秋といえば、キャンプ場の賑わいは夏休みのときよりは少し落ち着いてきて、本格派のキャンパーにとってはキャンプのメインシーズンの到来ともいえる季節です。
まだまだキャンパーの数は多いのですが、それでも隣近所との距離を広く取れるようになると思います。
少しプライベート感を味わえるようになったキャンプ場で、焚き火を前に静かに夜空を見上げ、ゆったりとした静かな時間を過ごすのって最高の贅沢であり醍醐味ですよね。
なんて、傍からその様子を見ている分には良いんですが、実際に座っている人は、背中や地面からじんわり寒さを感じてしまい身体が冷たくなってしまうこともあります。
そんな時には、背面や地面からの冷気を遮るチェアカバーがあると暖かく過ごすことができるんです。
今回は、今持っているチェアに着せることで簡単に冬仕様に変身させられるチェアカバーについて、詳しく紹介したいと思います。
目次
あったかチェアカバーで手持ちのチェアをバージョンアップ！
手持ちのチェアは冬仕様？
突然ですがあなたの手持ちのチェアは冬仕様ですか？
キャンプ用のチェアは、軽量性や持ち運びの利便性を考えて、丈夫で薄手の生地でできている物が多いですよね。
薄手の生地のチェアは、軽くて持ち運びやすいので、春夏のキャンプではかなり便利です。
通気性も良ければ、汗ばむ季節でも爽やかに座っていることができます。
ですが、そのチェアは冬となるとどうでしょう？
生地が薄いチェアはいくら丈夫でも、背中や地面から這い上がる冷たい空気は遮ることができません。
通気性の良さは暑い季節には重宝されますが、冬の寒い時期のキャンプではその逆。
秋冬キャンプでは、保温性を重視して暖かく座って過ごしたいですよね。
わざわざ冬用の防寒性の高いキャンプチェアを探して買わなくても、便利なものがあるんです。
それがキャンプ用の暖かいチェアカバーなんです。
暖かチェアカバーのメリット
①手持ちのチェアがそのまま使える！
出典：楽天
一般的なキャンプ用チェアは、夏用で考えられていることが多いようです。
薄手で通気性が良ければ、暑い夏に座っていても気持ちよく過ごせます。
じっと座っているだけで汗をかいてしまう夏でも、チェアの座面や背面が薄手で軽量なものなら、熱がこもりにくく多少は快適に過ごせます。
また生地が薄ければ折りたたみ時もコンパクトになり、ソロキャンプでもチェアが複数必要なファミリーキャンプでも嵩張らず持ち運ぶこともできるようになるんです。
しかし今使っているチェアを冬に使ったらと考えてみてください。
冬の寒い時期、地面から上がってくる冷たい風や冷気・・・。
なんだかお尻や足腰が冷えて、背筋が寒くなってきちゃいますよね？
そんな時、冷気を遮る暖かなチェアカバーがあったらどうでしょう。
焚き火を眺めながらのんびり座っていても、お尻や背中が冷たくなることもなく暖かく過ごせますよ。
そして暑さを感じる季節になったら、今度はカバーを外して元通りにして使えば良いんです。
②座り心地も良くなる！
断熱性の高い暖かなチェアカバーには、座り心地も考慮されたものが多いのが特徴です。
座り心地がふかふかなもの、素材の触り心地が良いものはより暖かく感じますし、何より気持ちが良いですよね。
このふかふかとしたクッション性の高い座り心地にこだわれるのはある意味冬の間だけ！
冬は暖かく、夏はカバーを外して涼しくと季節に合わせてちょっとしたこだわりを出せるのもチェアカバーのいいところであり、楽しいところだと思います。
③火の粉対策として大切なチェアを守る！
秋冬キャンプの寒さ対策として、ストーブを使ったり、焚き火をする人も多くなりますよね。
焚き火から出た火の粉はタープやテントを溶かしたり傷つけることもあるので、それらには焚き火に強い素材を選ぶと思いますが、チェアはどうですか？
焚き火中に飛んできた火の粉が、せっかく買った大切なチェアを傷つけてしまう恐れもあります。
そんな「うっかり」や「ドッキリ」を防ぐためにも、チェアカバーをかけておくと安心です。
今度はチェアカバーが傷ついてしまうこともありますが、チェアカバーに耐熱性や耐火性に優れているものだと安心です。
耐熱性や耐火性がないものは、なるべく焚き火の近くで使わないようにしましょう。
チェアカバーのおすすめ商品
オレゴニアンキャンパー ファイヤープルーフ コンパクトチェアカバー R
出典：楽天
オレゴニアンキャンパーのチェアカバーは、ふわふわで肌触りが暖かいマイヤー毛布素材を使っています。
使われているマイヤー毛布素材は繊維が長く高機能なミンクタッチで気持ちの良い肌触りを持ちながら、着火や延焼しにくく有害な黒煙も発生しないという難燃素材です。
火の粉からお手持ちのチェアを守りつつ、ふんわり暖かく背中やお尻を包み込んでくれるはず。
リニューアルした製品では生地の厚さがアップし、座り心地と保温性が向上しています。
さらに着脱は簡単なゴム仕様となっているので、手間もかかりません。
Herinox(ヘリノックス) グランドチェア、チェアワン、チェアゼロなどのコンパクトチェアにフィットします。
オレゴニアンキャンパー ファイヤープルーフ コンパクトチェアカバー R スペック
- サイズ：幅97、長さ110cm
- 素材：100％POLYESTER(ポリエステル)
Hilander（ハイランダー）難燃チェアカバー ブラウン N-024
出典：楽天
クラシックな形のチェアをお使いであれば、こちらの難燃チェアカバーはいかがでしょうか？
柔らかく暖かで肌触りの良い起毛素材、ポリエステル100％の生地は難燃素材でできていて、火の粉がついても燃え広がりにくっくなっています。
付属の収納袋の中に入れてしまえば枕にして使うこともできます。
重さは約240gと超軽量です。
ハイランダー 難燃チェアカバー ブラウン N-024 スペック
- サイズ・使用時：約W52×H94cm
- サイズ・収納時：約W14×H27×D12cm
- 重量：約240g
ロゴス｜LOGOS フリースチェアカバー
出典：楽天
ロゴスのチェアカバーは、背もたれにかぶせるだけの、ごくごくシンプルなフリース製のものです。
元々保温性が高く暖かいフリースを表地に、裏地はアルミ蒸着が施された便利な断熱仕様なので、とても暖かくなっています。
今使っているチェアに被せて、汚れたらおうちでお洗濯が可能なお手軽さもおすすめポイント。
足元からくる冷気を遮断できるように少し長めに作ってあります。
使用できるチェアの背もたれ幅は57cmまでカバーしてくれます。
ロゴス フリースチェアカバー スペック
- サイズ・使用時：約W64×D138cm
- サイズ・収納時：約W35×直径10cm
- 総重量：約320g
Mag Cruise ぬくぬくヒーターチェアカバー
出典：楽天
高級ポリエステルのふかふかとした触り心地が楽しいMag Cruiseのぬくぬくヒーターチェアカバーは、USBケーブルをモバイルバッテリーに差し込むだけで、背中やお尻がぽかぽかと温まるヒーター付きなんです。
長時間の使用時には2時間で止まる安全機能付。
また、付属のUSBカバーを取り付ければ洗濯機での洗濯も可能という優れものです。
素材的に暖かいというだけでなく、ヒーターでダイレクトに暖まるのは腰痛持ちや寒がりの人にとってはキャンプをより過ごしやすいものにしてくれると思います。
ヘリノックス、FIELDOORやモンローなど様々な有名メーカーのコンパクトチェアで使用することができます。
僕の場合は、Amazonで購入したヘリノックスのチェアワンに似ている安いIFF STUDIO(イフスタジオ)のアウトドアチェアに取り付けました。
重量が380gと、かなりの軽量なのもおすすめポイントです！
Mag Cruise ぬくぬくヒーターチェアカバー スペック
- サイズ・使用時：62x58cm
- 重量：380g
FIELDOOR（フィールドア）ポータブルチェア用チェアカバー
出典：楽天
同社から販売中のポータブルチェア（T/C）に装着することで、まるでソファのような座り心地になるチェアカバーです。
抜群のクッション性はたっぷり入った中綿のおかげ。
このカバーの厚みはなんと6cmもあり、今使っている薄い生地のチェアにも、しっかりとしたクッション性を与えてくれます。
表面に使われている爽やかな触り心地のコットン帆布は、燃えにくい難燃素材としても有名で、高密度で織られているため水が浸透しにくいと言われているものです。
持ち運びの時には便利な収納ベルトでコンパクトにまとめてしまいましょう。
収納ベルトには持ち手がついているので、移動するときも楽にできます。
FIELDOOR ポータブルチェア用チェアカバー スペック
- サイズ・使用時：約W54×D54×H47cm
- サイズ・収納時：約W70×D26×H26cm
- 重量：約1.7kg
更に暖かく過ごす方法は他にも！
手持ちのチェアに暖かなチェアカバーをかけて冬仕様にしても寒い！
そんな人も多いはず。
暖房として焚き火やストーブを使っているのに？・・・なんて言っても、それも熱くなるのは熱源に当たっているところだけなので、寒さを感じて当然なんです。
チェアカバーの他に、暖かなダウンジャケットを着るのもいいですし、防寒ブーツで対策するのもおすすめ。
湯たんぽや防寒用のブランケットを準備しておくのも良いと思います。
電源のあるサイトなら、電気ストーブやホットカーペットなどを活用する人もいるようです。
日本の秋冬は夜が長いので、キャンプの夜は焚き火の前でのんびりしたいと考える人も多いはず。
楽しいキャンプで風邪をひかないように、しっかりとした防寒対策で暖かな夜を過ごしてくださいね。
まとめ
キャンプの夜に、チェアに座って過ごしていると、なんだか寒いなあと感じることはないですか？
秋冬キャンプでは、特に座面や背面から冷たい風や冷気を感じることが多く、一般的なチェアでは寒さを感じてしまいます。
それもそのはず。キャンプ用のチェアって、携帯性を高めるべく丈夫でも薄手の生地を使用している場合が多いし、そもそも夏の使用を考えて通気性もよく作られているんです。
だからと言って冬用のチェアを買うのももったいない。
なんとか秋冬も兼用できないかな、なんて思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
キャンプチェアがいくらコンパクトでも、季節に合わせていくつも所有しておくのは収納スペース的にもちょっと困ってしまいますよね。
そんな時には、是非ふかふかで暖かな素材のチェアカバーを使ってみてください。
冬用のチェアカバーは断熱性が高く、冷たい風を通さないし、優しく暖かな肌触りでホッとしちゃうはずです。
焚き火やストーブを使用する場合、火の粉で受ける傷や延焼を防いでくれます。
冬のキャンプの寒さを防ぎ、居心地をよりアップさせてくれるチェアカバー。
冬用のチェアを準備するより費用もかからないし、持ち運びも楽。
家での収納スペースを考えても絶対便利だと思います。
是非秋冬キャンプのお供に使ってみてはいかがでしょうか？
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