ここ数年、おしゃれな家庭用調理道具の1つとして人気が高い物にココット鍋がありますよね。
機能性の高さや使い勝手の良さだけでなく、華やかな色合いとコロンとした丸いフォルムはめちゃくちゃ可愛らしくて良いですよね。
それをキャンプで使ったら、写真映えもするし、食卓を楽しく彩ってくれると思います。
そんなことで、このココットは、キャンプやバーベキューでも人気のアイテムの1つで、SNSでも人気が高い製品になっています。
ココットは3人以上の使いやすいサイズだけでなく、最近では1人用の小さなサイズも登場しているので、ソロキャンプでも凄く使いやすくなっているんです。
今回は、キャンプに導入することで食卓がおしゃれで華やかになるココットについて紹介します。
目次
ココットがキャンプにおすすめ!
ココットとは
出典:楽天
ココットとはフランス語で「鍋」のこと。
厚手でずっしりとしており、耐熱性と蓄熱性が高い陶器やガラス、鋳物で出来ています。
両手鍋で蓋がついているのも特徴です。
またココットというと小さく丸みがある陶器やガラス製の容器のことを指したり、この容器を使ってオーブンなどで調理した料理のことをいう場合があります。
自分が欲しいココットは陶器なのかガラス製の容器どちらなのか、しっかり確認しておきましょう。
ココットはキャンプ向き?
キャンプで食事を作るのに、鍋やフライパンなどの調理器具って必要不可欠ですよね。
キャンプでは、作りたいものに合わせて細々と調理器具を準備するのは大変で嵩張ってしまうので、いくつかの調理器具がセットになっていて、スタッキングして持ち運べるものが便利です。
しかし、それより便利なのがダッチオーブンやココット鍋。
ダッチオーブンやココット鍋があれば、煮る、蒸す、焼くなどがこれひとつでこなせてしまう万能鍋なんです。
蓄熱性や耐熱性が高く丈夫なので、オーブンに入れて使っても大丈夫。
ローストチキンなど、ちょっとこだわったメインディッシュを作るものいいですよね。
体を温めるスープは特に美味しく作ることができるし、お米だって炊けちゃいます。
もっと手軽に、インスタントラーメンを作ったり、水を使わない無水調理を作るのにもおすすめです。
ココットに丸ごと入れて作る焼きリンゴなどもおいしくできるので、デザート作りにも便利な道具なんです。
小さなサイズのココットなら鍋のまま食卓に出してもおしゃれです。
製品によってはやや重量があるのが欠点ではありますが、それを補って余りある使い勝手の良さがココット鍋の魅力と言えると思います。
もちろん軽量で扱いやすいものも沢山あるので、荷物を減らしたいソロキャンプでも大活躍すること間違いなしです。
ココットをソロキャンプで使うには?3つのチェックポイント
出典:楽天
①重さと収納に注意
ソロキャンプで1番気になるのは、やっぱり荷物の重さ。
なるべく身軽にしたいソロキャンプにとって、重かったり嵩張ったりするというだけでココット鍋はちょっと・・・と敬遠しまう人もいると思います。
それでもココット鍋はダッチオーブンよりは軽いものが多いんです。
購入前に重さを調べるのは当然として、1人用の小さなサイズを選んでみるのもいいと思います。
また、かさばるサイズでも鍋の中に調味料やカトラリーを収納出来れば、整理しやすく便利に持ち運ぶことができます。
②火加減と加熱時間に注意
ストウブやルクルーゼなど、鋳物にホーロー加工されているココット鍋をキャンプやバーベキューで使いたい場合は、注意が必要です。
扱いやすく耐久性も高く、IH・直火と使用できる熱源が多いのも魅力なのですが、高すぎる熱や強火に長時間さらされるとホーローに負担がかかりヒビが入ってしまうことがあります。
中にはダッチオーブンのように蓋の上に炭を置いて上下から加熱できるものもありますが、基本的に表面に加工が施されたココット鍋ではやらない方がいいと思います。
火加減が難しく温度が高くなりやすい薪や炭の火の近くでの使用にも、念の為に気を付けてください。
③手入れ方法と破損に注意
鋳鉄製のダッチオーブンよりホーロー加工された鋳鉄やガラス・陶器で作られたココット鍋の方がお手入れの面でも扱いやすいです。
手入れの仕方にもよりますが、鋳鉄製のダッチオーブンはサビが発生しやすいのですが、ホーロー加工されたココット鍋は家庭用の鍋のように手入れがでサビも発生にしくいと思います。
ただし持ち運びの際の破損には気を付けてください。
ホーロー加工された部分が剥げてしまうと、ダッチオーブンのようにサビやすくなってしまう恐れがあります。
専用のカバーやバスタオル、衣類などに包んで持ち運ぶと安心です。
熱伝導率が良く蓄熱性が高いココット鍋の場合、早めに火から下ろして蓋を開けずに専用カバーやタオルに巻けば、中の食材を保温・蒸らしておくこともできます。
ココットのサイズを選ぶなら?
ココット鍋には小さいもので10cm、大きいもので25cm以上と幅広くサイズがあります。
大きなものならソロキャンプからファミリーキャンプ、日常生活でも取り入れやすいと思います。
スープや無水カレー、鍋の特性を生かした調理方法で様々な料理を楽しむことができます。
一方、直径10cm前後のココット鍋は、ソースの加熱に使用したり1人用としてそれぞれ提供したい卵料料理やデザートなどのメニューの調理に特化しています。
その為、ソロキャンプでココット鍋を取り入れたい時は、小さなサイズのココット鍋がおすすめです。
ただし、あまり小さすぎると食材がうまく入らず使いにくいと感じてしまうかもしれません。
何かと使い勝手が良く、ココット鍋はこれひとつで全てが賄えてしまうので、ソロキャンプ用の鍋として使いやすい12cm以上のサイズにしたり、食材を入れやすい形の鍋を選ぶなどの工夫するのがおすすめです。
キャンプで人気のココット鍋 6選
Staub(ストウブ)ピコ・ココット ラウンド 16cm
出典:楽天
今やココット鍋といえば、ストウブかルクルーゼかと言われるほど。
プロから一般家庭まで、様々な層から愛されているココット鍋です。
素材は鋳鉄ホーロー製で、ひとつひとつハンドメイドされています。
熱伝導率が高くムラもなく、火を止めた後も余熱でじっくり温めながら保温も可能。
鍋の中に熱と食材のうまみを閉じ込めてくれます。
サイズは10~28cmまでと幅広く、こちらの商品はソロキャンプでも使いやすいラウンド型の16cmです。
ストウブ ピコ・ココット ラウンド 16cm スペック
- サイズ:トップ幅/21.5cm(両サイドの取っ手含む)、ボトム幅/14cm、高さ/12.6cm(蓋のつまみ含む)
- 重量:2.3kg
- 容量:1.2L
- 素材:鋳鉄ホーロー
- 仕様:直火・IH(100v、200v)・ハロゲンヒーター・シーズヒーター・オーブン・食器洗浄機に対応
LE CREUSET(ル・クルーゼ)シグニチャー ココット・ロンド 14cm
出典:楽天
ル・クルーゼで定番デザインの小さめサイズ、ソロキャンプでも使いやすい14cmになります。
鍋底の大きさは口より小さく11cmになっているので、IHクッキングヒーターで使用するときは気を付けて選ぶようにしましょう。
長年の研究により作り上げられたドーム型の蓋で熱と蒸気で食材を包み込むように対流させます。
熱伝導が良く蓄熱性も高いのでアウトドアでも料理を冷めにくく保温してくれますよ。
ル・クルーゼ シグニチャー ココット・ロンド 14cm スペック
- サイズ:直径(取手込)/14(20.5)cm、高さ(フタ込)/7.5(11.5)cm
- 重量:1.7kg
- 容量:0.9L
- 素材: 鋳物ホーロー
- 仕様:直火・オーブン ・IH・ハロゲン・食器洗浄機に対応
LODGE(ロッジ)エナメルミニココット 円型ブラック
出典:楽天
アメリカ生まれのロッジは、超有名な鋳鉄製の調理器具メーカーです。
ロッジの伝統的な鋳鉄製の鍋にエナメルコーティングが施されたココットは、どんな食卓や料理にも馴染みます。
武骨なブラックカラーも写真映えしておしゃれです。
蓋のツマミは260℃まで耐えられるステンレス製なので、そのままオーブンに入れることができます。
LODGE ロッジ エナメルミニココット 円型ブラック スペック
- サイズ:9.4cm(13cm/ 取っ手含む)×H5.3cm(8.5cm/フタ含む)
- 重量:915g
- 素材:鉄鋳物
- 仕様:ガス・ハロゲンヒーター・エンクロヒーター・オーブンに対応
盛栄堂 キャセロール ラウンド F-417
出典:楽天
盛栄堂のキャセロール ラウンドF-417は、ココット料理やアヒージョなどを気軽に作れる小さめサイズのココット鍋です。
表面温度・蓄熱性・輻射熱が高い鋳物製で、火から下ろした後も余熱調理が可能です。
新品だと表面に油膜がないので油慣らしを行い、焦げ付きを防ぎましょう。
盛栄堂 キャセロール ラウンド F-417 スペック
- サイズ:縦10.5cmx横13.5cmx全高7.8cm
- 重量:950g
- 素材:鋳鉄
- 仕様:ガス火・IH・オーブンに対応
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)ココット14cm
出典:楽天
キャプテンスタッグのココット鍋はかなりリーズナブル。
値段は安くても機能性は抜群です。
本体と蓋は熱伝導が良い鋳物製で重厚な蓋が鍋にしっかり蓋をして、内部にうま味を閉じ込めてくれます。
また、こちらの商品はシーズニングが不要なのも大きなポイント。
食器用の洗剤で洗ってから食用の油を塗るだけで使い始めることができたり、汚れに強いフッ素加工が施されているので手入れも楽にできちゃいます。
キャプテンスタッグ ココット14cm スペック
- サイズ:幅190×奥行145×高さ90mm
- 重量:1.5kg
- 容量:0.8L
- 素材:本体・ふた/鋳物物、つまみ/ステンレス鋼、表面加工/油焼き(焼付塗装)
GreenPan グリーンパン フェザーウェイトココット 22cm
出典:楽天
大きめのココット鍋が欲しいけれど、重さで断念していませんか?
こちらのグリーンパンのフェザーウェイトココットは、は同じくらいのルクルーゼのココットより約0.5㎏も軽いんです。
重量は少ないのに熱伝導率は通常の約3倍。
高い保温力があるので、調理も簡単にできます。
サーモロン・セラミック・ノンスティック・コーティングで食材がこびりつきにくくお手入れも抜群に簡単です。
グリーンパン フェザーウェイトココット 22cm スペック
- サイズ:幅31×深さ23×高さ14cm(鍋のみ高さ 10cm
- 重量:約1.8kg
- 素材:ハンドル/アルミニウム合金、蓋/アルミニウム合金・ステンレス鋼
- 仕様:IH(IH200V)を含む、ガス、ハロゲン、シーズヒーターに対応
- 付属品:シリコーン製ミトン2個付き
まとめ
ココットとは、フランス語で鍋の意味。
そのまま鍋として使うココットと、オーブン料理にも使用できる耐熱容器のココットの2種類があって、後者のココットを使用して作った料理のことも「ココット」と呼びます。
キャンプで便利なのはココット鍋の方。
最近は1人用のココットも沢山あり、ココット鍋ひとつで煮る・焼く・蒸すなど様々な調理方法を試すことができます。
ただし鋳物にセラミックコーティングを施したココット鍋は、高すぎる温度や長時間熱にさらされ続けることで目に見えない傷が入って壊れてしまうことがあります。
火加減が難しい直火での使用はあまりおすすめできないので、加熱時は火に近づけすぎないようにしたり、短時間で加熱したのち布やカバーで包んで保温や蒸らしで調理するなどの工夫すると良いと思います。
サイズは小さいもので10cmくらい、大きいものは25cm以上。
家庭で使いたかったり、スープやカレーなどを作りたかったり、または家族で使いたい場合は大きいものが便利です。
小さいサイズはソースの加熱やチーズフォンデュ、1人ずつ提供したい卵料理やデザート類、1人暮らしやソロキャンプにもおすすめです。
一般的にソロキャンプでは12cm以上の鍋が使い勝手が良いので、もしサイズに迷ったら参考にしてみて下さい。
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