キャンプの醍醐味と言えば、やっぱり焚き火ですよね。
ただ薪を燃やしているだけなのに、多くのキャンパーが魅了されてしまうのはどうしてでしょう。
火をおこす工程も魅力的ですが、やっぱり火を眺めているだけで本能的に惹かれるものがあるのかな、なんて思ってしまいますよね。
薪をくべ、小さな火を育ててのんびり眺めたり、起こした火で身体を温めながら調理を楽しんだりと楽しみ方は色々とあります。
揺らぐ焚き火の炎を眺めることで、癒し効果を求める人も多いそうです。
そう考えると、現代人は疲れているようです(笑)
最近流行りのソロキャンプでも、焚き火を楽しみに出かける人が多くいます。
ソロキャンプだからこそ、他の人に邪魔されずに、自分のこだわりの焚き火を楽しむことができます。
そんな時に持っていく焚き火台は、やっぱり軽量でコンパクトな方が良いですよね。
今回は、人気を集める軽くてコンパクトな焚き火台について改めて考えつつ、おすすめの焚き火台も紹介したいと思います。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2021.3.16に公開した記事を引っ越しして一部修正したものです。
目次
ソロキャンプにはコンパクトな焚き火台を!
キャンプ用の焚き火台とは
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焚き火台とは、その名の通り、焚き火を安全に楽しむためのキャンプ道具の1つです。
最近は、事故防止や自然保護のため地面に直火で焚き火をすることを禁止するキャンプ場が増えています。
しかし金属で出来た焚き火台の中で火を起こせば、草や地面、芝生など周囲の自然を汚したり壊して傷つけることなく焚き火を楽しむことができます。
焚き火台を使用すれば焚き火をしていいとするキャンプ場も多くあり、現在は焚き火をするなら焚き火台が必須と考える人も増えています。
焚き火台の使用は、キャンプのマナーの1つとするキャンパーさんも多いんです。
急な天候の変化に対応できるところも、焚き火台を使用するメリットの1つだと思います。
石を積み上げ直火で焚き火を行っていると、突然の雨や風にさらされてしまったり、風向き次第で煙や火の粉が周囲に飛んでしまうことがありますよね。
そんな時焚き火台を使用していれば、火を絶やすことなく安全な場所に移動することができます。
焚き火台の楽しみ方
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焚き火台の最大の楽しみは、何といっても火を起こして眺めて楽しむことにだと思います。
燃え始めの炎から、燃えていた薪などが炎や煙の出なくなったおき火に変化していくまで、燃え方をコントロールしながら炎の揺らぎを見て楽しんでいると、どんな人でもホッとして自然にリラックスした気持ちになっていきます。
焚き火台は、火力や空気の通りについて沢山の工夫がされたデザインと設計がされているので、直火で起こした焚き火では難しい火力のコントロールも比較的しやすくなります。
焚き火台に付属しているオプションパーツを利用することで、調理にも活用することができます。
自分で起こした火で調理するキャンプ料理もまた、格別なものですよね。
ソロキャンプ用の焚き火台の選び方 2つのポイント
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①軽量・コンパクト
車を使用しないキャンプや荷物を減らしたいソロキャンプなら、焚き火台はかさばるものよりコンパクトなものを選ぶのが良いでしょう。
小さく収納できたり軽いもは、持ち運びしやすいのでおすすめです。
最近では、1人用の小さな焚き火台も沢山販売されています。
本格的な焚き火を楽しめるサイズの焚き火台でも、コンパクトに収納できる軽量な製品もあるので、自分の好みに合わせてチェックしてみて下さい。
個人的には、キャンプ場で売っている薪が入るサイズが良いと思います。
約40cmぐらいの長さの薪をそのままくべることができれば、手間がかからなくて楽ちんです。
なのでソロキャンプでも、できれば使用時は大きく、収納時はコンパクトになる焚き火台がおすすめです。
②調理機能の有無で選ぶ
焚き火で調理を楽しみたいのなら、調理機能がついたものを選択肢に入れるのがおすすめです。
DOD 秘密のグリルちゃんのように1台2役で使えるものもあります。
焚き火機能しかないものでも、オプションパーツを購入すれば調理機能を付属できる製品もあります。
焚き火調理したいのか、または調理は別で焚き火だけしたいのか、自分のキャンプスタイルに合わせた焚き火台を見つけましょう。
ソロキャンプ用焚き火台 おすすめ7選
STG社製 焚き火台 Picogrill(ピコグリル) 398
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ピコグリルと言ったら、キャンパーさんには有名な焚き火台ですよね。
本体にスピット(串形五徳)2本、専用の袋が付属した焚火台のセットです。
重量442gと持ち運ぶのにとても軽く、フラットに折りたたんでA4サイズに収納することができます。
シェルとフレームを組み合わせるだけで簡単に組み立てることができ、空気の通りが良く火が安定しやすいので焚火にも調理にもおすすめです。
ソロキャンプでなくても使いやすいと評判を集めています。
カーブ状にテンションを加えた独自のデザインには、薪を組みやすくするだけでなく酸素を効率的に供給することで燃焼力を高める効果があります。
ただ、個人的には風に弱いような気がするんですよね。
風が吹くと灰が舞ってしまいそうなので、風防が必要かもしれません。
STG Picogrill(ピコグリル) 398 スペック
詳細
組立時サイズ:38.5cm×26cm×24.5cm
収納時サイズ:33.5cm×23.5cm×1cm
重量:約450g
素材:ステンレス鋼
内容:ストーブ本体、スピット(串) 2本、収納ケース
MAAGZ(マーグズ) 多次元型焚き火台 RAPCA(ラプカ)
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自由度の高い立体型の逆台形型のデザインと、組み立て簡単な3ステップの設置がRAPCA(ラプカ)の最大の魅力。
ゴトクの高さを3段階で調節可能なため、立体的に焼き場のレイアウトを組むことができるし、調理スペースを広く取ることもできます。
全てのパーツがフラットので、収納時の厚さは何と1.3㎝まで薄くコンパクトになるところもおすすめポイントです。
さらに薄いだけでなく重さも1.8㎏ととっても軽いんです。
また、前後にフレームがないため焼き網を置きながらでも薪や炭をいれることができますし、撤収時の片付けも楽々。
30~40cmくらいの標準的な薪を置くにも十分な広さのある炭床(ロストル)のみを分離し、灰を簡単に処理することができます。
このロストルにあけられた孔から常に空気を取り込むことで燃焼効率がアップし、燃焼後の灰は灰受けに落とし込まれるため空気の通りが良く、調理の際にも安定した火力を提供することができます。
正規品のオプションパーツを使っての機能拡張を行えますが、フレームには様々な形状の穴が開いているので、ホームセンターなどで購入した市販品の網や角棒などを使用してのカスタマイズも可能。
ステンレス製の本体にフレームが2つ、フレーム用固定ジョイント、灰受けパネル、ロストル、専用のゴトクと収納ケースが付属しています。
サイズは組み立て時でW38〜39.5cm x H34.5xD34.5〜35cm、収納時はW35.3x H34.5xD13cm。
ただしハンドメイドの為個体差があります。
僕は現在、このラプカを使用しています。
ピコグリルと同様に、風を遮るものがないので、風が吹くと灰が舞ってしまいます。
ラプカは、風防(ウインドスクリーン)セットの物もあるし、別途追加で風防を購入することもできるので、必要に応じて風邪対策ができる風防を準備しておくのがおすすめです。
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MAAGZ RAPCA(ラプカ)スペック
詳細
組立時サイズ:W380〜395mm x H345mm x D345〜350mm
収納時サイズ:W353mm x H345mm x D13mm
重量:約1.8kg
素材:ステンレス(収納ケース 倉敷帆布)
内容:フレーム x 2、フレーム固定用ジョイント x 1、灰受けパネル x 2、ロストル x 1、専用ごとく x 2、収納ケース
ステンレス板4枚を組み合わせて使う、風防付きのセットがおすすめです。
ちょっと風があると、灰が飛び散ってしまいます。
難燃シートを敷いて焚き火をするのなら良いのですが、それ以外だったら風防が役立ちます。
風がない時には取り外すこともできるし、設置も簡単です。
UNIFLAME ユニフレーム ファイアグリルソロ
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大人気のUNIFLAME(ユニフレーム)のファイアグリルに、ソロキャンプ向きのコンパクトサイズが登場しました。
サイズはW約29.5cm×D約29.5cm×H約17cm、重さは約900gと軽量でコンパクト。
収納時は約21×21×5cmまで小さくすることができます。
テーブルにも置けるソロキャンプ向きの小型のサイズでありながら、耐荷重が5㎏まであるのでダッチオーブンも大丈夫です。
収納するときは炉の中にすべてのパーツが収納できるだけでなく、スペースに多少のゆとりがあるので着火剤なども一緒に収納して持ち歩くことができると思います。
本体にロストル、焼き網、スタンドと収納ケースが付属しています。
使いやすさと可愛さもある、ファイヤグリルソロもいいですよね。
ユニフレーム ファイアグリルソロ スペック
詳細
組立時サイズ:約295×295×170(網高)mm
収納時サイズ:約210×210×60(高さ)mm
重量:約900g
素材:炉・焼網・ロストル:ステンレス網、スタンド:鉄・クロームメッキ、収納ケース:ポリエステル
付属品:焼き網、収納ケース
CAMPING MOON(キャンピングムーン) X-MINI
出典:楽天
CAMPING MOON(キャンピングムーン)のミニサイズバーベキューコンロX-MINIです。
しっかり頑丈なステンレス製で、使用しない時は小さくたたんでコンパクトになりますが、使用時は部品5つで約30秒で組み立てることができます。
こちらの商品はさらにリニューアルされた高さ調節が可能なモデルで、火加減の調節やコントロールがしやすくなりました。
収納時は約W20×D20×H4cm、組み立て完成時は約W19㎝×W19×H15cm。
重さは約2.2㎏です。
リーズナブルな価格で世界最小とも謳っており、ソロ用の焚火台としても人気があります。
全てのパーツは水洗い可能なので、メンテナンスも楽にできるでしょう。
ソロキャンプにもピッタリなサイズ感ですよね。
CAMPING MOON(キャンピングムーン) X-MINI スペック
詳細
組立時サイズ:約 幅19.5×奥行19.5×高さ15.5+4.0cm
収納時サイズ:約 幅20×奥行20×高さ6cm
重量:約2.2㎏
素材:ステンレス
付属品:収納バッグ
ロゴス(LOGOS) ピラミッド グリル コンパクト
出典:楽天
ロゴス(LOGOS) のピラミッド グリル・コンパクトは持ち運びしやすくなるように総重量約1㎏、サイズは収納時でW24×D18.5×H3.5cm、組み立て時でW19×D19×H15cmとソロキャンプにちょうどいいサイズと重さが魅力的。
なんと組み立ては約10秒で完了するので、準備と撤収も楽にでき、卓上でも使用可能です。
ソロキャンプだけでなく、自宅の庭やベランダでのお手軽バーベキューにも使用できると思います。
収納ケースが付属しているので、収納や持ち運びも簡単。
本体や網は丈夫なステンレスとスチール製です。
ロゴス(LOGOS) ピラミッド グリル コンパクト スペック
詳細
組立時サイズ:約 幅19×奥行19×高さ15cm
収納時サイズ:約 幅24×奥行18.5×高さ3.5cm
重量:約 1kg
素材:ステンレススチール、スチール
付属品:専用ポーチ
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) V型 スマートグリル(ミニ) UG-47
出典:楽天
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) のV型スマートグリル(ミニ)は、ツーリングやソロキャンプにちょうどいい小型サイズで焚き火台としてだけでなく、バーベキューや煮炊きなどにも使用することができます。
重さは約900g、サイズは使用時約W23.5×D18.5×H21cm、専用袋への収納時はW31×D21×厚さ4cmまでフラットに畳んで小さくなります。
焼きができる網とダッチオーブンも使用可能なゴトクを標準装備しているので、使いやすそうです。
本体はステンレス鋼、脚は焼付塗装された鉄製、ロックフレームとゴトクと網はクロムメッキが施された鉄製です。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) V型 スマートグリル(ミニ) UG-47 スペック
詳細
組立時サイズ:約 幅235×奥行185×高さ210mm
収納時サイズ:約 幅310×奥行210×厚さ40mm(バッグ収納時)
重量:約 900g
素材・本体:ステンレス鋼
素材・脚:鉄(焼付塗装)
素材・ロックフレーム/ゴトク/アミ:鉄(クロムめっき)
素材・収納バッグ:ポリエステル
内容:本体×1、ロックフレーム×1、ゴトク×1、アミ×1、収納バッグ×1
まとめ
キャンプの醍醐味である焚き火は、キャンプを行う場所によっては直火での焚き火を禁止していることもあります。
地面を汚さず傷つけず、下に生える芝生や草花を傷つけることもなく焚き火を行えるアイテムが焚き火台です。
金属製で出来ていて、中で火を起こし、網を乗せれば調理も可能。
ゴトクを使用して鍋やケトルなどを載せることもできます。
ソロキャンプで使用する場合はできるだけ荷物を減らすためにも、コンパクトで軽量なものを選ぶと良いと思います。
最近は焚き火台もかなりコンパクトなので、全て畳んでポケットサイズまで小さくすることができたり、多人数向けでもフラットになり軽量なものであればデイパックの中にすべて収まってしまうものもあります。
さらに火力の調整がしやすくて組み立てもしやすく、片づけやすいものがおすすめです。
キャンプの雰囲気を盛り上げる焚き火台には、機能的なだけでなくおしゃれなデザインのものも沢山販売されています。
自分のキャンプスタイルが無骨キャンプだったり、ゆるいソロキャンプだったりと人それぞれですが、軽量でコンパクトであるなら、それに越したことはありません。
スタイルに合った、お気に入りの焚き火台を探してみてください。
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