キャンプの醍醐味の1つに燻製を挙げる人も多いと思います。
燻製は、スモークで香り付けしますよね。
すると、どうしてもモクモクと煙が立ってしまいます。
自宅でスモークをしようと思うと、煙たさやニオイで家族から敬遠される事もあります。
その為、屋外で楽しむキャンプでは、スモーク料理を思いっきり楽しめるチャンスなんです。
しかし、そうは言ってもキャンプに行く機会は、そうそうあるものではありません。
世の中には、大好物のスモークを我慢して日々過ごしている方もいらっしゃいますよね。
そんな方に、自宅で簡単にスモークができるイージースモーカーがおすすめです。
スモークをする為の道具は色々ありますが、中には手軽に使える物もあります。
しかしイージースモーカーなら、もっと簡単にスモークの香り付けができるスモーカーだと思います。
今回は、簡単に食材をスモーク風味にできるイージースモーカーをレビューしたいと思います。
目次
イージースモーカーをレビュー
今使っているスモーカー
僕が今使っているスモーカーは、キャメロンズのミニスモーカーです。
これがコンパクトな上にIHに対応しているので、かなり手軽にスモークをする事ができちゃうんです。
蓋を開けて、1番下にチップを敷き、その上にトレーと網を置いて、食材を載せるだけなんです。
後は蓋を閉めてIHやコンロで加熱するだけ。
数十分まてば、スモークされた食材を美味しく食べる事ができちゃうんです。
ただ、コンパクトとは言え、サイズは27.9 x 17.8 x 7.6 cmあります。
使用後に洗ったりと、少しだけ手間が掛かる事もあります。
しかしイージースモーカーなら、もうちょっと手間が少なそうなんです。
イージースモーカー
イージースモーカーは、電池式のスモーカーです。
熱したスモークチップから出る煙を、モーターで送り出す仕組みになっています。
箱から取り出してみると、中身は本体とシリコンチューブ、交換用の金属メッシュ、そして洗浄ブラシがありました。
スモークをすると、どうしてもヤニが蓄積してしまうようです。
洗浄ブラシは、それを取り除く為に付属しています。
自分で分解メンテナンスをする事で、動作不良などを防ぐ事ができます。
これは旧モデルでは、分解できなかったようです。
旧モデルでは、ヤニが蓄積してしまったら、動作不良や味に雑味が出たりしてしまっていたようなんです。
本体を見てみると、アルミ製のボディがシンプルで、自宅のキッチンやテーブルに置いても邪魔になりそうにありません。
もちろん、キャンプに持っていって、テーブルの上に置いても良さそうなデザインをしています。
上部には、スモークチップを入れる受け皿があります。
受け皿の中は、金網が敷かれていました。
その下に、受け皿の下を覆うようにあるのは、灰受けです。
旧モデルにはなかったようで、これでチップの燃えかすが内部へ侵入するのを防ぐようです。
本体を覗くと、中に送風ファンが見えます。
これが回って、スモークを送り込む仕組みのようです。
この本体部分も分解する事ができ、手入れが出来るようになっています。
本体底部には、電池を入れる場所があります。
電池は単三電池を2本使用し、アルカリでもマンガン電池でも良いようです。
本体の台の上部には、黒いスイッチがあります。
素材はプラスチックで、押し込む事で電源が入ります。
準備
では早速スモークを始めたいと思います。
まずは、本体にシリコンチューブを取り付けます。
取り付けると言っても、本体にシリコンチューブを差し込むだけです。
シリコンチューブは、約25cmの長さがあるので、食材までの距離はできてしまいますが、逆に取り回しはしやすいと思います。
本体上部のウッドチップ投入口に、2〜3つまみのウッドチップを入れます。
これで電源を入れて、ウッドチップに火を点ければ、シリコンチューブからスモークが噴出されます。
後は食材の準備です。
今回は、サーモンとチーズ、うずらの卵を用意しました。
それらをお皿に並べてラップをしたり、ジップロックに入れてスモークしても良いので、手間はかかりません。
とりあえず、うずらの卵をジップロックに似たジッパー付きのビニール袋にいれました。
ジッパーは一部分だけ開けておき、そこにシリコンチューブを差し込みます。
次に本体の電源を入れファンを回します。
ライターでウッドチップに火を近づけると、空気が吸い込まれている為か、すぐに火が点きました。
ジッパー付きの袋の中はすぐにスモークが充満していきます。
少し経つと行き場を失ったスモークが、シリコンチューブを差し込んだ所から漏れ始めました。
そこで本体の電源を切り、袋のジッパーを閉めておきます。
この状態で、約2〜3分放置しておけば完成です。
別売りの専用燻製ドーム
ジップロックやラップだけでも、スモークする事は出来るのですが、見た目重視で別売りの専用燻製ドームを購入しました。
専用燻製ドームは、透明な硬質メタクリル樹脂製(耐熱温度70度)で、シリコンチューブを差し込む煙封バルブが付いています。
サイズは、内径17cmと20cmの2種類があり、値段は同じになっています。
という事で、内径20cmの専用燻製ドームを選びました。
ジップロックの代わりに、お皿などに並べた食材を専用燻製ドームで覆い、スモークします。
もうちょっとオシャレにスモークしようと思い考えたのが、カッティングボードに並べた食材の上に専用燻製ドームを被せる事です。
しかし、ドームのサイズが大き過ぎて、カッティングボードとの間に隙間が出来てしまいました。
これだと、スモークが漏れてしまうので使えません。
欲張って大きなサイズの専用燻製ドームを選んだのが間違いだったようです。。。
専用燻製ドームより大きな平皿を用意し、そのにサーモンなどの食材を並べました。
食材が重なってしまうと、スモークされない場所もできてしまいそうなので、間隔を開けておきます(うずらだけは近くに置いてしまいました)。
先程と同じように、イージースモーカーの電源を入れてから、新しくしたウッドチップにライターを近づけます。
すぐにウッドチップに点火し、みるみるうちに専用燻製ドーム内は白いスモークが充満してきました。
ほんの数十秒で中の食材が見えなくなり、すぐにお皿との隙間や、ドームにシリコンチューブを差し込んだ所から、スモークが溢れでてきてしまいました。
と、ブログに掲載する写真を撮ろうとしている間に、予想以上のスモークが目の前を覆いました(笑)
電源を止め、急いで窓を開けて換気する事になってしまいました。
今回は、写真を撮る為に、電源を止めるのが遅れ、スモークが溢れて出てしまいましたが、普通に使う分なら大丈夫だと思います。
しかし、うっかりしてしまう事もあるので、家庭で使う場合は換気扇の下で行った方が良いかも知れません。
専用燻製ドームに入れた食材も、約2〜3分放置しておきます。
すると時間が経つにつれ、スモークが下に溜まったのか、薄れたのか分かりませんが、何となく食材が見えてきました。
スモーク完成
約2〜3分放置し終わったので、専用燻製ドームを開けてみたいと思います。
ゆっくりとドームを持ち上げると、スモークがふわっと漏れ出してきました。
ドライアイスの舞台演出みたいで、ちょっと楽しいです。
食材は、ほんのり茶色の色が付いているようです。
お皿に面している部分は、スモークされずに元の素材のまま。
食材をカッティングボードに移動させた後のお皿を見ると、スモーク跡がハッキリとわかりました。
チーズを裏返してみると、色に大きな差があります。
スモークされていないチーズは、とても白っぽく見えました。
うずらの卵も、写真では分かりにくいのですが、色が付いています。(左の卵をひっくり返してあります)
ジッパー付きのビニール袋を見てみると、袋の内側が茶色なっているのが良くわかりました。
サーモンの色の違いは、流石に分かりませんでした。
味
スモークしたサーモン、チーズ、うずらの卵を食べてみました。
まずは、うずらの卵。
そうなんです。
イージースモークで簡単にスモークできるからと言って、下味をつけてなかったんです。
表面の水分は1日置いて取り除きましたが、その他は何もしてませんでした。
薄っすらスモークっぽい風味はしましたが、ほとんど味がしません。
と、スモークしたうずらの卵に、”ちょん”と麺つゆを付けてみましたが、やっぱりダメでした。
やっぱり前日から麺つゆに漬けておく必要があったようです。
しかしそれだと、簡単・お手軽とはちょっと違ってきちゃうかも。。。と、自問自答したりして。
チーズは、表面だけ色が付いていましたが、スモークの風味もちゃんとしました。
本格的なスモークチーズに比べたら、全く違うとは思いますが、ほんのりスモークっぽくなりました。
スモークが苦手な方も、こらなら大丈夫そうと思える感じです。
サーモンもチーズと同じように、スモークの風味がちゃんと付きました。
この後、醤油を付けて食べましたが、それでもスモークが打ち消される事なく、ちゃんとスモークサーモンの味がしました。
チーズもサーモンも、スモークの味が付き、美味しく食べる事ができました。
やっぱり残念なのが、うずらの卵です。
本当のスモークで、下準備が必要な食材は、イージースモーカーでも同じようにした方が良いのかもしれないです。
イージースモーカー スペック
サイズ | 高さ11.5×幅5.0×奥行8.0cm |
重量 | 190g(電池を含みません) |
材質 | アルミニウム、ポリカーボネート、亜鉛合金、シリコン |
モーター出力 | DC3V 0.6W |
電源 | 単三電池2本(別売) |
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まとめ
イージースモーカーを使えば、簡単にスモークっぽい風味を食材に付ける事ができます。
今回のレビューで使った食材は、下準備をせず買ってすぐに使えそうなものを用意しました。
結果的には、サーモンとチーズは、イージースモーカーでちゃんとスモークの香り付けする事ができました。
本格的かと聞かれたら、返事に困ってしまうかも知れませんが、それでも雰囲気を楽しむのには良さそうです。
何しろ、準備が楽。
そして簡単で使いやすいと言うのが、1番のメリットだと思います。
後片付けも、少しベタつく専用燻製ドームの中を洗うだけで、本体は10回に1回手入れをすれば良いようなので、かなり簡単です。(毎回ヤニを取れば長持ちしそうですよね)
コンパクトなので、キャンプに持って行っても良いかも知れません。
凄くお手軽にスモークが楽しめるイージースモーカー、気負いする事なくすぐに調理できるのでおすすめです。
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その他にはこんな燻製器も。