株式会社リングスターが手がけるアウトドアブランドのStarke-R(スタークアール)、バスケットや収納ボックスが代表的なアイテムで人気が高まっていますよね。
なんと言っても頑丈で使いやすい。キャンプで使う上で、必要な条件を備えているんです。
その上、アウトドアっぽいカラーリングなので、ほとんどのスタイルに合うと思います。
そんなStarke-Rから、新しく収納ボックスが販売されます。
それはStarke-R BOXという、オカモチ型の収納ボックス。
バスケットと同じように蓋が付いてない収納ボックスなので、咄嗟の時に使いやすいんです。
料理中や設営時、キャンプでは片手に何かを持って動き回っている時が多々ありますよね。
そんな時に蓋がない収納ボックスなら、手が塞がらずにすぐに必要な物を取り出す事が出来るので、とても便利。
今度のスタークアールの収納ボックスは、オカモチ型のStarke-R BOXだから、蓋がなくてそれが可能なんです。
今回は、Starke-Rの新商品、Starke-R BOX STR463の紹介とレビューをします。
また各ポケットのサイズと、何が収納できそうか見てみたいと思います。
目次
オカモチ型のStarke-R BOX STR-463をレビュー!
オカモチ型
Starke-R BOXはオカモチ型の収納ボックスです。
最近ではあまり見かけなくなりましたが、僕が子供の頃はラーメンの出前で使われている金属製の箱の事をオカモチって言っていました。
その他には、お蕎麦の出前などにも使われていたと思います。
それらをオカモチって呼んでいましたが、そもそもオカモチは底が浅い桶で、持ち運び用に取っ手が取り付けられていているもののようです。
江戸時代では、そのオカモチにお寿司やお魚などを入れて持ち運んでいました。
なのでラーメンの出前からオカモチに金属製の縦長の箱のようなイメージを持っている人が多いと思いますが、今回のStarke-R BOXで言うオカモチ型ではちょっと違和感を覚えてしまうかも知れません。
しかし、そもそものオカモチの形は浅い桶。Starke-R BOXは、その元来のオカモチに形が似ているんです。
Starke-R BOXのサイズ
Starke-R BOXは、片手で持って持ち運べるぐらいの大きさ。
サイズは456×300×170(h)mmなので、高さ以外はレギュラーサイズのバスケットよりちょっと小さいぐらい。
(レギュラーサイズのバスケットは465×385×280(h)mm)
高さは170mmなので、約11cmの差がありバスケットより全然浅くなっています。
重量は1.02kgなので、収納した物の重さにもよりますが片手で充分持ち運べる重さです。
耐久性が高い
Starke-Rの収容ボックスやバスケットには、自動車のバンパーなどに使われる超高耐衝撃性ポリプロピレン側採用されています。
Starke-R BOXには蓋がないので、上に座ったり乗るような事は無いと思いますが、それでも耐久性が高いのは確かなハズ。
キャンプにおいて、壊れにくいというのはとても大事な事で、粗雑に扱っても不意に落としてしまっても安心して使えるのは良いですよね。
Starke-R BOXは真横から見ると、真ん中に隙間があります。
左右のポケットがくっ付くように真ん中に向けて力を込めてみましたが、折り目(曲がった部分)にプラスチックのような表面が白くなる事もなく、何事も無かったように元通りになりました。
ハンドルには姫路レザーのカバー
Starke-R BOXのハンドルには、姫路レザーのカバーが付いています。
クロムなめしという加工方法をする事で、姫路レザーは耐久性が高くなっています。また傷がつきにくかってり、柔軟性や伸縮性があったりもするんです。
さらには経年劣化もでにくく、長い間使うのに適したレザーなんです。
実際に触ってみると、すべすべした心地よい感触。手に負担がかからなそうな柔らかなレザーです。
レザーの2ヶ所をホックで留めてありますが、手に持った時には、そのホックの間に手のひらが収まるので、ホックによる痛みはありません。
ポケットは6つ
Starke-R BOXには、大小6つの溝というかポケットがあります。
①の1番大きなポケットは、横幅を目一杯使った幅広の物。
外寸で456mmあるStarke-R BOXですが、このポケットは上部で約43.5cm。底側で約40cmの幅があります。
ポケットはどれも上部側の間口が広く、底に向かうにつれ少し狭まる形状になっています。
村の鍛冶屋の鍛造ペグの28cmや38cm、スノーピークのソリッドステーク30cmはもちろん入ります。
40cmの長さのソリッドステークは、幅が同じなので、取り出しにくくなってしまうかも知れません。
ゼインアーツのグラートステイクも18cmと28cmなので、大丈夫。
さらに村の鍛冶屋のアルティメットハンマーは全長が23cm、スノーピークのペグハンマーPRO.Sも29cmなので収納する事ができます。
ただもちろんここに、ペグなどを入れておかなくても、大丈夫。調理用に使用する場合なら、スパイスやバーナーなど何を収納しても良いんです。
ちなみに間口の幅が43.5cmですが奥行きは約11.3cm、深さ(高さ)は約12cm程になっています。
②の2番目に大きなポケットは、取手を挟んで反対側の真ん中に配置されています。
このポケットは、上部の間口の幅が約22.7cm、底で約20.5cmの幅があります。
奥行きは間口で約11.3cmで、一番広いポケットと同じくらい。
テントの設営道具を収納するのなら、グローブとかを入れておいても良さそうです。
その他なら、TSBBQの銅製スクエアパンと小さめの鍋敷き。
収納ケースに入れたスクエアパンと木蓋だけでは余裕があるので、鍋敷きやカッティングボードなどを入れてもいいと思います。
LEDランタンならシェードを収納ケースに付けたルーメナーM3、それだけだと余裕があるのでベアボーンズリビングのビーコンライトとレッドレンザーML4。
WAQの長方形の平べったいルーメナーのようなLEDランタンだと収納ケースが大きいので、ルーメナーM3と立てて入れると良さそうでした。この時はレッドレンザーML4は2つ入りました。
調理用なら、瓶のスパイス類を何本か収納するのも良いと思います。
ほりにしを代表とするアウトドアスパイスの瓶では、ピッタリと整列させる事はできませんが6本を何とか収納できました。
アイアンクラフトのアウトドアスパイスは、瓶のサイズが少し小さくて、これを含めた6本だと良い感じに収まりました。
この2番目に大きなポケットの左右にあるのは、間口が約9.4cm、奥行きが約11.3cmの③のポケットです。左右でポケットのサイズは同じだと思います。
ここには写真でもあるようにドリンク類を入れるのが良さそうです。
テントの設営関連なら、ロープや自在金具など、小さめな道具。
LEDランタンだと、収納ケース付きのWAQのBEAM、ルーメナーM3は入らず、ビーコンライトは傘が仕切りに引っかかって下まで届きませんが、なんとか収まっているという感じ。
レッドレンザーML4なら、持っている2本が余裕だったので、これ系の細長いLEDランタンなら4本程度収納出来ると思います。
ハンドルの左右には、小さなポケットがそれぞれ配置されています。
商品説明では、ライト等小物を収納をおすすめし、ゴールゼロを置いています。
ゴールゼロを持っていないので、他で試してみると、レッドレンザーML4では太さがあるので、入りませんでした。
ルーメナーM3ではさらに太いので、これも収納出来ず、一時的に置く程度の使い方になりそうです。
スタッキング
Starke-R BOXは、2つ持っていればスタッキングする事ができます。
何も収納していなければ、ぴったりと重ねて置いて置けるし、何か収納している場合には、上か下を180度回転させる事で、下側の収納スペースを保ったままスタッキングする事ができます。
またStarke-RのレギュラーサイズのバスケットSTR-465や浅型のSTR-465Sの上に重ねてスタッキングする事もできます。
Starke-R BOX同士のスタッキングを実際にやってみると、下側に収納する物は高さがはみ出ないようにする必要がありました。
ポケットの仕切りの高さより約5mm程度低くなる物でないと、スタッキングした時にしっかりと固定する事ができません。
そう考えると、先ほどポケットに入れたアウトドアスパイスやTSBBQの銅製スクエアパンなどは高さが出てしまうので、下側には収納しておけません。
2つあるのなら、下側にペグなどは高さが出にくいテントの設営道具を、上に調味料など料理関係の道具を収容するのが良さそうです。
バスケットとスタッキングする際は、下側にあるバスケットは、ハンドルを内側に畳んでおく必要があります。
このバスケットのハンドルの上に重なるようになるので、収納物はハンドルの位置よりも高さが出ないようにする必要があります。
Starke-R BOX スペック
- サイズ:465(L)×300(W)×170(H)mm
- 重量:1.02kg
- 材質:本体/超高耐衝撃性ポリプロピレン
- 材質:レザーハンドル/姫路レザー
- カラー:1色(オリーブドラブ)
まとめ
Starke-R BOXは、サッと取り出しやすい、出し入れのやりやすさに特化した収納ボックスです。
バスケットや蓋付の収納ボックスだと、ガッツリ収納している感があって、キャンプ場ではそれほど高頻度で出し入れをする事はないと思います。
しかしStarke-R BOXなら、出し入れが簡単で、手間やストレスなくサッと気軽にやる事が出来ます。
それは蓋がなく間口が広いという特徴があるから。
なので、キャンプでは使う頻度が高い物を収納して欲しいと感じました。
それは今回収納してみた、アウトドアスパイスだったりペグだったりするのですが、実際に使うとしたら便利ではないでしょうか?
僕個人の事ですが、アウトドアスパイスは現在ファスナー付きの収納ケースに入れてあるので、使うたびにファスナーの開け閉めが面倒だなと感じていました。
Starke-R BOXなら、この面倒くささも無くなります。
ただ車載時の持ち運びで、斜めになったり倒れたりしないようにする必要があります。
ボックスなどをにスタッキングして重ねて置けば大丈夫ですが、テントの収納ケースの上とか不安定な場所に置いておくと、急ブレーキによって中身が飛び出してしまうかも知れないので、そうならないように気をつけましょう。
Starke-Rの新たな収納ケースStarke-R BOXは、キャンプ中に使いやすいのでおすすめです。
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