長い間使っていた焚き火台の買い替えを考えて、MAAGZのRAPCA(ラプカ)を購入しました。
買った当初は自粛期間もあり、ベランダで組み立てて眺めるしか出来ていませんでした。
その後、キャンプに行けるようになり、何度か使ってきました。
RAPCA(ラプカ)は、パーツ1つ1つが平面になっているので、収納時は薄くなります。
これが車の荷台に積むときや、持ち運ぶときに便利なんです。
今まで使っていたユニフレームのファイアグリルと比較すると、収納時の大きさは大分違いがあります。
焚き火中の使い勝手については、あまり違いがないかもしれません。
ただ、炭火を使ってバーベキューをする事を考えてるなら、ユニフレームの方が使いやすいと思います。
なんて色々考えていたら、買い替えではなく併用して行こうかなと思い始めてちゃったんです。
今回は、新しく買ったMAAGZのRAPCA(ラプカ)をレビューしつつ、今まで使っていたユニフレームのファイアグリルとサイズ等を比較したいと思います。
目次
MAAGZのRAPCA(ラプカ)をファイアグリルとちょっと比較しながらレビュー
RAPCA(ラプカ)のパーツは平面でできている
MAAGZの焚き火台のRAPCA(ラプカ)は、全てのパーツが平面でできています。
家に届いた箱の厚みも薄かったです。
箱を開けると、パーツが重ねられてあるのですが、これが本当に薄いんです。
少しパーツを取り出してみると、こんな感じです。
フレームやウインドスクリーンなど、どれも平面になっていて、見た目にも美しいです。
やっぱり、ピカピカのステンレスは良いですよね。
焚き火台など、熱を加えて使うキャンプギアは、それが残念ですよね。
良い味が出たと言えばその通りなんですが、せっかくピカピカでキレイだったのに、変色しちゃうと悲しくなっちゃいます。
とりあえずベランダで組み立てたら、凄く良い感じ。
フレームが細く、見た目にスッキリとした印象。
人気のピコグリルにも雰囲気が似ていますが、高さがあるので、またちょっと違う感じがしますよね。
RAPCA(ラプカ)には、角棒のゴトクが2本付属していて、その上に調理器具を置けるようになっています。
どんな感じになるのか、ちょっと置いてみました。
ロッジの9インチのスキレットやケトルを置くと、それっぽく見えます。
これなら、ファイアグリルで使った焚き火台の上を跨ぐようにして使う焚き火調理台は必要なさそうです。
ただ、ロッジの9インチスキレットは重量があるので、載るには載ったのですが重さに耐えられるか少し不安があります。
しかし、今後発売予定のオプションパーツにしっかりとして安定性がありそうなゴトクがあるので、その発売を待つのも良さそうです。
収納時の厚さ
MAAGZの焚き火台RAPCA(ラプカ)とユニフレームのファイアグリルをキャンプ場に持って行きました。
どちらも収納ケースに入れて持ち運びましたが、やはり収納時の厚さに大きく差がありました。
RAPCA(ラプカ)の方は、パーツ1つ1つが平面になっているので、重ねて収納しても厚みがあまり出ません。
それを付属のケースに入れても、とても薄いです。
一方、ファイヤグリルは、本体と脚部が分離できるのですが、灰受けとしても使う本体が折り畳めません。
本体の周囲の壁が迫り上がっているので、どうしても厚みが出てしまいます。
地面に横置きしてみたら、その厚みの差は一目瞭然です。
上からみても、RAPCA(ラプカ)の収納ケースの方が一回りコンパクトに見えました。
しかし、RAPCA(ラプカ)は今後オプションパーツなど増えた場合には、多少厚みや大きさが変わるかも知れません。
組み立ててみた
RAPCA(ラプカ)の組み立ては、パーツがバラバラに分解されているのですが、意外に簡単でした。
まずは、フレームの組み立てです。
両サイドに来るフレームを固定用のジョイントで接続します。
接続と言っても、フレームに空いている穴にジョイントを差し込むだけ。
すぐにフレームの組み立ては出来ちゃいます。
フレームが組み立て終わったら、灰受けを載せます。
灰受けは2枚のステンレスのパネルを繋ぎ合わせてフレームに載せてツメをハメるだけです。
ただ1つ注意があって、灰受けの向きを気をつける事。
灰受けは、サイドのフレームの方に谷がくるように設置します。
※間違った方向
僕は勘違いしていて、正面に谷を向けて載せようとしたら、ツメになかなかハマりませんでした。
力任せに押し込んだら、少しパネルに凹みが出来ちゃいました。
灰受けの向きを気をつけて載せたら、後はその上にロストルを載せて完成です。
焚き火調理をする時は、2本のゴトクも載せておきます。
少し複雑に思えちゃうかも知れませんが、実際に組み立ててみると、あっと言う間に出来ちゃいます。
一方、ファイヤグリルは、4本の脚部を広げて、その上に本体とロストルを載せるだけ。
こちらも簡単で、迅速に組み立てる事が出来ちゃいます。
組み立て時間では、ファイヤグリルの方が早く出来ると思いますが、RAPCA(ラプカ)も簡単で早く組み立てる事が出来たので、僕的には好印象です。
並べて大きさを比較
MAAGZのRAPCA(ラプカ)とユニフレームのファイアグリルを並べてみました。
全体的な大きさではあまり違いは無さそうに見えますよね。
サイズではRAPCA(ラプカ)がW380〜395×D345〜350×H345mmで、ファイアグリルがW430×D430×H330mmとなっています。
RAPCA(ラプカ)は、灰受けやロストルが下の方にあるので、そんなに圧迫感を感じませんよね。
ファイヤグリルは、灰受けになる本体が高い位置にあります。
僕の使っているファイアグリルは、茶色く変色している事も関係し、圧迫感があります。
何より変形しちゃっているのがスマートに見えません。
上から見てみると、どうでしょう。
やっぱりちょっとRAPCA(ラプカ)の方がコンパクトに見えますよね。
特に薪を載せるロストルがファイヤグリルより奥行きがありません。
横に置いてある薪が載るか心配です。
薪を載せてみる
薪が載るのか心配なので、早速キャンプ場で買った薪を載せてみます。
薪の長さは多分40cm弱ぐらい。
RAPCA(ラプカ)の奥行きよりも薪の方が長いですが、ロストルの下にある灰受けよりもはみ出さないように置たら大丈夫だと思います。
正面側から真っ直ぐに薪を置くと、灰受けの奥行きギリギリになるので、少し斜めに置いた方が良いかも知れません。
その点、ファイヤグリルはあまり置き方に気を使わなくても大丈夫です。
薪を斜めに置いても、山積みになっても、安定感があります。
乱雑に薪を置いても大丈夫なのがファイアグリル、ちょっと気を使うのがRAPCA(ラプカ)でした。
風が吹いた時
焚き火中に風が吹くと、灰が舞ってしまいますよね。
RAPCA(ラプカ)なら、オプションのウインドスクリーン(風除け)を買っておけば、風が多少ある日でも安心して使う事ができます。
ウインドスクリーンは4面分ありますが、全面全てを覆ってもいいし、薪を入れやすいように正面だけ開けておくのも良さそうです。
この辺の使い方は、好みになりますが、見た目を変わってくるので、少し個性が出せそうです。
ファイヤグリルの場合は、本体の壁が少し迫り上がっていますが、強い風にはやはり煽られてしまいます。
そんな時は、別途ウインドスクリーンや陣幕などを用意する必要があります。
使ってみて
実際にキャンプ場でRAPCA(ラプカ)を使ってみると、やっぱりカッコイイ!
囲う物が何もない状態だと、シンプルな見た目と薪を燃やすだけの単純な機能が、とても心地よく感じます。
薪を燃やす時は、灰受けとロストルの間から空気が入り、燃焼効率を上げてくれるので、火が消えたりする事はありませんでした。
ただやっぱり、少しの風でも灰が舞ってしまうのが気になりました。
このスタイルで焚き火ができれば良いのですが、芝のキャンプ場では気をつける必要があります。
全くの無風の日以外は、ウインドスクリーンを付けた方が良さそうです。
直火禁止ではないキャンプ場では、ガシガシ使えそうです。
今回、芝のキャンプ場で使ったのですが、たまに吹く風に灰が舞ってしまいました。
ウインドスクリーンをつける事で、灰が舞い散るのは防ぐ事ができました。
その時、前面部分だけ取り付けずにいましたが、これなら座りながら薪をくべる事ができるので、とても使いやすかったです。
後日、別のキャンプでは4面フルスクリーンにして使いましたが、その時は薪のくべ方が少し変わりました。
前のように正面から真っ直ぐに薪を置く事が出来ないので、上からくべるようになります。
薪は少し壁に当たるようになり、何本か積むと高さが出てしまいました。
すると炎の高さも出てしまいました。
火力の調整は、少し変える必要がありそうです。
ちなみに、嫌がっていた変色は、1回使った後はこんな感じでした。
灰を落とした後ですが、やっぱり色が変わってしまっていました。
RACPCAとファイアグリルのサイズ比較
商品名 | ラプカ | ファイアグリル |
サイズ | W380〜395×D345〜350×H345mm | W430×D430×H330mm |
重量 | 1.8kg | 2.7kg |
RAPCA(ラプカ)の紹介動画
RAPCA(ラプカ)の紹介動画作成しました。
チャンネル登録お願いします。まとめ
MAAGZの多次元焚き火台のRAPCA(ラプカ)を簡単にレビューしました。
今使っているユニフレームのファイアグリルの代わりにと思って購入したのですが、やはりどちらも優秀で、両方とも使いたくなってしまいました。
RAPCA(ラプカ)は、収納時のコンパクト性や見た目のデザイン、そしてカスタマイズ出来る魅力があります。
現在、オプションで購入出来るウインドスクリーンは、かなり優秀だと思います。
今後、発売予定のオプションパーツも、RAPCA(ラプカ)を使う上でとても機能的に役立ちそうです。
一方、ファイアグリルも、組み立ての単純さや早さ、1台で焚き火もバーベキューも楽しめるメリットがあり人気のギアです。
目指しているコンセプトが違う焚き火台だと思いますが、使いやすさはピカイチです。
収納時の厚みなどで差があると書いてきましたが、全体的にみると、やはり甲乙付けるのが難しいですよね。
確かその通りかも(笑)
RAPCA(ラプカ)もファイアグリルも、大きく差ないのかも知れません。
それでも、RAPCA(ラプカ)はおすすめです。
それは、やっぱりカッコいいからです。
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