キャプテンスタッグの『エクスギア アルミ背付きベンチ』、これってキャンプにおけるベンチ人気のはしりではないでしょうか?
今でさえ、各メーカーがキャンプ用ベンチを販売していますが、それらが発売されるずっと前から人気でした。
このキャプテンスタッグのアルミ背付きベンチには、あだ名というか通称がありました。
それは「鹿ベンチ」・・・。
この鹿ベンチ・・・一見ただのベンチなんですが、その計り知れぬポテンシャルはかなり高かったんです。
それは、キャンパーのみなさんはこの「鹿ベンチ」に ペンドルトンのブランケットを掛けたり、DIYでカバー作成たり、または生地を張り替えるなどカスタムを楽しんでいたんです。
そうするとあら不思議、ちょっとダサい感じだったキャプテンスタッグのアルミ背付きベンチが、なかなかのオシャレな感じに生まれ変わっちゃうんです。
ネットで検索すると、いろいろとカスタムされた「鹿ベンチ」がでてきて真似したくなっちゃいました。
それで我が家も、それらを参考にしアルミ背付きベンチを購入しました。
ただ、それは通常の緑色のアルミ背付きベンチではなく、エンジ色のちょっと高級なライン「エクスギア」のものでした。
今回は、キャプテンスタッグのエクスギア アルミ背付きベンチをレビューしたいと思います。
座り心地はどうなのか、また持ち運び時の車載の感じはどうなのかを紹介します。
目次
キャプテンスタッグのアルミ背付きベンチをレビュー!
えんじ色の鹿ベンチ
キャプテンスタッグのエクスギア アルミ背付きベンチを買ってから早2年。
すぐに、生地の張替えをやろうと思っていたのですが、なかなか実行に移せないまま、時間が過ぎちゃいました・・・。
2年間、ただ使わずにしまっておいたのではなく、ちゃんと使っていたので、少し汚れちゃっっていますが・・・とりあえずレビューしますね。
キャプテンスタッグのアルミ背付きベンチは、大人2人が座れるくらいの大きさのアルミのフレームでできたアウトドア用のベンチです。
折りたたみ式でシートの前面を上に持ち上げることで、座面と連動して肘置きも縦になり2つ折りのような形で収納することができます。
この折りたたまれた状態から、今度は逆にシートの前面のフレーム(畳まれている状態では上にきてる)を下側に広げるだけで、ベンチとして完成します。
ただ広げるだけなので、組み立てはすごく簡単です。
アルミ背付きベンチのひじ掛け部分は木製で、アルミのフレームとの素材の違いが良い感じを出しています。
僕がノーマルの緑のアルミ背付きベンチではなく、エクスギアのアルミ背付きベンチを購入したのは、この木製の肘置きの色が濃かったからです。
ノーマルのアルミ背付きベンチの肘置きは、もう少し薄くてナチュラルな感じ。
エクスギアの方は、焦げ茶色です。本当はもう少し濃い方がいいのですが、仕方ありません。
現在では、カラーバリエーションが増え、シートの色はベージュやホワイト、ブラックなどがありますが、肘置きの色はナチュラル色になっています。
鹿ベンチのサイズと耐荷重
この鹿ベンチを広げた時の大きさは、幅104×奥行56×高さ66.5cmで座面高は28.5cmになります。
ちょっとしたロースタイルです。
と、腰痛持ちにはちょっと辛そうな座面の高さです。
耐荷重は、140kg(片側70kg)となっているので、大きい大人の男性二人はギリギリ・・・。
大人の男性が2人座ると、片側70kgだとちょっと頼りない感じ。
中年になると身体の代謝が落ちて、自然と体重が増加してしまいます。
お父さん世代になれば、そこそこの身長があれば70kgは簡単に超えてしまうと思います・・・多分。
そうなるとアルミ背付きベンチを、大人の男性2人で座ることはできません。
そもそも鹿ベンチの幅が104cmなので、1人辺り52cmになってしまい、それこそ大人の男性2人ではキツキツです。
でも、よく考えたら、大人の男性2人で座るシチュエーションってあまりないですよね。
お父さんと子供の組み合わせで考えたら、お父さんが片側70kgは超えてしまっても、子供はそこそこ大きくなても大丈夫。
小学校3年生ぐらいの子供なら、大きい子で約30kgの体重だと思います。
お父さんが80kgあっても、総重量的には大丈夫です。
アルミ背付きベンチ自体の重さは4kg、ベンチは重くはありません。
デティール
エクスギア アルミ背付きベンチの背もたれには、キャプテンスタッグのロゴが入ってます。
好き嫌いが分かれますが、僕的にはこのロゴがない方が良いと思いますし、他のキャンパーさんもそう思って張り替えしてる人が多いのかなと思います。
このロゴは、もう少し小さくてもよかったかも・・・なんて、メーカさんに怒られちゃいますよね(笑)
鹿ベンチの生地はポリエステルとなっています。
シート面や背もたれは、生地がパンパンに張ってある感じです。
長く使っているのですが、よれてくることは今のところありません。
生地自体は薄い感じがしますが、破れちゃいそうとか、そういうのはない感じ。
結構丈夫そうです。
構造部はこんな感じになってます。
座面は、おしりが沈む感じの角度になっています。
ゆったり背もたれに寄りかかれるのですが、腰痛持ちの僕には、長時間座るのはきついです。
またシート前面のアルミフレームが、腿の裏に当たってそれも長時間座っていると痛くなってきちゃいます。
クッションや座布団を挟んで座る事が出来れば、痛みも軽減すると思います。
キャンプに行くと自分で座るより、子供が独占しているか荷物置きになっちゃうことがありますが、張り替えなどしておしゃれにすれば、大きいので見た目の印象が、がらりと変わると思います。
収納と車載
車のラゲッジスペースに積み込む時は、ちょっとサイズが大きいです。
3列シートの車では、3列目を収納してそこにキャンプ道具を積み込むのですが、アルミ背付きベンチは1つだけ形状が違っていてしかも大きいんです。
大きいけど薄いので、2列目のシートに背中合わせにするように奥に詰めちゃうか、縦にして仕切りのように使う感じで入れるのが収まりが良いです。
または他の荷物の上に横に倒して積む事もできますが、ちょっと不安定な気もします。
2列目のシートに背中合わせにするように奥に詰めると、ほぼベンチが無かったかの様に他の荷物を車載する事ができます。
ただキャンプ場に付いた時、ベンチを始めに取り出して荷物置きにしたいと思っても、手前に他の荷物があるのでできません。
縦にして仕切りのように使う感じで車載する場合は、2列目が真ん中で分割できる(している)タイプじゃないと、入り切らいない可能性があります。
2列目を前に出したりして、ベンチを縦にした時の奥行きを確保する必要があります。
他の荷物を積んだ後に、その上に折りたたんだベンチを乗せると、カーブの遠心力や道路の段差などで動いてしまうこともあります。
しっかりと固定できれば、以外にそれが楽だったりする場合もあります。
荷物が多いとルームミラーの視界の邪魔になってしまうと思います。
キャンプ場への持ち運び、またはおうちでの収納時はちょっと手こずるかも知れません。
アルミ背付きベンチのメリット・デメリット
メリット
- 加工次第では、おしゃれなベンチになるのでいい
- 値段はお手頃で購入のハードルが低い
- ベンチは物珍しいのか子供に大人気です
デメリット
- 生地の張替えとか自分でする分にはハードルが高い(裁縫とか無知なので)
- 腰のところが深すぎて腰痛持ちにはきついかも
- 折りたたんで車に積んでも何気に場所を取る
まとめ
キャプテンスタッグのアルミ背付きベンチ、通称「鹿ベンチ」。
この鹿ベンチは、今のキャンプ人気が加熱する前から、キャンパーさんに人気のベンチでした。
今では各メーカーからベンチが販売されていますが、2016年以前ではキャンプ用ベンチに他の選択肢はなかったと思います。
それだから人気だったのではなく、値段が安いこと、またシートを張り替えるなどのカスタムが出来ることなどの理由がありました。
僕はその中、普通の緑色のアルミ背付きベンチではなく、えんじ色のエクスギアシリーズのアルミ背付きベンチを購入しました。
その違いは、肘置きの色だけだったと思います。
キャプテンスタッグの鹿ベンチは、大きな大人の男性が座るのにはちょっと頼りない感じに思えました。
また座り心地は、アルミのフレーム当たりちょっと腿の後ろが痛くなるのと、シートが斜めになっている為お尻が沈み込み、腰痛持ちには辛いというのがありました。
それでも値段の割には使えるベンチで、コスパは良いと思います。
我が家のベンチは、お肉の脂のシミができちゃってるので、できれば早いうちに生地の張替えに挑戦してみたいと思います!
~追記~
キャプテンスタッグのアルミ背付きベンチ、通称鹿ベンチを張り替えしました。
オフホワイトの鹿ベンチも登場!リラックスカバーもでました。