キャンプで使う食器や調理器具って、初めは見た目とかで選んでしまいまいがちですが、しばらく時間が経つと良い悪いがなんとなく分かってくると思います。
例えば、便利そうだと買ってみたはいいものの実は使い勝手が悪かったり・・・。
そんな中、シェラカップは色々な場面で使うことができて、とても便利なんです。
キャンプといえばシェラカップとイメージするように、キャンプでは結構重要な存在です。
何にでもと言っちゃうと、ちょっとオーバーな気もしますが、その形状から想像できるような使い方ならある程度目的を果たしてくれるんです。
しかし、キャンプ初心者の方だったり、そもそもあまりキャンプに詳しくない方にとっては未知なアイテム。
キャンプっぽい感じはするけど、本当に必要なの?ってお考えの方もいると思います。
そこで今回は、キャンプで使うシェラカップとはそもそも何なのかと説明と、またその使い方を紹介します。
さらに、キャンプで必要なのかとの疑問に個人的な見解で回答したいと思います。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2022.7.26に公開した記事を引っ越ししてきて一部修正したものです。
目次
シェラカップとは何?キャンプでの使い方はこれ!
シェラカップって何?
出典:楽天
キャンプで使うものと言ったら、シェラカップ。特にソロキャンプでは、その必要性が叫ばれますよね。
しかし、そもそもシェラカップってなんなんだろうって、疑問に思ったことや考えたことってありませんか?
キャンパー同士での話の中では当たり前のようにシェラカップと言えば通じるものなんですが、キャンプに興味がない人に言っても通じなかったりします。
でも、昨今のキャンプ人気に伴い、テレビ番組でもキャンプの特集が放送され、その中でシェラカップという言葉も頻繁に使われるようになってきました。
言い慣れなかったり聞き慣れていない人は、シェラのかシュラなのか分からなかったり、言い間違いもあるかもしれません。
正しくは、シェラカップ。修羅(シュラ)ではありません。
シェラカップとは何かとちょっと調べてみると、シェラカップ(Sierra cup)とは、金属でできたカップのことを言うと記載されていました。
元は、自然保護団体シエラクラブというアメリカに本部を置く団体にによって制作された「シエラクラブカップ」のことを言っていたんです。
そのシエラクラブカップが人気がでて、公式カップにとどまらず様々なメーカーが製造するようになったと言われています。
正式名称はシエラカップのようですが、メーカーによりシェラカップなどとも呼ばれていて、現在ではシェラカップと呼ぶ方が多いような気がします。
今回の僕のブログでも“シェラカップ”で統一して、記載していきます。
出典:楽天
シェラカップは、基本的には金属製のカップに取手が付いている形状をしています。
普段使うマグカップに比べて底が浅いのが特徴で、200ml〜300mlが標準サイズです。
中には600ml以上と小鍋や小さめのフライパンくらいのサイズもあったり、100mlと小振りなものもあります。
素材は金属で、多くのものがアルミやチタンやステンレスなどで作られていて、直火にかけて調理も対応できます。
軽くて耐久性があり、しかも丈夫でスタッキングして収納もしやすいので、登山やキャンプなどのアウトドア用として長く愛用されている定番のアイテムです。
しかし、各メーカーでオリジナリティーを出しているのか形状が微妙に違っていて、他社製品とはスタッキングし難くなています。
キャンプでのシェラカップの使い方
①コップやマグカップとして
シェラカップは200ml〜300mlが標準サイズで、ちょうどコップぐらいの容量です。
その為、飲料水やドリンクを注いで、コップとして使うことができます。
キャンプでは、淹れたてのコーヒーを注いだり、シェラカップの上にドリッパーを置いて直接コーヒーを抽出することもできます。
個人的には、やっぱりコップとしての役割が多いかなと思います。
コーヒーよりも、コーラなどを注ぐ紙コップ代わりによく使います。
その為、初心者の頃よく使った紙コップの出番は、現在では全くなくなっています。
②コンパクトサイズのお鍋として
シェラカップは直火にかけて使えるのが最大のメリットです。
普通に飲み物を入れてカップとして使うだけでなく、バーナーなど直火にかければお湯もが沸かせたり、大きなサイズならば簡単な調理までこなすことができちゃいます。
少量のお湯なら、蓋が無い分ケトルよりも沸騰したタイミングがわかりやすくて助かります。
冷めたスープを温め直したりすることもできちゃいます。
僕は以前、自販機で購入したおしるこをシェラカップに注ぎ、そこにお餅を入れてお汁粉を朝ごはんにしたことがあります。
コンパクトサイズのお鍋のようにして使うことができるので、シェラカップは便利なんです。
③計量カップとして
メーカーや製品によってはカップの中に目盛りがあるものもあります。
目盛りがあれば計量カップとして使えるのが便利ですよね。
目分量だと失敗してしまいがちなインスタントラーメンやパスタなんかを作る時、またはお米を炊く時にも大活躍するんです。
製品によっては、米の水分量の目安まで、「米1合」と印がついているものもあります。
④食器として
調理を終えたシェラカップは、そのまま食卓に出して食器としても使うこともできるのが最大のポイント。
シェラカップは、飾り気がなく武骨なデザインなので見た目もよくカッコいいですよね。
そしてなにより、金属製なので汚れやニオイがつきにくいところも嬉しいポイントです。
バーベキューでタレやソースをカップに入れて、小皿的な役割で使うこともできます。
キャンプでは、平らな小皿では地面の傾斜によってタレが流れ落ちてしまうことも多々あります。
深めのシェラカップなら、そんなことも防げるので、とても便利なんです。
コーヒーを飲むだけや、お米を炊いたり麺類を食べるだけなんてもったいないぐらい、多彩な使い方がシェラカップにはあるんです。
ソロキャンプでの一人飯にもちょうどいいサイズなので、ソースを加熱して作るバーニャカウダや材料をのせて加熱して作るビビンパ、ホットワインなんかも簡単にできるのでおすすめです。
⑤小道具として飾るだけでもおしゃれ
シェラカップを使わなくても、ラックや収納ケース、またはハンギングチェーンに取手を引っ掛けて吊るしておくだけで様になります。
その場合には、本当に使って乾かしている場合もありますが、使わずに小道具としての役割をする場合もあります。
1個だけではちょっと寂しいので、できれば複数個。
シェラカップあるだけで、キャンプっぽくておしゃれな雰囲気を演出してくれます。
SNSに投稿する写真の小道具としても、シェラカップはおすすめです。
TSBBQのシェラカップ
今回複数の写真で使っているシェラカップは、TSBBQのステンレスシェラカップ320。
なかには、チタン製の小さなシェラカップも写っています。
チタン製もステンレスシェラカップ320と同サイズがあり、どちらも使いやすくなっています。
TSBBQのシェラカップの特徴は、縁が巻き込んでいないこと。
縁に巻き込みがあると、余った水分が溜まってしまい、ちょっと不潔な気もします。
しかし、巻き込みがない縁なら、いつでも清潔に使えます。
また、メモリに米1合と記載があるのも特徴です。
キャンプでご飯を炊く時には、このメモリがあって良かったと実感するはず。
結局キャンプにシェラカップは必要か?
まだシェラカップを使ったことがない方にとって、最大の疑問はシェラカップは必要かどうかだと思います。
上記で説明した通り、シェラカップはあるととても便利なアイテムです。
様々な使い方ができ、ほぼオールマイティーに色々な役割をこなしちゃうからです。
しかし、特に荷物を減らす予定もなく、既にコップやマグカップ、お鍋などのクッカーなどを揃えているという方には、無理して購入するものでもないと思います。
シェラカップが要るか要らないか、または必要か必要でないかは、それぞれのキャンプスタイルと、好みによると思います
荷物を少なくしたいソロキャンプでは、シェラカップがあれば便利に使い回せるので必要です。
しかしソロキャンプでも、道具が一通り揃っていて、荷物を減らさなくてもいいとお考えなら、いらないという答えになると思います。
また、シェラカップがカッコいいと感じていたり、使ってみたいと思っている方にとっては、必要なアイテムとなるはずです。
シェラカップぼ必要性は、それぞれのキャンプスタイルと好みによって判断が分かれます。
ただ、あれば見栄えも良くなり、キャンプっぽい写真も撮れるので、個人的には1つでも持っておくのがおすすめです。
まとめ
シェラカップは、基本的に金属製のカップにハンドルがついたコップのような形状のアイテムです。。
基本的に浅くスタッキングしやすくできていて、丈夫で持ち運びしやすいのが特徴です。
サイズは大小様々あり、TSBBQには100mlの小振りな物もあります。
平均的には200mlぐらいから300mlぐらい。人気が高いのもこの辺りの容量のシェラカップです。
大きなものは600mlぐらいの物もあるので、それだとお鍋などの調理で使う事ができます。
ソロキャンプではもちろん、ファミキャンでも1つ持っているとなにかと便利に使える万能アイテムです。
必要性は、それぞれのキャンプスタイルと相談して決めましょう!
あれば便利、なくても何とかなるアイテムですが、1つあれば何かと使えて良いと思います。
個人的には使い勝手がいいので、キャンプの人数分だったり、サイズの違いで複数個購入しておくのがおすすめです。
チタンシェラカップは軽くて使いやすいのでおすすめです。
登山・キャンプランキング