大きなテントやシェルターの中に、小型のテントを入れて使っているのをみた事ありますか?
あれって、カンガルースタイルって言うようですが最近良く耳にしますよね。
カンガルースタイルなら、いちいちインナーテントを吊り下げなくても良いので、設営がとても簡単そうです。
しかも、テントやシェルター内の決まった場所に設置しなくてもいいから、毎回自由にレイアウトも出来て良さそうです。
そんな風に、何をどうしていいか分からない事ってありますよね。
カンガルースタイルのキャンプをするのに、どのブランのどのテントを使ったら良いかという決まりはありません。
大きなテントやシェルターに、就寝用の小さなテントがあれば良いんです。
しかし、それでも何を使って良いか迷っちゃいますよね。
そんな時、DODのカンガルーテントを使えば、カンガルースタイルのキャンプが簡単に出来ちゃいます。
それに、名前が既にカンガルーテントだから、迷う必要がないですよね。
そんなDODのカンガルーテントを、カンガルースタイルを目指して買ってみました。
今回は、DODのカンガルーテントのMをレビューします。
目次
DODのカンガルーテント選び
カンガルーテントは2サイズ
出典:DOD
カンガルースタイルのキャンプをしたくて、DODのカンガルーテントを買うことにしました。
ただ単にカンガルーテントが欲しいと言っても、そのサイズはSとMの種類あります。
Sは、大人2人用で組み立てた時のサイズが約220×150×128(h)cmです。
Mは、大人3人用で210×210×140(h)cmという大きさになっています。
僕がキャンプに行く時に、どちらが使用頻度が高いか考えてみました。
まず、1番多く行くのが、娘と2人キャンプです。
長男は中学生になり、部活が忙しくてキャンプに行く時間がありません。
そうなると、長男と共に奥さんもキャンプに行かなくなるので、結局長女と2人でキャンプに行く回数が増えてしまいます。
長女以外では、友達と行くキャンプもあります。
最近は、僕のテントで、友達3と合わせて3人で泊まる事が多いです。
友達と行くキャンプも年に2〜3回あるので、それも考慮したくなります。
そう考えると3人までが寝る事が出来るカンガルーテントMが、僕に合っていると思います。
しかし、カンガルーテントMは、210×210×140(h)cmと中々の大きさがあります。
ワンポールテントやツーポールシェルターの隅に設置したとしても、大きなスペースが必要になります。
さらに、それらのテント内には、ポールがありますよね。
それを避けるようにして、カンガルーテントを設置する必要があります。
人数的には、カンガルーテントMが良いのですが、スペース的にはカンガルーテントSが良さそうです。
友達とキャンプに行く時は、カンガルーテントSを2つ用意すれば、人数的にもスペース的にもクリア出来るかなと思うんです。
娘と2人のキャンプなら、カンガルーテントSを1つ持って行けば、テントやシェルター内を広く使えるから、レイアウトもスッキリして良さそうです。
そんな事で、カンガルーテントSを買うことに決めました。。。しかし。。。
そうなんです。
欲しいと思った時には在庫切れ。
いつ入荷するか分からないカンガルーテントSを待っていたら、次のキャンプでは使えません。
それに間にあわせるには、狙っていたサイズではないMを購入する必要があるんです。
。。。と言うわけで、結局DODのカンガルーテントMを購入してしまいました。
カンガルーテントMをレビュー
設営は本当に簡単?
出典:DOD
カンガルーテントは、ワンタッチで設営出来るシステムになっています。
傘を広げるようにパッとテントを設置出来るようです。
でも実際に、そんな簡単に出来るのでしょうか?
カンガルーテントを収納袋から取り出してみます。
収納袋内には、折りたたまれた本体と、グランドシート、ペグが付属しています。
カンガルーテント本体は、傘で言う骨(ポール)の部分を折り曲げ、折りたたみ傘のように真ん中のポールに収束させて巻いてある状態です。
傘のように真ん中にポールはないのですが、本体上部にくるジョイント部分を中心に巻く感じです。
設営時には、折り畳んである4本のポールを広げまっすぐにします。
4本のポールは、上部はジョイント部分、下部はテントの幕の4隅に繋がっています。
4本のポールを広げると、幕の下側も広がり、4角形の形になります。
この時気をつけたいのが、広げた時にポールと幕が初めから繋がっているのですが、幕との接続部分を巻き込んで捻れたようになってしまったんです。
上手く説明が出来ませんが、1度広げた後に、4本のポールがちゃんと広がっているか確認した方が良いかも知れません。
4つのポールを広げたら、本体の上部のジョイント部分の接続になります。
ジョイント部分は、上下に分かれているので、両手を使って上からと下からで押し込んで連携させます。
簡単そうに見えますが、初めての時は、幕が邪魔で近寄れなくて、やり難いかも知れません。
テント高さがある分、上から力が入れづらい事が影響しそうです。
下側になる方に力を入れて、持ち上げるような感じでやったら、比較的簡単に接続する事が出来ました。
ワンタッチテントだから簡単だと思いこんでいると、ちょっと不満が出てしまいそうです。
フック
上下のジョイント連結したら、テント上部のフッックを引っ掛けます。
引っ掛けることよって、ロックがかかる感じになり、ジョイントが外れなくなります。
これも、テントの幕が邪魔して近寄り難いので、背が低い方などは少し大変だと思います。
グランドシート
出典:DOD
付属のグランドシートシートを広げ、その上に組み立てたテントを置きます。
テントとグランドシートは、バックルで接続する事ができます。
今回写真を撮り忘れてしまいましたが、これが凄く簡単なんです。
4隅をテント本体と繋げるので、ズレてしまう事も防げます。
何より、テントの場所を移動したいと思ったら、そのまま持ち上げて移動する事が出来ちゃうんです。
その時は、多少捲れたりするので、後で手直しが必要になっちゃいますが、グランドシートと一体になるのは思いの外良い感じでした。
フライシート
(天井部分にポールを入れ忘れて被せてしまいました)
カンガルーテントを単体で使う事もあるかも知れないと、カンガルーテント用のフライシートも買ってみました。
しかし今回は、カンガルースタイルでのキャンプをしたいと思っていたので、フライシートは簡単に被せただけに留めました。
と言いつつ本当の理由は、大きなテントの設営で汗だくになってしまい、シワが無いようにピンっと張るのが面倒になってしまってんです。
間違って天井部分にポールを通さずに被せてしまったという事もあります。。。
すいません、今回の写真はシワだらけです。
カンガルーテント用のフライシートがあれば、カンガルースタイルとして使わなくても、カンガルーテント単体で使う事ができます。
出典:DOD
フライシートは、付属のポールを裏側に通した状態でテントに被せます。
そうする事で、天井部分に棟が出来る感じになるので、形もしっかりとなり、さらに軒先きのように前室も確保できるようになります。
(ポールを通し忘れると、シワシワで見た目にも機能的にも良くないはずです)
出典:DOD
カンガルーテントM用のフライシートは、それなりに大きいので、1人で被せるのは大変かも知れません。
上の写真(S)のように、涼しい顔で被せることはできませんでした。
風があると、さらにちょっと大変になると思います。
しかし、これがあればソロキャンプも、カンガルーテントを使えるのでおすすめです。
ただ収納袋が付いてないので、カンガルーテントの収納袋に入れる必要が出てきそうです。
カンガルーテントの収納袋は、テントを適当に畳んでも余裕がある作りをしています。
しかしそこに、フライシートを入れると、かなりキツキツになってしまいました。
ちゃんとテントを畳んでいたら、少しは違うと思いますが、別途収納袋が欲しいところです。
フライシートの耐水圧は、2,000mmあるので、雨が降っても大丈夫そうです。
前室もあるので、靴が濡れることもなさそうです。
これを1つ持ってソロキャンプに行けると思います。
素材
カンガルーテントは、4面メッシュ仕様になっています。
カンガルースタイルとして使った時に、通気性が良いので、夏でも快適に使えそうです。
メッシュ部分は内側からファスナーで閉める事ができます。
就寝時や寒い季節でも、対応出来るのが助かります。
メッシュ部分以外は、コットン100%の生地を使っています。
コットン生地は、透湿性に優れているので、結露を減らす事に役立ちます。
そして手触りや見た目が良い感じです。
テント内から、コットン生地を透かして見ると、なんとも言えない優しい雰囲気が漂います。
テントのフロア部分はポリエステル素材になっています。
耐水圧が5,000mmもあるので、もしもの時も安心です。
テント内部
テントの中に入ってみると、Mサイズだからか、広く感じました。
天井の高さは140cmしかないので、もちろん立つ事は出来ません。
全面メッシュにしていると、開放感があって、そう感じるのかも知れないです。
テントの天頂部分には、ランタンを下げる事ができるフックが付いています。
大きなポケットは、左右に1つづつ付いています。
コンセント用のファスナーも付いているし、とても使いやすいテントだと思いました。
カンガルースタイル
今回のキャンプでは、ヘリノックスのTac.フィールド6.0という大きめのツーポールシェルターにカンガルーテントMを入れてみました。
ヘリノックスのTac.フィールド6.0のサイズは、600×450×250(h)cmあります。
ポールは、奥行きの半分の約225cm辺りにあります。
カンガルーテントMは、210×210×140(h)cmなので、奥に詰めて設置すれば、シェルターの約半分以上はテント以外のスペースとして使えます。
しかし、ポールを避けるように、シェルターのど真ん中に置くと、デッドスペースが生まれてしまいます。
これは、ヘリノックスではなくても、他のブランドのツーポールシェルターでも同じことが言えると思います。
今回は、隅に寄せてカンガルーテントMを設置することで、使えるスペースが増えました。
しかしこれが、カンガルーテントSなら、奥行きが150cmなので、もっと広く使えると思います。
カンガルーテントSを2つ横並びにして、シェルターの奥に置いても、前方に広いスペースがでいるハズです。
シェルター内を広く使いたい場合は、サイズが小さいカンガルーテントSにした方が良さそうですね。
(ヘリノックスのTac.フィールド6.0へ、カンガルーテントMの設置は、Tac.フィールド6.0のレビューでもう少し詳しく書きたいと思います。)
Tac.フィールド6.0をレビューしました!
カンガルーテントMはどこに置けばいい?詳細はこちら。
収納は簡単
テントの収納は、当たり前ですが、設営の時の逆の順序になります。
テントの天頂のフックとジョイントを外すと、テントの真ん中付近を抑える事ができます。
この時、中の空気を出やすくする為に、入口やメッシュ部分のファスナーを少し開けておくのが良いと思います。
空気が抜けたら、グランドシートとのバックルを外して、4本のポールを折り畳んでいきます。
ポールを持って折りたたんでいくだけで、キレイな形に折りたためます。
あとは、折りたたみ傘のように真ん中に収束させて、テントの生地を巻くようにして収納します。
収束させた時点では、自立することが出来ないので横にしておきます。
ある程度適当に畳んでも、収納袋が大きいので余裕で入るはずです。
設営時には少し戸惑うかも知れませんが、収納時は早く簡単に出来ると思います。
DOD カンガルーテントM スペック
サイズ | (約)W210×D210×H140cm |
収納サイズ | (約)直径21×長さ77cm |
重量 | (約)4.9kg |
収容可能人数 | 大人3人 |
最低耐水圧 | 5000mm ※フロアのみ |
材質・壁面 | コットン |
材質・フロア | 210Dポリエステル(PUコーティング) |
材質・フレーム | アルミ合金 |
付属品 | グランドシート、ペグ、キャリーバッグ |
まとめ
今回は、初めて使ったカンガルーテントのレビューでした。
カンガルースタイルとして使った場合、サイズ的にはSの方が、テント内に余裕を持って入ると思います。
設営はワンタッチですが、言葉のイメージよりも少し大変で、戸惑う方もいそうです。
カンガルーテントMでは、ジョイント部分に手を伸ばすのに、幕が邪魔になってしまうと思います。
その為、ジョイントの接続に力を入れにくくなってしまい、結果的にワンタッチで簡単に設営という感じではなくなっていると思います。
それでも、通常のテントの設営よりは早く出来るのと思います。
そして、何より収納がとにかく簡単でした。
外側にあるシェルターと合わせて、収納にあまり時間をかけずに出来たのは助かります。
カンガルースタイルには持ってこいのテントだと思います。
僕がカンガルースタイルをしたくて買ったシェルターはどれ?
色々な候補から選んでます。
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