コールマンのインフィニティチェアを購入してから、早数年が経ちました。
はじめは部屋のパソコンチェアとしてしばらく使い、その後キャンプデビューもしました。
キャンプで使うアウトドアチェアなので、キャンプ場ではもちろん活躍するインフィニティチェア。
座り心地が良いと評判なんですが、そのメリット以外にデメリットも感じました。
僕はこのデメリットによって、最近ではキャンプに持ち出さないことが多いんです。
そこで今回は、コールマンのインフィニティチェアのレビューと、メリットとデメリットについてお話ししたいと思います。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2022.8.5に公開した記事を引っ越しして一部修正したものです。
目次
コールマンのインフィニティチェアをレビュー!
コールマンのインフィニティチェアとは
出典:楽天
コールマンのインフィニティチェアは、背もたれを倒すのと連動して足も高く上がるアウトドアチェアです。
この時の座り心地が空に浮かんでいるような、雲の上に寝転んでいるような感じにだと評判で、人気が高いチェアなんです。
まさにリラックスを追求したチェア、リラックスする為のチェアという感じです。
まるで雲の上に寝転んでいるような心地よさというのは、全くの嘘ではなく、本当にそのように感じる事ができると思います。
感じ方は人それぞれなので、もしかしたらそう感じる事が出来ない人もいるかも知れません。
僕の娘は、リクライニングを倒すのが怖いと言って、全くリラックスするといった感じではないんです。
なので、感じ方は人それぞれなんです。
僕的には、座り心地にメリットを見出したので、インフィニティチェアを購入しました。
メリット
最高の座り心地
それでは、コールマンのインフィニティチェアのメリットを挙げていきたいと思います。
既にお話ししているように、座り心地は最大のメリットです。
購入する前に、アウトドアイベントのコールマンのブースで1度座った事があったのですが、その時の感動が忘れられません。
恐る恐る座ってみたところ、当社は特に特別なものは感じず、普通の座り心地。
しかしリクライニングを倒してみると、これが世界が一変するような、なんとも不思議な感覚になったんです。
背もたれを倒すのと同時に、足を高く持ち上げるので、まるで寝転ぶ感じ。
しかしフルフラットになはなっておらず、もう少し角度がありました。
お尻が沈み込んでいて、大袈裟にいえば「く」の字になっています。
友達のまーくんにも座ってもらいました。
腰痛持ちの僕が座っていても、腰に負担を感じる事はなく、心地よい座り心地・・・まーくんも問題ないという感じでした。
このようにリクライニングを倒して座ると・・・半分寝転がるような姿勢。
これが本当に楽なんです。
楽なんですが、どこか楽しくちょっとワクワクした感情も湧きあがってきます。
そこで目を閉じれば、コールマンの謳い文句ように、まるで雲の上に寝転んでいるような感じというのが理解できちゃうんです。
この座り心地は、他のキャンプチェアでは全く真似する事は出来はいはず。
またリラックスチェアとして、ハンモックチェア等もありますが、それともまた違います。
ハンモックチェアは前後の揺れによりリラックスするのですが、インフィニティチェアは、完全な座り心地・・・寝心地に近い事もありますが、唯一無二と言った感じなんです。
類似商品はありますが、このタイプのアウトドアチェアは特別感を得られる事間違いなしだと思います。
リクライニングは無段階調整
コールマンのインフィニティチェアは、背もたれのリクライニングが無段階で調整可能です。
リクライニングを倒すのは、何段階と座椅子のようにギアで決まっているのではなく、止めたい場所でレバーを回す事で固定されるようになっています。
その為、リクライニングの動きがスムーズ。
慣れていないと、通常の位置から最大に倒した位置までストンっと勢いよく倒れてしまうかも知れません。
とは言っても、自分で背中を背もたれに倒す力によってリクライニングするので、慣れてしまえば大丈夫。
大人なら簡単に出来るこの調節は、小さな子供では背もたれにまで届かない事もあり、自分でリクライニングさせるのは難しいと思います。
背もたれを倒す時に、フレームに指を挟んでしまう事もあるかも知れないので、子供が使う時には大人が付き添う必要があります。
リクライニングが無段階で調整出来るので、自分の好みの位置で止めておけます。
完全に寝に入るのか、うとうとするだけなのか、ただ単に背もたれを倒したいだけなのかと、シチュエーションに寄って変えることができるのがメリットです。
最大に倒せば、ヘッドレストを枕として使えるのも、何気にポイントが高いところです。
メリット
・雲の上に寝転んでいるような最高の座り心地
・リラックスできる
・背もたれの角度を無段階で調節できる
デメリット
収納サイズが大きい
コールマンのインフィニティチェアの座り心地はかなり良く、リラックスする為にはこれ以外に考えられないと思うぐらい快適なアウトドアチェアです。
リクライニングで背もたれを倒し、それと共に脚部も上に上がるので、使用中のサイズが大きい事は何となく想像できるし、仕方ない事ですよね。
しかし収納時のサイズが大きい事で、不便さを感じるんです。
収納時は本体を三つ折りにしたような感じなので、収束型のチェアなどと違いかなり大きめ。
折り横幅ほ変わらず背もたれと脚部を折り畳むので、薄くはなりますが、それでも大きい。
サイズ的には69×90×15(厚み)cm、ハンドルが右側の座面横に付いていて、それを持って運ぶようになります。
これがインフィニティチェアではなく、ベニヤ板や大きな紙だとしても、69×90cmというサイズは大きいですよね。
若い人は馴染みがないかも知れませんが、新聞紙の見開きで54.6×横81.2cmなので、それよりも大きい事になります。
キャンプではこれを車のラゲッジルームに載せるのですが、1脚だけでも大きく場所を占有してしまうでしょう。
僕の車はミニバンですが、インフィニティチェア1脚を積むのだけでも大変。
決してスペースが無いのではありませんが、正直ちょっと邪魔になる感じがしました。
もしこれを家族の人数分を持って行くことになると、かなりスペースを圧迫してしまうはず。
またおうちでの収納時も同じ事が言え、まあまあ場所を取ります。
こんな事から、僕はコールマンのインフィニティチェアをキャンプに持っていく頻度は少なくなっています。
またソロキャンプでも、1人で座るのがちょっと恥ずかしいような気がして使っていません。
収納サイズが大きいのは、最大のデメリットの1つかなと思います。
使用時もサイズが大きい
また使用時のサイズも大きく、広いスペースを必要とします。
キャンプ場の広々したサイトで周囲に何もない時なら良いのですが、テーブル近づけて置いた時はやっぱり狭い。
リクライニング機能を使っていればなおさらで、より広いスペースを必要とします。
また家で使う時も、広いベランダや広い庭なら大丈夫ですが、室内では思っていた以上に大きいので、かなり広いスペースの確保が必要です。
重たい
サイズに関連するのですが、コールマンのインフィニティチェアはとにかく重たい。
スチール製のフレームを多く使っているので、仕方がないことではありますが、約8.8kgという重量はなかなかのもの。
男性なら大丈夫だと思いますが、女性では持ち運びが大変だと思います。
またハンドルが1つしか付いていないので、それを使って運ぶなら片手になるでしょう。
やっぱり片手で約8.8kgは、結構重めですよね。
家から車へ積む時、キャンプ場で車から降ろす時になど、ちょっと大変な場面もありそうです。
しかしその分耐久性が高いと判断すれば、我慢出来そうですよね。
普通のチェアとしては使い難い
その他のデメリットは、普通のキャンプチェアとしては使い難い事です。
キャンプではキャンプチェアに腰かけ、食事や焚き火をしますよね。
インフィニティチェアがその時に使えるかと言えば、なかなか厳しいです。
まず背もたれを倒さず姿勢良く使ったとしても、お尻が沈み込んでいるので、前方に手を伸ばし難いんです。
前方のテーブルに置いてあるコップ、さらには食事の時の料理を取る時も一苦労。
ハイスタイルの高さがあるテーブルでも、もちろんローテブルでもお尻が沈み込んでいる為に手を伸ばすが大変だと思います。
そもそも通常時の座面高が約50cmもある事から、それより下の位置にくる物を取るのは厳しいです。
もちろんこれは、家でパソコンチェアとして使った時も同じで、キーボードを打つ為には、深く腰掛けていたら出来ません。
座面の最前部に座るようにしなければ、キーボードやマウス操作がやり難いです。
これらの事を考えると、キャンプではキャンプチェアとして使うのは難しいと判断しなければなりません。
コールマンのインフィニティチェアをキャンプチェアの代わりに使うのではなく、キャンプチェアと合わせてもう1台インフィニティチェアを持っていく事になるんです。
そうすれば必然的に荷物も増えるので、収納時のサイズが大きいというデメリットと繋がってきます。
コールマンのインフィニティチェアは、使用時も収納時もサイズが大きい事、また通常のチェアとして使い難いというのがデメリットになると思います。
デメリット
・収納時のサイズが大きい
・使用時のサイズも大きい
・重たい
・普通のキャンプチェアとしては使えない
コールマン インフィニティチェア スペック
スペック
- 使用時サイズ:約92×69×110(h)cm(通常時)
- 使用時サイズ:約166×69×76(h)cm(リクライニング最大時)
- 収納時:約15×69×90(h)cm
- 重量:約8.8kg
- 座面幅:約46cm
- 座面高:約50cm(通常時)
- 耐荷重:約100kg
- 材質・シート:ポリエステル/フレーム:スチール
まとめ
コールマンのインフィニティチェアの座り心地は、かなり快適でリラックスする時にはピッタリです。
目を閉じれば、雲の上に寝転んでいるような感じだと言うのは、あながち間違いではないと思います。
キャンプ場に限らず、家でもリラックスする時に是非とも使いたいアウトドアチェアです。
しかし、サイズが大きい事、または通常のチェアとして使い難い事が大きなデメリットになると思います。
このサイズの大きさにより、僕はキャンプ場へ持っていく事がめっきり減ってしまいました。
それは車載する時に、どうしても邪魔になってしまうからなんです。
他の荷物が多い事も要因に繋がるかも知れませんが、どこに積んだら良いのか分からないんです。
また家での収納時も場所を取るし、かと言ってリビングに設置しても邪魔になります。
僕のように車の車載スペースが広くない方、もしくは家でもあまり広げられない方にとっては、デメリットが目立ってしまうはずです。
大きさや重さを全く気にしない方には、これ以上ないくらいリラックス出来るチェアだと思います。
とにかく、リラックスする為には最高のアウトドアチェアなので、座り心地を求めている方にはコールマンのインフィニティチェアはおすすめです。