暑い夏が過ぎ去り、これから多くのキャンパーにとってキャンプが一番楽しいともいうべき秋・冬シーズンがやってきます。
蚊やアブなどの厄介な虫が減って、気候的にも過ごしやすい秋冬キャンプの大敵といえば、やはり寒さ。
秋には雨が降ることも多く、気温が思いの外下がってしまうこともあります。
そもそもキャンプ前に服装選びに悩んでしまうこともあるのですが、キャンプギアも秋冬仕様に移行をしなくてはなりません。
ストーブをはじめ、ブランケットやマット、フロアシート、カイロや湯たんぽなど寒さ対策グッズを揃え、電源付きのサイトを選んだり、ポータブル電源の持ち出しを考えましょう。
その中には、キャンプらしくリラックスできるキャンプギアも欲しいですよね。
焚き火や薪ストーブの火の揺らめきは、キャンプの醍醐味。
眺めているだけで心地よいものなので、必ず持っていきたいグッズの筆頭と言えるでしょう。
ぼんやりと炎を見て過ごし、そこでポカポカと暖まるのも、キャンプの醍醐味であります。
だけどこの焚き火や薪ストーブって、準備や後片付けが面倒臭いなと思ったりした事はありませんか?
特に薪ストーブはしっかりしたものになればなるほど重く大きくなっていくので、ソロキャンプでは特に使いにくいと感じる人もいるでしょう。
もっと軽くてコンパクトで、しかも使いやすい薪ストーブがあったらいいのにな・・・なんて思ったりする人もいるはず。
そんな切な願いに、ちょうどいいものがあるんです!
今回はクラウドファウンディングの「Makuake」にて応援購入可能の、便利な小型薪ストーブ「キャンプ薪ストーブPOSTOVE」について詳しく紹介したいと思います。
小型薪ストーブキャンプ薪ストーブPOSTOVEがMakuakeに登場
コンパクトな薪ストーブのメリットとデメリット
薪ストーブといえば、今ではいろいろなメーカーから販売されていて、その大きさは大小。
一般的な大きさの薪ストーブを見ていると、だいたい約10kgの重量のものが多いような気がします。
そんな重たい薪ストーブって、使うまでの準備や後片付けも大変そうなイメージを持ってませんか?
誰もが面倒くさそうだなと思う中で、小型の薪ストーブが登場すれば話題を呼ぶのは当たり前のこと。
冬キャンプやソロキャンプを楽しむ人が増えて、野外で焚き火がわりに使用したり、高い火力を活用して調理に使用したり、煙突付きの小型薪ストーブを活用してテント内の暖を取るのに使う人もいますよね。
このように便利な印象もある小型薪ストーブなんですが、今回の「キャンプ薪ストーブPOSTOVE」を詳しく紹介する前に、小型の薪ストーブについてメリットとデメリットを再確認しておきましょう。
メリット
①軽量でコンパクト
しっかりとガッチリとした薪ストーブは、どうしても大きくなりがちです。
高い火力に耐える為に、耐久性の高い素材を使用するとどうしても重くもなってしまいます。
車で乗り入れられるオートサイトでも、重たいと車から設置場所まで運ぶのが大変だし、いくら便利だと言っても重量級のキャンプギアの使用頻度ってどうしても下がってしまいますよね。
しかし、その薪ストーブのサイズがコンパクトになったらどうでしょう?
小さく軽量な薪ストーブなら、使ってみようかな?なんて思うことも増えていきそうですよね。
②持ち運びしやすく使いやすい
キャンプ用の薪ストーブは、その運びやすさや使いやすさについても実は工夫が凝らされています。
簡単に組み立てられたり、地面に直に置かなくてもいいように脚を取り付けることができたり。
分解して持ち運ぶことができれば、車載時も場所を取らず便利ですよね。
専用収納ケースがついていれば、さらに持ち運びやすく利便性がアップすること間違いなし。
しかも薪ストーブは火力も高いので、キャンプ飯にこだわりたい人にもおすすめしたいキャンプギアなんです。
③お手入れしやすい
キャンプギアは高額なものが多いし、使用後のお手入れは長持ちさせるのに何よりも重要なポイントになります。
手入れがしにくいものは、使うこと自体が億劫になってしまうこともあるし、設置と撤収時にもすごく厄介だったりします。
コンパクトな薪ストーブには、分解可能なものもあります。
パーツを細かく分解できれば、掃除しにくい場所へのアプローチもより楽になります。
デメリット
①燃料代のコスパが悪い
キャンプの暖房器具に燃料代がかかるのはどれも同じなのですが、中でも薪は他の燃料よりもコストがかかってしまう印象があります。
そこら辺の木の枝でも拾って来ればいいのでは?なんてことも考えてしまいそうですが、乾燥が十分でない薪は火がつきにくい上に煙や変な匂いが発生してしまうことがあるので注意も必要です。
でも薪には薪にしかない火力の強さや炎の暖かさを楽しむことができるという良さもあるので、薪ストーブの導入を考えているときにコスパで考えるのは情緒がなくナンセンスなことかもしれませんね。
また薪の種類を分かっていれば、1本で長持ちさせることもできるので、薪の準備次第ではコスパが良くなることもあります。
②結局大きくなる
テント内の暖を取るために使用する場合、テントは換気しやすく、煙突穴があるタイプを選ぶ必要があるということがまず一点。
一酸化炭素中毒になってしまうことがあり、最悪の場合死亡者が出る事故にもなるので使用は自己責任です。
そんな薪ストーブをテント内で使用するのに必要な煙突は、多くのコンパクト薪ストーブにも取り付けることができます。
この煙突、テントの中で使うとなると必須アイテムですし、省くことができない大切なアイテムです。
だから嵩張っても持っていかないといけないし、必要不可欠なもの。
これを持っていくと、いくら本体がコンパクトでもどうしても荷物が増えてしまいます。
命を守るためなので、これに関しては仕方ないんです・・・。
勿論、製品の中には本体に煙突を収納できるものもあるので、それならコンパクトにまとめて運ぶことができます。
③薪のサイズが合わない
どんなコンパクト薪ストーブでも、これは問題になるかも知れません。
そう、薪のサイズです。
一般的に、キャンプ場などで販売されている薪の長さは30〜40cmくらい。
薪のサイズと薪ストーブの内側の寸法を見ると、大体同じかそれ以上なんですよね。
火をつけることを考えると薪割りって必要不可欠なのですが、コンパクト薪ストーブを使っている場合は本体の内側の寸法からマイナス5cm以上を基準に長さ調整もしたほうが良さそうです。
あまり大きすぎる薪を入れると燃焼が不完全になってしまいます。
キャンプ薪ストーブPOSTOVEとは?
今回紹介するのは、コンパクトな薪ストーブ「キャンプ薪ストーブPOSTOVE」です。
クラウドファウンディングの「Makuake」で応援購入できる商品なんですが、この商品はなんと公開9分で30%OFFで用意されていた50個が全て売れて完売しちゃったようです。
キャンプ薪ストーブPOSTOVEを開発したのが、合同会社SVPコーポレーション。
このプロジェクトは「キャンプを本格的に、そして簡単に!」を届けたいという気持ちから発足したもので、この「キャンプ薪ストーブPOSTOVE」も初心者でも扱いやすいようにパーツを減らして組み立てしやすくしてみたり、ファンからの要望を聞き拡張パーツやその他キャンプグッズを増やしたりなどフレキシブルな対応も期待できる会社でもあるようです。
デザイン性の高さ、小さなボディと軽量性、そして組み立てやすさを兼ね備え、さらに薪ストーブであることから本格的なキャンプを楽しんでいる感も味わえる。
キャンプ薪ストーブPOSTOVEは、そんな面白いコンパクト薪ストーブなんです。
キャンプ薪ストーブPOSTOVEのおすすめポイント
①設置から火付けまで5分!キャンプ初心者でも驚くほど簡単に本格薪ストーブが使える!
キャンプ薪ストーブPOSTOVEの最大のおすすめポイント、それは類を見ないほど設置が簡単で、使いやすいこと。
ストーブ本体に脚となるスタンドを取り付け、煙突を本体に取り付ける。
野外で使用するなら準備はたったこれだけです。
ただし、火がつきやすいように薪の長さを10cmくらいに整えておく必要がありますが、それさえ先にしてしまえば火力の強弱に合わせて薪と着火剤を入れて、ライターやチャッカマンなどで火をつけるだけ。ここまでざっと5分!
どうですか、薪割り問題さえ解決すれば簡単だなって思ってしまいませんか?
なお、扉は開閉式なので、火力を強くしたい時は扉を開けて空気を送り込みながら使用すると良いですよ。
②おしゃれさ抜群 大きな2面ガラスで炎も楽しんじゃおう!
薪ストーブの良さ、それは薪が燃えることで発生する炎を楽しめること・・・。
キャンプ薪ストーブPOSTOVE本体のガラス窓からは炎が覗き、その姿を楽しむこともできます。
しかもガラス窓は他社製品に比べかなり大きいので、ソロキャンプで贅沢に楽しむのも良いし、複数人で薪ストーブの炎を囲んで眺めて楽しむこともできますよ。
ストーブ上の高い熱と火力を利用し、調理において炎を楽しむのもいいものです。
③お手入れ簡単!分解可能
このPOSTOVE、軽量なだけでなくなんと分解もできちゃいます。
使った後にお手入れする時は、耐熱ガラスが割れてしまう可能性があるので十分に冷やしてからにしましょう。水をかけるのは絶対にやめてください。
中身の灰を捨てたら、メンテナンス開始です。
六角レンチ(マイナスドライバーでも可)、薪ストーブガラス専用クリーナー、中性洗剤、ウェスや布を準備しておきましょう。
本体からガラスは六角レンチで取り外すことができます。
ガラス専用のクリーナーと布やウェスでお掃除しておくと、次回もガラス越しに炎を楽しむことができますよ。
ストーブの本体やその他のパーツは中性洗剤を使用してブラシなどで磨き、煤や灰を落としておきましょう。
これらのパーツは雑巾で拭いてから風通しの良いところで乾かします。
あまり慣れていない人でも、これらのメンテナンスは約20分ほどで完了。
ガラスを取り外して磨いても、30分もあれば終了すると思います。
④二次燃焼システムで薪のコスパも改善
POSTOVEは二次燃焼システムという構造で、底にある穴から空気を取り込み一次燃焼を起こし、空気を上層に上げるようになっています。
その際に側面から入り込む空気とガスが一緒になり、二次燃焼を起こすという仕組みになっているので、少ない薪で効率よく燃焼させることができます。
これで薪ストーブの悩みの種であった薪のコスパ問題も解決です。
⑤豊富な拡張パーツ
※専用灰受けプレート
POSTOVEは、購入者の声によく答えてくれるメーカーであることもおすすめポイント。
炎を眺めるのに必要な大きなガラス窓も、汚れたら交換用ガラスと取り替えることができます。
煙突の交換用パーツも今後購入可能となるので、欲しいものがあったら声を上げてみるのもおすすめです。
キャンプ薪ストーブPOSTOVEのサイズと重さとは
質問コーナーでの公式の回答によると、「キャンプ薪ストーブPOSTOVE」のサイズは組み立て時で31.72×17.5×23cm、持ち運び中の収納時には17.65×16.5×23cmまで小さくなります。
コンパクト薪ストーブの中でも、こればらかなりコンパクトに感じるのではないでしょうか。
重さは4.2kg前後と、重量に関してもかなり優秀な製品です。
- サイズ:317.2×175×230mm(組み立て時)176.5×165×230mm(持ち運び時)
- 重さ:4.2kg
- 材質:ステンレス鋼(厚さ1.2MM)
- ガラス:高耐熱強化ガラス 4mm
まとめ
「キャンプ薪ストーブPOSTOVE」とは、クラウドファウンディングの「Makuake」で応援購入できる薪ストーブです。
ソロでも使いやすい軽量で小さなサイズ感と、薪ストーブならではの高い火力。
大きな両面のガラス窓からは炎がのぞき、二次燃焼システムで少ない薪でも効率よく燃焼させることから薪ストーブの弱点であったコスパの悪さも解決しています。
このPOSTOVE、公開9分で30%OFFで用意されていた50個が全て完売しちゃったというから凄いですよね。
期待と性能の高さはこんなところからも窺い知ることができます。
また、今後煙突の拡張パーツや窓の交換ガラスも公式サイトで続々販売開始されるそうです。
軽量で小型、燃焼効率も良くメンテナンス時には分解も可能でお手入れも楽ちん。
良いことづくめな「キャンプ薪ストーブPOSTOVE」、お手軽に本格薪ストーブキャンプを味わうにはうってつけです。是非是非試してみてくださいね!
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アイキャッチ画像 出典:Makuake