今まで、キャンプで使うテーブルと言ったら、木製のロールトップテーブルでした。
以前はガレージブランドのロールトップテーブルがおしゃれで人気が高かった時期があったのですが、その値段は2〜3万円とちょっと高く、高嶺の花だったんです。
しかしその後、ハイランダーなど大手のブランドが値段を抑えたロールトップテーブルを販売するようになり、手が届く存在になりました。
なんて、今では誰もが持っている存在になっているのではないでしょうか?
なので何の疑いもなく、ソロキャンプでもそのまま使っているという人も少なくないはず。
もちろんサイズは幅80〜90cmと大きいので、テーブルの上には色々と置くことができて使いやすい。
特にコンパクトなソロキャンプをするというこだわりがなければ、これで充分なはず。
ソロキャンプをはじめ、ファミキャンやデュオでも全然問題なく使うことができると思っていました。
もちろん今でもその考えは大きく変わっていないのですが、近頃ちょっと重たく大きいのかなと多々感じる事が増えてきたんです。
それはキャンプへ行く回数が多いこともさる事ながら、加齢的な要因もあると思います。
また頻繁に組み立てる事で面倒くささを感じてしまったり、コンパクトなテントには似つかわしくないサイズだと改めて感じてしまった時などです。
大きなシェルターを使う時には、サイズ感や重さも気にならないのですが、たまに使う1〜2用の小さめのテントの時には、もう少しコンパクトなテーブルでも良いのかなと思う事もあります。
そこでソロキャンプで使う時の為に、久しぶりにテーブルを買ってみました。
今回は、ソロキャンプ用に買ったOneTigris(ワンティグリス)のWORKTOP ポータブルキャンプテーブルをレビューしたいと思います。
目次
OneTigris(ワンティグリス)のWORKTOPポータブルキャンプテーブルをレビュー!
ヘリノックスのテーブルに似ているから
出典:楽天
OneTigrisのWORKTOPポータブルキャンプテーブルを選んだ理由は、ずばりヘリノックスのテーブルっぽいからです。
ヘリノックスのテーブルワンやタクティカルテーブルなど、折りたたみ式のテーブルはちょっと値段が高い。
良いな、欲しいなと思っても、そう易々と購入できる物ではありません。
なので数年前から目に留まっていても、ずっと見て見ぬふり、スルーしまくりだったんです。
もちろん普段はロールトップテーブルを使っていたので、他のテーブルを買うという選択肢はそんなになく、長い期間見てみぬふりができました。
しかし、いざ新しいテーブルを購入しようと思ったら、今まで見てきた多くの魅力的なテーブルが候補に上がってきました。
かと言っても、値段が高いちゃんとした物は買えません。
そうなると、人気のあるテーブルと似たデザインをした物を買うことしか出来ないんです。
ただそれが無名ブランドだったり、中国製だったりと、少し妥協するだけ。
ヘリノックスのテーブルワンに似た、折り畳み式でテーブルトップがファブリック素材で畳めるようなデザインの物は、探してみるといくつも出てきます。
その中でなるべく有名ブランドの物が欲しくて探していると、OneTigrisに良い感じのテーブルがあったんです。
もちろんOneTigrisのテーブルより安い物はいくつもありました。
ただ、ソロキャンプ用のテントなどで有名なOneTigrisなら、そんなにハズレはないだろうと思ったんです。
OneTigrisのWORKTOPポータブルキャンプテーブル
出典:楽天
ヘリノックスのテーブルワンをはじめこのタイプのテーブルって、メリットとしてはコンパクトに収納できることが挙げられます。
さらには軽量で持ち運びしやすい事が、1番のメリットではないかと思っています。
もちろんOneTigrisのWORKTOPポータブルキャンプテーブルも、軽量でコンパクトに収納する事ができます。
出典:楽天
サイズが全く同じヘリノックスのテーブルワン ハードトップは、収納時のサイズが40×12×13cmで重量が825g。
一方、OneTigrisのWORKTOPポータブルキャンプテーブルは、41×φ13cmで重量は1.25kg。
収納サイズはだいたい同じくらい。しかし重量はヘリノックスの方が軽量となっています。
しかしその差は約400g、500mlのペットボトルの重さより差は少ないんです。
確かにソロキャンプで使うのに、持ち運ぶ距離が長かったりする人は軽量な方がいいはず。400gと言えど、大きな差に感じる方もいますよね。
しかしオートキャンプなら、そんなに差を感じないはず。
そもそも価格差が3倍も違う本家ヘリノックスと比較しているので、これは仕方ない事。
値段が安いからと、割り切るしかありません。
とは言っても1.25kg、今まで使っていたウッドロールトップテーブルが約7kgだったので、明らかに重量を減らせています。
ヘリノックスのテーブルワン ハードトップを持っていない僕は、OneTigrisのWORKTOPポータブルキャンプテーブルを持ってみると、それでもかなり軽量に感じました。
サイズ等
出典:楽天
OneTigrisのWORKTOPポータブルキャンプテーブルのサイズは、約W60×D40×H39cm。
これはヘリノックスのテーブルワン ハードトップと、全く同じになっています。
出典:楽天
写真を見ると、天板に対して脚部の取り付けが違うようで、ヘリノックスは幅側(長辺)に対して脚部のクロスになったフレームが来てます。
OneTigrisは、幅側ではなく側面側にフレームが配置されるようになっています。
長方形のテーブルって、辺が長い方に座りたくなりますよね。
そうしないと、奥行きが出てしまい、奥まで手が届かないなんて事もあるかも知れません。
出典:楽天
そう考えると、OneTigrisの方が使いやすそうな気がします。
そして幅60cmというサイズは、小さ過ぎず大き過ぎず、ソロで使うのにちょうど良いサイズ感だと思います。
収納物
今回購入したOneTigris(ワンティグリス)のWORKTOPポータブルキャンプテーブルは、ブラックカラー。
ブラックの他に、ブラウンとレンジャーグリーンがあり、どれもキャンプっぽい良い感じの色。
ブラックカラーに付属していた収納バッグは、ブラック。
表面にトラのロゴマークがプリントされていて、カッコ良い感じです。
YKKのジッパーを開けると、中にはテーブルトップ、脚部、メッシュストレージの3つが折り畳まれて収まっています。
脚部は、よくあるショックコードが付いたもの。
留め具のベルクロを取り外せば、簡単に組み立てができるようになっています。
この脚部だけを持つと、思いの外軽くてビックリしました。
ヘリノックスよりは重たいとは思うのですが、それでも「軽っ!」って感じるはずです。
メッシュストレージは、テーブルトップの下にメッシュの収納棚を配置できる物。
これがあると、見た目にはスッキリさが失われてしまいますが、テーブルの使用時に細々としたキャンプギアを収納しておけるのが便利そうです。
テーブルトップは、表面が600Dポリエステルで内側に7075アルミニウム合金が入ったもの。
それが折りたたまれて収納されています。
ロールトップテーブルは丸めて畳むのですが、これは普通に折り畳む感じ。
この3点を組み立てるのですが、これが凄く簡単。
元々軽量な事もあり、かなり早く組み立てが出来るのではないでしょうか?
脚部はショックコードが入っているので、カチャカチャと自動で組みたっちゃうんじゃないかというぐらい簡単。
そこに天板の支えになる横のフレームを、脚部の先端に被せて設置。
これも力を必要としないので、パッパッとできちゃいます。
ただ1つ注意点があり、天板のフレームをはめ込む部品の向きが上にくるように取り付ける必要があります。
何も考えずに取り付けると、天板をはめ込む部品が横向きになってしまい、やり直しが必要になってしまうんです。
そしてメッシュストレージをフックにかけます。
メッシュストレージは天板の後に取り付けたくなりますが、先に取り付けておいた方が簡単そうです。
その後、天板を乗せて、天板のフレームを脚部の上に設置した横向きのフレームの部品にはめ込んだら完成。
めちゃくちゃ早く、しかも簡単に組み立てができちゃいました。
天板の広さ
OneTigrisのWORKTOPポータブルキャンプテーブルの天板は、W60×D40cmの広さになっています。
個人的には、ソロキャンプにちょうど良いと感じるサイズ感だとは思いますが、その感覚は人によって違います。
出典:楽天
高さが10cmぐらいで、天板の広さは約W40×D30cmと、コンパクトなローテーブルを愛用してるソロキャンパーさんも多いはず。
そもそも地べたに近いロースタイルのキャンパーさんだと、背の高いテーブルは使いません。
必要最小限の物が天板に乗れば良いので、天板の広さもそこまで必要としないんです。
しかし、個人的にはもうちょっと広い方が好み。
OneTigrisのWORKTOPポータブルキャンプテーブルの天板は、ちょうど良さそうに思えるんです。
そこで、キャンプ中にもノートパソコンを使う事がある僕は、このテーブルで使ってみました。
ソロの時に使う座面高が30cm程度のチェアで、WORKTOPポータブルキャンプテーブルを使うと、そんなにキツイ姿勢にならなく使えました。
ちなみにノートパソコンを置くと、こんな感じ。
ノートパソコンの左右、さらには前後にスペースが出来るので、もしマウスを使うとしても余裕があるし、マグカップやランタンを置いても大丈夫そう。
ちなみに、テント内にテーブルを入れてみた時の様子がこれ。(ランタンは飾りで火はついていません)
実際にパソコンを操作したのですが、快適にすることができました。
天板の素材的にはポリエステルなので熱に強いとは思えませんが、広さの確認のためにスノーピークのバーナーを置いてみます。
(バーナーを使用して良いのかは不明なので使用する場合は自己責任で、さらには念の為にバーナーシートなどがあった方が良いと思います。)
奥行きはちょっと窮屈そうな感じですが、大丈夫。
左右には余裕があるので、食材や食器類も置けそうです。
このように、天板の広さ的にはソロキャンプで使う分には全く問題なさそうです。
天板は硬いの柔らかいの?
このタイプのテーブルで1番気になるのが、天板の柔らかさというか硬さですよね。
天板が柔らかいと、キャンプギアや食器類を乗せて使った時に、安定せず不安です。
OneTigrisのWORKTOPポータブルキャンプテーブルの天板は、表面はポリエステルですが内側に7075アルミニウム合金が入っています。
手で曲げられるような柔らかさはないと思いますが、バーベキューで使うような鉄板とはまた違った感じ。
そもそもその鉄板とは厚みが違うので、比較するような物ではありません。
耐荷重は40kgとなっているので、そこそこの重量でも耐えられるはず。
調理直後の熱いダッチオーブンを置いて良いのか分かりませんが、そのくらいの重量なら(12インチで約10kg前後)問題なく置ける事になっています。
しかしOneTigrisのWORKTOPポータブルキャンプテーブルの天板は、アルミニウム合金が入っているところと入っていないところがあり、その境を跨ぐように物を置くと不安定さがあるように思えました。
また天板の縁に沿って隅では、重量がかかるとテーブル全体のバランスが崩れてしまいます。
このテーブルに限らずどのテーブルでも、隅に手をついたりして重力がかかると、バランスを崩してしまいますよね。
OneTigrisのWORKTOPポータブルキャンプテーブルも例外ではなく、縁に沿った部分は少し不安定。
そして、ちょっと力を込めて指で押してみるとグニュっと凹んでしまいます。
これはアルミニウム合金が入っていない場所だけではなく、入っているであろう場所を押しても凹んでしまいます。
ただそうは言っても普通の使い方なら問題なく使えるし、ノートパソコン等を置いた時には凹んでいる様子はありませんでした。
だだ、天板が金属製や木製のテーブルに比べると、同じくらい硬いということはないと頭に入れて注意を払っておけば大丈夫。
何よりこの軽量さにも役立っていると思う天板の素材なので、仕方ありません。
このタイプのテーブルは、少し柔らかく不安定なところもありますが、それを理解した上で使いましょうという物なんだと思いました。
メリット
- 軽量
- コンパクトな収納
- 組み立てが簡単
- クロスになっているフレームが側面に向くので足が入る
デメリット
- 天板が少し柔らかい
- 熱に弱そう
まとめ
OneTigris(ワンティグリス)のWORKTOPポータブルキャンプテーブルをソロキャンプで使ってレビューしたのですが、個人的にはかなり気に入りました。
まず、ヘリノックスではないけど、OneTigrisでも充分おしゃれだしカッコ良いと感じた事。
OneTigrisのロゴが、良い感じにアピールしていて、それがまた良い感じだと思います。
これが全くの無名ブランドや中国っぽさ満点のネームだと微妙ですが、OneTigrisなら何か許せる感じ。
そして今見で使っていた木製のテーブルより軽量だし、組み立てが簡単な事。
もちろんコンパクトに収納できるのもメリットで、ソロキャンプで使うのなら大満足できそうです。
もちろんファミキャンとかでもサイドテーブルのように使う事もできるので、1脚持っていると便利です。
ただ、普通のテーブルのような天板の硬さだと思っていると、不満に感じるかも知れません。
多少力を加えれば沈み込む事があるので、その点を頭に入れておく必要があります。
とは言え、サイズ感や重量感、さらには見た目のデザイン性も高いので、購入すれば満足感が高いはず。
ソロキャンプのテーブルをお考えの方は、OneTigrisのWORKTOPポータブルキャンプテーブルもおすすめです。
関連記事
ついに買っちゃった!大人気ハイランダーのロールトップテーブルをレビュー!!
キャンプにはやっぱりオシャレなロールトップテーブルが欲しい!ハイランダー以外にも楽天やAmazonで安心して買える木製テーブルがある!!
キャンプでは囲炉裏テーブルを囲んで楽しく団らんしませんか?~各社9つのテーブルを比較~
キャンパーズコレクションのスタイルワンアクションテーブルをレビュー!高さ調節ができるテーブルは使い勝手がいい!
ANOBAのロールトップテーブルをレビュー!SNSでも映えるおしゃれなツートンカラーの木製キャンプテーブル〜ハイランダーのウッドロールトップテーブルと比較しながら紹介〜【PR】
キャプテンスタッグ CSクラッシクスFDパークテーブルをレビュー!木製テーブルを塗装してオシャレに!
SNSでしか買えないヘキサテーブル?それならキャプテンスタッグのヘキサグリルテーブルはどう?~the Arth(ざぁ〜ッス)のヘキ男が一番??~
大人気ユニフレームの焚き火テーブルの良さを再確認!他ブランドの焚き火テーブルを比較しながら紹介!
コールマンのバタフライテーブルがおしゃれ!口コミが高評価ばかりのテーブルを今使ってるロールトップテーブルと比較しながらを見てみる!!
[C/T table]は拡張パーツでより便利で楽しくなる!家でも使えるTHE CORE OF THINGSの究極のキャンプテーブルの特徴と魅力を紹介!!【Makuake】
コールマンのナチュラルパズルミニテーブルのメリットと魅力ポイントを紹介!お花見やピクニックにコンパクトミニテーブルを持ち出そう!!
ChillCamping(チルキャンピング)のアウトドアテーブルをレビュー!HIGHタイプに合うキャンプチェアはどれ?座面高が高いチェアでも大丈夫?