シェラカップが欲しいと思って探してみると、ステンレス製のシェラカップだったり、チタン製のシェラカップだったりと、素材に違いがある事に気が付きませんか?
好きなブランドのシェラカップだったり、オシャレなロゴが入ったシェラカップが欲しくなると、素材まで気にしてないという方も多いと思います。
ステンレス製とチタン製では、ただ単に色が違うだけなのかな、なんて思っている方も中にはいるかも知れません。
そこで今回は、TSBBQのチタンシェラカップを紹介しつつチタンの特徴などに触れ、またステンレスシェラカップとの違いがあるか確認してみたいと思います。
さらには、それぞれの保温性はどうなのか、少し検証してみたいと思います。
目次
TSBBQのチタンシェラカップをレビュー!
TSBBQのチタンシェラカップ
TSBBQのチタンシェラカップは、先日までクラウドファンディングのMakuakeで公開されていたプロジェクトの一部でした。
TSBBQのチタンシェラカップには2種類のサイズがあり、1つはレギュラーサイズの大きさで、容量が320mlのもの。
もつ1つは、100mlと小さく、ぐいシェラカップと呼ばれる物です。
出典:Makuake
小さいチタンシェラカップは、ぐい呑み用という訳ではありませんが、ぐい呑みも出来るサイズ感。
サイズ的には、直径8.5cm高さ3.5cmになっています。
レギュラーサイズのチタンシェラカップは、直径12cm×高さ4.5cmなので、並べてみると全く大きさが違います。
TSBBQのチタンシェラカップの特徴は、同社のステンレスシェラカップとほとんど同じで、とても使いやすい特徴がいくつかあります。
TSBBQのチタンシェラカップの特
1.巻き込みがない
※一般的なシェラカップ
特徴の1つは、縁に巻き込みがないということ。
一般的なシェラカップは、縁の部分が外側に丸めるように巻き込んでいますよね。
縁に巻き込みがあると、シェラカップに口をつけて飲んだ時など、その部分に水や汚れが溜まりやすいんです。
使った後に洗った時も同様で、その部分に水分が残ってしまいがちですよね。
しかし巻き込みがなければ、汚れなどが入り込むような事もなく、清潔に使う事ができるんです。
TSBBQのシェラカップは、そんな巻き込みをなくして平らな縁になっているのが、見た目的にも機能的にも特徴的な部分だと思います。
これはTSBBQのステンレスシェラカップも同じ特徴があり、優れた点を引き継いでいる感じです。
2.メモリに米1合がある
キャンプでのシェラカップの用途は、コップや小皿として使うだけですか?
シェラカップを軽量カップとして使うのは、内側に何mlかと記載されているからだと思います。
キャンプ中に料理をする時、調味料の量を計ったり、お水の量を計測したりする時に便利ですよね。
TSBBQのシェラカップには、その何mlというメモリの他に、米1合というメモリも記載されています。
キャンプでは、ご飯を炊く事も多々ありますよね。
ライスクッカー等を使うのなら、それにメモリがあると思いますが、メスティンなどメモリがない物もあります。
メモリがない調理器具でお米を炊く時に、計量出来ないと不便ですよね。
そんな時、TSBBQのシェラカップがあれば、お米1合を簡単に計量する事が出来ちゃうんです。
これもTSBBQのステンレスシェラカップとチタンシェラカップの共通の特徴となっています。
3.軽量
チタンの素材には、丈夫で軽量という特徴があります。
TSBBQのチタンシェラカップも、やはりチタンを使っているので軽くできています。
重量は50gとなっていて、同じ容量のステンレスシェラカップの82gを遥かに上回る軽さになっています。
実際にチタンシェラカップを持ってみると、やっぱり軽いという事に驚きます。
ステンレスシェラカップと持ち比べてみても、その差は明らかなんです。
たった32gの差しかないように思えますが、体感ではかなり大きな差がある感じでした。
このシェラカップに、料理や飲み物などを入れて持ったとしたら、更に差を感じると思います。
今までステンレス製のシェラカップしか使った事がないという方は、チタン製のシェラカップの軽さに感動するハズです(笑)
チタンの特徴
チタンは、上記のように丈夫で軽量という特徴を持っています。
その他にチタンは、熱くなり難く金属臭がしないという特徴もあります。
金属臭については、僕が鈍感なのか、ステンレス製のシェラカップでも感じた事がないので、ちょっと話に触れないでおきますが、熱くなり難いという事は気になりますよね。
シェラカップに熱湯を注いだり、またはお鍋など熱々の具材やスープを取り分けた時に、熱すぎては持つことが出来なくなってしまいそうです。
チタン製のシェラカップが熱くなり難いなら、熱いものを食べる機会が多い冬キャンプでも大活躍しそうです。
TSBBQのチタンシェラカップの保温性を検証
チタンは熱伝導率が低く、鉄の4分の1とされています。
そして温まりやすく冷めやすいという性質もあるようです。
熱伝導率が低いのに、温まりやすくて冷めやすいというのはちょっと矛盾しているように思えますが、チタンは同じ熱量でも、鉄やステンレスよりも早く温める事ができ、また火を止めたら早く冷めるようなんです。
それだと、せっかくの温かいスープも早く冷めちゃうの?って気になっちゃいませんか?
そこで、TSBBQのチタンシェラカップとTSBBQのステンレスシェラカップ、そしてキャプテンスタッグのステンレスシェラカップの3つを使って保温性を検証してみました。
シェラカップにそれぞれ200mlのお湯を注ぎ、5分後、10分後で温度の変化を確認してみます。
まず、お湯を注いですぐにシェラカップ内のお湯の温度を計測してみると、チタンシェラカップが81.4℃。
TSBBQのステンレスシェラカップが80.4℃、キャプテンスタッグのステンレスシェラカップが81.4℃でした。
お湯を注いだ順番はTSBBQチタンシェラカップ→TSBBQステンレスシェラカップ→キャプテンスタッグのステンレスシェラカップでしたが、お湯の温度はTSBBQのステンレスシェラカップが一番低くなっていました。
元々の素材の温度によって、注いだお湯の温度が下がってしまったと思いますが、同じステンレス製でも何故かTSBBQの方が温度が下がってしまっていました。
おまけにぐいシェラカップですが、こちらは72.1℃と、既に10℃近く差ができていました。
5分後、チタンシェラカップの水温は61℃。
5分間の間に20.1℃水温が下がっていました。
本日の気温は約18度、そんなに寒くはないと思いますが・・・こんなものなんでしょうか?
TSBBQのステンレスシェラカップは62.3℃なので18.1℃下がりました。
キャプテンスタッグのステンレスシェラカップは63.4℃で、18℃下がっています。
5分経過したら、既に順番が入れ替わっていました。
1番温度を下げたのがチタンシェラカップです。
他のシェラカップよりも2℃も、水温を下げています。
温度を1番保ってるのが、キャプテンスタッグのステンレスシェラカップとなっています。
ぐいシェラカップは、53.3℃で、既に他の大きなシェラカップと10℃ぐらいの差がでています。
さらに10分後、TSBBQのチタンシェラカップの水温は51.3℃。5分間で約10℃に近い9.7℃の温度が低下していました。
最初の5分間よりは、下がる温度が減っていますが、それでも約10℃も下がっています。
TSBBQのステンレスシェラカップでは52.9℃で、前回より9.4℃下がっています。
キャプテンスタッグのステンレスシェラカップは54.3℃なので、9.1℃下がっています。
ついでに、ぐいシェラカップは44.1℃で9.2℃下げていました。
最後に20分経過時の水温を確認してみます。
TSBBQのチタンシェラカップは41℃で、10.3℃低下。
10分間で約10℃下がっているので、先ほどよりは下がる速度は低下しているようです。
TSBBQのステンレスシェラカップは42.7℃で、10.2℃。
チタンシェラカップとほとんど同じぐらいの低下になっています。
キャプテンスタッグのステンレスシェラカップでは、44℃なので10.3℃です。
こちらはチタンシェラカップと全く同じだけ下がっていました。
ぐいシェラカップは34.6℃。9.5℃下がってました。
20分経った時点で、レギュラーサイズのシェラカップの中で1番水温が下がっていたのが、TSBBQのチタンシェラカップでした。
1番温度が下がらなかったキャプテンスタッグのステンレスシェラカップと3℃違いがあります。
TSBBQとキャプテンスタッグのステンレスシェラカップは、容量やサイズ、素材も同じですが、なぜか1℃ほど差が出てしまっています。
チタンシェラカップとキャプテンスタッグのステンレスシェラカップでは大きな差があるので、これは誤差ではないと思います。
これはチタンという素材が冷めやすいという事に関連しているのか、保温性が低いのはTSBBQのチタンシェラカップという結果になりました。
シェラカップ保温性検証
商品名 | 直後 | 5分後 | 10分後 | 20分後 |
---|---|---|---|---|
TSBBQ チタンシェラカップ | 81.1℃ | 61° | 51.3℃ | 41℃ |
TSBBQ ステンレスシェラカップ | 80.4℃ | 62.3℃ | 52.9℃ | 42.7℃ |
キャプテンスタッグ ステンレスシェラカップ | 81.4℃ | 63.4℃ | 54.3℃ | 44℃ |
TSBBQ ぐいシェラカップ | 72.1℃ | 53.3℃ | 44.1℃ | 34.6℃ |
まとめ
今回はTSBBQのチタンシェラカップのレビューと共に、その特徴と魅力を紹介しました。
また、チタンが冷めやすいというので、保温性はどうなのか、ステンレス製のシェラカップと比較検証もしてみました。
結果的には、チタンが1番早く水温が下がり、保温性は1番少ない事がわかりました。
ただこの結果は、チタンがダメというものではなく、素材の性質を確認しただけです。
チタンが人気なのは、熱くなりにくく丈夫、そして軽量で錆び難いという点です。
特に今回驚いたのが、凄く軽いという事でした。
軽いので、食事中にシェラカップを持ち続けていても、ステンレスシェラカップよりは疲れないと思います。
また錆び難いというのも、ズボラな人には嬉しいポイントですよね。
そんな事で、TSBBQのチタンシェラカップ、優れた特徴が幾つもあり、使いやすかったです。
これからシェラカップの購入を考えている方は、TSBBQのシェラカップを検討してみてはいかがでしょうか?
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