夜の焚き火って、これぞまさしくキャンプと言った感じがいいですよね。
もう、これがないとなにも始まらない・・・焚き火がないキャンプなんてキャンプじゃないなんて思う人もいるかも知れません。
まばゆい光が煌々と照らされている都会から離れ、月明かりとランタンの光だけの静かな夜に、パチパチと優しい音を立ててゆらゆらと燃える炎が彩りを加えます。
その揺らぎは人が本来持っているリズム(鼓動や呼吸など)に近いので、人は炎を見ると落ち着くのだという説もあるそうです。
焚き火の炎の音は、水のせせらぎや波の音、そよ風に吹かれる木立や小鳥のさえずりと同じように、リラックスできる癒しの音源として動画サイトでも人気を集めています。
もちろん、キャンプでのリアルな焚き火はさらに格別。
そんな時に使う焚き火台には、是非こだわっていただきたいものです。
人気の焚き火台の中には、ソロでも使えるコンパクトなものや初心者でも扱いやすいシンプルスタイルのもの、玄人受けするカッコいいものまで様々な物があります。
SNSで写真映えしちゃうようなおしゃれなものも、最近では増えてきてたくさんの種類が販売されています。
焚き火用のアイテム、焚き火から地面を守るシートや後始末に使えるアイテムなどの便利な関連商品も登場し、たくさんのキャンパーがルールと安全を守って楽しい焚き火ライフを送っています。
しかし、人気の焚き火台や関連アイテムって、やっぱり他の人と被ってしまうんですよね。
「便利でおしゃれなんだから、別にかぶってもいいじゃん?!」という意見にも納得できるのですが、個人的にはできれば人と違って個性的のものがいい。
周囲の人と被らず、それでいておしゃれでカッコいいキャンプギアが欲しいな・・・なんて、僕以外でも考えている人は多いはず。
そこで今回紹介するのは、おしゃれで個性的な焚き火台の「焚き火台-yama-」。
焚き火台-yama-は、焚き火への愛が深くこだわりが強いキャンパーさんに是非おすすめしたいと思う、そんな焚き火台なんです。
クラウドファンディングMakuakeで、プロジェクト公開中の焚き火台-yama-の魅力を紹介したいと思います。
目次
焚き火台-yama-の魅力
生みの親「CANAMONYA」とは?
まずは、この商品の写真を見てください。
何気に焚き火台に山って、かなり斬新なデザインだと思いませんか?
こんな斬新で美しい焚き火台を生み出したのって、一体どんなところなの?って気になりませんか?
そこで、プロジェクトメンバーや成り立ち等を、少しだけ紹介させてください。
このデザインプロジェクトは、埼玉県で精密板金と製缶板金加工業を営んで創業33年となる株式会社エイユー工業が企画・製造・販売を行っています。
発起人は2代目社長。社内外から様々な仲間を集め「金属×デザインで、ワクワクするものづくり」をテーマに「CANAMONYA」を立ち上げました。
今回紹介する「焚き火台-yama-」は、その第1弾プロジェクト。
「もっと気軽に簡単に、エモくチルできる(リラックスしている状態、まったり、のんびり、癒しなどという意味)焚き火台が欲しい」という、2代目社長の思いを受けて誕生したようです。
2代目社長の思いを聞くと、なんだかはじめの印象と少し変わってきませんか?
焚火台-yama-とは
キャンプの焚き火台って、カッコいいデザインのものが増えましたよね。
メーカーやガレージブランド、またはMakuake等のクラウドファンディングでも、様々なデザインの物が登場しています。
それらのどの焚き火台を選んでも同じ、なんて事はもちろんありません。
燃えやすさだったり、持ち運びやすさ、軽さや丈夫さ、汎用性もそうですよね。そしてデザイン性も全く違います。
たくさんの「気になるポイント」をチェックして、お気に入りの焚き火台を手に入れたいと思うのは当然のこと。
そして、焚き火ほど心を揺さぶるイベントは中々ないので、デザイン性にもこだわりを持つと、よりエモい焚き火が楽しめるはず!
また、テントやタープと同様に、キャンプサイトでも目立つ主役級のアイコン的な存在なので、かっこいい焚き火台はキャンプサイトの良し悪しを決めるものになります。
さらには閉塞感があった新型コロナの自粛中は、キャンプに行く機会が減ったという人もいるのではないでしょうか?
お庭で楽しむおうちキャンプなんてものも流行しましたが、定番のバーベキューや軒先で七輪は楽しんだけど、焚き火はできなくて物足りなかったなんて感じた人もいると思います。
もちろんべランダでキャンプっぽいことをしたとしても、焚き火はできません。
ちょっとしたバーベキューは楽しめても、焚き火は楽しむことができなかった・・・だからこそキャンプで焚き火をもっと楽しみたいとモヤモヤが溜まっているでしょう。
キャンプで楽しむ焚き火には、エモいだけではなく、このようなスペシャルな「非日常感」を楽しむといった側面もあるんだと思います。
そんな中で誕生した「焚火台-yama-」は、デザインが秀逸の焚き火台なのでエモいこと間違いなし。
2代目社長の「もっと気軽に簡単に、エモくチルできる焚き火台が欲しい」という言葉その通りに、「焚火台-yama-」は炎の揺らぎを眺め、大切な人と火を囲んで過ごすひとときをより快適に、そしてより素敵なものへ演出するためのマストアイテムとして開発されているんです。
また、そういった演出面だけでなく、玄人向けのキャンプギアとしても優秀。
高い火力と地面を熱から守る頑丈さや汎用性、そして他と被らないオリジナリティ等、その全てを「焚火台-yama-」は兼ね備えているんです。
焚火台-yama-のスペック
焚火台-yama-で使用されている素材は、鉄とSPHC。
SPHCとは、高温で圧延した鋼板のことで、サビの進行を抑える酸化皮膜を持つものです。
確かに焚き火台がサビだらけになってしまうのはちょっと残念なので、進行を抑えてくれる素材って良さそうですよね。
焚き火台のサイズ的には、直径約38.5×高さ約15cm、100mmのねじ脚を取り付けた後の高さは約25cm。
厚さは2.3mm、五徳の厚さは4.5mmとなっています。
とはいえ、1つ1つ埼玉県の工場で手作りしている製品なので多少の個体差があるようです。
購入時には100mmのM6ボルト(半ねじ)が付属していて、このネジを使うことで本体の高さを60mm、45mm、ネジ無しで調整できます。
このM6ボルトは、無くしたり壊してしまってもホームセンターで購入も可能なので安心ですよね。
ネジで高さの調整ができれば、芝や林間サイト、地面への悪影響が考えられる場所や、直火禁止のキャンプサイトでも使うことができます。
でも、焚き火用のシートもなるべく併用した方が良いと思います。
- サイズ:直径 約38.5cm × 高さ 約15cm (本体)
- 100mmのねじ脚を取り付けた後の高さ約25cm
- 素材:鉄 / SPHC( 厚さ:2.3mm(焚火台)4.5mm(五徳))
焚火台-yama-の特徴
大きな鉄板からファイバーレーザーにより切断面を焦げつかせず、美しい鉄の色を保ったまま作られた山脈のシルエット。
これが「焚火台-yama-」の最大の特徴だと思います。
そして、テンパカラーを取り入れてそれを生かしたデザインになっているんです。
その現象を試作や焚き火のテスト中に気づき、それを青い架空の山脈と焚き火の炎の赤を太陽に見たてて、何度も何度も線を描き直しこだわってデザインされたそうなんです。
そして出来上がった山脈が描かれた一枚の鉄板を、1つ1つ職人の手によって手作業で曲げ、さらに溶接されて焚き火台-yama-は作られています。
この不規則な山のデザインは、均等に曲げて美しく仕上げるために職人の高い技術が必要なようです。
断面も美しく仕上がるよう手作業で磨きバリ取りを行いますが、どうしても残ってしまうバリもあるそうなので、ちょっと注意も必要になりそうです。
さらにこれは敢えてなんですが、溶接の跡は残しているんです。
見た目にこだわるあまり溶接跡まで研磨してしまうと、今度は溶接部分の強度が落ちてしまうそうなんです。
使用しているうちに割れ目ができてしまうなんてことにも繋がってしまうので、溶接跡はとても重要なもの。
これによって、できるだけ長く使えるようになるので、あえて残したという心配りがなんだか嬉しいですよね。
さらにさらに、今回のプロジェクトにはオリジナルの五徳がセットになっているんです。
その名も「五徳 -sanhenge-」。
組み合わせ次第で、3つの形状に変身するオリジナル五徳なんです。
調理器具に合わせてその形状は自由自在。
鍋やケトルにはX型、薪を円錐状にくべたり、縁に小さなケトルを乗せたいときには四角型がおすすめ。
メガネのような変わった形状の時は隙間を利用して串を焼く。
4.5mmの厚めの鉄板を採用しているので、大きな鍋やダッチオーブンのような少々重い調理器具も使えちゃうそうです。
隙間から薪も入れやすいのは、かなり嬉しいポイントでもありますよね。
焚火台-yama-はどんな人におすすめ?
焚き火台として求められるポイントに、頑丈さや火力と保ちつつ地面を守るスペック、他のキャンパーとはかぶりにくいオリジナリティ溢れるデザイン、そしてキャンプギアとして求められる汎用性がありますよね。
その全てを「焚火台-yama-」は、兼ね備えているんです。
オシャレなキャンプに憧れる人、キャンプをはじめたてのビギナー層、キャンプ慣れしてより個性的なキャンプギアをお求めのベテランキャンパーさん等など・・・様々な人におすすめできる逸品です。
とはいえ、初めての焚き火台にも、2台目以降の焚き火台としてもばっちりではないでしょうか。
この素敵でおしゃれなデザインなら、キャンプ好きの大切なあの人へ、プレゼントしても喜ばれそうですよね!
ソロやデュオの少人数からファミリー、グループキャンプまで、幅広く使うことができます。
焚火台-yama-の注意点
焚火台-yama-に採用されている素材に鉄があります。
鉄はいつか必ず錆びてしまうもの・・・ですよね。
今回のプロジェクトでは、このいつか錆びて劣化してしまう鉄をあえて採用したとのこと。
最近はこの「劣化」を防ぐため、錆防止のメッキ加工がされているものが多いのですが、「焚火台-yama-」にはそれらがありません。
それは何故か?・・・答えは「錆をアジととらえてほしいから」ということのようです。
綺麗な鉄色は、使い込んでいくうちに重たく深い「アジ」のある色に変化していきます。
焼いた食材の脂のしみや朝露に濡れてできた錆。その1つ1つがキャンプの思い出。
焚火台-yama-と過ごしたその時間が経年劣化の味として、焚火台-yama-にも積み重なっていくんです。
この「アジ」は使い方や過ごした時間などにより、1人1人違ったものが出来上がります。
時と友に変化していく自分だけの「焚火台-yama-」って、想像するとなんだか素敵ですよね。
安くて使い捨てしてしまうような焚き火台と、焚火台-yama-はそもそもの使い方が違うんです。
しかしそうは言っても、正しいアフターケアを行わなければどんどん劣化してしまうので、メンテナンスはこまめに行いましょう。
公式の方でも、大切に使ったあなただけの「焚火台-yama-」を修理してくれると記載されています。
熟練の職人が1つ1つ手作業で行うので、修理費用と時間はかかってしまいます。
でも、このアフターサービスがあるということが分かっただけでも安心です。
写真をみての負担額の見積もりも行ってもらえるとのことなので、もしもの時に備えて覚えておきましょう!
まとめ
都会の喧騒から離れて、大自然に囲まれながら静かに過ごすキャンプ。
その中でも、火を囲んでのんびりと過ごす焚き火こそ、非日常の象徴ですよね。
火の揺らぎや音は人の鼓動や呼吸のリズムとマッチして、眺めているだけで気分を「チル」させてくれます。
今回紹介した「焚火台-yama-」は、精密板金と製缶板金加工業の創業33年となる株式会社エイユー工業という会社の2代目社長の熱い思いにより誕生した、めちゃくちゃエモくて絵になるデザイン性の高い焚き火台です。
熱が加わり青く変化する鉄に架空の山のシルエットを切り出し、焚き火台の内側で燃える炎を太陽の光に見立てて、どこか懐かしい風景を描き出しています。
あえて劣化する鉄を素材として採用したのも、変化していく鉄という素材を味として楽しんでもらいたいから。
焚き火の楽しさやキャンプの楽しさ、物を使っていくうちに変化していく経年劣化の味まで楽しむことができるのが、焚火台-yama-の最大の特徴と言っても過言では無いと思います。
こんなこだわりの焚き火台は現在、makuakeにて応援購入することができます。
今ならmakuake割や早割、発売記念割といった割引サービスも活用できるので、気になる人はお早めにチェックしてみてください。
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