キャンプで座椅子が使えたら、家でくつろぐようにリラックスできるはず。
キャンプで使うテーブルって低いタイプが多いから、座面高があるチェアより地べたに座る方がいいんじゃないかと考えた事がある人もいるのではないでしょうか?
確かに日本の昔の生活スタイルからいったら、床に座ってちゃぶ台を囲む感じだったと思います。
しかし、すでに若い世代はテーブルとイスといったスタイルが当たり前になっているかも知れません。
とは言え、床に座るスタイルの方もまだまだ多いと思うし、家と全く同じにしなくても良いと思います。
僕は腰痛持ちなので、床や地べたに長時間座るのは疲れてしまいます。
そんな時に座椅子が使えたら、まだ腰や背中への負担が軽減するはず。
でもそもそもキャンプで座椅子って使えるの?
そんなふうに考えてしまいますよね。
そこで今回はキャンプで座椅子が使えるのか。使えるとしたらどんな場面なのかを考え、そしておすすめの座椅子やグランドチェアを紹介したいと思います。
キャンプで座椅子(グランドチェア)は使えるの?
キャンプで座椅子を使うシュチュエーション
出典:楽天
キャンプではハイスタイルや流行りのロースタイル、またはお座敷スタイルなどがありますが、座椅子が活躍する場所はどこでしょう?
そう考えると、ハイスタイルではテーブルとの高さが全く違うから、座椅子(グランドチェア)を使ったらチグハグな感じになってしまいますよね。
それならロースタイルなら、どうでしょう?
ファミリーキャンプに想定されるロースタイルは、ローテーブルを置いてそれを囲むように座りますよね。
テーブルよ高さは30〜40cmぐらい、場合よってはそれ以下なんて事もあると思います。
そんな時、座椅子(グランドチェア)に座ったら、40cmの高さのテーブルでは少し使い難いかも知れませんが、30cmぐらいの高さのテーブルならピッタリと合いそう。
お座敷スタイルで、フロアシートがあるテントの中で使ったとしても、同じような感じになると思います。
しかしロースタイルの場合、テントの外にリビングスペースを作る場合が多いと思います。そんな時は、地面の状況によって座椅子が使い難くくなる場合もでてくると思います。
ファミリーキャンプのロースタイルでは、座椅子を使っている場面を想像できませんが、ソロキャンプならテントの前の地べたに座っている姿はイメージする事ができます。
パップテントのドアを跳ね上げたその下で地べたに座り、焚き火をしている様子ってよくあると思います。
そこで座椅子を使うというのは、アリだと思います。
結局何が言いたいかというと、ハイスタイルのキャンプには座椅子は合わないんじゃないかという事。
ロースタイルもソロキャンプなら、カッコよく使えるし、ファミキャンなら座敷スタイルだと活躍しそうだと言う事です。
キャンプで座椅子は使えるの?って聞かれたら、やっぱりスタイルによるんじゃないかと思います。
座椅子(グランドチェア)の選び方
①リクライニングがあるか
出典:楽天
腰痛持ちの方は、地べたにあぐらをかいて座っても体育座りをしても、辛い時は辛くなってしまいます。
そんな時は、背もたれに寄りかかる事が出来れば、多少の辛さも軽減できるのではないかなと思います。
家庭用の座椅子にはリクライニング機能が付いているので、背もたれを少し倒して楽な姿勢で座る事が出来るのですが、キャンプ用の座椅子やグランドチェアにリクライニング機能があるものはあまり見かけません。
ほとんどが角度がついた、良い姿勢で腰掛けるような感じ。
これだと腰痛持ちの方だと、すぐに辛くなってしまうかも知れません。
それを考えると、健康な人は一般的な座椅子(グランドチェア)でも大丈夫だと思いますが、腰など不調がある方はリクライニング機能があるものを選ぶのがおすすめです。
さらにリクライニングを倒してマットとして使える物もあるので、それなら楽な姿勢がとれるので良いと思います。
②耐荷重
キャンプやアウトドアで使う座椅子やグランドチェアは、携帯性型高いので、その分小型化されたり軽量化されているものがほとんどです。
家庭用のがっしりとした作りではないので、選び方の1つとして、耐荷重をしっかりと確認することをおすすめします。
いくつかの座椅子の耐荷重を確認してみると多そうなのが80kgでした。80kgを基準にしてそれ以上のものを選んでおくと良いかも知れません。
座椅子やグランドチェアのレビューを見ていると、よくベルトが壊れた等の書き込みがあります。
体重がオーバーしている場合は注意が必要になると思います。
③シートの厚み
出典:楽天
基本的にキャンプで使う座椅子やグランドチェアのシートは、それ程厚みはありません。
ベルトの破損以外に見かけるレビューとして、シートが薄いというものです。
なるべく厚みがある座椅子を選んだ方が良いとは思いますが、厚みのある座椅子をほとんど見かけた事がないので、自分で座布団など用意しておくのも1つの対策として考えておきましょう。
座椅子のメリットデメリット
メリット
- お座敷スタイルで座る時に楽になる
- あぐらをかいて座るよりも楽かも
- 寄りかかれる
デメリット
- 腰痛持ちの人は座椅子でも長時間はキツくなる事もある
- シートが薄いのでお尻が痛くなることも
- 背もたれに体重をかけすぎると破損してしまう恐れも
キャンプにおすすめの座椅子とグラウンドチェア
コールマン コンパクトグランドチェア オリーブ
出典:楽天
座椅子の背もたれがフニャフニャだと、全体重を預けることができないので、リラックスできませんよね。
コールマンのコンパクトグランドチェアは、背もたれにフレームが入っているのて、背中をしっかり支えてくれて安心です。
収納もコンパクトになり、重さもたった1.3kgしかありません。
これなら持ち運びもラクラクですよね。
レビューの評価も高いのですが、座面にそれ程厚みがない為、ちょっと痛くなってしまうようです。
カラーは、スカイ、ライム、オリーブ、グレーが販売されています(2022.4.8)
個人的には、オリーブかグレーがおしゃれなのでおすすめです。
コンパクトグランドチェア オリーブ スペック
サイズ | 約39×52.5×43.5(h)cm |
収納時 | 約10×14×61(h)cm |
重量 | 約1.3kg |
材質:シート | ポリエステル |
材質:フレーム | アルミニウム |
座面幅 | 約37cm |
耐荷重 | 約80kg |
snowline(スノーライン) グランドチェア
出典:楽天
スノーラインのグランドチェアはスチール製のフレームを使用し、バランスを重視した設計をされた座椅子です。
バランスを重視しているので、寄りかかっても後ろに倒れにくくなっています。
そして耐荷重は100kgなので、身体が大きい男性でも安心して寄りかかることができます。
個人的には座面の奥行きが浅く見えるので、その点が気になりますが、デザイン性と耐荷重の多さがおすすめポイントです。
snowline(スノーライン) グランドチェア スペック
サイズ | 42(W) × 56(D) × 48(H)cm |
収納サイズ | 15(W) × 15(D) × 75(H)cm |
材質:フレーム | スチール |
材質:シート | ポリエステル |
総重量 | 2.5kg |
耐荷重 | 100kg |
ロゴス デザイングランドチェア
出典:Yahoo!ショッピング
ロゴスのデザイングランドチェアは、フレームがしっかりと入っているタイプの座椅子です。
その為、耐荷重は100kgと丈夫な作りをしているんです。
しかも2つ折りで畳んであるので、パッと広げるだけで簡単に設置することができちゃいます。
そして何より接地面が耐水素材になっているので、濡れた芝の上などでも安心して使えるという点がポイントが高いです。
座面の厚さは不明ですが、「やわらかなパッド入りで、快適な座り心地を実現」と記載されているだけあって、他の座椅子(グランドチェア)より厚みがあるように見えます。
スチール製のフレームを使用している分頑丈だと思いますが、少し重量が重たくなっているのは仕方ありません。
少し体重が気になる方には、このロゴスのデザイングランドチェアがおすすめです。
ロゴス デザイングランドチェア スペック
サイズ | (約)幅43×奥行54×高さ42cm |
収納サイズ | (約)幅43×奥行54×高さ5cm |
総重量 | (約)1.8kg |
素材:フレーム | スチール |
素材:生地 | ポリエステル(PVCコーティング) |
耐荷重目安 | 100kg |
キャプテンスタッグ グラシアフィールド座椅子
出典:楽天
軽くて持ち運びやすい座椅子と言えば、キャプテンスタッグのグラシアフィールド座椅子です。
重量がたったの530gしかなく、収納も約120×110×長さ400mmとコンパクトになります。
耐荷重は約80kgと標準的ですが、背もたれを支えるアルミニウム合金があるので、意外にしっかりと支えてくれるかも知れません。
直射日光の下では熱くなってしまうかも知れませんが、ブラックはかっこいいですよね。
軽量という点がメリットですが、あとは耐久性があれば、キャンプ以外のアウトドアでも活躍しそうです。
キャプテンスタッグ グラシアフィールド座椅子 スペック
サイズ | (約)幅400×奥行680×高さ390mm |
収納サイズ | (約)120×110×長さ400mm |
耐荷重 | (約)80kg |
重量 | (約)530g |
材質:構造部材 | アルミニウム合金(表面加工=アルマイト) |
材質:張り材 | ポリエステル |
材質:クッション材(背部) | ウレタンフォーム |
viaggio+ フォールディングフラットチェアSnug
出典:楽天
キャンプで使うアウトドア用の座椅子やグランドチェアは、正直種類が豊富ではありません。
その中で唯一リクライニングができるのではと思うのが、viaggio+ フォールディングフラットチェアです。
座椅子というより、背もたれ付きのマットといった感じですが、まさにその通り。
背もたれをフラットに倒すことで、マットとしても使えるんです。
リクライニングはベルトにより無段階で調整することができ、さらに枕付きのマットとして寝転がることもできます。
マットの厚さは8mmの肉厚マット。
肉厚とは記載がありますが、正直これでは足りないと思います。
しかし、リクライニングや座椅子やマットとてのバリエーション豊かな使い方ができるのは、このフォールディングフラットチェアが唯一のものだと思います。
多分物足りないと思われるクッション性を除けば、腰痛がある人や背もたれに寄りかかってリラックスしたい人にとってかなり魅力的なアイテムではないでしょうか?
あと耐荷重の記載がないところが気になります。
viaggio+ フォールディングフラットチェアSnug スペック
サイズ | (約)幅49×奥行81~145(座面70)×高さ2.5~37 cm |
収納時 | (約)幅49×高さ40×厚み5.5 cm |
重量 | (約)0.9 kg |
材質・構造部材 | 鉄 |
材質・生地 | ポリエステル600D |
まとめ
キャンプで使う座椅子やグランドチェアは、使用するシチュエーションを選ぶ必要があります。
ハイスタイルのキャンプでは、座椅子を使ってもあまり意味がないと思います。
ファミリーキャンプで一番活躍するのは、お座敷スタイルの時。
ソロキャンプなら、地べたに座るスタイルの時に活躍すると思います。
地べたに座っていても、背もたれがあるのでリラックスすることができるので、腰への負担を軽減することができそうですよね。
あまり豊富ではない座椅子の中でも、選び方は重要です。
耐久性があり、重たくなく、しかも安い物が良いと思いませんか?
できればリクライニング機能があった方が助かりますが、その機能を持っている座椅子は少ないんです。
とは言え、キャンプスタイルによっては座椅子(グランドチェア)があれば、楽な時もあります。
キャンプで使う座椅子やグランドチェアは、使い道をよく考えて購入しましょう!
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アイキャッチ画像 出典:楽天