ロースタイルのキャンプや、ここ数年流行りの自宅で楽しむベランピングなど、おしゃれなキャンプサイトのリビングにはアウトドアベンチが取り入れられていることがとても多いことに気づいている人はとても多いと思います。
そう、ベンチを取り入れるとサイトがグッとオシャレになるんです。
キャンプ場でキャンパーが一番長く時間を過ごすことになるのはチェア。
常に座ったり腰を休める為のチェア選びは、キャンプの快適さを追求する上で一番大きなポイントにもなります。


ファミキャンでなら、ベンチを使用するのは何も間違っていません。
しかし、ソロキャンプでアウトドアベンチを使っている人を、見たことはありますか?
ソロキャンプだと、よく見かけるのがローチェア。
もちろんキャンプスタイルに合わせて座面が低めのものや軽量なチェアを選んでいると思いますが、そこに1つ座り心地が良く使い勝手の良いアウトドアベンチを持っておくのが僕のおすすめです。
既にファミキャン用として所有しているのなら、それをソロキャンプに持って行ったり、ベランピングなどと使いまわすことができます。
ソロキャンプだけしかしなくても、ベンチをサブとして使ったり、メインのチェアとして使っても良いでしょう。
アウトドベンチが1つあると、ファミリーやペット連れのキャンプ、ソロキャンプ、また、ちょっとした荷物置きとしたり、コットの代わりとしても使用することができるんです。
今回は、キャンプやソロキャンプにあると便利な、アウトドアベンチの選び方とおすすめを紹介したいと思います。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2021.12.4に公開した記事を引っ越しして一部修正したものです。
キャンプのチェアにアウトドアベンチを取り入れよう!
アウトドアベンチとは
出典:楽天
アウトドアベンチとは、キャンプやBBQなどアウトドアで使用するベンチのことを言います。
座り心地や使い勝手の良さ、デザイン性の高さでベランダや室内、ソファ代わりとしても愛用者がいるほど、最近人気を集めている商品です。


ベンチは基本2人用のものが多く、カップルのキャンプ、ファミリーキャンプ、子連れのキャンプ、ペット連れのキャンプを楽しむ人に人気が高いアイテムです。
そんなアウトドアベンチは、ソロキャンプでももちろん使用することができます。
むしろキャンプサイトの快適さをアップさせるのに便利なアイテムなので、おすすめなんです。
アウトドアベンチ選び 5つのポイント
出典:楽天
①種類で選ぶ
アウトドアベンチには背もたれがあるものとないものがあります。
現在、キャンプで使うベンチといえば、人気がある物の大部分が背もたれがあるもの。
背もたれがあれば、背中を預けてリラックスすることができますよね。


座り心地にこだわりのあるものが多く、子供と座る時もゆとりをもって座ることができます。
荷物置きや、子供のスポーツの応援時によく使うのが、背もたれのないタイプ。
奥行がタイトでフラットな座面のものが多く腰が沈み込みにくいのが特徴で、座らない時は荷物置き場として棚のかわりに使用することができます。
また、コットとして使用したり、板を敷いてテーブルにすることもできます。
ただこのタイプは、ソロキャンプでもファミキャンでも、一般的なベンチとは認識されていないかもしれません。
選ぶのなら、背もたれ付きのベンチです。
②スタイルで選ぶ
アウトドアベンチは、基本的に2人用のものが多いです。
サイズは大きい方が座るスペースにゆとりが出ますが、その分重さや持ち運びにくいなどのデメリットもあります。
大体のベンチは大きくサイズは違いませんが、荷物の量や車の積載量などと見比べて決めるのが良いと思います。
また、チェアと同じくアウトドアベンチにも座面の高さがあります。
ゆったり過ごしたいなら座面の低いもの、立ったり座ったりを繰り返すようなら座面が高い方が過ごしやすいと思います。
さらに腰痛持ちの方だと、腰への負担の事も考えた方が良さそうです。
お尻に向かって傾斜があり、座面の前側より後ろ側が低くなっているベンチは、腰が痛くなりがちです。
③耐荷重量
2人以上が座るアウトドアベンチは一般的に耐荷重量の制限が高いものが多く、多いものでは160㎏まで耐えることができます。


野外という環境下で使用するので一般的に丈夫にできていますが、荷物を載せたり成人男性2人で使用するなど心配な時もありますので、購入する際は気を付けてほしいポイントの1つです。
多いものでは160㎏の耐荷重があるものもありますが、平均的な耐荷重は片側70kgで左右合わせて140kgぐらい。
そうなると、大人の体重制限が70kgということになってしまうので、ファミキャンで使う時には大柄の男性にとっては微妙ですよね。
しかしソロキャンプなら1人なので、多分大丈夫。
体重が80kg前後の僕は、ソロキャンプで耐荷重100kgのものを1人で使用しています。
今の所、ベンチにダメージはなく大丈夫そうです。
④持ち運びやすさと収納性
アウトドアベンチ、チェアなどはキャンプで長時間過ごす場所なので、快適さばかりを重視してしまいそうになりますが、持ち運びやすさや収納についても確認しておくのが良いと思います。
コンパクトに収納できるものなら車にも積み込みやすいし、軽量で持ち運びしやすければソロキャンプに持ち込んでも抵抗なく持ち運ぶことができます。
一般的にベンチは、座面と背もたれが重なり合うように折り畳むタイプが多いはず。
これだとちょっと大きいので、積載にはちょっと工夫が必要になります。
⑤価格
アウトドアベンチは、そのデザインや機能性によってピンからキリまで値段に差があります。
安いものなら数千円、SNSでも流行っているようなおしゃれなものやクッションがきいていて座りやすいもの、木製フレームのベンチなどは数万円なんて価格のものもあります。
どの程度の価格の商品を購入するかも気にしたいポイントです。
ソロキャンプにおすすめアウトドアベンチ
50/50 WORKSHOP(5050 ワークショップ) フォールディングベンチ
出典:楽天
5050WORKSHOPのフォールディングベンチは、ワンアクションで折り畳み可能な2人掛けのベンチです。
座面の高さは39cmとやや高めの設定ですが、ロースタイルにもハイスタイルにも馴染みやすいちょうどよい高さでもあります。
また幅が、他のベンチより広く作られているのが特徴。
他さやのベンチの幅が110cm以内の物が多いのですが、5050WORKSHOPのフォールディングベンチは130cmもあるんです。
フレームは細身ながら、強化スチールを使用しているため強度的にも安心。
幅が広めのアームレストにはカップホルダーが付属していて、使い勝手が良いと思います。
また背面と座面の裏側には物を引っ掛けられる「モールシステム」が採用されています。
これが他社のベンチと違うところで、上手く使えばインスタ映えするような写真も撮れそうです。
現在はver3となっています。
5050 ワークショップ フォールディングベンチ スペック
詳細
使用時サイズ:HW1300×D620×H720mm
収納サイズ:W1300×D90×H750mm
重量:約5.5㎏
素材:骨組み/スチールフレーム(直径22×1mm厚)パウダーコーティング、生地/600デニールポリエステル(裏地 PVCコーティング)
耐荷重:約130㎏
CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ アルミ背付ベンチ
出典:楽天
キャプテンスタッグのアウトドアベンチも、以前から人気が高いベンチです。
キャプテンスタッグのベンチは、キャンパーの間で「鹿ベンチ」と呼ばれている、軽くて丈夫なアルミ製背付きの折り畳みベンチです。
以前は、この鹿ベンチを生地を張り替えたりとカスタムするのが流行っていました。
2つ折りで持ち運びも楽々、必要な時にサッと取り出してすぐ片づけることができます。
面倒な分解や組み立ての作業は不要なので、どんな人でも簡単に使うことができます。

キャプテンスタッグのアウトドアベンチの人気の理由には、カスタムの自由さも挙げられます。
ボアやクッションの効いたカバーをかければ座り心地や温かさがアップし、ブランケットをかけて使用するのもおすすめです。
カバーや生地をオーダーメイドして張り替えるなんてことも出来ちゃいます。
キャプテンスタッグ アルミ背付ベンチ スペック
詳細
使用時サイズ:約W1040×D560×H665mm
収納サイズ:約W1040×D640×厚さ85mm
重量:約4㎏
素材:構造部材/金属(アルミニウム)、表面加工/構造部材=エポキシ樹脂塗装、張り材/ポリエステル、その他の材料/ひじ掛け部=天然木
耐荷重:約140㎏(片面70㎏)
冬はモコモコのカバーで防寒対策しよう!
DOD グッドラックソファ
出典:楽天
DODのグッドラックソファは、車内で棚になるのが最大の魅力。
持ち運び時に、意外に邪魔な存在になりがちなアウトドアベンチですが、それを逆手に取り棚として活用することを提案している商品です。
車のラゲッジスペースの幅や広さにもよりますが、使用時のベンチの用におき背もたれ部分の生地を取り外せばすぐに棚として使えます。
またべんちとして使用する時は、名前にソファとつくだけあって、厚みがありフカフカのクッションカバーが快適性を高めてくれるんです。


収納時は2つ折りで薄型にもなるので、棚として使わなくたって大丈夫です。
カラーはタンとブラックの2種類になっています。
さらに子供さんに向けに、ロータイプもラインナップされているので是非チェックしてみてください。
DOD グッドラックソファ スペック
詳細
使用時サイズ:(約)W100×D50×H74cm
収納サイズ:(約)W100×D13×H67cm
重量:(約)5.5kg
素材:アルミ合金、600Dポリエステル(PVCコーティング)、木、スチール(補強パイプ)
耐荷重:静止時約160㎏
FIELDOOR フィールドア クラシックベンチ
出典:楽天
FIELDOOEのクラシックベンチは、フレームに天然のブナ材を使用した、クラシックなデザインが魅力のアウトドアベンチです。


組み立て式なのでコンパクトに持ち運ぶことができますが、設置と片付けに少々手間と時間がかかるのが玉にキズ。
しかし木の暖かみと優しい座り心地、安定感や高級感は木材フレームならではの醍醐味でもあります。
アウトドアだけでなく、おうちのインテリアとしてもおすすめです。
座面は低めでロースタイルのキャンプに良くなじみ、安定感もあります。
フィールドア クラシックベンチ スペック
詳細
組立サイズ:約1120×560×650mm
収納サイズ:約1100×160×190mm
重量:約6.5㎏
素材:キャンバス(コットン)、天然木(ブナ材) 他
耐荷重:160㎏
CHUMS チャムス チャムスバックウィズベンチ
出典:楽天
チャムスのチャムスバックウィズベンチは、大人2人が並んで座ってもゆったりできるサイズ感が魅力のアウトドアベンチです。
座面には大きくブランドロゴが入り、裏面にはブーピーバードのロゴ入りと、パッと目を引くポップなデザインも印象的。
キャンプサイトを明るくおしゃれに彩ってくれると思います。
ワンタッチで開閉可能なので、出し入れも簡単です。
チャムス チャムスバックウィズベンチ スペック
詳細
使用時サイズ:約 W1100×D400×H730mm
収納サイズ:約 W1100×H650mm
重量:約3.8㎏
素材:シート/600デニールポリエステルオックス、フレーム/アルミニウム
耐荷重:160㎏
まとめ
ファミリー、グループキャンプで便利なアウトドアベンチ。
1つあれば人数分のイスを準備しなくて済むし、子供やペット用にもおすすめです。
リラックスできるソファのような座り心地を重視したタイプや簡易的で軽量さとコンパクトさを重視したタイプなど、一言でアウトドアベンチと言っても様々な商品があるので、調べてみるだけでも楽しいと思います。
カバーやブランケットを掛けると防寒性やクッション性が増し、気分も変わって満足度もアップします。
アウトドアベンチは人気のロースタイルのキャンプにも馴染みやすく、おしゃれなキャンプサイトの演出アイテムとしてもおすすめです。
ロースタイルのキャンプギアがコンパクトで軽量なものが多いのも特徴で、アウトドアベンチに合わせてキャンプギアをロースタイルに変えることで結果的に荷物が軽くなり量も減る、ということもあります。
サッと開いてすぐ使える商品が多いため、設営作業中の簡易的な荷物置き場にするのもおすすめです。
また、背もたれがないタイプは、コットや棚代わりとして使うことができるものもあります。
大きくかさばるイメージがあるのでソロキャンプでは使いにくいイメージがある人もいるかもしれません。
このように他のキャンプギアの代用として使ったり、持ち運びしやすい軽量な折り畳み式を選ぶことで解決できることもあるので、ソロキャンパーさんも是非検討してみて下さい。
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アイキャッチ画像 出典:楽天

