キャンプ料理と言ったら、ダッチオーブンやスキレットなどの鉄製の調理器具を使った料理のイメージが強いですよね。
街にできたおしゃれなアウトドア料理店のメニューには、スキレットを使った料理が多い。
熱々に熱してあるスキレットにお肉と緑のほうれん草、バターで炒めたポテトが並べてあるだけで、めちゃくちゃおしゃれに見えちゃうから不思議ですよね。
同じように、キャンプでスキレット料理を作ってみたいと思っても、調べてみるとなんだか面倒くさそう。
買ったらシーズニングして・・・。
なんて、未知の言葉が出てきたりして、初心者にはハードルが高いような気がして、今までチャレンジできなかったという方もいると思います。
そこで今回は、キャンプでのスキレット調理の魅力と、面倒くさそうなシーズニングのやり方やお手入れの方法を紹介したいと思います。
目次
スキレットのシーズニングのやり方を分かりやすく説明!
キャンプではスキレットがおすすめ
出典:ニトリ
キャンプやアウトドア界隈で、「スキレット」「スキレット」と騒がれているのには理由があるんです。
スキレットは鋳鉄製のフライパンで、蓄熱性が高く、また熱することで遠赤効果があり、お肉がふっくらジューシーに焼き上がるんです。
例えば、スーパーで売っている安いステーキ肉でも、いつもより美味しく感じるはず。
僕も最近、スーパーで売っていた700円ぐらいの大きいステーキ肉を、スキレットで焼いて食べてみたら、これが美味しくてハマってしまいました。
スーパーのステーキ肉が良いのか、スキレットで焼くのが良いのかわかりませんが、とにかく美味しい!
それで今週は既に4枚目・・・ハマり過ぎとはわかっていますが、肉づくしの日々が続いています。
僕が使っているスキレットはサイズ違いでいくつかあって、そのうち1つはニトリのスキレット。
一時期「ニトスキ」と人気になったスキレットです。
コンパクトサイズですが、値段が安くて手が出しやすい商品だと思います。
そして2つ目にロッジの9インチのスキレット。
と言わせるぐらい、昔からスキレットで有名なブランドです。
なんて、単なるミーハー心かそれとも何か道具にこだわっちゃう男心なのかわかりませんが、ロッジのスキレットに憧れを抱いていました。
そして、まだスキレットデビューしていない人に是非おすすめしたいんです。
だって、アウトドアやキャンプの時、食卓にスキレットが並ぶとそれだけでおしゃれで美味しそうに見えちゃいませんか?
ソロキャンパーさんなら、スキレットを使っていればよりワイルドな印象を与えることができちゃうんです。
そしてそれがロッジのスキレットだったら、めちゃくちゃキャンプ通に見えそうですよね。
さらに写真を撮れば、小洒落たレストランに来ているみたいな、おしゃれな写真になるんです。
その上本当に料理が美味しくなるんです。
スキレットのシーズニングのやり方
出典:LODGE
何か手入れが面倒くさそうだと、キャンプやおうちでのスキレットデビューしていない人は多いと思います。
僕だってそうでした、実はスキレットを購入してから約半年間は使用せずにいたんです(笑)
ネットで調べてみると、はじめにシーズニングをしなければいけないとか、料理を作ってそのまま一晩置いておくと錆ちゃうとか、洗った後に油を塗らなきゃいけないとか・・・確かに面倒臭さそうにみえます。
でも重い腰を上げてやり始めたら、これがちょっと楽しくて思っていたよりも簡単でした。
そして、その工程をしたことによって、何故かもう愛着が湧いてしまいます。(あまりに可愛すぎて、ほおずりしたら火傷しますよ)
それではスキレットのシーズニングのやり方の手順を簡単に紹介したいと思います。
スキレットのシーズニングの手順
- ①購入したスキレットを食器用洗剤で洗う
- ②火にかけて水分を飛ばし水気がなくなってもそのまま熱し続ける
- ③煙が出はじめても5分ぐらいそのまま熱し続けて、煙がでなくなったら火を止めます
- ④スキレットが少し冷めてからオリーブオイルを薄く塗る
- ⑤再びコンロを点火してスキレットを再び煙が出なくなるまで熱します
- ⑥④〜⑤の作業を5回ぐらい繰り返します
- ⑦不要な野菜を炒める
①は、購入したばかりのスキレットには工場出荷時に錆止めが塗ってあるからです。
錆止めを落とすために、食器用洗剤でよく洗って流してください。
②洗い終わったら濡れたままでも、軽くキッチンペーパーで拭いてもいいのですが、スキレットを火にかけます。ガスコンロや、キャンプで使うバーナーでも、IH対応のスキレットならキッチンのIH調理器でも大丈夫。
表面が乾いたと思ってく、スキレットの表面の目から水が出てくることもあります。
③しばらくすると煙がでてきますが、そのままで。すぐに煙が出てくるので煙がなくなるまでそのままに。
はじめての方や慣れてなかったりすると、スキレットから煙が上がるとびっくりしたり、怖がってしまうこともあります。
でも、このままで大丈夫。煙が出ている間は、換気扇を回しておくといいと思います。
そのまま5分ぐらい経過すると、スキレットから徐々に煙がでなくなります。
煙が出なくなったら火を止めて大丈夫。
④火を止めてスキレットの温度が少し落ちるのを待ってから油を薄く塗ります。
このスキレットに塗る油は、オリーブオイルで良いみたいです。
スキレットの縁や側面なども油を薄く伸ばしながら、余分な油はキッチンペーパーなどで拭き取りながら塗っておきます。
⑤スキレットに油を薄く塗り終わったら、再度火にかけます。
油が塗ってあるので白い煙もモクモクと多めに出ます。煙が出なくなったら火を止め、スキレットが冷めるのを待ちます。
⑥この油を塗ってスキレットを熱すると言う作業を5回位繰り返します。
⑦あとは要らない野菜を鉄などのニオイ消しのため炒めれば完成です。
ここまで作業をしたら、あなたはもうすでにスキレットと虜になっていることでしょう(笑)
この儀式、ただスキレット愛に目覚めさせる為の儀式ではなく、油を馴染ませることによって、焦げ付かなくなるし錆止めの役割も果たします。
中華料理屋さんの中華鍋みたいにツルツルに。
まるでテフロン加工してあるかのように焦げ付きにくくなっていると思います。(焦げ付いちゃったとしてもすぐに落とせます)
完全に焦げ付かなくなるには、長い期間スキレットを育てる必要があるかも。
試しにスキレットで焼いてみてください!
スキレットのシーズニングが終わったら、試しにお肉を一切れ焼いてみてください。
スーパーで売っている700円ぐらいのステーキ肉(アメリカ産肩ロース)をスキレットに入る大きさに切って焼くだけで超美味しい!(塩コショウしてね)
僕は高温で両面をサッと焼くのが好き。
表面は少しパリパリ感がでて良い感じに。フライパンやホットプレートで焼くのとは全く違います。
スキレットのままテーブルに出した方が絵になりますが、火が通っちゃうのでお皿に移しました。
いや~美味しそう!
ウインナーだって、ただ焼いただけで美味しそう。(ちょっと大きすぎちゃいました)
スキレットで焼くと外はパリパリになるのですごく美味しく、食感も良いですよ。
アヒージョも美味しい!
ニンニクを並べてオリーブオイルを適量注ぎ適当の量の唐辛子、エビなどの冷凍のシーフード、シイタケやエリンギなどこれも適当に放り込んだら、超美味しい適当アヒージョが完成です。
ロッジのスキレットの特徴
ロッジはアメリカ生まれで120年の歴史があるキャストアイアンメーカー(鋳物鉄)です。
ダッチオーブンやスキレットと言ったら「ロッジでしょ」と言われるほど有名なんです。
シーズニング済み
なにがそんなに良いかというと、既にシーズニングしてあるんです。
上記でシーズニングのやり方を説明しましたが、そんな作業は不要。
工場出荷時に大豆油でシーズニングしてあるので、箱から出したらお湯で洗ってすぐに使うことが出来ちゃうんです。
シーズニングが面倒でなかなか踏み切れないお父さん、どうですか?これって魅力的でしょ。
面倒な作業がないなら、グッとハードルも下がりますよね。
ロッジのスキレットは厚さ5mm
出典:LODGE
鋳鉄のダッチオーブンもスキレットも高い蓄熱性を持っています。
ロッジのスキレットは厚さが5mm。より蓄熱性を高め料理を美味しくします。
(ちなみにニトスキは3mmぐらいでした)
一度熱したらなかなか冷めづらい保温生保持ち、ムラなく火を通す事ができるので、どんな料理も不思議と美味しく出来上がります。
蓋があれば更に美味しく
出典:LODGE
別売りの蓋を購入すれば、食材が更に美味しくなっちゃうんです。
蓋の重みで圧力がかかり、硬い食材でも柔らかく調理することが出来ます。
煮込みハンバーグなどもジューシーに出来上がります。
LODGE (ロッジ) スキレット 6 1/2インチ
ニトスキと同じぐらいのサイズで、ロッジのスキレットを購入するとなると大きさ的には6 1/2インチのもの。
だいたい16.3cmぐらいの大きさです。
ニトスキの小さいサイズは15cmなのであまり変りません。(値段は3倍ぐらい違いますね)
1人用ぐらいの大きさです。
蓋は思いのほか値段が高いんです。
値段が安いニトスキなら、そんな事も考えちゃいますよね。
スキレットの使用後の手入れ
スキレットの使用後の手入れは、ニトスキでもロッジでもやることは同じです。
- ①使用後は水洗いで汚れを落とす
- ②火にかけて水分を飛ばす
- ③スキレットに油を薄く塗る
- ④新聞紙に包んで保管
①スキレットを使用した後、焦げ付きなどがあればたわしを使って洗いますが、その時は基本的には水洗いです。
せっかくスキレットに馴染ませた油が、流れ落ちてしまうからです。
どうしても気になる方は洗剤を使っても良いと思いますが、育成には時間がかかってしまうかもです。
②火にかけ水分を飛ばします。水分が残っていると錆が出ちゃうので、しっかりと加熱しておきましょう。
③シーズニングの時と同じで、スキレットの表面が少し冷めたら油を薄く全体に塗ります。
④スキレットが十分に冷めたら、新聞紙などに包んで湿気の少ない場所で保管します。
もし、食器用洗剤で洗っていたら馴染ませた油が落ちてしまっているので、シーズニング時の作業と同じく油を塗って熱するという作業を数回やっておいた方が良いと思います。
注意
出典:LODGE
スキレットは急な温度の変化に弱いです。
熱いスキレットに、急の冷たい水をかけたりするとひび割れることがあるので注意してください。
スキレットは蓄熱性が高いので火を止めた後でもしばらく熱いので、触ったりして火傷しないように注意してください。
もちろん調理中はかなり熱いです。いつもの癖で取っ手を触らないように気を付けてくださいね。
まとめ
何か手入れが面倒くさそうで、なかなか手が出せないって方もいるんじゃないかなと思います。
今回は分かりやすく、購入後のシーズニングのやり方、使い終わったあとのお手入れの仕方を説明しました。
一度シーズニングをやってしまえば、多分意外に簡単だなと感じると思います。
それでもシーズニングが大変そうと思っているなら、ロッジのスキレットがおすすめです。
既にシーズニングしてあるので、その手間は省けます。
ただ、「毎回使用後に油を塗ったりするのがちょっと・・・」って考えているなら、スキレット自体使えなくなってしまいます。
だって、そのお手入れをしないとすぐに錆が発生してしまうからです。
でも大丈夫!スキレットを使っていれば、いつの間にかその作業をやらないと落ち着かなくなってしまうようになっているんです。
ペットをかわいがるように、子供の世話をするように、大事な時計を磨いていかのように愛着が湧いているんです。
もう、それは手間じゃなくなっています(笑)
まだ、スキレットデビューしていない人は、とりあえずロッジのスキレットを試してみてはいかがですか?
シーズニングしてでも安く買いたいなら、ニトスキもおすすめです。
アイキャッチ画像 出典:LODGE
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