直火の焚き火が禁止されているキャンプ場が増えている中、今や焚き火台は必須のキャンプギアの1つになっています。
キャンプを始めようと考えた時に、テントと共に焚き火台をどうしようか考えるハズです。
キャンプブームに乗って、焚き火台の種類は様々で、大手メーカーから販売されている定番の焚き火台、新興メーカーやガレージブランドの焚き火台、クラウドファンディングで注目を集めた焚き火台、さらには有名YouTuberが使っていた焚き火台と、まさに戦国時代のように色々と混在しています。
ファミリーキャンプに便利だったり、ソロキャンプに持ち運びが楽そうだったりと、種類と共にその用途も細分化されています。
そこでAmazonで何か良い焚き火台がないかと探してみると、値段もお手頃でファミリーキャンプでもソロキャンプでも使えそうなメッシュの焚き火台がいくつか出てきます。
メーカーは違うのですが、同じようなメッシュの焚き火台は、見た目からして軽量で使いやすそう。
そこで今回は、メッシュの焚き火台を使ってみて分かったメリットとデメリットをレビューしたいと思います。
目次
メッシュの焚き火台をレビュー!
Amazonで販売されているメッシュの焚き火台
メッシュの焚き火台を見つけたのは、Amazonで安い焚き火台を探した時です。
現在使っているユニフレームのファイアグリルをバーベキューに使っている時にもう1台焚き火台が欲しかった事があり、なるべく安い焚き火台を手に入れたいと思いました。
そこで見つけたメッシュの焚き火台は、値段が1,900円ぐらいとめちゃくちゃ低価格。しかも交換用のメッシュシートが1枚付いた値段なんです。
しかし他のブランドにも全く同じようなデザインのメッシュの焚き火台が販売されています。
どうやらどれも中国のメーカーらしく、全く同じとは言い切れませんが、見た目と使い心地はあまり変わらなそうなんです。
でも値段は1900円と安いものから4000円近くするものまで色々とあるんです。
日本のメーカーやブランドの焚き火台と比較すれば、メッシュの焚き火台は全体的に低価格です。
中でも千円台の物なら、もしも失敗してしまってもダメージは小さいと思います。
色々なブランドのメッシュの焚き火台のレビューを見ましたが、一長一短といった感じ。
なのでその時に在庫があったSmiley Smile(スマイリースマイル)というブランドのメッシュ焚き火台を購入しました。
サイズは約400×400×320(h)cm。定番の焚き火台として人気の高いユニフレームのファイヤグリルが430×430×330(h)cmなので、それより僅かに小さいのですが、多分使った時には同じようなサイズ感だと思います。
このぐらいの大きさがあれば、ファミリーキャンプでも問題なく使えるし、ソロキャンプでも使えます。
ソロキャンプのキャンプスタイルで、キャンプギアはコンパクトに、ミニマムな装備でキャンプをしたいというキャンパーさんもいます。
そのようなキャンプスタイルでは、一辺が43cmある焚き火台では大きく感じてしまうかも知れません。
しかしキャンプ場で薪を購入すると大体が約40cmぐらいの長さ、短くても36cmぐらいはあると思います。
そうなると、あまり小さ過ぎる焚き火台では、購入した薪がそのままだと収まりきりません。斧やナタ、またはノコギリで短くする必要も出てくるかも知れないです。
そう考えると、ソロキャンプでも薪がそのままのサイズで乗る40×40cmぐらいがちょうど良いのかなと思います。
今回購入したメッシュの焚き火台の重量は約900g。ユニフレームのファイヤグリルの重量が2.7kgなので、かなり軽量なのが分かります。
薪を置く場所がメッシュシートなので、重量のほとんどはフレームになると思います。
こんなに軽量なら、やっぱりソロキャンプで活躍しそうですよね。
メッシュの焚き火台ファイヤスタンドをレビュー
メッシュ焚き火台ファイアスタンドをチェック
Amazonで在庫のあったSmiley Smile(スマイリースマイル)というブランドのメッシュ焚き火台ファイヤースタンドを購入しました。
しかし、届いた焚き火台は、外箱がすでに壊れかけていたり、糊が剥がれて半壊状態。
とは言ったものの、このような事があると、中国製だからと言いたくなってしまいますよね。
中国でもしっかりと商品管理されている会社もあるし、今回がたまたまだったかも知れません。
商品には影響はないと思うので、取りあえず気にしないことにしました。
僕が購入したのはSmiley Smile(スマイリースマイル)というブランドのメッシュの焚き火台・・・だったはず。
しかし外箱には「CAR BABY CAMPFIRE」と違うブランド名が記載されていました。
でも、中の焚き火台はメッシュだし、ブランドによる違いも不明です。
今回は、またもや気にしない事にしました。
気を取り直して、半壊状態の外箱から中身を取り出してみると、焚き火台が入っている収納ケースが出てきます。
ケースには『Smiley Smile』の文字が印刷されています。外箱の記載が違ったのは何故なのかは分かりませんが、中身が注文通りのSmiley Smile(スマイリースマイル)だったので、ひとまず安心です。
収納ケースは、思った以上にしっかりとした作りです。
ケースの周りを縛ってある紐をほどきフタを開けて、中身を取り出してみます。
中には2枚のメッシュシートと、そのメッシュシートで包まれたスタンドの部分がありました。
特に収納は工夫されているようすはなく、ただ丸めているといった感じでした。
今回購入したSmiley Smile(スマイリースマイル)のメッシュ焚き火台は、交換用のメッシュシートが1毎付属しています。
中身にはメッシュシート2枚ありましたが、どちらが交換用とは決まってはいないようです。
中国製という先入観があるためかちょっと不安もありましたが、ここまででは特に初期不良があったりだとか、ネジが無いとかメッシュが破れているなどといった不具合はありませんでした。
思いの外しっかりした作りでした。
メッシュの焚き火台の組み立て
次に、焚き火台を組み立ててみたいと思います。
とは言ってみたものの、組み立てはスタンドを広げてメッシュシートを取り付けるだけ。
スタンド部分は、4本が収束するように収納されていて、使う時にはこの4本の脚を広げます。
ユニフレームのファイヤグリルを使っている人は分かると思いますが、中央部分を軸にそれぞれ同じ方向にフレームを倒すとスタンドが広がります。
地面側はスタンドになり、上側は薪を置くメッシュを取り付けるスタンドになるんです。
上にある写真のようにスタンドを広げてみると、意外に大きく感じます。ユニフレームのファイヤグリルでは上側はほぼ垂直に立ち上がるので、その部分には違いがあるようです。
メッシュシートをスタンドの先端に取り付けるには、メッシュシートの四隅に付いているピンをスタンドの先端に差し込んでいきます。
スタンドの先端は空洞になっていて、そこにピンをハメていく感じです。コールマンのタフワイドドームやツールームテントのフレームの組立に同じようにピンを差し込むのがあると思います。
しかし、こちらは力は必要なく、簡単に差し込むことができます。
4隅のピンを全てスタンドに差し込んだら、もうメッシュ焚き火台は組み立てが完成します。
組み立てはユニフレームのファイヤグリルと同じように簡単で早くできちゃいます。もしかしたらこっちのメッシュ焚き火台の方が早く組みてる事ができるのかも知れません。
完成したメッシュの焚き火台を見てみると、メッシュシートが膨らんでいるのがわかります。
これは、収納ケースに丸めて入れてあったので、このようになってしまっているのだと思います。
もちろんメッシュなので、上に薪を置けば下側にたるむようになります。
薪を置くことで、問題なく焚き火台として使える姿になったのではないでしょうか。
実際に薪を載せてみると、思っていた以上に様になっていてカッコいい!
それでは、あとは日が暮れるのを待って、焚き火をしたいと思います。
メッシュの焚き火台で焚き火をしてみた
日が暮れ辺りが暗くなってから、メッシュの焚き火台を使って焚き火をしてみました。
メッシュなので空気の通りがいいせいか、着火も素早くできたような気がします。
下から覗いてみましたが、網の間から火が落ちるような事はなさそうです。
今回の商品のメッシュシートはかなり細かく、しっかりしている上に空気も通るので、燃焼効率も良さそうです。
薪は勢いよく燃えていて、逆に薪の減りが早く感じました。
メッシュの為、下からも空気が供給されるので、燃焼効率はかなりよくどんどん燃えていくようです。
ちゃんとした焚き火台では、薪の下にロストルがあって空気の流れが確保されていますが、それでも本体がそれを覆っているので、メッシュの焚き火台ほど効率よく燃えないと思います。
多分、燃焼効率はメッシュの焚き火台の方があると思います。
メッシュの焚き火台の燃焼風景
特に代わり映えありませんが 焚き火の様子です。
焚き火をし終わった後のメッシュ焚き火台
焚き火はそのまま火が消えるまで放置し、翌朝にどうなっているかチェックしました。
薪はメッシュの通気性が良いためか、ほとんど形が残らず灰になっていました。
メッシュシートは変色が認められるものの、特に傷んだ様子はありませんでした。
これならまた次回も使えると思います。
灰を捨てに行く時は、4隅のピンを抜いて真ん中で折るようにして持って行くと便利です。
灰を捨てたら、軽く叩いて残った灰カスを落とし、折りたたんだスタンドの上から、クルクルって巻いてケースに収納します。
収納も簡単でした。
ただちょっと灰で汚れてしまいました。
後日2回目の焚き火をしたら、メッシュシートに1cm程度の穴が空いていました。
何かを引っ掛けてそのダメージで穴が空いたのではなく、多分熱が過剰にかかってしまったのが原因だと思います。
ただそれについては対処方法はないと思うので、仕方がないことだと思います。
穴が空いてしまいましたが、難燃シートを焚き火台の下に敷けば穴から溢れ落ちた灰を受けてくれるので、そのまま使えると思います。
メッシュの焚き火台のメリット・デメリット
メリット
- 設置が簡単で早くできる
- 軽量なので持ち運びが便利
- 燃焼効率がよく薪がよく燃える
- 値段が安いメッシュの焚き火台がある
- キャンプ場で販売されている薪がそのまま使える
- 灰を捨てるのはメッシュシートで包んで運ぶだけなので楽
デメリット
- 商品管理が雑で外装にダメージがある場合もある
- 燃焼効率が良すぎて薪の消費が早いかも
- 風がある日はもろに影響を受けて灰が飛んでしまう
- メッシュシートが熱でダメージを受けるため寿命がある
- どのメーカーが優れているのか分からない
- 販売メーカーから在庫がなくなったりそもそもメーカー自体がAmazonで見つからなくなることも
まとめ
メッシュ素材の焚き火台は、Amazonで検索すると比較的安価で販売されています。
その為、安く焚き火台を手に入れたい時には、検討される焚き火台の1つだと思います。
今回購入とレビューをした焚き火台も安く購入できたので、とても満足しています。
使ってみて思ったのが、この商品に関しては決して有名ブランドの物だから良いというのではないなという事。
作りもほぼ同じ、耐久性は不明ですがレビューを見ても、あまり悪いものはありません。
有名ブランドの焚き火台の半額以下の値段で購入できるのは、それ自体がメリットだと思います。
しかも、しっかりと焚き火台としての役割を果たしてくれるし、メリットも沢山ありました。
もちろんデメリットもありましたが、安く購入できるメッシュの焚き火台はかなりお買い得だと思います。
見た目もカッコいいので、ソロキャンプなどに取り入れてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、僕が購入したSmiley Smile(スマイリースマイル)というブランドのメッシュの焚き火台は、Amazonで見つけることができなくなっています。
それでも他のブランドで販売されているのも、大きく違いはないと思います。
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