夏のキャンプでの定番と言ったらバーベキュー。
でも毎年バーベキューは同じ味、いつも家で食べてる「〇〇〇焼肉のタレ」で十分!なんて人も多いと思います。
特に初心者の方で、年に1回のキャンプだったら、それが当たり前だったりしますよね。
後は甘口か中辛を選ぶだけ、たまに違う焼肉のタレを買ってみても、なんだかしっくりこなかったりして・・・。
と、マンネリ化したバーベキューの味付けに、悩んでしまっていませんか?
料理上手な方や、料理に詳しい人なら、好みのスパイスを持参して解決できるかもしれませんが、上手に使わなければ素材の味も壊してしまうし、なんだか難しそうって思う人も多いはず。
なんとか気軽に味変していつもと違う気分を味わいたい。しかもちょっと楽ができたら嬉しいな・・・。
1本あると超便利なアウトドア用のスパイスは、現在大流行中!振りかけるだけでいい香りが漂い、ついでに味付けも完了しちゃう!
キャンパーさんなら、もうおなじみですよね。
でも、お店に行ったりネットで調べると、沢山のメーカーから様々な香りやフレーバーのアウトドア用スパイスや調味料が出ていて迷ってしまいます。
香りには好き嫌いがあるし、味もどんな感じかわかりません。
そんな風に迷っている皆さんへ、今回はキャンプで使うのが便利なアウトドアスパイスや調味料について、おすすめのスパイスの紹介と選び方など詳しく紹介したいと思います。
目次
キャンプでは人気のアウトドアスパイスを使おう!
今やキャンプ飯にスパイスは必需品です!
特にバーベキューや鉄板でステーキを焼いた時には、塩コショウさえあれば、美味しく食べることができます。
塩コショウで味付けするのは美味しくて間違いないのですが、バーベキューでは焼肉のタレでもあれば大体の人は満足してしまうのかも知れません。
でもそれが何回も続くと流石に飽きてしまいますよね。
そうなったら、ちょっと味変してみたり、特別な香りをつけられたら最高です。
そんな時に便利なのがアウトドアスパイスなんですが、キャンプの設営を終えて食事の支度をしている最中に、スパイスの調合やバランスについてまで色々考えるのは面倒だと感じる人も多いのではないでしょうか。
その一手間を減らせばゆっくりくつろぐ時間も増えるし、たくさんの調味料を持っていくこともなくなり荷物も減りますよね。
キャンパーの食卓における手間を減らすのに最適なアイテムが、アウトドアスパイスなんです。
すでに開発者やプロの手によりいい感じにスパイスが調合され、ふりかけるだけで味付けがバッチリ決まります。
マンネリ化したお肉の味も、手軽に味変が楽しめます。
いつものお家の食卓にないスパイスであれば、キャンプ料理の特別感もアップしちゃいますよね?
液体ではないのでこぼれるなどの心配もありません。
こんな便利なアウトドア用スパイスは、流行るはず!
すでに各メーカーから和風から洋風、様々なフレーバーが登場しているので、どんなものがあるのかチェックしてみましょう。
キャンプ料理用スパイスの選び方
①人気商品や定番商品で選ぶ
アウトドアスパイスの定番といえば、やはり「アウトドアスパイス ほりにし」やそのシリーズ、「マキシマム オリジナルスパイス」、「黒瀬のスパイス」などが有名でしょうか。
人気の秘密は純粋に万人受けする美味しさが要因の場合もありますが、汎用性の高さだったり、スーパーでの手に入りやすさが関係してくるケースもあります。
定番スパイスでも、さらに種類が増えて辛味があるものとないものなどの差別化が図られていたりもするので、今時に言うならキャンプ料理用のスパイスや調味料は調べれば調べるほど「沼」にハマってしまうかもしれませんね。
②入っているスパイスで選ぶ
試しに使ってみることができればいいのですがスパイスって好みがあって、好き嫌いが分かれるものでもありますよね。
無作為にスパイスを揃えて使ってしまって、食材本来の味を壊してしまう危険性もあるでしょう。
そんな時は中に配合されているスパイスをチェックしてみると良いですよ。
スパイスの定番は胡椒やジンジャー、ガーリック、唐辛子です。
特に唐辛子の中でもチリペッパーやハバネロのように辛みを強く感じるもの、パプリカのように辛味がなく甘みを感じられ料理の彩りとしても使えるものがあります。
肉の臭みを消すのなら、タイムやナツメグがおすすめ。
特にナツメグはハンバーグにもよく使われるメジャーなスパイスです。
異国情緒溢れるスパイシーさをより強く感じたいのなら、カレーの香り出しに使用するクミンや、カレーの仕上げに使用するコリアンダー、シナモンも日本人には馴染みやすいと思います。
他にもバジルやローズマリーといったハーブ類もあると料理の幅が広がりますね。
スパイスにも好き嫌いがあるので、衝動買いすると失敗しちゃうかも。
③液状か粉末かで選ぶ
出典:楽天
キャンプに行く時、あれやこれやと調味料やスパイスを持っていくのはかさばって面倒ですよね。
アウトドア用の調味料は粉末スパイスがブームであり、様々なメーカーからたくさんの種類が販売されるようになりました。
様々なスパイスがメーカーにより黄金バランスで作られ完成した市販品であれば、いちいち自分で調合する必要もないのでとても楽です。
液状の調味料といえば焼き肉のタレやBBQソースが定番でしたが、昨今の粉末スパイスブームに後押しされるように液状のスパイスも増えてきています。
液状スパイスは粉末に比べ風に飛ばされませんし、野菜にかけてドレッシングとしても使用できるという粉末にはない汎用性の高さを持つのでこれはこれであると便利な選択肢の1つです。
おすすめアウトドアスパイス
では、流行中のアウトドア用スパイスについてご紹介していきたいと思います。
Orange アウトドアスパイス ほりにし
アウトドア用スパイス流行の火付け役になったのが、この「アウトドアスパイスほりにし」と言われています。
20種類以上のスパイスを調合し、日本人の舌に合いやすいように醤油パウダーがベースの味付けになっています。
そこにフランス料理のソースのベースなどになることの多い、香味野菜で作ったミルポアのパウダーをスパイスの中に調合することで味に旨味と深みが増し、洋食でも和食でも合うように調整して作り上げられています。
また、ガーリックの風味や仕上げに加えられた陳皮の風味もいい仕事をしてくれます。
肉にも野菜にも魚にも、和食洋食どっちもイケるまさに定番商品。
何を買おうか迷っているならまず「ほりにし」を買ってみるのもいいかもしれません。
「ほりにし」はお子さんでも大丈夫な辛味なしですが、「ほりにし」に旨辛風味を加えた大人の「ほりにしLED」、さらに白トリュフパウダーを加えたリッチな「ほりにしプレミアム」、燻製岩塩を加えた「ほりにしブラック」もあります。
友達夫婦は、辛いほりにしにハマってしまっているみたいで、これが無いとダメなようです。
ちなみに「ほりにしブラック」という燻製塩を使った新しいアウトドアスパイスもMakuakeで公開していました。
もちろん買ったのですが、レビューはしばらくお待ちください。
「ほりにし」についてはこちらの記事も参考にしてみて下さい。
「ほりにし」の原材料の詳細は以下の通りです。
- 食塩、赤唐辛子、ガーリック、黒コショウ、陳皮、砂糖、ミルポアパウダー、オニオン、酵母エキス、粉末醤油、パプリカ、チキン調味料、植物油脂、パセリ、青唐辛子、ジンジャー、コリアンダー、バジル、オレガノ、マジョラム、ローズマリー、山椒、ローレル / 調味料(アミノ酸等)、リン酸Ca、(一部に小麦・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
バカまぶし 辛くないの
こちらの商品を販売しているのは、キャンパーとしても人気を集めるバイきんぐの西村瑞樹さん。
クラウドファンディングMakuakeにて始まったこの商品も、人気を集めた今では公式サイトほかキャンプショップやネットショップ、ヴィレッジヴァンガードでも取り扱いがあるようです。
「バカまぶし」はタンドリーチキンのようなスパイシーさにコンソメのような味わいが特徴。
ガーリック風味が多いアウトドア用スパイスの中で、こちらの商品はカレー風の香りが強いです。
その秘密は西村さんこだわりのスパイス「クミンシード」。
クミンはカレーの香り付けに使われるスパイスなので、この風味が強くなればカレー風の香りが強くなるのは当然。
しかもこれはシードで入っているのでパリパリとした食感も楽しめます。
食材にふりかける前に軽く炒っておくとさらに楽しい食感になりますよ。
そしてさらに嬉しいポイントはまだまだあります。
美味しすぎてついついかけ過ぎてしまって味が濃くなってしまった、なんて経験は誰にでもありそうですが、「バカまぶし」はバカみたいに食材にまぶして食べちゃうという名前の通り、瓶にあいている穴も他メーカーより大きめですし、実は塩分も控えめなんです!
なので風味や香りを楽しみつつ、バカみたいにまぶしてみても大丈夫。
辛味が欲しいなって思う人は唐辛子入りの「バカまぶし 辛いの」がおすすめです。
「バカまぶし」についてはこちらの記事に詳しくあります。
「バカまぶし 辛くないの」に含まれるスパイスや調味料は以下の通りです。
- クミン(インド、トルコ、イラン、シリア)、ごま、チキンパウダー(食塩、麦芽デキストリン、鶏肉、砂糖、鶏油、チキンエキス、酵母エキス、香辛料)、食塩、砂糖、酵母エキス、オニオン末、生姜末、スターアニス、フェンネル、アニス、シナモン、クローブ、山椒 / 調味料(アミノ酸等)香料
ちなみに、もし食べきれなかったら、スパイスカレーのスパイスとして使ったら、あまり気にならなくなりますよ。
大さじ1杯加えても、美味しくいただけました。
かしわ屋くろせ 黒瀬のスパイス
1950年創業の鶏の専門店かしわ屋くろせが開発、販売しているスパイスです。
アウトドア用スパイスが「ほりにし」により爆発的に流行する前からキャンパーの間では愛好者、愛用者がいたと言うほど、実は定番の商品だったりするんですよ。
味のベースは醤油の和風風味。
ガーリックがほのかに香り全体的な印象はマイルドなので、キャンプ料理用のスパイスは初めてだ、なんて人にはうってつけなのではないでしょうか。
シンプルながら豊かな味わいがお口の中に広がり、ついついあと引く味に仕上がっています。
野菜炒め、焼肉の味付け、ハンバーグやステーキの下味にもおすすめなのですが、やはり鶏専門のお店が作ったスパイスなので、一番のおすすめは鶏肉料理かも!
唐揚げの下地にするのも美味しいですよ。
個人的には、牛肉に合うと感じました。
使用している材料は以下の通り。
- 食塩、胡椒、醤油、レッドベルペッパー、フライドガーリック、パプリカ、コリアンダー、グリーンベルペッパー、パセリ、オニオン粉末、唐辛子、マジョラム、オレガノ、バジル、調味料(アミノ酸等)、(原材料の一部に大豆、小麦を含む)
中村食肉 マキシマム オリジナルスパイス
「マキシマム」という調味料、オリジナルスパイスを知っていますか?
今では近所のスーパーでも見かけるようになり、キャンパーの食卓でも人気の高い商品なのですが、実はこれ、元々は宮崎県のソウルフードなんです。
宮崎県の食肉工場である「中村食肉」で誕生したこのスパイスは、食肉工場が開発しただけあって肉との相性抜群!
醤油の和風な風味の中に、野菜粉末やカツオエキスで旨味がさらに広がります。
また、このスパイスの中には「クミン」が含まれているのも大きなポイント。
クミンはカレーの香り付けにも使用される、香りの元となるスパイスです。
「マキシマム」のスパイシーな香りの元はここにあるのかもしれませんね。
でも実はこのクミン、結構好き嫌いが分かれやすいスパイスなのです。
この「マキシマム」に含まれるクミンは香り立つ程度で強過ぎない印象なので、クミンが強く香る「バカまぶし」を購入する前に「マキシマム」で試してみるのも良いかもしれません。
使用している原材料は以下の通りです。
- 食塩、胡麻、コンスターチ、野菜粉末、醤油、ナツメグ、パプリカ、カツオエキス、クミン、ローレル、唐辛子、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酸化澱粉、(原材料の一部に大豆、小麦粉を含む)
アイアンクラフト 鉄人のスパイス
「鉄人のスパイス」は20種類以上ものスパイスとハーブを組み合わせたスパイス調味料です。
アウトドア料理のスパイスには定番の、ガーリックや胡椒といった基本的なものに加えられたのは静岡県伝統の平釜製法で作られた塩、静岡緑茶のパウダー、熟したハラペーニョの燻製(チポトレ)を使用。
なぜ緑茶?と思ってしまいそうですが、緑茶に含まれるカテキンやタンニンにはお肉を柔らかくする効果があるので、お肉を煮るのに緑茶というのは実は定番だったりするんですよ。
すっきりした塩味にほんのり絶妙な苦味や甘味、渋みやスモーキーさなど、さまざまな味わいが加わりキャンプ料理に奥行きのある味わいをプラスしてくれる、まさに絶妙なスパイスなんです。
詳しいレビューはこちらでもみることができます。
使用している原材料は以下の通りです。
- 食塩(静岡県製造)、にんにく、黒こしょう、粉末醤油、コンソメパウダー、デキストリン、かつお風味調味料、コリアンダー、砂糖、チポトレパウダー、緑茶粉末、赤唐辛子、キャラウェイシード、ナツメグ、クミン、タイム、セージ、フェンネル、ローレル、ローズマリー、調味料(アミノ酸等)(一部に小麦・卵・大豆・鶏肉・豚肉・さばを含む)
まとめ
マンネリになりがちなキャンプ料理の食卓の救世主!アウトドアスパイス。
「アウトドアスパイス ほりにし」の登場により、キャンプの食卓も随分風味豊かになりました。
塩コショウに油があれば成立していたキャンプ料理にもう1品、調味料を追加してみましょう。
キャンプ用のスパイスは、それ1本あればキャンプ料理の味付け・味変が成立するという優れもの。
本来は面倒臭いスパイスの調合や味付けがプロの手によりバランス良く完了しているので、細かいことを考えることなくただ食材にふりかければ良いんです。
和風の味付け、スパイシーなもの、カレー風味や洋風の味、ガーリック風が強いものと種類はたくさんあります。
お店で見かけないものも、専門店やネットショップを覗けばたくさんあって楽しいですよ!
今回紹介したものは比較的に日本人の舌に馴染みやすく、定番とされる人気商品です。
他にもたくさんのスパイスがあるので、ぜひ試してみて下さい。