アイアンクラフトと言えば、焚き火調理に使うハンガーの「イザナミ」などが人気のブランドです。
そんなアイアンクラフトが現在Makuakeで公開しているプロジェクトを知っていますか?
それは鍛造鉄のフライパンとオリジナルスパイスなんです。
現在、アウトドアスパイスと言えば、オレンジが販売する「ほりにし」ですよね。
ほりにしのオリジナルから、辛口のレッド、または限定で販売されたトリュフ塩を使ったプレミアムの金のほりにしと、どれも美味しいものでした。
キャンプで使うスパイスとしてブームを作ったほりにしですが、それに続いて色々な会社からアウトドアスパイスが販売されています。
アイアンクラフトもオリジナルのスパイスを開発して販売するのですが、これがかなり美味しい!
そして今回のプロジェクトのメインとなる鍛造鉄フライパン。
これは、無骨でワイルドな見た目と雰囲気を持ち、ソロキャンプで活躍するであろうフライパンなんです。
今回は、このアイアンクラフトの鍛造鉄フライパンとオリジナルスパイスの「鉄人のスパイス」をレビューしたいと思います。
詳細なレビューはキャンプクエストの方で書いているので、こちらでは少し違った内容で書きたいと思います。
目次
アイアンクラフトの鍛造鉄フライパンとオリジナルスパイス「鉄人のスパイス」をレビュー!
オリジナルスパイス「鉄人のスパイス」をレビュー
オリジナルスパイスの「鉄人のスパイス」を手掛けるアイアンクラフトは、静岡県の菊川市に本社をおく会社です。
静岡県にあるということで、他のアウトドアスパイスとちょっと違いがあるんです。
それは、スパイスの素材に静岡で作られた塩と、静岡緑茶のパウダーが入っているんです。
20種類以上のスパイスが入っているというのは、多くのアウトドアスパイスでもウリ文句の1つとして書かれていますが、それはどれも一般的なスパイスが多いんです。
ガーリックやコリアンダー、クミン、さらには唐辛子といった、比較的どこにでもあるようなスパスを、それぞれの割合で調合して特徴を出しています。
一風変わっていたのが「金のほりにし」で、それにはトリュフ塩が配合されていて、蓋を開けた瞬間にトリュフの香りがするんです。
トリュフが嫌いな方にはキツめのニオイが漂うんですが、高級食材に目がない僕にとっては、かなり魅力的なニオイが食欲を刺激するんです。
アイアンクラフトの「鉄人のスパイス」には、トリュフは入っていませんが、他にはない静岡の塩と緑茶が入っているんです。
これだけで、アウトドアスパイスとしては、オリジナリティーが際立っていると思います。
そして、それに加えてかつお風味の調味料も配合されています。
静岡県にある焼津港は、冷凍かつおの上場水揚げ量日本一の漁港で有名なんです。
それと関係しているのか分かりませんが、かつおによって和テイストの風味を感じることができそうです。
さらにこの鉄人のスパイスには、珍しい食材が配合されています。
それはチポトレという食材です。
チポトレは、熟したハラペーニョの燻製なんです。多分ですが、他のアウトドアスパイスには使われていない食材だと思います。
お茶に続いて、ちょっと珍しいものが配合されていると思いませんか?
チポトレが入っていることで、何となく味は辛そうだと予想は付きますが実際はどんな味なんでしょう。
このオリジナルスパイスの「鉄人のスパイス」はキャンプクエストでレビューを書いているんですが、僕の一口目の印象は「甘い!」でした。
辛いと思いっていたのに、実際は甘くてびっくり!僕的には甘さとカツオの魚介系の風味が口に広がったように感じられましたが、奥さんと長男はコンソメ系の味に感じたようです。
ということは、人によって味の感じ方が違って、ちょっと複雑な味なのかもしれません。
そして後からちゃんと辛さはやってきます。
今回はベーコンと牛肉のステーキに振りかけて食べたので、後で感想を書きたいと思います。
キャンプクエストでのレビューはこちら。
鍛造鉄フライパン
今回のMakuakeでメインとなっているのが、鍛造鉄フライパンです。
アイアンクラフトが現在販売しているIRON PLATE miniと、フライパンの本体部分はほぼ同じなんですが、ハンドルが使いやすくなっているものです。
サイズは直径が19cmで高さが2.5cmと、少々こぶりなサイズ感。
ファミリーキャンプで使うとしたら少し小さめですが、ソロキャンプならちょうど良さそうな大きさです。
ハンドルはIRON PLATE miniでは、縁に引っ掛けて持ち上げるリフターのようなものでしたが、今回の鍛造鉄フライパンではしっかりと固定できるようになっています。
IRON PLATE miniは、ハンドルを付けたままS字フックなどに吊るすことはできませんが、鍛造鉄フライパンではそれができるようになっています。
さらにハンドルが長くなったので、焚き火などの直火でも取り扱いやすくなっているんです。
鍛造鉄フライパンでは、IRON PLATE miniのハンドルも付属しているので、シチュエーションによって使い分けることもできちゃいます。
そして素材ですが、鍛造鉄を使用しています。
スキレットなどの鉄のフライパンは鋳鉄製で型に鉄を流し込んで作られているのですが、鍛造鉄は、熱い鉄を型の上に置いて上から強い力でプレスして作られます。
その圧力のせいか、表面は少しザラザラしているのですが、フライパンの裏側はツルッとした感じになっていました。
鍛造鉄フライパンは家庭のIHにも対応しているので、これならしっかりと熱が伝わりそうです。
鍛造鉄フライパンは鉄なので、しっかり手入れしないとサビが発生してしまいます。
購入時のシーズニングや、使用後の手入れなどをすることによりサビの発生を抑え、なおかつ表面に油のコーティングができ焦げ付きにくく育てることができます。
キャンプで使ってみた
キャンプで、アイアンクラフトの鍛造鉄フライパンと鉄人のスパイスを使って調理をしてみました。
もちろん雰囲気がでるように、焚き火で調理しました。
アイアンクラフトの焚き火ハンガーのセセラギを使って調理したので、ワイルドな感じがでたと思います。
せっかくだからと、ハウルの動く城に出てくるような大きなベーコンを使ってベーコンエッグを作ってみることにしました。
熱々に熱した鍛造鉄フライパンに、スーパーで買った厚切りベーコンを載せてみると、なんとハミ出してしまいました!
フライパンの直径が19cmですが、縁が高くなっているため、20cm前後のベーコンだと入りきらなかったんです。
フライパンの底面でしっかりと焦げ目を付けたかったんですが、どこか浮いてしまします。
鍛造鉄フライパンの内径は13cmなので、大きな食材を焼く時には、それよりも小さいな物を選ぶ必要がありそうです。
ここに玉子を落として目玉焼きにすると、ちょっとキツイ感じ。
とはいえ、ソロキャンプで使った時は、一人ではこの量を食べきるのも多すぎる気がします。
食材の量にもよるとは思いますが、1〜2人ぐらいでちょうどいい感じに使えるフライパンだと思います。
ちなみにこの時、ベーコンも目玉焼きもフライパンにほとんど焦げ付くことは無かったです。
そして、ベーコン自体が塩味がるので、オリジナルスパイスは少量でも大丈夫でした。
そんな事で、フライパンが思いの外キレイだったので、そのまま牛ステーキも焼いちゃいました。
ステーキの味付けはもちろん「鉄人のスパイス」。
ただ、僕的には「鉄人のスパイス」に限らず、アウトドアスパイスって味が濃いように感じます。
下味にスパイス、焼き上がったらスパイスというようにしちゃうと、しょっぱ過ぎちゃうので、ステーキはスパイスで下味をつけず、塩もコショウも振りませんでした。
焼き上がったらアイアンクラフトの「鉄人のスパイス」で味付けをするだけにしようと思います。
ステーキは、大きさを考えないで買ったので、内径よりはちょっと大きめでした。それでもはみ出すことはなかったので、良かったです。
お肉を置くとすぐに火が通り、思っていたよりも早く焼き上がったように思えます。
そこに「鉄人のスパイス」を、パラパラと振りかけます。
掛ける量は、それぞれの味覚によって違うとは思いますが、そんなに多くなくていいと思います。いつも使うスパイスと同じくらいの量を掛けておけば、絶対に美味しいはず。
実際に食べてみると、はじめはやっぱりカツオの風味が口の中に広がるんですよね。
甘さはこの前の時より控えめな感じ・・・でも後味は、やっぱり辛かったです。
これが病みつきになり、一緒にいた長男の分まで食べてしまいました(笑)
鍛造鉄フライパンは鉄の特性で蓄熱性が高く、また遠赤外線の効果によってお肉の外はパリッと、中は柔らかジューシーに焼き上げることができます。
フライパンの表面温度が他のフライパン以上に高くなって高温調理しているという感じではなく、やっぱり鉄の特性によるものだと思います。
確かに、味は普通のフライパンで焼くよりは格段に美味しいと感じました。
念の為、再度フライパンを使った時に表面温度を測ってみました。一般的なフライパンの温度は、160〜180度になるようです。
アイアンクラフトの鍛造鉄フライパンでも、表面は180度ぐらいになっていました。もちろん食材がある場所では多少温度は低くなりますが、表面の温度は平均です。
やっぱり美味しく焼けるのは、素材が鉄だという理由が大きいのかなと思いました。
キャンプクエストでも鍛造鉄フライパンのレビューを書いています。
シーズニングの仕方などをまとめています。
まとめ
現在、クラウドファンディング中のアイアンクラフトの鍛造鉄フライパンとオリジナルスパイスの「鉄人のスパイス」をレビューしました。
鍛造鉄フライパンは、素材が鉄ということもあり、素材の焼き上がりはかなり美味しくなると思います。
その上、スキレットよりも軽いので、ソロキャンプなどに持っていきやすいんです。
普通のフライパンを使うよりは手入れが面倒ですが、味は絶対鍛造鉄フライパンで焼いた方が美味しいはず。
そこにオリジナルスパイスを使って味付けすれば、20種類以上のスパイスの複雑な味が加わって、より豪華でリッチな味に感じると思います。
それぞれの詳細なレビューは、キャンプクエストの方でも書いてありますので、そちらも併せて読んでみて下さい。
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