キャンプの収納で困っている事、それは細々とした工具類だったり、電池やS字フックなどではありませんか?
いわゆるキャンプ道具と言われるものとは別に、電池式のLEDランタン用の予備の乾電池、袋やストレージボックスを吊り下げる時に使うかも知れないS字フック、または何かに使うかもと持ってきた輪ゴム等々、細々とした物を持って行くことが僕にはあるんです。
さらには、あると意外に便利なハサミや、レビューの記事を書く時にたまに使うメジャーなども持って行く事もあります。
それらを収納するのには、小さい入れ物だったり、細かく仕切りがある物の方が纏まりが良いですよね。
そこでおすすめしたいのがStarke-Rのスチールボックスです。
Starke-Rのスチールボックスをキャンプで使ってみたら、その使い勝手の良さと無骨な見た目が凄くカッコよく見えました。
昔ながらのスチール製の工具箱は、頑丈で大容量、しかもカッコいいからキャンプでも大活躍するはずです。
今回は、リングスターが手掛けるStarke-RのスチールボックスSTR-411をレビューしたいと思います。
目次
Starke-RのスチールボックスSTR-411をレビュー!
スチール製工具箱の思い出
僕がまだ小学生の頃、父の仕事場に行くと数多くの工具とネジや木工用ボンド、木ダボ、ワッシャーなど様々な物が無造作に置かれていました。
その中に、スチール製の工具箱がポツンと置かれていて、僕はそれを宝箱のように感じた事があるんです。
周囲には乱雑に置かれている工具やネジが沢山あるのに、工具箱の中だけは整然と無駄がなく配置されていて、それを見ると何だか特別な物のように思え、将来これを貰うんだと、引き継いで使うんだと当たり前のように考えていました。
しかし大人になって気がつくと、父は仕事を引退し、工具箱もどこかへ行ってしまいました。
だから、スチール製の工具箱を見ると思い出すんです、あの大きかった父の背中を。
ちょっとカッコ良く言ってみましたが、本当に当時スチール製の工具って頑丈で、長期間続けても壊れたりする事もなかったと思います。
Starke-Rのスチールボックスは、元々工具箱の老舗リングスターが手がけている物なので、頑丈そのもの。
およそ半世紀前から、工具箱を作ってきたメーカーのものだから品質は保証済み。
そんなスチール製工具箱を、キャンプでも使えるようにしたStarke-Rのスチールボックスは、機能性はもちろん見た目もオシャレになっていて、とっても良い感じなんです。
リングスターのスチールボックス
出典:Makuake
そもそも長年工具箱を製造販売してきたのはリングスターというメーカーです。
Starke-Rは、リングスターが手がけるキャンプやアウトドア向けのシリーズやブランドと考えていいと思います。
なので、Starke-Rのスチールボックスと言っても、製造販売しているのはリングスターなので、高品質というのは変わりません。
スチール製で耐久性があり、しかもゴテゴテしてないシンプルな見た目だから、飽きずに長く使えると思います。
スチールボックス自体は2段式なので、容量が大きく色々な物を収納しておく事ができます。
また2段式の上の段には仕切板があり、細かな物を分けて収納しておく事が出来るんです。
Starke-RスチールボックスSTR-411のカラー
Starke-RスチールボックスSTR-411は、3色のカラーで展開されています。
まずはオリーブドラフのTYRANNOSAURUS Type BOX。
今回僕が使ってきたのが、このオリーブドラフ。
キャンプっぽい落ち着いたカラーで、どんな道具にも馴染む感じでした。
サンドベージュのTRICERATOPS Type BOXも、流行りのカラーでオシャレ感がアップすると思います。
そもそもサンドベージュのスチール製工具箱って、他には無さそうですよね。
見た目が工具箱に見えない感じが、また堪らなく良い感じです。
そして、あまり聞き慣れなく珍しいローズグレイのPTERANODON Type BOX。
グレイなんですが、僅かに赤みがかかっているような感じです。この色なら周囲の色に同化する事なく、個性的な雰囲気を出してくれると思います。
多分、色の雰囲気から恐竜を結びつけていると思います。
スチールボックスが入っていた外箱には、イメージの恐竜の絵も描かれているんです。
スチールボックスのサイズ
Starke-Rのスチールボックスのサイズは、410(L)×200(W)×180(H)mmとなっています。
内寸は408(L)×198(W)×130(H)mmで、下段の高さは130mm、上段の高さは50mmとなっています。
408mmの幅があるということは、一般的なハンマーやまたはペグも収納する事ができます。
それは下段の部分もそうだし、上段でも仕切板がなければ収納する事ができます。
重量は4.3kgということなので、何も収納していない状態でも多少重みは感じると思います。
ペグやハンマー類を収納する場合は、さらに重量が増すので、使い方も考える時に総重量も考慮しておく必要がありそうです。
スチールボックスのデティール
ハンドル
Starke-Rのスチールボックスは、スチール製でシンプルな外見が無骨でカッコ良いんです。
はじめに目につくのが、頑丈でしっかりした2本のバンドル(取手)。
正面からスチールボックスを見た時、手前側と奥側から本体のカラーと違う配色がされた2本のハンドルが上部に伸びていて、アクセントを加えていると思います。
どのカラーのスチールボックスでも、ハンドルはブラックで、色のコントラストで締まりをもたらしています。特にサンドベージュは膨張色なので、ブラックのハンドルでしっかりとメリハリを付けているのが良い感じです。
このハンドル使用時は上に伸びて持ちやすくなりますが、使用しない時はそれぞれ外側に開き折り畳めるようになっています。
ハンドルが邪魔になるような事もないし、不使用時にはスチールボックスの上に物を置くこともできちゃいます。
ただし、熱い物は置く事が出来ないので、その点は注意が必要です。
熱したスキレットやダッチオーブンなどを置いてしまうと、塗装が剥げちゃう事があるようです。
ロック
本体の正面部分には、ロックがあります。
昔懐かしいロックで、先端部分に穴が空いているので、小さな南京錠を取り付けて使う事もできそうです。
南京錠を取り付けたら、まさに秘密の宝箱的な役割もしちゃうかもしれないスチールボックス。
このレトロな雰囲気もいいですよね。
ロックは、下にあるプレート部分を上に持ち上げると、蓋の部分に引っかけているフレームが外れるようになっています。
サイドのフレーム
Starke-Rのスチールボックスは、フタを開ける立てるようにすると同時に自然と2段目が開いて1段目にアクセスできるようになります。
フタと連動して2段目が広がるギミックを可能にする為に、サイド部分にはいくつかのフレームが剥き出しになっているんです。
それがちょっとメカメカしくて、スチームパンクの雰囲気もしませんか?
そんな剥き出しになったフレームも、スチールボックスを形作るのに必要なパーツでありながら、デザイン性も高めていると思います。
ここで一回、実際にフタを開けてみます。
こんな感じで、まるで秘密基地が顔を出すみたいな感じで2段目が開くのは、楽しいですよね。
ちなみにフタの上部には、Starke-Rのロゴがエンボス加工されていて、それもまだカッコイイんです。
2段目
通常このような説明では1段目から紹介すると思うのですが、今回は見やすくそしてアクセスしやすい2段目から紹介します。
フタを開ける事で前後に分かれた2段目は、手前側は横長の長方形、奥側は6枚の仕切板に区切られた収納スペースになっています。
手前の長方形のスペースは、1段目も同じですが、幅が408mmあるので、ペグなども収納する事ができます。
テントにペグを使っちゃていたので、実際にどのくらいの本数が収納できるかはわかりませんでした。
しかし、余っていたソリッドステークやエリッゼステークの鍛造ペグ、打刀など10本ぐらい入れてみました。
容量的にはまだ後5本は入りそうな感じ、しかもペグの向きを変えたらもっと収納出来そうな感じです。
反対に奥側にある仕切板がある方では、仕切ることで小さなスペースが7つあり、もちろんペグなどの長い物は収納する事ができません。
仕切板は取り外しできるようですが、これがちょっとコツが必要なようで、簡単には取り外す事が出来ませんでした。
製造元のリングスターにお聞きしたら、少し中皿を広げるような感じで、縦に抜くより手首にて円を描くように丸く斜めに抜くと抜けやすいとコツを教えていただきました。
ただこの際、中皿に力を込めた時に力を入れ過ぎると中皿も曲がってしまうようなんです。
それが大丈夫なんです。
多少力を込めても曲がってしまっても、頑丈な為元に戻るようなんです。
そんな事もあり、取り外した後に、再度仕切板を取り付ける時も力業になってしまいます。
奥側にある仕切板を取り外せば、手前側の何も無かった2段目に取り付けることができます。
それにより、多様なシュチュエーションに対応できますが、取り外し取り付けはちょっと手こずりそうです。
ただ、それだけ固いので、横からの圧力にはかなり強いようです。
スチールボックスの中で、仕切板が外れるような事はなく、細かな物を仕分けして収納しておいても仕切板が取れてしまいごちゃごちゃになるような事はないので、安心して使う事ができます。
2段目の手前側にペグを入れたなら、テントの設営関係の道具を収納しておきたいですよね。
そうなると、細かな物だと自在金具やロープなど収納しておけそうです。
とは言え、ちょっと思いつかなかったので、設営に関係ないライターとか入れてみました(笑)
大容量の1段目
1段目は、2つに分かれる2段目よりも深さがあり、広く使えます。
もちろん幅は408mmあるので、テントの設営には必須のペグハンマーなどを収納しておけます。
ただ1段目は思っていたよりかなり広いんです。
ペグハンマーを2本収容しただけでは、かなりスペースが余ってしまいます。
スワニーのグローブを追加で入れてみても、余裕があるんです。
1段目は広いので、ハンマーの他にハサミやドライバー、レンチとかを入れておけば、いざという時に便利に使えるかも知れません。
テントの設営関連の道具を収納するのも良いかなと思ったんですが、もう1つ入れておきたい物がありました。
それは、どんどん数が増えるLEDランタンなどの照明です。
これらが小さいとはいえ、ケースに入れて収納すると、意外に嵩張ってしまうんです。
個別にキャンプに持っていくとバラバラしてしまうので、1つにまとめておきたいと思った事はありませんか?
そこでたくさんあるLEDランタンなどを、1段目に収納してみました。
すると、これがやっぱりたくさん収納出来ちゃうんです。
僕が持っている、ヤエイワーカーズのBEAM、WAQのLEDランタン、Amazonで買ったリモコン式のLEDランタン、スノーピークのノクターン、ミニマルワークスのエジソンランタン、Bluetoothスピーカーとしても使える炎音、そしてベアボーンズリビングのビーコンライトLEDの7つを入れてみてもまだ少し余裕がある感じでした。
そして、2段目にはリモコン式のLEDランタンのリモコンや、虫除けキャンドルなどを入れてみたり、他のスペースにはS字フックや輪ゴムなんかも分けて収納する事ができました。
これなら、かなりの収納力なので、めちゃくちゃ便利だなあと感じました。
テント内では開けたままでも
テントの中では毎回スチールボックスの開け閉めをするのは面倒だと思います。
キャンプ中なら、スチールボックスを広げた状態で使うのもありだと思います。
そこで2段目に、LEDランタンやスピーカーなどを置いて使うのもアリなんじゃないかなと。
もちろん2段目だけではなく、1段目にもアクセスしやすいようになっているので、使う頻度が高い物を入れておいても良さそうです。
スチール製の工具箱という事で、Starke-Rのスチールボックスはマグネットが取り付けられます。
僕が持っていたポストジェネラルのトリパネルソーラーチャージLEDライトにはマグネットがあり、金属に取り付けて使う事が出来ます。
そこでスチールボックスの開いたフタにピタっと貼りつけてみると、良い感じにテントの中もスチールボックスの中も照らしてくれたんです。
こんな使い方も出来るのも、スチール製だからだと思います。
最近では、ゴールゼロやレッドレンザーでも、マグネットを組み込んであるキャプが販売されていて使っている人も多いと思います。
もちろん、それら人気のLEDランタンも、カスタムパーツを使う事で、スチールボックスにくっつけて使う事ができるんです。
これは意外に便利なので、おすすめです。
リングスター Starke-R スチールボックス スペック
サイズ | 410(L) ×200(W) ×180(H) mm |
内寸法 | 408(L)×198(W)×130(H) mm |
高さ | 上段50mm 下段130mm |
重量 | 4.3kg |
素材 | スチール |
仕様 | 仕切り板6枚付 |
まとめ
リングスターが手がけるStarke-Rのスチールボックスが、シンプルで無骨なデザインな上に機能性が高く便利に使えるんです。
キャンプでは、ペグやハンマーなどのテントの設営道具を収納してもいいし、僕のように数が増えて嵩張るLEDランタンを収納してもいいと思います。
また今回のレビューでは収納しなかった、スパイスや包丁、ナイフやカッティングボードなどの調理器具関連なども収納しても良さそうです。
何しろリングスターの工具箱は、頑丈で耐久力もあります。
どんな物でも収納しておけるし、細々した物でも整理してしまう事ができ、また取り出しやすくもあります。
スチール製で少し懐かしい感じもしますが、無骨でワイルドな感じも今の時代に合いそうです。
収納力と使いやすさ、さらには頑丈で耐久性もあり、見た目もカッコいいStarke-Rのスチールボックスは、実際に使ってみてとても良い物だと感じました。
1度手に取って使ってみてはいかがですか?
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