最近思うんですよ・・・テントは設営が簡単な方が良いって。
今まで色々なテントを使ってきたのですが、一番簡単に設営できたのはケシュアのポップアップテント。
ポップアップテントはテントっぽくないと言われたらそうなんですが・・・それなら次に簡単だったのはDODのカンガルーテント。
このテントは、今でもよく使うのですが、ワンタッチでとても簡単。
設営も撤収もあっという間にできちゃうんです。
キャンプ人気が高まったこともあり、様々なブランドから設営や撤収が簡単にできるテントが販売されています。
ワンタッチテントやポップアップテントなどは以前からもあるのですが、それらを使えば気軽にキャンプやデイキャンプが楽しめるんです。
コールマンにも今までにも同様のものがありましたが、今回のテントはさらに本格的。
コールマンから今年登場したワンタッチテント『インスタントアップドームS』は、コヨーテカラーが見た目にもかっこよく、ワンタッチなので設営と撤収が簡単。
デビューしたての初心者ソロキャンパーさんから、ベテランのソロキャンパーさんまで、幅広い人におすすめできるテントに仕上がっています。
今回は、コールマンのワンタッチテント『インスタントアップドームS』について、詳しく紹介したいと思います。
コールマンのインスタントアップドームSはソロキャンパーにおすすめ!
ソロキャンパーにワンタッチテントがおすすめな理由
出典:楽天
都会の喧騒から離れてのんびり楽しむキャンプという面では、ファミキャンでもソロキャンでも同じはず。
でも、その中でもソロキャンプを嗜むキャンパーさんが増えているのは、なぜなんでしょう?
Youtuberさんの影響?孤独が好きなの?と、色々と理由はあると思いますが、その背景には日常生活の様々なしがらみから解放されたいという事があるんだと思います。
1人なら自分らしくマイペースに過ごせるし、自己完結できる自由さもあります。
でも結局は、ソロキャンプが楽しいからなんですよね。
グルキャンやファミキャンにしかない楽しさがあるように、ソロキャンにはソロキャンにしか味わえない楽しさがあるんです。
それなら、普段ファミキャンやグルキャンをしている人が、ソロキャンプをしてみようという気持ちにもなりますよね。
しかし人気のソロキャンプをしてみたいとか、子供が大きくなってきたからソロキャンプに移行しちゃおうかななんてことで、ソロキャンプを始めてみると大きな負担に感じることがあるんです。
それはキャンプサイトの設営と撤収です。
特にテントの組み立ては思っていた以上に手間がかかってしまい、キャンプ慣れしていない人には特に大変。
それは、何もかも1人でやらないといけないから。いつもとは勝手が違うんです。
いつもは2人がかりで20分で設営していたテントの設営も、1人だと30〜40分かかってしまったりします。
そんな人にとって、ワンタッチテントはとっても便利。
折り畳み傘のように開くだけで設営することができちゃう、とってもお手軽なテントなんです。
似たようなお手軽テントに、ポップアップテントというものがあります。
ポップアップテントはワンタッチテントよりさらに簡単で、放り投げるだけで広がってテントが組み立てられるんですが、その多くはワンタッチテントよりも強度が弱いためデイキャンプ用となっています。
(中には悪天候にも耐えるキャンプ用のポップアップテントもあります)
組み立て式テントとワンタッチテントを比較した時、もちろん強風や突風だったり悪天候の場合は、組み立て式テントの方が耐久性はあると思います。
しかしワンタッチテントも、しっかりとペグ打ちしてロープも張って固定すれば、ある程度の強風にも耐えることができます。
性能についてはメーカーによりピンからキリまであるので、口コミ情報などもチェックしてしっかりと選ぶと良いと思います。
コールマンのワンタッチテント
出典:楽天
コールマンと言ったら、ファミキャン用の大きめなテントをイメージする人も多いと思います。
しかしコールマンにもソロキャンプ用のコンパクトテントは以前からあり、例えばツーリングドーム/STという製品などが有名です。
これも2本のポールを天井でクロスさせるだけで簡単に設営することができるんですが、今回のインスタントアップドームSはもっと簡単なんです。
ちょっとでも設営は簡単な方がいいし、より設営時間を短縮することができればその分自分の時間が長く持てることに繋がるので、できればそうしたいですよね。
インスタントアップドームSのスペックは?
出典:楽天
コールマンのソロ用テントとして販売が始まったインスタントアップドームSのサイズは、もちろんソロキャンプに適した1人用サイズで幅210×奥行き210×高さ115cmとなっています。
奥行きが広いのは、大きな前室があるため。サイズ図をみると、インナーテントの奥行きと同じ奥行きの前室があるのがわかります。
インナーテントのサイズは約210×90 ×H100cm。
1人で寝てみると幅が90cmということなので、かなり悠々と使うことができそうです。
収納時サイズは、ポリエステル製の専用の収納ケースに収納して約φ17×65cmとコンパクト。
重量は、軽量なソロテントと比較しちゃうとそんなに軽くはないのですが、4.3kgとなっています。
インナーテントを雨から守るフライシートには、コールマン独自のUVPROという紫外線加工が施された75Dポリエステルタフタを使用しています。
ちなみにコールマンのUVPROには、生地を90%以上の紫外線から守るもののようです。
PU防水加工が施されたフライシートの耐水圧は約1,500mmと、強めの雨でも大丈夫。
コールマンのツーリングドーム/STも同等なので、ワンタッチテントながらかなり安心感がありますよね。
付属品はスチールペグが13本、プラペグが4本、ガイロープが10本。
個人的には、ペグは強度の高い物を持参したいところ。ハンマーも付属していないので自分で用意する必要があります。
グラスファイバー製のリッジポールが2本付属していて、これは前室拡張用に使用します。
インスタントアップドームSの設営方法と撤収方法
出典:楽天
インスタントアップドームSの設置方法はとっても簡単。
まずインナーテントを広げます。この時折りたたみ傘のように4本のフレームが中心部のフレームに集まっています。
フレームは途中で折られているので、真っ直ぐに伸ばしておきます。
次にセンターフレームを持ち上げ、上下のハブを合わせて差し込むだけでインナーテントの設置は完了です。
リッジポールを繋げたフライシートをかぶせてペグで地面に固定すれば完成となります。
撤収時はハブのプッシュボタンを押すと傘のようにテントの骨組みが閉じる仕組みになっており、撤収も楽にできます。
出典:楽天
DODのカンガルーテントMも同様の設営方法ですが、唯一違うのがセンターフレームの上下のハブのところ。
インスタントアップドームSでは押し込めばカチッとロックされますが、カンガルーテントではテントに付いているフックを引っ掛ける事により上下のハブが開かないようにします。
ほんの僅かな違いですが、コールマンのインスタントアップドームSの方がやりやすそうです。
インスタントアップドームSのここがすごい!
①広い前室がある
出典:楽天
コールマンのインスタントアップドームSは、前室拡張用の2本のリッジポールを使用することで、テント内に奥行広めの前室を作り出すことができます。
ソロキャンプやツーリングキャンプなら余計な荷物はできるだけ省きたいものですよね。
あくまでも自己責任になりますが、インスタントドームSの前室はソロキャンプ用のローチェアとローテーブルを置けるほど広くとられているので、雨が降ってきてもテントの中で簡単な料理ならできそうです。
②前後のメッシュドアとベンチレーション
出典:楽天
インスタントアップドームSには、前後2つの出入り口があります。
フライシートをかぶせた時、ベンチレーターがある方が後ろになるので、覚えておきましょう。
前後の出入り口はフルクローズ、フルオープン、内側からのメッシュドアの3種類に使い分けることができます。
フライシートの天井には開閉可能なベンチレーターがついていて、テントの中にこもりやすい湿気を逃がすのにとても便利。
メッシュドアとベンチレーターで内部にこもった熱気を逃がせば、暑い夏の季節でも快適に過ごすことができると思います。
そのため、このインスタントアップドームSはオールシーズン使用可能とも評価されているんです。
とは言え個人的には、スカートが付属していないことから、冬は厳しいと思います。
スリーシーズンで考えた方が良さそうです。
③雨の侵入を防ぐサイドフラップ開閉機能アリ!
出典:楽天
ツーリングドーム/STにもあったサイドフラップ開閉機能は、雨の侵入を軽減して前室の空間を有効活用するのに役立ちます。
片側ずつ、もしくは両側を巻き上げることもできるので、雨の状況に合わせて使い分けることができるでしょう。
コールマン インスタントアップドームS 口コミから見えるメリットとデメリットとは?
出典:楽天
メリット
①とにかく設営と撤収が簡単
コンパクトで持ち運びしやすいだけでなく、まるで折りたたみ傘のように、インナーテントを広げてフレームを持ち上げるだけでテントが開くので、あっという間にテントの設営が終わります。
フライシートをかぶせてペグを打って固定すればいいだけなので、慣れている人なら5分〜10分くらいでテントの設営を終えてしまうと思います。
撤収時もワンタッチで終了です。
②前室が広くキャノピーも作れる
前述した通り、テント内に広い前室が作れるのは大きなメリット。
荷物を置いたり、雨が降った時に何か作業をしたりするのにも、広い前室はあると便利です。
さらに、広い前室があれば、タープを持参しなくていいのもかなりのポイント。
タープを持参しなくていい分、荷物も少なくすることができます。
また、テントの出入り口部分を持ち上げることで110×120cmのキャノピーを作ることもできます。
キャノピー用のポールは別売りとなっているのですが、昼間はまた違った雰囲気で開放感を味わえます。
③インナーテントがスリーシーズン使用可能
2か所の出入り口があり、フルオープン・フルクローズすることが可能になっています。
またメッシュ扉にもなるので、暑い夏には風通しを良くできるのもポイントが高いです。
フライシートの耐水圧の性能も、平均的で高いので、スリーシーズン対応可能なテントとなっています。
④人気のカンガルースタイルも可能
フライシートなしのインナーテントのみでも使用が可能なので、人気のカンガルースタイルでも使用することができます。
ファミキャンなどで大型のシェルターなどを使用している方は、どちらにも共用できるのがメリットです。
寒い時期などには特に重宝すること間違いなしです。
デメリット
①ワンタッチテントは耐久性に不安が
これはインスタントアップドームSに限らず、ワンタッチテント全般に言えるのですが、ワンタッチで開閉するテントは関節部分がデリケートな傾向にあります。
無理に折り曲げたりすると壊れてしまい修理ができなくなるので、取り扱いやバイクにきつく固定する時は気をつかう必要がありそうです。
カンガルーテントの場合だったんですが、強風時にロープをしっかり張っておかないと、風にテントが押されてフレームの関節部分で折れてしまいます。
元々折り曲げられる場所を真っ直ぐにしているのですが、それが元通りに折れてしまうんです。
破損したとかではないのですが、それにより居住スペースが狭くなってしまうので、悪天候時には注意が必要です。
②冬場はちょっと寒いかも
インスタントアップドームSの口コミでほかに目立つものの中に、下からの風通しが良いというものがありました。
夏の暑い時期は通気性がよくいいかもしれませんが、真冬の寒い時期のキャンプとなるとそれは大きな弱点と言わざるをえません。
インナーテントがあるとは言え、フライの下側から冷気が吹き込んできてしまうので、しっかりとした防寒対策が必要です。
いっそのこと冬の寒い時期は、カンガルースタイルで使うと割り切ってキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか?
コールマン インスタントアップドームS スペック
- サイズ:幅210×奥行き210×高さ115cm
- インナーサイズ:約210×90×100(h)cm
- 収納時サイズ:約φ17×65cm
- 重量:約4.3kg
- 耐水圧:フライ/約1,500mm フロア/約1,500mm
- 材質・フライ:75Dポリエステルタフタ(UVPRO、PU防水、シームシール)
- 材質・インナー:68Dポリエステルタフタ
- 材質・フロア:75Dポリエステルタフタ(PU防水、シームシール)
- 材質・ポール:(メイン)FRP約φ8.5mm (リッジ)FRP約φ9.5mm
まとめ
コールマンから発売されたワンタッチテント『インスタントアップドームS』は、広い前室を持ったソロ用のテントです。
インナーテントを広げてセンターフレームを持ち上げ、上下のハブを合わせて差し込むだけでインナーテントの設置は完了。
あとはリッジポールを通したフライシートを被せて、ペグで固定すれば完成です。
少ない手順であっという間にテントの設営が終わり、早い人ではたったの5分。撤収もワンタッチで終了しちゃいます。
このテントを使えば、ソロキャンプの敷居がぐっとさがっちゃうと思います。
室内は、成人男性が寝転んでも余裕があるほど十分な広さがあり、前室にはソロ用のテーブルとチェアを並べ荷物を置いたりなど、雨が降ってきてもテントの中で快適に過ごすことができます。
前後の出入り口はフルオープン・フルクローズ・メッシュドアの3パターンが可能。
冬場の寒さ対策さえしっかりすればオールシーズン活躍できますが、個人的には単独での使用は3シーズンがおすすめ。
冬は、シェルター内のカンガルーテントとしての使い方が良いと思います。
しかし、ワンタッチテントは関節部分の強度が不安要素。
あまりにも風が強い時には、注意が必要になります。
とは言え、この簡単な設営方法はかなり魅力的ですよね。
ソロキャンプをスタートさせたい人、またはファミキャンからの移行するパパさんに、是非ともチェックしてもらいたいテントです。
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