側から見比べてみる
※8インチ
サイズは違うのですが、8インチのライトステンレスダッチオーブンと浅型のハーフダッチオーブン10インチを内側から見比べてみます。
木ベラの先端がなるべくダッチオーブンの底に平行になるように立ててみました。
ライトステンレスハーフダッチオーブン10インチの底面が広がった事により、壁も合わせて広がっています。
形状は通常の物よりも垂直に近くなった感じ。
8インチの方を見てみると、立てた木ベラと壁の間が広く空いているのが分かります。
※ハーフ10インチ
浅型ハーフダッチオーブン10インチも見てみると、こちらは8インチよりも壁との隙間が狭くなっているのが見て分かります。
木ベラの立て方にも違いがあるかも知れませんが、それでもハーフの方が垂直に近い形状になっています。
他には8インチの方では木ベラの柄の部分までダッチオーブンの高さがありますが、ハーフ10インチではヘラの部分よりも低くなっています。
これだけ高さが低いと、ヘラや菜箸などを倒して使っても壁に邪魔される事は無いと思います。
ライトステンレスハーフダッチオーブン10インチの特徴として、フライパンのように使えるというのが分かる感じがします。
炒め物など、ダッチオーブンですると深過ぎてしまうと感じる事ってありますよね。
ダッチオーブンでも出来ない事はありませんが、ヘラや菜箸が自由に動かせるという使い勝手はある程度制限されてしまいます。
でも浅型のハーフなら、フライパンに近い使い勝手で調理する事が出来そうです。
ピザを焼いてみる
ライトステンレスハーフダッチオーブン10インチは、浅型になった事で、フライパンのようにもお鍋のようにも使う事ができます。
もちろん普通のダッチオーブンのようにも使えます。
ただ高さが低くなったので、丸鶏や豚のショルダーとかの高さがありすぎる塊肉は出来ないと思います。
普通のダッチオーブンと同じように、本体の下からも蓋の上からも熱を加えるためには炭を両方に置く必要があります。
しかし、鏡面加工されたライトステンレスダッチオーブンは、熱で変色してしまったら何だか勿体ないような気もしますよね。
そこで今回は、検証も兼ねてピザを焼いてみました。
ピザを焼くためには、出来れば網を敷きその上にピザを置ければと思います。
それは下側からの火力が強過ぎで、ピザが焦げるのを防ぐためなんですが、底網は別売りになっているんです。
1,430円(税込)とそんなに高くないのですが、8インチの底網があったので、今回はそれを代用しちゃいます。
もちろん8インチ専用なので、ハーフダッチオーブン10インチにはちょっと小さめです。
今回は手を抜いてセブンイレブンの冷凍のピザを用意したんですが、これが8インチの底網にも良い感じで載せることができました。
ハーフダッチオーブン10インチの底にも、ピザはちょうど良い感じで収まりました。
底面の直径を測ってみると、約21.5cm。
なのでピザの大きさも、その直径に収まるサイズなら大丈夫です。
炭は今回はWeberの炭を使ったのですが、豆炭のようなサイズ感です。
それをライトステンレスハーフダッチオーブン10インチの底面一杯になるように敷き、その上に置きます。
蓋の上には、同じ炭を10個並べました。
この状態で約10分放置で、ピザが焼きあがるようです。
10分後に蓋を開けてみると、まだチーズが溶けてない様子。
この焼き上がりの時間は炭の量にも左右されるようで、今回はちょっと少なかったのかも知れません。
確かに蓋の上の炭は、ちょっと寂しい感じでした。
それでも15分経過したら、チーズは全部溶けていて焼きあがっていました。
早速切り分けてみます。
ナイフを入れると、サクッと切り分ける事も出来ました。
それでは、いただきます。
表側はちゃんとチーズが溶けて焼けてるし、裏側も焦げていません。
ライトステンレスハーフダッチオーブン10インチでも、美味しくピザを焼く事が出来ました。
・・・
美味しくピザを焼く事が出来たのは、それはそれで良いのですが、今回は熱による変色を検証するんでした。
危うく、ピザの感想の述べて終わるところでした(笑)
今回のピザの調理では、蓋の上に10個の炭を並べて約15分間の調理。その後数分間は炭を乗せたままだったので、約20分間炭の熱に晒されていました。
そんなライトステンレスダッチオーブンの蓋は、しっかりと茶色に変色していました。
しかし、蓋にある2本の取手の根元付近は変色していません。
これは8インチの時も同じように根元付近は変色していなかったので、こういう物なんでしょうね。
なので炭を乗せた蓋は、熱で変色してしまうという結果になりました。
本体で見える部分には、今回直接炭が触れていませんでした。
その為か、横から見た時には変色している感じはありません。
直接炭が触れていた底面は、少しだけ変色しています。
しかし蓋よりは茶色になっていなくて、油が付着したような感じになっていました。
この後、バーナーを使って調理もして熱を加えていますが、やはり横から見える場所には変色が見られませんでした。
普通に調理に使っただけではステンレスの変色は、蓋以外の本体はほとんどど感じない程度だと思います。
TSBBQ ライトステンレスハーフダッチオーブン10インチ スペック
- 外形寸法 :幅 約365mm(ハンドル含む)
- 総重量:約3.89kg高さ(蓋つき) : 約110mm(ツマミ付き)
- 容量:約2.8L
- 材質 ・本体:ステンレス・アルミ三層鋼
- 材質 ・蓋・つる:ステンレス
まとめ
TSBBQのライトステンレスハーフダッチオーブン10インチが、新たにラインナップに加わりました。
今回分かった事は、ハーフの浅型は底面が広くなったのに連れ、壁の形状も変わっているという事。
それにより、フライパンとして使った時は菜箸が動かしやすかったり、ヘラで底や壁付近を沿うように這わせも使いやすくなっていると思います。
せっかくの鏡面加工は、直接炭の熱が加わる場所には茶色の変色が見られましたが、それ以外はピカピカのまま。
炭を置く蓋や本体底面は仕方がないと諦めが必要ですが、側面は綺麗なままなので、それは良かったと思います。
汚れた方が良いと感じる人もいるとは思いますが、それは時間の経過と共にいい味になってくると思います。
通常のサイズも良いですが、ハーフの浅型になったライトステンレスダッチオーブンも良い感じに使えます。
手入れも簡単なTSBBQのライトステンレスハーフダッチオーブン10インチは、いかがでしょうか?
ダッチオーブンを持ってない方も、既にある方も、キャンプ道具に加えれば、より楽しくおいしいキャンプ飯が作れると思います。
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