ソロキャンプには、ソロキャンプに合ったキャンプ道具を用意して、ソロキャンプっぽいギアを使わなければダメだという、凝り固まった考えを持っていませんか?
ソロキャンプなら、ロースタイル。ソロキャンプならファイヤースターターを使おう!ソロキャンプならフェザースティックをナイフで作らなきゃ!などなど、ヒロシさんなど筆頭にした、不便さを楽しむようなキャンプスタイルをしなきゃいけないんだと思っている人もいると思います。
しかし、ソロキャンプでどんなスタイルでやるか、どんな事をするのかは自由なんです。
僕は1人で大型のシェルターを使ったりもするし、ローチェアの代わりにアウトドアベンチを使ったりして快適なキャンプを楽しんでいます。
僕が快適なソロキャンプをしてるという事をインスタとかで話すと、それに賛同してくれる方もいるんです。
「ソロでスカパ使ってますよ!」と、僕と同じように、サバディカルの大型シェルターのスカイパイロットTCをソロで使っているという人もいました。
そんな快適なソロキャンプスタイルには、座面高が低いアウトチェアよりも、ベンチが快適。
今回は、ソロキャンプにアウトドアベンチを使った時のメリットやデメリットを紹介しつつ、ベンチの導入をおすすめしたいと思います。
こちらの記事は「あっちゃんの時々ソロキャン」で2022.7.20に公開した記事を引っ越しして一部修正したものです。
目次
ソロキャンプにアウトドアベンチはどう?
チェアの代わりにベンチ
みなさんは、キャンプで使うチェアには、もちろんアウトドアチェアやキャンプチェアと呼ばれる1人用のイスを使っていると思います。
ファミキャンでは家族の人数分それぞれのチェアを用意します。時には子供用にベンチの購入をする人もいるかも知れません。
ソロキャンプでは、もちろん1人用のローチェアというイメージですよね。
しかし、そのチェアの代わりにアウトドアベンチを使ったらどうだと思いますか?
元々は友達のゆーちゃんが、キャンプにアウトドアベンチを使い始めた事がキッカケなんです。
ゆーちゃんは、ファミキャンでも、僕とのキャンプでも1人用のチェアを用意せずに、ベンチを持ってきて使うんです。
ベンチは車載時には少し大きくて、積む時に少し困る事もあるのですが、それでもいつもベンチを持ってきます。
ゆーちゃんとは、ほとんどが僕の車でキャンプに行くので、ゆーちゃんの車から荷物を積み替えるのですが・・・ベンチが邪魔。
山積みされた荷物の上にベンチを横にして載せるような感じになるので、その時点からちょっと否定的だったんです。
もちろんキャンプで使う事も否定的。
だって、普通のチェアを使えば良いのに、なんでベンチなの?って思っていました。
しかし、ゆーちゃんがベンチの上に足を乗せ、上半身が寝そべるぐらい横になっている姿をみていたら、これってかなりリラックスできるんじゃないかと思い始めたんです。
リラックスしてそうなゆーちゃんに、リラックス出来るのかと聞いてみると、もちろん出来るという答えが返ってきました。
ベンチは2人で座ればちょっと窮屈なのですが、1人で独占して座れば広々として、かなり快適に感じるはず。
普通のチェアでもリラックスは出来ますが、リクライニングがないものだと、長時間座っていると段々と辛くなってくると思います。
沈んだ腰の曲がり具合だったり、ホールドされているような感じ、リラックスできるとされているチェアでも限度がありますよね。
しかしベンチを1人で座れば、座面全体を使ってほぼ寝そべるような姿勢で座ったり、または両足を載せて横向きに座ったりしてくつろげます。
両親に見られたら、「ちゃんと座りなさい!」と怒られてしまいそうな体勢かも知れませんが、これがかなり楽。
僕も、ソロキャンプやキャンプで、だらしない体勢でくつろぐ為に、ベンチを購入しました。
それはDODのオヤコチェア。
1.5人用とちょっと幅が狭いベンチなのですが、チェアの代わりにこのベンチを使うようになってから、かなりリラックスできているんです。
なので最近では、友達とのキャンプでも、ソロキャンプでもメインに使うのはベンチ、予備で普通のチェアを持って行くようになりました。
この快適さをみんなに知ってもらいたくて、今回はソロキャンプにベンチの導入をおすすめしたいんです。
ソロキャンプでもおすすめ?!
出典:楽天
1人用チェアに比べるとどうしてもサイズが大きくかさばる印象のあるアウトドアベンチですが、ソロキャンプでももちろんおすすめです。
アウトドアベンチには2つ折り、3つ折り、4つ折りと折り畳んで持ち運べるものもあり、軽量な商品も沢山出ています。
小さくたたむことができればソロキャンプに持ち込むのも気軽にできるし、車でキャンプに行く人ならなおさら持っていくハードルが下がると思います。
ロースタイルのキャンプスタイルに良くなじむアウトドアベンチは、ソロキャンプのスタイルとも相性が良いと思います。
焚き火を囲んでゆったり過ごす時間に、居心地がよく1人で広々と座りやすいアウトドアベンチはかなりおすすめ。
また、アウトドアベンチとよく組み合わされるロータイプのテーブルはハイタイプのテーブルよりコンパクトで軽量なものが多いので、結果的に荷物が少なくまとまるということもあります。
ただ、ソロキャンプで使われる高さ20cm程のコンパクトローテブルだと、ベンチの座面が高すぎてちょっと使いにくくなってしまいます。
ソロキャンプにベンチを導入する際は、ロールトップテーブルなどの高さが40cm前後のテーブルが使いやすいです。
もちろん高さ60cm前後のハイテーブルでは、使いにくくなってしまいます。
アウトドアベンチは設置がしやすいので、作業の手が足りないソロキャンプでもあると何かと便利だと思います。
荷物置きとして使ったり、横向きに両足を乗せて座ったりリラックスすることができることもおすすめポイントです。
ソロキャンプにアウトドアベンチを使用した際のメリット
出典:楽天
①荷物置き場にもなる
丈夫でしっかりとしたアウトドアベンチは、荷物置き場としても使用できます。
出し入れしやすくさっと出して座れるものなら、テント設営時にとりあえずベンチを出して荷物置きにするのがおすすめです。
僕の場合は、撤収時に荷物置き場としてかなり活躍しています。
これはソロキャンプでも、普通のキャンプでも同様に使うことができます。
でもその場合、最後にベンチを積むことになるので、ルームミラーの邪魔になってしまう恐れもあります。
②ペットと一緒のソロキャンプにも
ペットと一緒にソロキャンプを楽しむ人にも、アウトドアベンチはおすすめです。
キャンプサイトの中でペットもくつろげる落ち着いたスペースを作るのは意外と難しいので、ペットの為に活用しているキャンパーも多いようです。
可愛いペットを汚れた地面に居させるのも気が引けるし、ずっと膝の上というのも意外に疲れてしまいますもんね。
ベンチで隣同士で座ってもいいし、ペット専用としても良いかも知れません。
③おしゃれなキャンプサイトの演出にも
アウトドアベンチは、座面が低く居心地が良くおしゃれな商品が多いのも特徴です。
この特徴を生かして流行中のロースタイルのキャンプをコーディネイトして楽しむのもメリットと言えると思います。
焚き火を囲んでのスタイルにもよく馴染みます。
素敵な柄やデザインなど個性豊かなところもメリットで、メーカーによってはアウトドアベンチのカバーを張り替えたりなどしてアレンジを楽しむこともできます。
また、コンパクトなソロキャンプのスタイルではなくても、ファミキャンで使うテーブルなどを流用して使う場合にも、大きなテーブルにベンチがちょうどよく使えます。
④家でも使える使い勝手の良さ
オシャレで座り心地の良いアウトドアベンチを、日常使いとして自宅で使用している人も多くいます。
折り畳み可能で片付けしやすく収納もしやすいため、来客時にサッと出してきたり、自宅のベランダでキャンプ気分を楽しむベランピング用として使用している人もいるようです。
また独身の方なら、リビングで普段使いもできるはず。
リビングでもキャンプでも同じベンチを使えば、物を増やすことがないので便利だと思います。
ソロキャンプでベンチを使った際のデメリット
①存在感が気になる
ベンチが大きく存在感があると、キャンプのスタイルによっては目立ちすぎてしまいます。
テントがコンパクトなのに、ベンチだけ大きいと違和感がありますよね。
ソロキャンプでも、背の低いツーリングテントとかではなく、パップテント、または2〜3人用のテントを使えば緩和されるかも知れません。
また、テントだけではなく、合わせるテーブルのサイズがソロ用のコンパクトなものだと、座面が高すぎて使いにくくなってしまいます。
ソロキャンプに快適さを求めて大きめなテーブルを使っている人だったり、ファミキャンのテーブルを流用して使う場合なら、テーブルの高さにベンチが合うはずです。
②ひっくり返らないように注意
持ち運びやすさを重視するあまり軽量なものを選んで、強風でひっくり返ってしまったり、背もたれに体重をかけてひっくり返る、ということもあります。
ベンチはチェアより重たいから風で飛ぶことはないと思うのは間違いで、強風時にはチェアと同様に飛ばされてしまいます。
ソロキャンプでは、助けを求めても周囲に人がいるとは限りません。
転んだり飛ばされたりしないように、気をつける必要があります。
③収納時に大きい
ベンチは折りたたんで収納できるといっても、限度があります。
ほとんどのベンチは、座面と背もたれがくっつくように2つ折りで収納するタイプです。
これだと、使用時のベンチの横幅と変化はなく、薄くはなりますが、高さがでてしまいます。
この状態を、車のラゲッジスペースに積み込む場合には、どこに積むのかしっかりと考えておく必要があります。
そうしないと、視界の邪魔になったり、カーブの度のに動いてしまうなんてことにもなってしまいます。
また、自宅での収納時も同様に大きいので、収納庫に上手に置く必要があります。
そうならない為には、おうちでもベンチとして使うのがおすすめです。
④荷物が増える
2人でキャンプへいった時に居心地の良いアウトドアベンチがひとつあれば、人数分のイスを準備しなくてよくなります。
人数分のイスがなくなれば、キャンプの荷物もよりコンパクトになりますね。
確かにベンチで2人座って使うことだけを考えると、荷物を減らせる反面窮屈に感じてしまいます。
なので、本来はベンチで荷物が減らせるという考えは、持たないほうが良いのかも知れません。
ソロキャンプでベンチを使う際に、自分1人用の椅子+ベンチと考えると、これももちろん荷物は増えてしまいます。
ソロキャンプでは、メインのチェアをベンチに置き換えるのが、良さそうです。
それでも通常のチェアよりはサイズが大きいので、ラゲッジスペースは圧迫してしまいます。
まとめ
ソロキャンプでもベンチを使ってもいいと思いませんか?
無骨でワイルドなソロキャンプなら、ローチェアかあるいは地べたに直接座るのが良いという固定観念を捨てて、快適なベンチに座ってみましょう。
不便な事を楽しむというキャンプスタイルでは、もちろんアウトドアベンチは不向きかも知れません。
しかし、快適なソロキャンプでも良いんじゃないとお考えなら、アウトドアベンチはとても合っていると思います。
なぜなら、だらしない格好で座ってリラックスできるから。
まるで寝そべるような姿勢で、座ることもできるんです。
ソロキャンプの1人用のチェアをベンチに置き換えようとまでは言いません。
チェアと予備としてベンチがあれば、より快適にソロキャンプが過ごせるはずです。
それだと荷物が増えちゃうと言うなら、チェアを止めてベンチをメインにしてもいいかも知れません。
僕はベンチがメインで、折りたたみ式のコンパクトなチェアを予備として持っていくようにしています。
これを読んだあなたも、ソロキャンプにアウトドアベンチを使ってみませんか?
今回使用したものはDODのオヤコチェア。気になった方はオンラインストアで!