コールマンのインフィニティチェアを欲しいと考えている人はキャンパーさんだけではなく、おうちで使う事も考えている人もいると思います。
インフィニティチェアと言えば、リラックスする為に存在する唯一のアウトドアチェア。
まるで雲の上に寝転んでいるような、不思議な座り心地を体感する事ができるんです。
数年前、キャンプイベントで初めて座ってから、その座り心地を忘れられずコールマンのインフィニティチェアを購入しました。
これが、本当に座り心地がよく、リラックスする為には最高のアウトドアチェアだったんです。
しかし現在では、コールマンのインフィニティチェア以外にも、同じような商品が増え、どれを購入していいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、コールマンのインフィニティチェアと、ライバル商品の1つのAmazonベーシックのゼログラビティーチェアを比較しながら紹介します。
値段も違いますが、それ以外にもどんな違いがあるのか見てみたいと思います。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2022.8.6に公開した記事を引っ越しして一部修正したものです。
目次
コールマンのインフィニティチェアと Amazonベーシックのゼログラビティーチェアを比較
コールマンのインフィニティチェアとは
出典:楽天
コールマンのインフィニティチェアは、簡単に言うと、リクライニング機能を搭載しているアウトドアチェアです。
しかし普通のキャンプチェアと違うところは、背もたれが大きく、ふくらはぎまでシートがサポートしているところ。
背もたれを倒すと、足も連動して動き、まるで寝ているかのように横になるんです。
フルフラットにはなりませんが、歯医者さんのイスを思い出していただくと、それに近いのかも知れません。
通常のリクライニングなら背もたれを倒しても、足の部分には何もないので、思っていた以上に窮屈な姿勢になってしまいます。
しかしインフィニティチェアなら、足を伸ばした姿勢になるのでとても楽なんです。
僕が初めて体感したのは、アウトドアデイジャパンというイベント。
リクライニングの操作は自力でやるのですが、特に力は必要としません。
背もたれと脚が連動しているので、身体の動かし方によってリクライニングがすぐに出来ない人も今まで何人か見ました。
でもすぐに慣れて、リクライニング操作は出来るようになります。
背もたれを1番倒した状態は、寝転んでいるぐいらの感じ。足も胸の位置ぐらいまで上がるで、宙に浮いているような感覚になるんです。
そして目を摘むってリラックスしたり、うたた寝をしたりとして使えるんです。
Amazonベーシックゼログラビティーチェア
出典:Amazon
コールマンのインフィニティチェアの人気が高まると、それにあやかるかのように似た機能を持ったチェアがたくさん登場しました。
数年前なら、コールマンのインフィニティチェア以外には、他ブランドで1種類ぐらいしか無かったと認識していましたが、現在では色々なブランドから販売されています。
その中、Amazonベーシックにも同じ機能のゼログラビティーチェアと言うものがあります。
評価の数がコールマンのインフィニティチェア以上にあり、すごく売れているのが分かります。
このゼログラビティーチェアは、見た目はほとんどインフィニティチェアと同じ。
僕がコールマンのインフィニティチェアを購入した時には、カラーバリエーションがなかったんです。
現在ではいくつかバリエーションが増えているので、選択肢が多くていいですよね。
背もたれもリクライニングできる、連動して足も上がる、枕もアームレストもある、そしてシートはメッシュ素材と、大部分が同じなんです。
このAmazonベーシックのゼログラビティーチェアをインフィニティチェアと何が違うか比べてみたいと思います。
インフィニティチェアとゼログラビティーチェアの違い
ほとんど同じに見えるコールマンのインフィニティチェアとAmazonベーシックのゼログラビティーチェアなんですが、どこか違いがあるか探してみるとサイズが少し違うようでした。
コールマンのインフィニティチェアのサイズは、92×69×110(h)cm。
これはリクライニングを立てた状態なので、高さがそこそこある感じです。背もたれの最上部が身長183cmある僕の腰の辺りまできます。
出典:Amazon
Amazonベーシックのゼログラビティーチェアは、通常時の奥行きの記載がありませんが、背もたれの高さは110cm、横幅は66cmと記載されています。背もたれの高さは同じですが、横幅がインフィニティチェアの方がある事になります。
しかしメジャーを使ってインフィニティチェアのアームレストからアームレストの幅を計測してみると約66cmだったんです。
見た感じ、アームレストより外側に出ている部品は無さそうなので、インフィニティチェアも横幅が約66cmだと言って良いかも知れません。
そう考えると、通常時ではほとんどサイズは同じになるんじゃないかと思うんです。
リクライニングを最大に倒した状態では、コールマンのインフィニティチェアは約166×69×76(h)cmです。幅に関しては先程と同じで、実際にメジャーで測ると約66cm。
奥行きと高さは、ほとんど記載の通りでした。
出典:Amazon
Amazonベーシックのゼログラビティーチェアでは、153×66×86(h)cm。
奥行きが短く、また高さがあるという事は、背もたれがインフィニティチェア程倒れてない事になります。
確かに写真を見比べると、コールマンのインフィニティチェアの方が背もたれが倒れているように見えます。
デザインがほぼ同じのこの2つのアウトドアチェアは、ほとんど同サイズが同じだと思っていましたが、背もたれの角度に違いがあると思われます。
これがどう影響してくるかと考えると、この少しの角度の違いが開放感やリラックスの感じ方に大きな差をもたらすと思うんです。
車のシートや新幹線のリクライニングを思い浮かべてください。
少し眠たくてシートを倒したい時、車のだったら後ろに荷物があったり、新幹線なら他の人がいて充分に背もたれを倒せなかったら、たった5度違うだけでリラックスの感じ方に差がでますよね。
出来ればリクライニングの最大まで・・・無理ならあとちょっとだけでもと思うはず。
なので、角度の差は少しかも知れませんが、リラックスの度合いには違いがあると思います。
ただ、これは2つを並べて使い比べてみないと分からない事かも知れません。
インフィニティチェア | ゼログラビティーチェア | |
通常時サイズ(約) | 奥行き92×幅69(66)×高さ110cm | 幅66cm高さ110cm |
リクライニング最大時(約) | 奥行き166×幅69(66)×高さ76cm | 奥行き153×幅66×高さ86cm。 |
※インフィニティチェアの幅は実寸で約66cmでした
重量
サイズ的にはほとんど同じ2つですが、重さには違いがあります。
コールマンのインフィニティチェアは約8.8kg、Amazonベーシックのゼログラビティチェアは約8.07kgとなっています。
重さだけでみると、コールマンのインフィニティチェアの方が重たく、持ち運びも大変そうに見えます。
出典:Amazon
しかしAmazonベーシックのインフィニティチェアには、持ち運びする時の持ち手が付いていないようなんです。
持ち手が付いていない為に、持ち運び難いというレビューが多々ありました。
その反面、コールマンのインフィニティチェアには、持ち手が付いています。
本体を折り畳んで、シートの右側にある持ち手を持つ事で持ち運びが楽にできます。
ただ持ち手は1つで、片手で約8.8kgを持つ事になるので、女性の方では重たくて大変に感じる方もいるかも知れません。
とは言え、キャンプで使う事を前提に考えれば、やっぱり持ち手があった方が良いに決まってますよね。
重量的にはAmazonベーシックのゼログラビティチェアの方が軽くて良いと思いますが、キャンプへの持ち運びを考えるとコールマンのインフィニティチェアの方に軍配をあげたいと思います。
リクライニングの固定レバー
コールマンのインフィニティチェアは、リクライニングの位置を固定するのにレバーを回してロックをかけたり解除したりします。
レバーは一周ではなく、約90度回すといった感じ。
出典:Amazon
これがAmazonベーシックのグラビティーチェアだと、ダイヤルのようなネジのような物になります。
Amazonのレビューを見ると、どちらもロックの効きが悪いという評価がありました。
インフィニティチェアでは、そんなに多くはないのですが効きが悪いと。あと壊れそうというコメントも。
グラビティチェアでは、ロックが壊れたというコメントと、ロックが効かないという物がありました。
どちらかと言えば、ゼログラビティチェアの内容の方が、実際に壊れているようなので深刻度が高そうです。
ちなみに寄りかかった時の耐荷重が影響するのかも知れないので、耐荷重が何kgなのか確認してみると、インフィニティチェアが約100kg。
ゼログラビティチェアは136kgと記載されています。
耐荷重で比較すれば、グラビティチェアの方が頑丈そうです。
しかしゼログラビティチェアは、70kgの人がリクライニング中に壊れたというレビューもあったので、背もたれの耐久性にちょっと不安が残ります。
インフィニティチェア | ゼログラビティーチェア | |
重量(約) | 8.8kg | 8.07kg |
耐荷重(約) | 100kg | 136kg |
価格差
コールマンのインフィニティチェアは、発売当初は1万円を超える値段でした。
アウトドアチェアに1万円を払うかと考えると、ちょっと高くて躊躇しちゃいませんか?
多分インフィニティチェアの値段が高い事もあり、Amazonベーシックのゼログラビティチェアやその他のブランドのチェアが安くてコスパが良く見えていたと思います。
Amazonベーシックのゼログラビティチェアは、現在6,179円(2024.4.22)
その他のブランドの物だと5,000円台もありますが、耐久性などの信用度はちょっと低いですよね。
そう考えると、Amazonベーシックのゼログラビティチェアが安くて手が出しやすく感じます。
しかしインフィニティチェアも値段が下がっていて、現在では8,364円(Amazon)になっています。
それでも価格差は2,185円なので、やっぱりAmazonベーシックに安さを感じてしまいます。
最近の価格変動を見てみると、Amazonベーシックのゼログラビティチェアは、タイムセールで5,759円の時がありました。(2024.4.1)
インフィニティチェアは、8,283円が最近では1番安い値段になっていました。(2024.4.1〜16辺り)
これを踏まえると、もしAmazonで購入するのなら、通常時でもセールの時でもAmazonベーシックの方が安くてお得感を得られると思います。
今回は、Amazonの価格で比較しただけなので、他のショップや実店舗では、インフィニティチェアはもっと安く購入出来るかも知れないので、あくまで参考程度にしていただけたらと思います。
まとめ
コールマンのインフィニティチェアと、比較対象のAmazonベーシックのゼログラビティチェアは、デザイン的にはほとんど同じように見えます。
サイズは記載されている物を比較すると、横幅に差があり、インフィニティチェアの方が広くなっていました。
しかしインフィニティチェアは記載のある横幅と、実際にメジャーで計測した横幅に少し差がありました。
計測の場所ややり方が間違ってなければ、実際にはゼログラビティチェアの横幅とほとんど同じです。
サイズが同じだとしたら、他にどこに違いがあるかと見てみると、リクライニングの角度、重量、耐荷重、値段でした。
これらを比較して検討してみると、僕個人的にはコールマンのインフィニティチェアの方が、信頼度的にもおすすめできると思いました。
ゼログラビティチェアの方は、他の方のレビューを見ると耐久性にちょっと不安が残るかなと・・・。
ただ2千円以上の価格差があるのは、悩みどころです。
タイムセール中には両者もう少し値段が下がるはずなので、その時に購入すればお得なのでおすすめです。