少し前と言っても、今年に入るもっと前から、炎の揺らめきのようにゆらゆらと明かりを照らしてくれるLEDランタンをインスタなどで見かけるようになりました。
そのLEDランタンは、ランタンとしての機能の他に、Bluetoothスピーカーとしての機能も持ち合わせています。
それをキャンプに持っていけば、雰囲気の良いランタンをしても使えるし、スピーカーとして音楽を楽しむこともできます。
本体はラグビーボールのような形状で、表面は網目状の曲線で飾られていて、他にはないデザイン。
しかし、Bluetoothスピーカーをいくつか持っている僕は、全く触手が反応しませんでした。
なんて、ろくすっぽ調べずにいましたが、先日ショッピングモール内に展示されているハイエースのリアハッチに吊り下げられているそのLEDランタンをみて、ちょっと欲しくなっちゃたんです。
そのハイエースは、アウトドアショップの前に展示されていて、キャンプ仕様のカスタムでメチャクチャおしゃれ。
その展示のアイテムとして飾られていた事も影響したのかも知れませんが、何度か見ているはずなのにその時やけに心を惹かれたんです。
そのLEDランタンの名前は「炎音en-on」。
まさに炎の揺らめきと、Bluetoothスピーカーの機能をもつ名前としてピッタリなんです。
その時一緒にいた友達には買わないと言ったものの、家に帰ってき翌日にはポチってしまいました。
今回は、少し前から流行っているLEDランタンとBluetoothスピーカーが一体となっている炎音en-onをレビューしたいと思います。
目次
揺らめくBluetoothスピーカー炎音en-onをレビュー!
炎音en-onのカラーバリエーション
炎音に惹かれたのは、実は炎のように揺らめくLEDランタンでもなくBluetoothスピーカーとしての機能でもありません。
展示されている炎音は電源が入ってなくだた吊り下げられているだけ。
なんて言葉をかわしたのですが、その時すでに心を奪われてしまっていたんです。
それは、見た目のデザイン。
写真で時々見たこともあったのですが、その時にはなにも感じませんでした。
それが、実物を目の前にしたら、印象が全く違ったんです。
なんと言って良いのかわかりませんが、ランタン部分の網目状の曲線のうねりが、僕を惑わすように惹きつけるんです。
家に帰って調べてみると炎音には何種類かのカラーがあって、スピーカー部分とLEDランタンの部分がブラックで統一されているタイプ、スピーカー部分がレッドでLEDランタンの網目がヴィンテージゴールドのタイプ、そしてスピーカーの部分がブラックでLEDランタン部分の網目がヴィンテージゴールドのタイプの3種類が、現在購入できるものでした。
発売は2019年のようなので、その間に他のカラーがあったかも知れませんが、今販売されているのはその3色でした。
その中で僕が購入したのは、スピーカーの部分がブラックでLEDランタン部分の網目がゴールドのタイプ。
それは、1番発売日が新しいからなんです。
全てがブラックのものは2019年1月にAmazonで取扱が開始されていますが、僕が買ったカラーは2021年の2月になっていました。
機能的に同じかも知れませんが、ここはやっぱり新しい物を買いたくなってしまいますよね。
サイズ感
炎音は、逆さまに吊るすことはあっても横に寝かせないで立てて使います。
その時のサイズは16.5x9.9x9.9(h)cmとなっています。
LEDランタンとして見た時は、ちょっとサイズが大きめに感じてしまうかも知れません。
実際僕も、ショッピングモールで見た時は大きいと感じました。
そこで家にあるLEDランタンと並べてみたら、やっぱりちょっと大きい感じ。
ベアボーンズリビングのビーコンライトLEDやレッドレンザーのコンパクトなLEDランタンよりは大きく感じます。
ただ持ってませんが、今流行りのベアボーンズリビングのレイルロードランタンは、幅14.8×高さ32.5cm(フック含)となっているので、それと比較したら大分コンパクトなサイズとなっています。
Bluetoothスピーカーとして比較してみると、縦置きできるSONYのSRS-XB23と並べてみると炎音の方が高さが低いですが、太さがあるので全体的にはいい勝負という感じだと思います。
もちろん、もっとコンパクトなSONYのSRS-XB12などと比べると、大分大きいサイズになっています。
LEDランタンとしてもBluetoothスピーカーとしても、大き過ぎず小さ過ぎずミドルサイズといった感じです。
デティール
僕が惹かれた一番のポイントは、炎のように揺らめく灯りでもなく、Bluetoothスピーカーでもありません。
LEDランタン部分のホヤに当たる網目状のウネウネした曲線です。
このデザインが、僕を惑わすんです。
LEDランタンなのでこのホヤのような部品は本当は必要ないものかも知れませんが、これがあることで燃料系のガソリンランタンやオイルランプを使っているかのように思えますよね。
中には円柱状のLEDランタンがあり、その上部にはBluetoothスピーカーが配置されています。
スピーカー部分は穴が3ヶ所開いていて取っ手みたいに見えますが、これは違うので手を入れないよに気をつけてください(笑)
最上部にはスピーカーの電源ボタンやボリュームボタンなどが配置されています。
LEDランタンのスイッチは中央部にあり、Bluetoothスピーカーとは別で独立して使えるようになっています。
ボタンはシリコンっぽい素材で優しい肌さわり、押すとカチッとクリック感がある物理ボタンです。
本体底部分には、アイボルトを取り付けるねじ穴が配置されているだけで、他には特にないようです。
LEDランタン
※上向きの炎
炎音en-onは、炎のように揺らめく灯りが特徴のLEDランタンです。
キャンプ場で灯せば、燃料系のランタンを使用しなくても、ゆらゆらと炎が揺らめく雰囲気を楽しむことができちゃうんです。
※下向きの炎
灯りは全部で3パターンあり、本体の上部中央のボタンを押す度に、同じLEDライト部分の下の方で点灯(上向き)するパターン、上の方で点灯(下向き)するパターン、そして揺らめきも何もなくただ全体が発光するパターンへ切り替わります。
炎音は、テーブルや棚の上に置いて使うこともできるし、付属のフックを本体の底面のねじ穴に取り付けることで吊り下げて使うこともできます。
また、全体がブラックカラーのタイプでは、地面に差し込む用のアダプターが付属していたようなので、キャンプ場のどこにでも設置することができたようです。
それ以外のカラーでは、大型の専用カラビナとそれを取り付けるアイボルトが付属しています。
さらにテーブルに設置するランタンスタンドにエッジスタンドという人気アイテムがあるのですが、それに取り付けるようのアダプターもサードパーティー(ガレージブランド)から販売されていたりします。
それらに取り付けることでランタンをそのままの向きで使ったり、逆さまにして吊り下げて使ったり出来るようになります。
その時に、灯りが上向きだったり下向きだったりと変更することが出来るのが、細かくていい感じです。
LEDは全部で96個。
96個というLEDの数が多いかどうかはわかりませんが、サイト全体を照らすLEDランタンのような役割は期待できないと思います。
まだキャンプ場で使っていませんが、ほんのり照らしてくれる間接照明的な明るさでした。
サイトを照らすLEDランタン的な事を求めるのではなく、あくまで炎が揺れる雰囲気を楽しむためLEDランタンです。
それなら100均でも、ロウソクの炎が揺れるようなライトが売っていますが、それらと比べたら流石に光量もデザインも炎音の方が良いともいます。
Bluetoothスピーカー
炎音en-onは、Bluetoothスピーカーの機能がついています。
と言っても、もしかしたらスピーカーがメインでLEDランタンが付属的な感じなのかも知れません。
しかし炎音にどのくらいの大きさのサウンドドライバーが付いているのか、パッシブラジエーターが付いているのかなどの情報は記載されいませんでした。
販売元のホノベ電機の商品ページを見てみても、2台を接続してステレオスピーカーになるとは大きく書かれていますが、その他についてはあまり書かれていないんです。
しかし炎音本体のスピーカー部分を見る限りモノラルスピーカーというのがわかるので、最大限活用するのには記載通り2台をBluetooth接続したいところです。
しかし、Bluetoothはバージョン4.2と最新ではない感じです。
気になる音質は、正直あまりよくありません。
ただこれは、他のSONYやJBLのBluetoothスピーカーと比較しての感想です。
Amazonのレビューを見てみると、音質に関しては賛否両論。
どちらかと言うと、あまり良くないと言っている方が多かなと言う感じです。
でも、キャンプ場で音楽を流す時ってボリュームを大きくして聞くことができないので、そこまで音質に拘らなくてもいいかなという気持ちもあります。
家で使う時にはちょっと、役不足感は拭えないと思います。
音質比較動画
音質を比較するために動画を作成しました。
バッテリー持続時間
炎音のバッテリー持続時間は、ライトのみ点灯させると約20時間、スピーカーのみ使って約7時間(音量60%時)、炎ライトとスピーカーの両方を使うと約5時間(音量60%時)となっています。
しかし全体がブラックカラーのタイプでは、ライトのみで約18時間、スピーカーのみで約5時間(音量60%)、炎ライトとスピーカーの両方で約3時間(音量60%)となっているので、新しいタイプではバッテリーに変更があったのかも知れません。
バッテーリーの充電端子は本体の背面部の保護キャップの中にあり、マイクロUSBの端子になっていました。
新しいブラックとヴィンテージゴールドの機種では、USB-Cにして欲しかったと思いました。
キャンプ場で炎音を使う時、やっぱりLEDランタンとしてもBluetoothスピーカーとしても使いたいですよね。
その時、ボリュームがどのくらいの大きさになるか分かりませんが、60%の大きさで約5時間持つということなので、夕方17時ごろからLEDランタンとスピーカーの両方で使い始めたとしたら、22時ぐらいの就寝時までは使うことができそうです。
ただ、昼間に音楽だけ聞いたり、翌日も使うということはできないかも知れません。
スピーカーに期待しないで持っていくのなら、LEDランタンだけで約20時間と長い時間使えるので、2泊ぐらいは炎のゆらめきを感じながらノスタルジックな雰囲気を楽しむことができると思います。
炎音 HNB-RS1-VG スペック
サイズ | 16.5x9.9x9.9(h)cm |
バッテリー容量 | 7.4V 2000mAh |
出力 | 6W |
防滴性能 | IPX5(防噴流刑) |
充電時間 | 約2~3時間 |
使用時間・ライトのみ | 約20時間 |
使用時間・ライト+スピーカー | 約5時間 |
使用時間・スピーカーのみ | 約7時間 |
まとめ
炎の揺らめきを楽しめるLEDランタンの炎音en-onは、Bluetoothスピーカーの機能も持ち合わせています。
しかし僕はそこではなく、デザインに惹かれて買ってしまいました。
まだキャンプでは使っていませんが、LEDランタンだけの無機質なキャンプサイトが、炎音によりノスタルジック雰囲気になって楽しめると思います。
僕は最近ガソリンランタンを使うよりも、手間がかからないLEDランタンを使う機会が増えています。
そんな時でも、安全で手間を掛けずに雰囲気だけを提供してくれるのって嬉しいですよね。
また、スピーカーとしても十分使えるかも知れません。
音質に関してはあまり評判がよくないし、僕も実際聴き比べてみました。
確かに、褒められるほど良い音質ではないので、お家で使うスピーカーとしては物足りなく感じる人もいると思います。
しかし、大きなボリュームで聞くことがないキャンプ場では、それでも良いのかなとは思います。
と言いつつ、僕は他のスピーカーを持っていくと思います。
キャンプ場流行っている、炎が揺らめくノスタルジックな雰囲気を楽しめる炎音en-onは、やっぱり流行るだけあっていい商品だと思います。
改善点はありますが、おすすすめできるLEDランタンです。
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