キャンプギアって、そのひ1つ1つが安全性や素材や作りの耐久性、デザインなどにもこだわり抜いて作られたものですよね。
だからこそ値段が高めに・・・。
そしてその頑丈さ故に、組み立て方法が複雑になっていることもあります。
しかしキャンプに行った時って、その時に必要になるキャンプギアは1つや2つではなく、複数個です。
ギアの組み立が複雑で、1つ組み立てるのに時間がかかってしまうようなアイテムばかりでは、いくらキャンプが手間を楽しむものだとしても、地味でつまらないと感じてしまう人もいるかもしれません。
それぞれのギアの準備や組み立てがさっと終われば後片付けも楽ちん!
しかもコンパクトで収納しやすく、さらにおしゃれで持ち運びしやすければ、キャンプギアとして100点満点。
今回紹介するのは、まさにそんなイメージのもの。
Makuakeでプロジェクト公開中の、すごく便利でシンプル構造が自慢のおしゃれな焚き火台PLAY METAL FIRE PLACEの魅力を紹介します。
キャンプでの焚き火デビューを考えていたり、ちょっとおしゃれな焚き火台が欲しかったり、または今使っている焚き火台がとにかく使いにくくて2台目の焚き火台が欲しいという方に、ぜひこの記事を読んでもらいたいです。
目次
Play Metal Productとは
今回紹介する焚き火台は、Makuakeでプロジェクト公開中の「Play Metal Product」の焚き火台。
でも、そもそもPlay Metal Productって何なのでしょうか?
製品についてより深く知るために、私たちはまずPlay Metal Productについて知る必要があります。
Play Metal Productとは、ものづくりのまち、北九州にて始まりました。
北九州の八幡という地域は昔から鉄鋼業が盛んで、日本最大規模の官営製鉄所の建設地として選ばれたことでも有名です。
かつて明治時代に鉄道が急速に普及したこと、そして日本国内の工業の発展も重なったことで、鉄鋼の需要が急増。
当時の日本は鉄鋼の大部分を輸入に頼っていたこともあり、国内での大規模な製鉄所を建設することを計画したんです。
その時の地元関係者の熱心な誘致活動の甲斐もあり、絞り込まれた候補に挙げられ、最終的に国家規模で計画・建設されたのが「官営八幡製鉄所」です。
八幡が選ばれたのは、製鉄に必要不可欠な石炭が採れる筑豊の炭鉱から近いことや、石灰石や大量の水も確保しやすいことも有利に働いたと言われています。
そうして「官営八幡製鉄所」は、国内で生産される鋼材の90パーセント以上を担う製鉄所にまで成長したのです。
そう、八幡はまさに製鉄で日本のものづくりの礎を築いた土地。
そんな製鉄と歩んだ鉄のまちで1949年産声を上げたのが、今回の「Play Metal Product」を開始した「株式会社 樫本商店」です。
樫本商店はスクラップの取り扱いに始まり、今は工業・産業分野向けの鉄板の加工や販売、新商品の企画や設計を手がけています。
機械のパーツ、階段のステップや補強などの建材・・・その他さまざまな形のものを、1枚の鉄板から切る、曲げる、くっつけるといった加工技術を生かして作り上げる。
老舗の「鉄板屋」樫本商店の「Play Metal Product」は優れた技術力により始まったプロダクトブランドです。
今回は焚き火台「PLAY METAL FIRE PLACE」を紹介しますが、今後の「Play Metal Product」もまたカットや曲げ、溶接といったシンプルな加工だけで構成し、大人も子どもも簡単に取り扱うことができ、手に取る人により様々な使い方ができる「余白のあるプロダクト」を生み出したいとのことなので、今後も注目していきたいですよね。
PLAY METAL FIRE PLACEとは?
今回のプロジェクトにて発表された「PLAY METAL FIRE PLACE」という焚き火台は”事業後継者であるアトツギ”を対象に、福岡から世界で勝てるホンモノの商品を輩出することが目的である「ISSIN」というプロジェクトで誕生した商品です。
空に向かって咲くお花のようなフォルムのシンプルな構造でさっと簡単に設置でき、片付けは重ねるだけ。
持ち運びも超楽ちんかつコンパクト。
いつでもどこでも、冬のキャンプが終わっても・・・いやキャンプじゃなくてもついつい河原などに持ち込んで焚き火をしたくなってしまいますよね。
シンプルな作りの鉄製だからこそタフに扱えるこの焚き火台は、長きに渡りあなたのキャンプの相棒になってくれるはずです。
PLAY METAL FIRE PLACE 5つのおすすめポイント
①シンプルかつタフ
PLAY METAL FIRE PLACEの構造は、実はとってもシンプル。
切り抜かれた鉄の板を組み合わせるだけ、なんとその設置時間はわずか10秒。
とっても簡単なので、器用も不器用も関係なく人を選ばず使いこなすことができます。
さらに子供と一緒に組み立てるのも楽しそうですよね。
そしてこのシンプルな構造だからこそ、壊れにくいのです。
持ち運び中や使用中、キャンプ中のタフな使用にも耐えることができるこのPLAY METAL FIRE PLACEは、大事に扱えば扱うほど長く使用し続けることができるでしょう。
②こだわり抜いた設計
PLAY METAL FIRE PLACEは頑丈な鉄製。
それなのに、鉄製ギアにありがちなゴツゴツとした印象は少なく、むしろ機能性重視の曲線を用いた優しいフォルムなところも特徴的です。
鉄という無骨な素材を使いながらも威圧感のない美しいデザインは、どんなキャンプスタイルにもよく馴染み、使いやすく気軽に取り入れやすいのではないでしょうか。
また、長年鉄板を扱ってきた老舗ならではのこだわりも、PLAY METAL FIRE PLACEのデザインには隠されています。
薪の受け皿となる水平面には1本のスリットがあるのですが、これは使用中空気の通り道となるんです。
焚き火がうまく燃焼するのに必要なのは、燃料となる可燃物である薪、熱、そして十分な酸素。
この空気の通り道があるおかげで、PLAY METAL FIRE PLACEでは安定して火起こしができる設計になっているということ。
組み立て時だけでなく撤収もとても簡単で、使用しない時は重ねてひとまとめにして収納しておけるところも大きなポイント。
その厚み、なんとおよそ1.5cm!
まとめた後は脚の部分を持ち手にして一纏めにして持ち運べます。
そもそもこのPLAY METAL FIRE PLACEには、細かなパーツや余分な部品がないというところもポイントの1つ。
持ち運びやすさや、使うまでの心理的な敷居の低さにつながる大きなメリットといえるでしょう。
鉄板だから重たいと思っている方もいるでしょう。
しかし、重さはわずか2kg。
軽くて薄いので、アウトドアボックスやバックパック、車の荷台の隙間にスッと滑り込ませておけるところも便利なんです。
③無駄のない『余白』を活用したものづくり
突然ですが、もし可能な方はイメージしてみてください。
例えば昔のお祭りの夜店で見かけた「型抜き」。
あるいは子どもが遊ぶ「型はめパズル」。
大きな生地から型を使って抜き出す「型抜きクッキー」なんかもイメージしやすいかもしれません。
あなたが抜いたその形の後に残される土台って、結構余白があると思いませんか?
クッキーなら残った生地を丸めて伸ばしてまた型抜きしたり、なんなら丸めてのばして焼いてしまえばいいのですが、例えば1枚の鉄板から製品の元となる「形」を切り出した時はそうはいきません。
いいえ、安心してください。
使われない「余白」は一般的にスクラップとして回収されてリサイクルされるのですが、再び鉄として扱うためにはいくつもの工程を経て生まれ変わる必要があります。
それならこの余白、鉄板の段階で実用品として職人の手で生まれ変わらせることでギリギリ限界まで使い、そもそもリサイクルに回す分を減らした方が環境に良いのではないでしょうか?
PLAY METAL FIRE PLACEは、この鉄製品製作中鉄板にどうしても発生する「余白」を積極的に利用したプロダクトを作ることで、無駄を省き新しいものを作り出すことに成功しているんです。
PLAY METAL FIRE PLACEの三角形に近い独特の形状は、鉄板の余白部分から取りやすい形でもあります。
④「黒染め」で丈夫な鉄にさらなるバフを
写真で見るPLAY METAL FIRE PLACEの表面のカラーは、深みのある美しい「黒」。
この黒は、鉄の「黒染め」と呼ばれる金属の表面加工処理の技術により生み出されています。
液体に浸し、鉄の表面に染み込むように鉄を染め上げて作られているので、塗装のように使用中に剥がれ落ちる心配はありません。
なのでPLAY METAL FIRE PLACEの光沢ある美しい黒は、その美しさを保ったまま長く使い続けることができます。
しかもこの黒染め加工にはサビの発生や、焚き火でどうしても発生してしまう煤などの汚れを目立たなくさせる表面保護の役割もあるので、見栄えを良くするためだけに行われている加工ではないんです。
⑤鉄を育てる楽しみ
古くから私たちの暮らしを支えてきた鉄という素材・・・「鉄器」が、日本列島によく現れるようになったのは弥生時代になってから。
今も人と歩み続けている「鉄」は、無骨だけどどこか温かみのある存在ですよね。
しかも鉄の道具というものは、使い続けることでその道具それぞれがその使い手や使い方に合わせて表情を変えます。
この1つ1つが持つ違う表情の変化を楽しんでいくのも、鉄の道具を使う醍醐味ですよね。
PLAY METAL FIRE PLACEは、薄型といえども適度な厚みもある丈夫な鉄板製。
それを組み合わせるだけのシンプルな構造を取り入れているので、焚き火の炎にさらされても曲がることなく長く使い続けることができるでしょう。
それどころか使い方や頻度によって、ただの黒も自分だけの「オリジナルの黒」へどんどん変化していきます。
PLAY METAL FIRE PLACEのスペック
総重量は2kg。
材質は板厚1.6mmの鉄(SPCC)です。
角が丸みを帯びた三角形のパーツが1枚。
この寸法は241.1×273.1mmです。
花びらのような形のパーツを3枚と一緒に組み立てて使用します。
このパーツの寸法は304.5×299.3mmです。
取扱上の注意
PLAY METAL FIRE PLACEは黒染めという腐食しにくくなり、錆が目立たない加工を施してありますが、全く腐食しないわけではありません。
長く使い続けるためには傷や経年劣化の錆が発生しにくくなるように、水気はすぐに拭き取って乾かす必要があります。
水で洗うことはできますが、洗った時はすぐに水分を拭き取って乾かして保管してください。
黒染めは塗装ではありません。
しかし、尖ったり硬いもので擦ると表面の黒染めが薄くなってしまうことがあるので注意しましょう。
皮脂などの影響で、使用していくうちにシミのような模様が発生してしまう場合があります。
気になる人は、素手でベタベタ触るのは避けたほうがよさそうです。
まとめ
黒染め加工で美しい漆黒に染め上げたPLAY METAL FIRE PLACEは、ごくごくシンプルな構造でできた薄型の鉄板を組み合わせた焚き火台です。
薄型とはいえ適度な厚みのある4枚の鉄板をパズルのように組み合わせて作る、まるで花のような、冠のような形の小型の焚き火台。
シンプルな構造なので使いやすてタフ。それだけではなく、持ち運びにも収納にもとっても便利。
しかも鉄板加工の最中に、型を抜いた後余ってしまった鉄板の余白をうまく利用して作られているため、環境にも優しいところもポイントが高いです。
こちらのPLAY METAL FIRE PLACE、現在Makuakeにて応援購入が可能です。
終了まで1ヶ月以上を残してプロジェクトは達成済み。
すでに終了してしまった割引商品もありますが、まだまだお得に購入できるチャンスは残されています。
気になる人は急いでチェックしてみてくださいね。
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